FNCA

放射線治療 ワークショップ

MENU
photo
プロジェクト紹介
 
プロジェクトリーダー
- メッセージ
- 紹介
 
活動成果に関連した論文
リスト
その他の活動成果

ワークショップ

FNCA 2010 放射線治療ワークショップ

2010年度FNCA放射線治療ワークショップ
概要

2010年11月24 - 27日
日本、千葉および東京


ワークショップ参加者
ワークショップ参加者

 2010年度放射線治療ワークショップが2010年11月24日から27日にかけ日本の千葉および東京において開催されました。本ワークショップは、日本の文部科学省の主催により、放射線医学総合研究所(NIRS)の協力のもと開催したもので、バングラデシュ、中国、インドネシア、日本、韓国、マレーシア、フィリピン、タイ及びベトナムのFNCA9カ国、および国際原子力機関(IAEA)から原子力科学技術に関する研究、開発及び訓練のための地域協力協定(RCA)参加国であるインド、パキスタン、スリランカの3カ国とがん治療アクションプログラム(PACT)局長の計38名が参加しました。 本プロジェクトは、アジア地域で患者が多い子宮頸がん、上咽頭がん等に対する統一・基準化されたプロトコール(治療手順)を、参加各国の国際共同臨床試験を通じて確立し、アジア地域の放射線治療の水準向上をめざすことを目的としています。

開会式

 放射線医学総合研究所(NIRS)理事の辻井博彦氏が開会挨拶を行い、ワークショップは公式に開会した。続いて文部科学省(MEXT)研究開発局研究開発戦略官の片岡洋氏が開会の挨拶を行い、国際原子力機関(IAEA)がん治療アクションプログラム(PACT)局長のMassoud SAMIEI氏が挨拶を行った。日本コーディネーターの町末男氏が「アジア原子力協力フォーラム(FNCA)の活動と現状」と題する基本講演を行い、放射線医学総合研究所(NIRS)重粒子医科学センターゲノム診断研究グループの今井高志氏が「子宮頚がん研究におけるゲノム解析を用いたバイオマーカーの同定」と題する特別講演を行った。

辻井氏 (放医研) 片岡氏 (文科省) SAMIEI氏 (IAEA) 町氏 (FNCA) 今井氏 (NIRS)

局所進行子宮頸がんに対する化学放射線療法の第II相研究(CERVIX-III)

 プロトコールCERVIX-IIIは、リニアック等を使って外側から患者に照射する外照射と、密封した小さな放射線源を体内に挿入し内側から患部を照射する内照射という標準的な2つの放射線治療法に加え、抗がん剤による化学療法を同時に行うものです。 第2相試験には第IIB期の患者60名と第IIIBの患者60名からなる合計120名の患者が登録され分析されました(患者数は、中国18名、インドネシア 5名、日本 32名、韓国10名、マレーシア14名、フィリピン12名、タイ19名、ベトナム10名)。 CERVIX-IIIの5年のフォローアップ率97%のデータ分析結果として、治療による急性副作用の発生および程度は許容範囲内で、最後期の合併症は軽度あるいは中等度でした。グレード3-4の遅発性の直腸と膀胱の合併症は、それぞれ7.97%と0%で、治療後5年の全生存率と局所制御率は、それぞれ55.4%と76.8%でした。これは国際的に認知された臨床試験報告の成績と比肩できるか、或いはそれより優れたものになっています。化学放射線併用療法がFNCA加盟国の局所進行子宮頸がん患者にとって、実現可能で効果的な治療法であることを示しています。

局所進行子宮頸がんに対する拡大照射野による化学放射線療法の第II相研究
(CERVIX-IV)

 プロトコールCERVIX-IVは抗がん剤同時併用をしながら、傍大動脈リンパ領域を含んだ拡大照射野で放射線治療を行い、骨盤腔リンパ節への転移が見られる局所進行子宮頸がんに対する予防的放射線治療の有用性を確認するものです。2009年1月から、治療開始後2-4週に予防照射を開始するようにプロトコールを変更したことで安全性が向上し、遂行し易い治療になりました。第2相試験には参加国から合計55名の患者登録があり、その内51名について分析に適すると判断しました(患者数は、バングラデシュ13名、中国4名、インドネシア6名、日本14名、韓国7名、フィリピン4名、タイ3名)。初期結果は期待できるもので、登録患者数はまだ十分に満たないため、来年度、更なる患者登録を募ることとしています。好中球減少や吐き気、嘔吐、腸合併症等の血中毒性以外の症状の出現率の高さや、無増悪生存期間(PFS)*1に影響を与える因子について議論しました。

*1 無増悪生存期間(PFS):
   がんの進行が見られない状態で患者が生存している期間

上咽頭がん(TxN2-3)に対する化学放射線療法の第2相試験(NPC-I)

 プロトコールNPC-Iは、上咽頭がんで首のリンパ節に転移があり予後因子*2が重篤な症例に対し、放射線療法と化学療法を併用して行い、その後更に、再発・転移防止のためにアジュバント化学療法*3を行うプロトコールです。

