FNCA


FNCA FNCA Meeting

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大臣級会合

第24回
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プログラム
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第23回
概要
プログラム
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共同コミュニケ(PDF)
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第22回
概要
プログラム
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共同コミュニケ(PDF)
カントリーレポート(英文)

第21回
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共同コミュニケ(PDF)
カントリーレポート(英文)

第20回
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カントリーレポート(英文)

第19回
概要
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共同コミュニケ(PDF)
カントリーレポート(英文)

第18回
概要
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共同コミュニケ(PDF)
カントリーレポート(英文)

第17回
概要
プログラム
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共同コミュニケ(PDF)
カントリーレポート(英文)

第16回
概要
プログラム
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共同コミュニケ(PDF)
カントリーレポート(英文)

第15回
概要
プログラム
参加者リスト
決議
カントリーレポート(英文)

第14回
概要
プログラム
参加者リスト
決議

第13回
概要
プログラム
参加者リスト
決議
カントリーレポート(英文)

第12回
概要
プログラム
参加者リスト
決議
会合サマリー

第11回
概要
プログラム
参加者リスト
決議
会合サマリー

第10回
概要
プログラム
参加者リスト
決議
会合サマリー

第9回
概要
プログラム
参加者リスト
要約(決議)

第8回
概要
プログラム
参加者リスト
要約(決議)
共同コミュ二ケ

第7回
概要
プログラム
参加者リスト
要約(決議)

第6回
概要
プログラム
参加者リスト
要約

第5回
プログラム
参加者リスト
要約
報告
ポスター展示

第4回
概要
プログラム
参加者リスト(英文)
要約
報告
Summary Report (PDF)

第3回
概要
プログラム
参加者リスト
要約
ハイライト

第2回
概要
プログラム
参加者リスト
要約

第1回
概要
共同コミュ二ケ


第1回 大臣級会合


第1回アジア原子力協力フォーラム(FNCA) 共同コミュニケ(仮訳)

2000年11月13日  
はじめに
1.A 第1回アジア原子力協力フォーラム(FNCA)は、2000年11月10日および13日にバンコク市において開催された。 オーストラリア連邦、中華人民共和国、インドネシア共和国、日本国、大韓民国、マレーシア、 フィリピン共和国、タイ王国、ヴィエトナム社会主義共和国のアジア地域9か国から、 原子力の平和目的での研究開発及び利用に対して責任を持つ大臣ならびに上級行政官が、 ここに集まった。本会合は、また、国際原子力機関(IAEA)のオブザーバーとしての参加を歓迎した。 本会合は、タイ王国科学技術環境省(MOSTE)及び日本国原子力委員会が主催した。
2. 本フォーラムは、日本において過去10年にわたり開催されてきた旧アジア地域原子力協力国際会議(ICNCA)の諸活動を引き継いだ。ICNCA第10回会合において参加各国は、ICNCAがアジア原子力協力フォーラム(FNCA)に改組されること、および第1回フォーラムをタイにおいて開催することに合意した。
3. 第1回コーディネーター会合で策定された以下のヴィジョン・ステートメントは本会議で採択された。「FNCAは、原子力技術の平和目的に限定したかつ安全な使用において、積極的な地域のパートナーシップを通して、社会経済の発展に貢献する。」
4. 本会合は、FNCA体制およびFNCA下のアジア地域原子力協力活動(RNCA)について討議し、以下の点に関して同意した。
FNCAの理念
5. アジア地域は、世界で最も高い経済成長率を有する地域の一つである。限りある資源と環境保護・保全の必然性に対峙しつつ、そのような成長を維持するためには、原子力技術を効果的に利用することが地域に有益であり得る。原子力発電の拡大の予測(1)、(2)によれば、本地域は21世紀初頭には米・欧と並び原子力発電における3極を構成すると予測される。原子力発電に加えて、食料確保や、農業、健康維持、工業技術の改善、そして環境保護といった発電以外の分野での原子力利用もまた、各国民の日常の暮らしに等しく重要である。
RNCAとその目的
6. 上記の状況を踏まえ、安全で平和的な原子力の利用をさらに意義あるものとして促進するため、以下の7分野のアジア地域原子力協力活動(RNCA)を実施する。

・研究炉利用
・農業へのラジオアイソトープ・放射線の利用
・医学へのラジオアイソトープ・放射線の利用
・原子力の広報
・放射性廃棄物管理
・原子力安全文化
・人材養成
7. これまでのこれらの活動は、参加各国における原子力技術の開発・利用基盤の有効な確立を導いてきた。また、これらの活動により、FNCA参加国に多くの社会・経済的な利益をもたらすこと、原子力技術の役割、貢献および安全対策、また原子力技術が自国の発展に役立っていることを、一般の人々が更に意識的に理解することが期待される。
8. FNCAを通じた原子力技術開発利用は、「経済の発展、資源・エネルギー・食料の確保、地球環境の保全」のいわゆる「トリレンマ問題」という、21世紀に人類が直面する重要課題の解決の一助となり得る。したがって、原子力技術利用を通じた持続可能な発展に寄与し得るRNCAの更なる発展を促進することが重要である。
将来の活動の方向性
9. 本会合は、FNCA戦略計画を採択した。FNCAという新体制の下において、FNCA各国行政官は、明確な社会・経済的効果が期待される分野での、より多くのプロジェクトを立案・実施するよう一層協力し、また、IAEAその他の適切な国際機関とのより良い連携により、FNCA活動の効率を一層高める。これに関し、戦略計画に列挙されたイニシアチブは歓迎された。
10. FNCAを通じた原子力技術開発利用は、「経済の発展、資源・エネルギー・食料の確保、地球環境の保全」のいわゆる「トリレンマ問題」という、21世紀に人類が直面する重要課題の解決の一助となり得る。したがって、原子力技術利用を通じた持続可能な発展に寄与し得るRNCAの更なる発展を促進することが重要である。
11. 日本のJCO核燃料施設での臨界事故やタイの使用済コバルト60線源による被ばく事故のような、過去2年間に発生したような原子力事故を繰り返してはならない。この目標を達成するため、各国における原子力開発利用は安全性の側面に更なる注意を払いながら行われるべきである。また、これらの不幸な事故の経験を将来のFNCAの活動の実施に教訓として活かすことも重要である。
12.

本会合は2001年度のワークショップの暫定的な開催地を以下のとおり承認した。

・ 研究炉利用(中国/ベトナム)
・ 農業へのラジオアイソトープ・放射線の利用(タイ)
・ 医学へのラジオアイソトープ・放射線の利用(マレーシア)
・ 原子力の広報(フィリピン)
・ 放射性廃棄物管理(ベトナム/韓国 )
・ 原子力安全文化(日本)
・ 人材養成(日本/韓国)

次回会合
13. 本会合は、第2回及び第3回FNCAを、日本国及び大韓民国において、2001年及び2002年にそれぞれ開催することに同意した。
  参考文献
(1)OECD/NEA−IAEA"Uranium"
(2)IEA"World Energy Outlook"



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