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原子力に関する世論
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「アジアの発展と原子力」
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 ・第2回
 ・第1回
2006年度
 ・第3回
 ・第2回
 ・第1回
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プロジェクト・リーダーからのメッセージ

日本原子力研究開発機構(JAEA)
広報部 部長

Mr. 久保 稔

 21世紀の人口の将来予想について、国連の推計を見ていると、世界の人口は1995年に約57億人から、2050年には約98億人と急増することを予測している。そのうち、アジア諸国の人口は約35億人から約57億人の増加を見込んでいる。すなわち、1995年の世界の総人口(約57億人)が2050年にはアジアに住む予定(2050年の世界人口の約6割)であることを予測していることになる。大変な人口の爆発である。
 21世紀はこの人口問題に加えて、エネルギー問題、環境問題、食料問題等と難題が山積しているが、人類の知恵でこれらの難題を解決していかなければならない。これらの問題解決にはたやすい道程は考えられないが、我々の後に続いてくる後輩が貧困のない、幸せな生活をおくるためにどうしてもこれらの難題を解決していかなければならない。
 また、アジア諸国における経済の発展、国民生活の向上は著しく、それに伴い、エネルギーの需要が近年急増しており、アジアの各国ともエネルギーの供給体制の確保は緊急の課題になっている。わが国がこれまで約50年間に渡り欧米諸国から受けてきた原子力技術の蓄積や我々自身が培ってきた原子力の平和利用のノウハウが、アジアの国々に原子力の利用がエネルギー源のみならず、放射線の農業、医療等の分野で技術協力、人材交流を通してお役に立てられればと思っている。
 原子力の平和利用は、各国とも国民の理解の基に進めていくことが必要であり、その意味で、原子力の理解促進活動は重要である。アジア諸国の社会情勢は一様ではないが、各国の特徴を取り入れた広報活動をFNCAの関係者と一緒になって考えていきたい。
 狭い地球のこのアジア地区に住む一人として、FNCAの原子力広報の分野を通して、これらの問題解決の一部でも、ほんの微力でもお手伝いできるならばと考えている。
 

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