*2 予後因子:
   回復見込みの判断材料となる疾患の種類、症状、病期、病理像、部位、遺伝子、合併症、年齢等の要素

*3 アジュバント化学療法:
   治癒の確率を上げるために、放射線治療の終了後に行う化学療法


 化学放射線療法NPC-Iの研究第2相試験の最近の臨床データが参加各国の代表者から発表されました(患者数は、バングラデシュ1名、中国5名、インドネシア5名、日本0名、韓国5名、マレーシア25名、フィリピン5名、タイ5名、ベトナム45名(ホーチミンの45名の症例に加え、WSでの発表はされなかったがハノイから30名の登録があり、ベトナムからの症例登録数は計75名))。 過去3年間では121名の登録患者があり、半年後のCTによる評価は110例について行いました。 放射線治療の休止は56名の患者で認められ、平均14日間でした。休止理由は粘膜炎、痛み、皮膚炎等の非血液毒性が35例、血液毒性が11例、その他の理由によるものが13例です。患者の93%は予定の放射線治療と4コース以上の化学療法を完了できました。また、患者の82%は少なくとも2ないし3コースのアジュバント化学療法*3を受けました。本プロトコールは参加国の間で実行可能で毒性も許容範囲と考えられました。NPC-Iにおける無増悪生存期間(PFS)と全生存率(期間)(OS)*4は他の臨床試験に比べると低いという議論がありました。TおよびN因子*5毎に成績を分析しましたが明らかな差は認められなかったため、治療期間の延長の有無と体重減少を新たに解析項目として追加することにしました。参加国の過去に行われた放射線単独の治療成績に比べると化学療法を併用した今回のプロトコールは生存率が向上していました。今後も長期の有効性や毒性を観察することになりました。

*4 全生存率(期間)(OS):
   あらゆる原因による死亡日までの期間

*5 TNM分類によるがんの進行度:
   がんの進行度を、どのくらいの大きさになっているか、周辺のリンパ節にどれほど転移しているか、
   遠隔臓器への転移はあるか、の3つの要素で決める国際的な規約

T: 原発腫瘍、N: リンパ節転移、M: 遠隔転移

上咽頭がん(T3-4 N0-1) に対する化学放射線療法の第2相試験 (NPC-II)

 プロトコールNPC-IIは、頭蓋の方に局所的に進行した上咽頭がんで、首のリンパ節に転移がなく予後因子が軽微な症例に対し、放射線療法と化学療法を併用して行うプロトコールです。アジュバント化学療法を実施しない点がNPC-Tとの違いです。第2相試験の最近の臨床データが参加各国の代表者から発表されました(患者数は、バングラデシュ0名、中国0名、インドネシア13名、日本0名、韓国0名、マレーシア6名、フィリピン0名、タイ1名、ベトナム45名)。 過去3年間の臨床試験70例の内、患者の74%が6コースの化学療法を完了できました。シスプラチンの平均投与量165mg/m2という数値は、チャン氏が実施した臨床試験における値174-187 mg/m2よりわずかに少ないですが、吐き気、嘔吐、白血球減少の発生もまた、チャン氏の試験より少なかったです。毒性は制御可能なものばかりで、数名がグレードIVの毒性を示しました。1次効果としての腫瘍消失率(CR)は94%で、これはT-3からT-4という対象病期を考えれば満足できる結果です。36ヶ月の第2相試験の最終解析として、3年全生存率は83%、5年全生存率は59%です。 食事や栄養が及ぼす治療結果への影響について議論しました。また治療中断に伴い6コース以上の化学療法を実施することを認めるかについて議論し、毒性を理由としない治療中断の場合には、8コースまで許容できるとしました。今後100名に達するまで登録患者を募ることにしました。

上咽頭がんに対する化学放射線療法の第1/2相試験 (NPC-III)

 プロトコールNPC-IIIは、頸部リンパ節に転移のある上咽頭がん症例に対し、導入化学療法を行った後、放射線療法と化学療法を同時併用するプロトコールです。放射線療法と化学療法を同時併用した後で化学療法を追加する以前のプロトコール(NPC-I)との違いは、化学療法の順番を同時併用の前に行う点にあります。最近の臨床データが参加各国の代表者から発表されました(患者数は、バングラデシュ0名、中国0名、インドネシア2名、日本0名、韓国0名、マレーシア3名、フィリピン0名、タイ0名、ベトナム10名)。化学放射線治療を平行して実施するプロトコールの毒性、化学放射線治療の食事療法、および化学療法の回数について議論が行われ、オリジナルのプロトコールに従うことで意見が一致しました。

IAEA/RCA報告

 インド・タタ記念センターのRajiv SARIN氏がRCAプロジェクトの成果に関する報告を、パキスタン・グジュラーンワーラ核医学放射線治療研究所のMasooma RIAZ氏がパキスタンにおける放射線治療の現状を、スリランカ・国立がん研究所のMerenchi A. Yasantha ARIYARATNEA氏がスリランカにおける放射線治療の現状を発表しました。RCA参加国は患者源、技術力、FNCAで実施する臨床試験に類似した試験に貢献し得る専門知識についてその能力を明示したうえで、今後のFNCA臨床試験に参加したい意欲を示しました。

