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「アジアの発展に役立つ原子力を考える」講演会開催報告

2008年1月

 「アジアの発展に役立つ原子力を考える−アジア原子力協力フォーラムの成果−」講演会を、文部科学省主催、敦賀気比高校共催、敦賀短期大学・日本原子力研究開発機構後援で、2008年1月18日(金)午後2時半から敦賀短期大学(福井県・敦賀市)講堂にて開催しました。

会場となった敦賀短期大学講堂
会場となった敦賀短期大学講堂

 講演会には敦賀気比高校の生徒を含め140名以上もの聴衆が集まり、各界でご活躍されている4名の専門家の方から、原子力における平和利用の現状や将来展望を紹介いただきました。

講演会プログラム(PDFファイル/67KB)

 講演に先立ち、主催者である文部科学省研究開発局の村山綾介国際原子力協力官から開会挨拶をいただきました。

 その後、独立行政法人 放射線医学総合研究所 重粒子医科学センター長の辻井博彦氏から「放射線を利用した「がん」の発見と治療−最先端医療−」と題してお話しをいただきました。

放射線を利用した「がん」の発見と治療−最先端医療−(PDFファイル/121KB)

 次に、独立行政法人 農業生物資源研究所 放射線育種場長の中川仁氏から「放射線による農作物・植物の品種改良−豊かな農業を目指して−」と題してお話しをいただきました。

放射線による農作物・植物の品種改良−豊かな農業を目指して−(PDFファイル/135KB)

 そして、財団法人 若狭湾エネルギー研究センター エネルギー研究開発拠点化推進組織所長の来馬克美氏から「福井県のエネルギー研究開発拠点化計画が目指すもの」と題してお話しをいただきました。

福井県のエネルギー研究開発拠点化計画が目指すもの(PDFファイル/219KB)

 最後に、FNCAコーディネーターの町末男氏から「生活に役立つ原子力利用とFNCA」と題してお話しをいただきました。

生活に役立つ原子力利用とFNCA(PDFファイル/128KB)

 また、より一層理解を深めて頂けるよう、各講演後と全ての講演の終了後に質疑応答の時間を設け、講師の方々に敦賀気比高校の生徒からの質問に答えて頂きました。各講師の方々に寄せられた主な質問は、以下の通りです。

◆辻井博彦氏への質問

  • 放射線を使うことによって健康に影響はありませんか。
  • どのくらいの放射線をどのように利用してがんを治すのでしょうか。
  • 放射線によるがん治療には、どのくらいのコストがかかりますか。

◆中川仁氏への質問

  • 放射線による品種改良は、具体的にどのように行われるのか。
  • 放射線によって品種改良を行った農作物を食べても、健康に影響はありませんか。
  • 放射線による品種改良は、農作物や植物に害を与えませんか。

◆来馬克美氏への質問

  • 拠点化計画について、目標や具体的計画を詳しく教えてください。
  • なぜ原子力発電所は福井県に多いのですか。
  • 原子力の向上のために私たちに何ができますか。

◆町末男氏への質問

  • 生活に役立つ原子力の利用について具体的に教えてください。
  • 原子力を環境に役立てることはできないのですか。
  • 原子力の平和利用の普及により、新たに核兵器を開発する国が出てくるのではないですか。
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