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「アジアの発展に役立つ原子力を考える」講演会開催報告

2006年10月

 「アジアの発展に役立つ原子力を考える−アジア原子力協力フォーラム(FNCA)の成果−」講演会が、文部科学省主催で、 2006 年 10 月 6 日(金)午後 2 時 30 分から福井県国際交流会館2階第1・2会議室(福井市)で開催されました。
  講演会には 140 名近くの聴衆が集まり、各界でご活躍の 4 名の専門家の方から、 FNCA の成果や情報を中心に、アジア地域の原子力や放射線利用の現状、将来展望をご紹介いただき、後半は パネル討論を行いました。

・講演会プログラム(PDFファイル/70KB)

講演会場の様子
講演会場の様子1 講演会場の様子2

 

 講演に先立ち、主催者である文部科学省 研究開発局の中原徹原子力計画課長、福井県出納長の旭信昭様から開会挨拶をいただきました。
開会挨拶を行う文科省中原原子力計画課長 開会挨拶を行う福井県旭出納長
開会挨拶を行う文科省中原原子力計画課長 開会挨拶を行う福井県旭出納長
   
講演を行う町原子力委員

 最初は、 FNCA 日本コーディネーターでもあり、原子力委員会委員の町末男氏から「アジアの持続的発展と原子力の役割  - 日本の貢献と FNCA- 」と題して講演がありました。

アジアの持続的発展と原子力の役割  - 日本の貢献と FNCA-(PDFファイル/652KB)

講演を行う町原子力委員  
   
講演を行う児嶋学長

 2 番目の講演は、福井大学学長の児嶋眞平氏から「福井大学の国際交流とアジア協力」と題してお話をいただきました。

福井大学の国際交流とアジア協力 (PDFファイル/147KB)

講演を行う児嶋学長  
   
講演を行う辻井センター長

 3 番目の講演は、 FNCA 放射線治療プロジェクトの日本プロジェクトリーダーでもあり、独立行政法人 放射線医学総合研究所 重粒子医科学センター長の辻井博彦氏から「『がん』が増えているアジア諸国で放射線治療を役立てる」と題してお話をいただきました。

「がん」が増えているアジア諸国で放射線治療を役立てる (PDFファイル/533KB)

講演を行う辻井センター長
 
   
講演を行う中川場長

 最後の講演は、 FNCA 放射線育種プロジェクトの日本プロジェクトリーダーでもあり、 独立行政法人 農業生物資源研究所 放射線育種場長の中川仁氏から「巨大人口を抱えるアジアの食糧を供給する農業と放射線育種」と題してお話をいただきました。

巨大人口を抱えるアジアの食糧を供給する農業と放射線育種 (PDFファイル/701KB)

講演を行う中川場長  

パネル討論 

 このパネル討論ではこれまでにご講演戴きました方々の他に、あらたに仁愛大学人間学部コミュニケーション学科の橋詰武宏教授と福井大学の留学生 イルワンさん(マレーシア)と郭登極さん(中国)に、
パネリストとして加わっていただき、討論に参加していただきました。 司会は、町末男原子力委員で、「科学技術分野におけるアジア諸国と福井県の交流を活発に」というテーマでパネル討論を行いました。

原子力委員会委員の町末男 氏 福井大学学長の児嶋眞平氏 愛大学人間学部コミュニケーション学科の橋詰武宏教授

独立行政法人 放射線医学総合研究所 重粒子医科学センター長の辻井博彦氏 郭登極さん(中国) イルワンさん(マレーシア) 独立行政法人 農業生物資源研究所 放射線育種場長の中川仁氏

 「アジアの発展に役立つ原子力を考える」講演会では、一般の皆様にアジアへの協力活動に関する理解を深めていただくために、「アジア地域原子力平和利用の協力 ―アジア諸国の生活向上と発展をめざして―」と題したパンフレットをお配りしました。
  このパンフレットでは、社会・経済的な効果をめざして進めてきた FNCA 活動の成果と現状のハイライトを紹介しております。

・「アジア地域原子力平和利用の協力」パンフレット (PDFファイル/2.1MB)

 

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