       
SARIN氏
(India)
    RIAZ氏
(Pakistan)
    ARIYARATNE氏
(Sri Lanka)

外照射治療のQA/QC、将来計画

 今年はバングラデシュの1治療センターの2ビーム*5においてガラス線量計および電離箱を用いて測定を行いましたが、結果はすべて最適水準内でした。 今後RCA参加国であるインド、パキスタン、スリランカにて測定を行う予定です。

*5 ビーム:
   放射線治療のための装置リニアックが照射することができる放射線エネルギーの件数。
   (補足)リニアックは1台につき大体2種類のエネルギーの放射線を照射することができ、エネルギーは
   がんが主に体の中のどの程度の深さにあるかにより選ばれる。


 次回ワークショップは2012年1月9日〜13日(予定)に中国で開催することが同意されました。また、CERVIX-IIIの5年のフォローアップデータの発表に関して、マレーシア、インドネシア、フィリピン、および日本が論文の執筆を行うことが同意されました。国内および国際会議においてFNCAの研究成果を講義、ポスター発表、パネル討論等を通して発表する必要性が強調されました。

一般公開講座

 ワークショップの一環として、社会文化会館三宅坂ホールにおいて一般公開講座「アジア地域における放射線治療と日本の役割」が開催され、10の講演が発表されました。一般市民、官公庁・自治体、医療関係、マスコミ関係などからなる約320名の聴講がありました。

           
戸渡氏
(文科省)
    米倉氏
(放医研)
    町氏
(FNCA)
    山田氏
(東北大)
           
幡野氏
(千葉県がんセンター)
    辻井氏
(放医研)
    DEVI氏
(マレーシア)
    CALAGUAS氏
(フィリピン)
           
DANKULCHAI氏
(タイ)
    DANG氏
(ベトナム)
    SAMIEI氏
(IAEA)
    鎌田氏
(放医研)

Open Lecture Scene
公開講座風景

2010年度FNCA放射線治療ワークショップ
議事録

2010年11月24 - 27日
日本、千葉および東京



i) 期日 : 平成22年11月24日(水)〜11月27日(土)
ii) 場所 : 日本、千葉および東京
iii) 主催 : 文部科学省(MEXT)、放射線医学総合研究所(NIRS)
iv) 参加者 : バングラデシュ、中国、インドネシア、韓国、マレーシア、フィリピン、タイ、ベトナムより各2名、日本18名、インド、パキスタン、スリランカ、IAEAより各1名、合計38名 (添付資料2)
v) 日程 : 添付資料1

 本ワークショップは、平成22年11月24日〜11月27日までの4日間、日本の千葉および東京において開催された。

(1) 平成22年3月に行われた第10回FNCAコーディネーター会合と同年12月に行われた第11回FNCA大臣級会合の合意に従って、平成22年度FNCA放射線治療ワークショップが平成22年11月24日から27日にかけて日本の千葉および東京で開催された。会合は、文部科学省(MEXT)の主催であり放射線医学総合研究所(NIRS)の協力により実施された。FNCAの9加盟国、すなわちバングラデシュ、中国、インドネシア、日本、韓国、マレーシア、フィリピン、タイ、ベトナムから、また国際原子力機関(IAEA)から、原子力科学技術に関する研究開発及び訓練のための地域協力協定(RCA)の参加国であるインド、スリランカ、パキスタンの3ヶ国、およびがん治療アクションプログラム(PACT)局長が参加した。

開会式

(2) 開催国を代表して放射線医学総合研究所(NIRS)理事の辻井博彦氏が開会挨拶を行い、ワークショップは公式に開会した。辻井博彦氏は、本ワークショップの目的とプログラムの概要を説明するとともに科学技術の枠組みの中での本プロジェクトの重要性を強調した。続いて文部科学省(MEXT)研究開発局研究開発戦略官の片岡洋氏が開会の挨拶を行い、国際原子力機関(IAEA)がん治療アクションプログラム(PACT)局長のMassoud SAMIEI氏が挨拶を行った。

(3) 日本コーディネーターの町末男氏が「アジア原子力協力フォーラム(FNCA)の活動と現状」と題する基本講演を行い、FNCA活動の概要を紹介すると共に、本プロジェクトがこれまで期待される成果を出していることを強調した。

(4) 放射線医学総合研究所(NIRS)重粒子医科学センターゲノム診断研究グループの今井高志氏が「子宮頚がん研究におけるゲノム解析を用いたバイオマーカーの同定」と題する特別講演を行った。

(5) 議題が採択され、議長と書記が選ばれた(添付資料1参照)。すべての参加者が紹介された。

セッション1: 局所進行子宮頸がんに対する化学放射線治療の第2相試験 (CERVIX-III)

(6) 放射線医学総合研究所(NIRS)重粒子医科学センター病院治療課第一治療室長の加藤真吾氏が局所進行子宮頸がんに対する化学放射線併用療法(CCRT)のプロトコールCERVIX-IIIの紹介を行った。第2相試験臨床データが参加各国の代表者から発表された(患者数は、中国18名、インドネシア 5名、日本 32名、韓国10名、マレーシア14名、フィリピン12名、タイ19名、ベトナム10名)。 追跡調査データの総括が加藤真吾氏により発表された。第IIB期の患者60名と第IIIBの患者60名からなる合計120名の患者が登録され分析された。5年のフォローアップ率97%のデータでは、治療による急性副作用の発生および程度は許容範囲内であり、最後期の合併症は軽度あるいは中等度であった。グレード3-4の遅発性の直腸と膀胱の合併症は、それぞれ7.97%と0%だった。治療後5年の全生存率と局所制御率は、それぞれ55.4%と76.8%だった。

(7) CERVIX-IIIの結果は国際的に認知された臨床試験報告の成績と比肩できるか、或いはそれより優れたものになっている。これは、化学放射線併用療法がFNCA加盟国の局所進行子宮頸がん患者にとって、実現可能で効果的な治療法であることを示すものである。直腸および膀胱への線量と遅発毒性の関連が評価された。

セッション2: 局所進行子宮頸がんに対する拡大照射野を用いた放射線治療と同時化学療法の第2相試験(CERVIX-IV)

(8) 加藤真吾氏が局所進行子宮頸がんに対する拡大照射野を用いた放射線治療と同時化学療法のプロトコール (CERVIX-IV)の紹介を行った。第2相試験の臨床データが参加各国の代表者から発表された (患者数は、バングラデシュ13名、中国4名、インドネシア6名、日本14名、韓国7名、フィリピン4名、タイ3名)。加藤真吾氏が臨床試験データの総括を発表した。参加国より合計55名の患者の登録があり、その内51名について分析に適すると判断した。初期結果は期待できるものであるが、登録患者数はまだ十分に満たないため、来年度、更なる患者登録を募ることとした。

(9) CERVIX-Wの臨床試験データに関する自由討議が行われた。好中球減少や吐き気、嘔吐、腸合併症等の血中毒性以外の症状の出現率の高さについて指摘が出た。無増悪生存期間(PFS)*1に影響を与える因子について議論した。プロトコールに従わずに化学療法を行った韓国の患者のデータは、毒性データの分析に含むこととした。

*1 無増悪生存期間(PFS):
   がんの進行が見られない状態で患者が生存している期間

セッション3: テクニカルビジット(放射線医学総合研究所)

(10) 放医研理事長の米倉義晴氏が歓迎挨拶を行った。

(11) 参加者は放医研へのテクニカルビジットを行い、重粒子線棟、PET施設、小線源治療室、新治療棟を見学した。

セッション4: 上咽頭がん(TxN2-3)に対する化学放射線療法の第2相試験(NPC-I)

(12) 群馬大学重粒子線医学研究センター医学生物学部門准教授の大野達也氏が上咽頭がん(TxN2-3)に対する化学放射線療法のプロトコールNPC-Iの紹介を行った。第2相試験の最近の臨床データが参加各国の代表者から発表された(患者数は、バングラデシュ1名、中国5名、インドネシア5名、日本0名、韓国5名、マレーシア25名、フィリピン5名、タイ5名、ベトナム45名)。 大野達也氏が、FNCA NPC-I臨床試験結果に関する総括と評価を発表した。 彼は、121名の登録患者による過去3年間の化学放射線療法NPC-Iの研究第2相試験を総括した。半年後のCTによる評価は110例に対して行われた。放射線治療の休止は56名の患者で認められ、平均14日間であった。休止理由は、粘膜炎、痛み、皮膚炎等の非血液毒性が35例、血液毒性によるものが11例、その他の理由によるものが13例であった。患者の93%は予定の放射線治療と4コース以上の化学療法を完了出来た。また、患者の82%は少なくとも2ないし3コースのアジュバント化学療法*2を受けた。以上から、本プロトコールは参加国の間で実行可能で毒性も許容範囲と考えられた。NPC-Iにおけるシスプラチンの投与量である30mg/sq.m.という数値について、患者が治療において受ける合計線量はチャン氏が実施した臨床試験における値と大差ないにもかかわらず、毒性は若干少なかった。

*2 アジュバント化学療法:
   治癒の確率を上げるために、放射線治療の終了後に行う化学療法

(13) NPC-I第2相試験の臨床試験データに関する自由討議が行われた。他の臨床試験の結果に比べてNPC-Iにおける無増悪生存期間(PFS)と全生存率(期間)(OS)*3は低いという議論があった。TおよびN因子*4毎に成績を分析したが明らかな差は認められず、治療期間の延長の有無と体重減少を新たに解析項目として追加することにした。参加国の過去に行われた放射線単独の治療成績に比べると化学療法を併用した今回のプロトコールは生存率が向上していた。今後も長期の有効性や毒性を観察することになった。

*3 全生存率(期間)(OS):
   あらゆる原因による死亡日までの期間

*4 TNM分類によるがんの進行度:
   がんの進行度を、どのくらいの大きさになっているか、周辺のリンパ節にどれほど転移しているか、
   遠隔臓器への転移はあるか、の3つの要素で決める国際的な規約

T: 原発腫瘍、N: リンパ節転移、M: 遠隔転移

セッション5: 上咽頭がん(T3-4 N0-1) に対する化学放射線療法の第2相試験 (NPC-II)

(14) 大野達也氏が上咽頭がん(TxN2-3)に対する化学放射線療法のプロトコールNPC-IIの紹介を行った。第2相試験の最近の臨床データが参加各国の代表者から発表された(患者数は、バングラデシュ0名、中国0名、インドネシア13名、日本0名、韓国0名、マレーシア6名、フィリピン0名、タイ1名、ベトナム45名)。 大野達也氏が、FNCA NPC-II臨床試験70例に関する解析結果を発表した。患者の74%が6サイクルの化学療法を完了できた。シスプラチンの平均投与量である165mg/m2という数値は、チャン氏が実施した臨床試験における値174-187 mg/m2よりわずかに少ないが、吐き気、嘔吐、白血球減少の発生は明らかにチャン氏の試験より少なかった。毒性は制御可能なものばかりであったが、数名がグレードIVの毒性を示した。1次効果としての腫瘍消失率(CR)は94%であり、これはT-3からT-4という対象病期を考えれば満足できる結果である。36ヶ月の第2相試験の最終解析として、3年全生存率は83%、5年全生存率は59%である。

(15) 上咽頭がん(TxN2-3)に対する化学放射線療法のプロトコールNPC-IIに関する自由討議が行われた。食事や栄養が及ぼす治療結果への影響について議論があった。治療中断に伴い6コース以上の化学療法を実施することを認めるかについて議論した。毒性を理由としない治療中断の場合には、8コースまで許容できるとした。100名に達するまで登録患者を募る必要がある。

セッション6: 上咽頭がんに対する化学放射線療法の第1/2相試験 (NPC-III)

(16) 大野達也氏が上咽頭がんに対する化学放射線療法のプロトコールNPC-IIIの紹介を行った。第2相試験の最近の臨床データが参加各国の代表者から発表された(患者数は、バングラデシュ0名、中国0名、インドネシア2名、日本0名、韓国0名、マレーシア3名、フィリピン0名、タイ0名、ベトナム10名)。 大野達也氏が、FNCA NPC-III臨床試験に関する総括と評価を発表した。

(17) NPC-III第2相試験の臨床試験データに関する自由討議が行われた。化学放射線治療を平行して実施するプロトコールの毒性、化学放射線治療の食事療法、および化学療法の回数について議論を行った。オリジナルのプロトコールに従うことで意見が一致した。

セッション7: IAEA/RCA報告

(18) タタ記念センター放射線治療部がん治療および研究開発先端センター長のRajiv SARIN 氏がRCAプロジェクトの成果に関する報告を発表した。グジュラーンワーラ核医学放射線治療研究所副研究員長のMasooma RIAZ氏がパキスタンにおける放射線治療の現状を発表した。国立がん研究所顧問臨床腫瘍専門医のMerenchi A. Yasantha ARIYARATNE氏がスリランカにおける放射線治療の現状を発表した。
 RCA参加国は患者源、技術力、FNCAで実施する臨床試験に類似した試験に貢献し得る専門知識についてその能力を明示した。これらRCA参加国は今後のFNCA臨床試験に参加したい意欲を示した。

セッション8: 外照射治療のQA/QC、将来計画

(19) 9治療センターについて行われたガラス線量計を用いた相互比較測定報告が、放医研重粒子医科学センター放射線治療品質管理室研究員の水野秀之氏によって発表された。今年はバングラデシュの1治療センターの2ビーム*5においてガラス線量計および電離箱を用いて測定を行い、結果はすべて最適水準内であった。

*5 ビーム:
   放射線治療のための装置リニアックが照射することができる放射線エネルギーの件数。
   (補足)リニアックは1台につき大体2種類のエネルギーの放射線を照射することができ、エネルギーは
   がんが主に体の中のどの程度の深さにあるかにより選ばれる。

(20) 次回ワークショップおよびそのスケジュール、その他の活動に関して、以下の事項について議論、承認した。

  1: 次回ワークショップは2012年1月9日〜13日(予定)に中国で開催することを同意した。
  2: CERVIX-IIIの5年のフォローアップデータの発表に関して、マレーシア、インドネシ
      ア、フィリピン、および日本が論文の執筆を行うことを同意した。
  3: 国内および国際会議においてFNCAの研究成果を講義、ポスター発表、パネル討論
      等を通して発表する必要性を強調した。

セッション9: ワークショップ議事録草稿

(21) 会合議事録の草稿が示され、議論と改訂作業が行われ、その後採択された。

閉会式

(22) 閉会の辞は辻井博彦氏が行い、本プロジェクトの将来に対する期待並びに参加者に感謝を表明し公式にワークショップを閉会した。参加者は文部科学省と放射線医学総合研究所に対して、その優れたワークショップ運営と手厚いもてなしに感謝を表明した。

セッション10: テクニカルビジット(がん・感染症センター都立駒込病院)

(23) ワークショップ参加者はがん・感染症センター都立駒込病院の視察を実施し、早期肺がんに対する定位的放射線療法、3次元原体照射法、早期前立腺がんに対するI-125粒子永久挿入療法、膵がん、および転移性脊椎腫瘍に対する術中照射、軟部組織肉腫、悪性胸膜中皮腫に対する電磁波温熱療法について講義を受け、その後照射室を見学した。

セッション11: 一般公開講座

(24) ワークショップの一環として、社会文化会館三宅坂ホールにおいて一般公開講座が開催された。一般市民、官公庁・自治体、医療関係、マスコミ関係などからなる約320名の聴講があった。開会式で文部科学省大臣官房審議官(研究振興局担当)の戸渡速志氏および放射線医学総合研究所理事長の米倉義晴氏が歓迎挨拶を述べた。町末男氏が「原子力を利用してアジアの持続的発展に貢献するFNCA」と題する基本講演を行った。

(25) 我が国における最先端放射線治療として、東北大学病院がんセンター長/放射線治療科教授の山田章吾氏が「我が国における放射線治療の現状」と題する講演を、千葉県がんセンター放射線治療部部長の幡野和男氏が「強度変調放射線治療(IMRT)」と題する講演を行った。

(26) アジア地域に広がる放射線治療として、プロジェクトリーダーの辻井博彦氏および各国代表としてマレーシアのC.R. Beena DEVI氏、フィリピンのMiriam Joy C. CALAGUAS氏、タイのPittaya DANKULCHAI氏、ベトナムのDang Huy Quoc THINH氏が「アジアにおける放射線治療の標準化に向けたFNCA活動」と題する講演を、その後、IAEA/PACTのMassoud SAMIEI氏が「IAEA/PACT:アジア太平洋地域における放射線医療のための自立的がん対策と基盤の構築」と題する講演を行った。

(27) 特別講演として、放射線医学総合研究所重粒子医科学センター長の鎌田正氏が「ここが違う重粒子線がん治療」と題する講演を行った。

(28) 辻井博彦氏が閉会の挨拶を持って公開講座を閉会した。


2010年度FNCA放射線治療ワークショップ
概要

2010年11月24 - 27日
日本、千葉および東京


主催: 文部科学省(MEXT)および放射線医学総合研究所(NIRS)
日程: 2010年11月24日(水)〜27日(土)
場所: 三井ガーデンホテル千葉(千葉市)、社会文化会館三宅坂ホール(東京永田町)

11月24日(水)

08:30-09:00 レジストレーション
09:00-10:00
09:00-09:03

09:03-09:06

09:06-09:09

09:09-09:25


09:25-09:55


09:55-09:58
09:58-10:00
開会セッション
開会挨拶
   辻井 博彦(日本プロジェクトリーダー)
開催挨拶
   文部科学省
挨拶
   Massoud Samiei, PACT (IAEA)
基本講演:
アジア原子力協力フォーラム(FNCA)の活動と現状
   町 末男(FNCA日本コーディネーター)
特別講演:
子宮頚がん研究におけるゲノム解析を用いたバイオマーカーの同定
   今井 高志 (放医研重粒子医科学センター ゲノム診断研究グループ)
議事の採択
集合写真
10:00-10:15 コーヒーブレイク
10:15-12:00 セッション1: 局所進行子宮頸がんに対する化学放射線療法の第II相研究(CERVIX-III)
共同議長:
   Pittaya Dankulchai (タイ)
   Nana Supriana (インドネシア)
1) プロトコール紹介
   加藤 真吾(日本)
2) 各国のフォローアップ(追跡調査)データ報告
   中国
   インドネシア
   日本
   韓国
   マレーシア
   フィリピン
   タイ
   ベトナム
3) フォローアップ・データのまとめ
   加藤 真吾(日本)
4) 議論
12:00-13:00 昼食
13:00-15:00 セッション2: 局所進行子宮頸がんに対する拡大照射野による化学放射線療法の第II相研究(CERVIX-IV)
共同議長:
   Rey H. de los Reyes (フィリピン)
   中野 隆史 (日本)
1) プロトコール紹介
   加藤 真吾(日本)
2) 各国の臨床データの発表
   バングラデシュ
   中国
   インドネシア
   日本
   韓国
   フィリピン
   タイ
3) 臨床データのまとめ
   加藤 真吾(日本)
4) 議論
15:00-15:15 コーヒーブレイク
15:15-18:00
15:15-16:00
16:00-16:10

16:10-18:00
セッション3: 施設見学(放医研)
放医研へ移動(推進棟・大会議室)
歓迎挨拶
   米倉 義晴(放医研理事長)
施設見学: 重粒子線棟、PET施設、小線源治療室、新治療棟
   放医研

11月25日(木)

09:00-12:00 セッション4: 上咽頭がんに対する化学 放射線療法の第II相研究(any T N2-3) (NPC-I)
共同議長:
   Yaowarak Chansilpa (タイ)
   Dang Huy Quoc Thinh (ベトナム)
1) プロトコール紹介
   大野 達也 (日本)
2) 各国の臨床データの発表
   バングラデシュ
   中国
   インドネシア
   韓国
   マレーシア
   フィリピン
   タイ
   ベトナム
3) 臨床データのまとめ
   大野 達也 (日本)
4) 議論
10:30-10:50 コーヒーブレイク
10:50-12:00 5) 臨床データの評価
   大野 達也 (日本)
12:00-13:00 Lunch
13:00-15:00 セッション5: 上咽頭がんに対する化学 放射線療法の第II相研究(T3-4 N0-1) (NPC-II)
共同議長:
   Beena Devi (マレーシア)
   Dyan Erawati (インドネシア)
1) プロトコール紹介
   大野 達也 (日本)
2) 各国の臨床データの発表
   インドネシア
   マレーシア
   タイ
   ベトナム
3) 臨床データのまとめ
   大野 達也 (日本)
4) 議論
15:00-15:30 コーヒーブレイク
15:30-17:00 セッション6: 上咽頭がんに対する化学放射線療法の第II相研究(NPC-III)
共同議長:
   Chul-Koo Cho (韓国)
   Parvin A. Banu (バングラデシュ)
1) プロトコール紹介
   大野 達也 (日本)
2) 各国の臨床データの発表
   インドネシア
   マレーシア
   ベトナム
3) 臨床データのまとめ
   大野 達也 (日本)
4) 議論
17:00-18:00 セッション7: IAEA/RCAレポート
議長:
   辻井 博彦 (日本)
1) RCAプロジェクトの成果
   Rajiv Sarin(インド)
2) パキスタンにおける放射線治療の現状
   Masooma Riaz (パキスタン)
3) スリランカにおける放射線治療の現状
   Merenchi A.Yasantha Ariyaratne (スリランカ)
4) 議論

11月26日(金)

09:00-10:30




09:00-09:30

09:30-10:30
セッション8: 外照射治療における品質保証/品質管理(QA/QC)、
将来計画、その他の活動

共同議長:
   Cao Janping (中国)
   Tang Tieng Swee(マレーシア)
外照射のQA/QC、 現地調査の報告
   水野 秀之 (日本)
次回ワークショップ、次回ワークショップスケジュール、その他の活動
10:30-10:45 コーヒーブレイク
10:45-11:45 セッション9: ワークショップ議事録草稿
共同議長:
   Miriam Joy C. Calaguas(フィリピン)
   Beena Devi(マレーシア)
   Tang Tieng Swee(マレーシア)
1) 議事録
2) 議事録採択
11:45-12:00 閉会セッション
閉会挨拶
   辻井 博彦 (日本プロジェクトリーダー)
12:00-13:00 昼食
13:30-15:00

15:00-16:00


17:00-18:30
東京へ移動

セッション10: 施設見学(都立駒込病院)
施設見学:強度変調放射線治療、定位放射線療法、ヨウ素(I-125)シード線源他

八重洲富士屋ホテルへ移動

11月27日(土)

08:40-09:10 社会文化会館三宅坂ホールへ移動
09:00-13:00
09:00-09:30

09:30-09:45




09:45-10:05


10:05-10:25

10:25-10:45
セッション11: 公開講座
レジストレーション
開会式
歓迎挨拶
   文部科学省
歓迎挨拶
   米倉 義晴(放医研理事長)
オープニング講演
原子力を利用してアジアの持続的発展に貢献するFNCA活動
   町 末男 (FNCA日本コーディネーター)
I. 我が国における最先端放射線治療
我が国における放射線治療の現状
   山田 章吾(東北大学大学病院 がんセンター長 放射線治療科教授)
IMRT(強度変調放射線治療)について
   幡野 和男(千葉県がんセンター 放射線治療部長)
10:45-11:00 休憩

11:00-12:00





12:00-12:20



12:20-12:45


12:45-12:50
II. アジア地域に広がる放射線治療
アジアにおける放射線治療の標準化に向けたFNCA
   辻井 博彦 (日本プロジェクトリーダー)
   Beena C.R Devi (マレーシア)
   Miriam Joy C. Calaguas (フィリピン)
   Pittaya Dankulchai (タイ)
   Dang Huy Quoc Thinh (ベトナム)
IAEA/PACT:アジア太平洋地域における放射線医療のための自立的がん対策と基盤の構築
   Massoud Samiei, PACT (IAEA)
III. 特別講演
ここが違う重粒子線がん治療
   鎌田 正(放医研)
閉会式
閉会挨拶
   辻井 博彦 (日本プロジェクトリーダー)


2010年度FNCA放射線治療ワークショップ
概要

2010年11月24 - 27日
日本、千葉および東京


バングラデシュ

Dr. Parvin Akhter BANU
Senior Consultant,
Delta Hospital Ltd.

Dr. Boachu Kumar BOSE *
Principal Medical Officer / Director,
Center for Nuclear Medicine & Ultrasound,
Bangladesh Atomic Energy Commission (BAEC)

中国

Prof. CAO Jianping  (プロジェクトリーダー)
Director,
School of Radiation Medicine & Public Health,
Soochow University

Dr. XU Xiaoting *
Associate Chief Physician,
The First Affiliated Hospital of Soochow University

インドネシア

Dr. SUPRIANA Nana  (プロジェクトリーダー)
Medical Staff,
Radiotherapy Department, Cipto Mangunkusumo Hospital

Dr. Dyah Erawati  *
Head,
Radiotherapy Division, Dr. Soetomo General Hospital

日本

Dr. 辻井 博彦  (プロジェクトリーダー)
独立行政法人放射線医学総合研究所 理事

Dr. 加藤 真吾
独立行政法人放射線医学総合研究所
重粒子医科学センター病院 治療課 第一治療室 室長

Dr. 小林 国彦
埼玉医科大学 国際医療センター 呼吸器病センター 内科 教授

Dr. 山田 章吾
東北大学病院 がんセンター センター長
医学系研究科 教授

Dr. 中野 隆史
群馬大学 重粒子線医学研究センター センター長
医学系研究科腫瘍放射線学 教授

Dr. 大野 達也
群馬大学 重粒子線医学研究センター 医学生物学部門 准教授

Dr. 米倉 義晴
独立行政法人放射線医学総合研究所 理事長

Dr. 今井 高志
独立行政法人放射線医学総合研究所重粒子医科学センター
ゲノム診断研究グループ

Dr. 水野 秀之
独立行政法人放射線医学総合研究所重粒子医科学センター
放射線治療品質管理室研究員

Mr. 片岡 洋
文部科学省(MEXT)研究開発局原子力課
研究開発戦略官

Mr. 石坂 武志
文部科学省(MEXT)研究開発局原子力課
研究開発戦略官付国際原子力協力担当調査員

Mr. 戸井田 仙太郎
文部科学省(MEXT)研究開発局原子力課
研究開発戦略官付国際原子力協力担当調査員

Dr. 町 末男  (コーディネーター)
FNCA日本コーディネーター

韓国

Dr. Chul Koo CHO *  (プロジェクトリーダー)
Head,
Department of Radiation Oncology,
Korea Institute of Radiological & Medical Sciences (KIRAMS),
Korea Cancer Center Hospital (KCCH)

Dr. Keum Bae KIM *
Senior Researcher,
Medical PhysicistKorea Institute of Radiological & Medical Sciences (KIRAMS),
Korea Cancer Center Hospital (KCCH)

マレーシア

Dr. TANG Tieng Swee  (プロジェクトリーダー)
Senior Medical Physicist,
Department of Radiotherapy & Oncology,
Sarawak General Hospital

Dr. DEVI Beena *
Senior Consultant Clinical Oncologist,
Department of Radiotherapy,
Oncology & Palliative Care,
Sarawak General Hospital

フィリピン

Dr. CALAGUAS, Miriam Joy C.  (プロジェクトリーダー)
Medical Specialist III,
Jose R. Reyes Medical Center
Chairperson,
Dept. of Radiation Oncology,
St. Luke's Medical Center, Philippines

Dr. DE LOS REYES, Rey H. *
Associate Professor and Chairman,
Department of Obstetrics and Gynecology,
Far Eastern University - Dr. Nicanor ReyesMedical Foundation (FEU-NRMF)
Medical Specialist III/ Gynecologic Oncologist, Jose R. Reyes Memorial Medical Center(JRRMMC)

タイ

Dr. Yaowalak CHANSILPA  (プロジェクトリーダー)
Associate Professor,
Division of Radiation Oncology,
Department of Radiology, Faculty of Medicine Siriraj Hospital,
Mahidol University

Dr. Pittaya DANKULCHAI *
Radiation Oncologist
Division of Radiation Oncology,
Department of Radiology, Faculty of Medicine Siriraj Hospital,
Mahidol University

ベトナム

Dr. DANG Huy Quoc Thinh *
Vice Director,
Ho Chi Minh City Oncology Hospital

Dr. TO Anh Dung
Vice-Head of Department,
National Cancer Hospital (K Hospital)

IAEA PACT

Mr. Massoud SAMIEI *
Head,
Program of Action for Cancer Therapy (PACT),
International Atomic Energy Agency (IAEA)

インド (RCA)

Dr. Rajiv SARIN *
Director,
Advanced Centre for Treatment,
Research and Education in Cancer (ACTREC),
Department of Radiation Oncology,
Tata Memorial Centre

パキスタン (RCA)

Ms. Masooma RIAZ *
Deputy Chief Scientist,
Gujranwala Institute of Nuclear Medicine and Radiotherapy,
Pakistan Atomic Energy Commission (PAEC)

スリランカ (RCA)

Mr. Merenchi A. Yasantha ARIYARATNE *
Consultant Clinical Oncologist,
National Cancer Institute, Maharagama, Sri Lanka

日本 (事務局)

Ms. 高橋 朋子
独立行政法人放射線医学総合研究所
重粒子医科学センター病院診断課

Ms. 山田 香
独立行政法人放射線医学総合研究所

Ms. 高野 敦子
財団法人原子力安全研究協会国際研究部課長

Ms. 山田 愛
財団法人原子力安全研究協会国際研究部

  *FNCA以外の経費で参加

page top↑

Forum for Nuclear Cooperation in Asia