FNCA

放射線安全・廃棄物管理 workshop

MENU
image
プロジェクト紹介
 
プロジェクトリーダー
- メッセージ
- 紹介
 
以下、英文
RS&RWMニュースレター
RWM統合化報告書
新版(004)旧版(001)
RS統合化報告書(PDF)
EPR統合化報告書(PDF)
LLRWR統合化報告書(PDF:6.57MB)
NORM&TENORM統合化報告書(PDF)
タスク活動報告書
使用線源管理(PDF)
添付ファイル(PDF)
TENORM
廃止措置とクリアランス

ワークショップ


FNCA 2023 放射線安全・廃棄物管理 ワークショップ

FNCA2023 放射線安全・廃棄物管理(RS&RWM)プロジェクトワークショップ
概要

2023年11月7日〜9日
マレーシア、バンギ


参加者の写真

2023年度の放射線安全・廃棄物管理(RS&RWM)プロジェクトのワークショップが、2023年11月7日〜9日の3日間、文部科学省とマレーシア原子力庁共催の下、マレーシアのバンギで開催されました。本ワークショップには9 参加国(オーストラリア、バングラデシュ、インドネシア、日本、マレーシア、モンゴル、フィリピン、タイ、ベトナム)の専門家が参加しました。

<ワークショップ>

ワークショップの様子 ワークショップの様子

ワークショップ開会に際し、マレーシア原子力庁長官であるRosli Darmawan氏による歓迎の挨拶に続き、FNCA日本アドバイザーである和田智明氏が開会の挨拶を行いました。本プロジェクトの第7フェーズ(2021年〜2023年)の活動では、NORM*1/TENORM*2に関する統合化報告書の作成を目標としており、参加者は自国のNORM/TENORMに関する進展、管理、規制体制、問題等について発表しました。次期フェーズに関して、日本のプロジェクトリーダーである小佐古敏荘氏より、環境放射線・放射能に関する発表を行いました。
2日目は、参加者が3つのグループに分かれて、NORM/TENORMに関する統合化報告書の内容について議論しました。午後には、3カ国の参加者が自国のホットトピックについてポスターを用いて紹介しました。ポスターセッションの後は、マレーシア原子力庁にてフォーラムが開催されました。

ワークショップの様子 ワークショップの様子

最後に、マレーシアのプロジェクトリーダーであるMohd Zaidi bin Ibrahim氏、小佐古敏荘氏の閉会の挨拶をもって、ワークショップは正式に閉会しました。

<テクニカルビジット>

11月9日に、マレーシア原子力庁の放射性廃棄物関連施設への視察が実施されました。

テクニカルビジットの様子 テクニカルビジットの様子

 

*1 1 NORM( Naturally Occurring Radioactive Materials):自然起源放射性物質
*2 TENORM( Technologically Enhanced Naturally Occurring Radioactive Materials):人為的な過程を経て濃度が高められた自然起源の放射性物質



FNCA 2023 放射線安全・廃棄物管理(RS&RWM)プロジェクトワークショップ
議事録

2023年11月7日〜9日
マレーシア、バンギ


i) 期日 2023年11月7日9日
ii) 会場 マレーシア原子力庁
iii) 主催 マレーシア原子力庁
文部科学省
iv) 参加者 オーストラリア、バングラデシュ、インドネシア、日本、マレーシア、モンゴル、フィリピン、タイ、ベトナムの9ヵ国より合計21名。
参加者リスト

FNCA放射線安全・廃棄物管理プロジェクトワークショップが、2023年11月7日〜9日の3日間にわたり、マレーシア原子力庁と文部科学省(MEXT)の共催により、マレーシアのバンギで開催された。ワークショップのプログラムは添付資料1を、参加者リストは添付資料2を参照。

セッション1:開会

会合冒頭、マレーシア原子力庁長官であるRosli Darmawan氏より歓迎の挨拶が述べられた。Darmawan氏は、本ワークショップを準備・運営するマレーシア原子力庁の組織委員会及びFNCA関係者に祝辞を述べた。歓迎の挨拶に続き、FNCA日本アドバイザーである和田知明氏が開会の挨拶を述べた。 両氏はFNCA参加国における放射性廃棄物管理の重要性を強調し、ワークショップの成功を祈った。

セッション2:導入

和田氏が FNCAの8プロジェクトの活動について説明を行った。続いて、マレーシア原子力庁副長官兼マレーシアコーディネーターであるMuhammad Rawi Mohamed Zin氏がFNCA活動におけるマレーシアの成果及びプロジェクトの進展について発表した。発表の中で、2023年9月に発表された2030国家原子力技術政策について紹介された。日本プロジェクトリーダーである小佐古敏荘氏は、本プロジェクトの概要と目標、ワークショップで議論されるNORM /TENORMに関する統合化報告書について説明した。各発表のサマリーは添付資料3を参照。

セッション3:国別発表

9カ国により、NORM/TENORMに関する進展、管理、規制体制、問題等について発表があった。各発表のサマリーは添付資料3を参照。

セッション4:環境放射線と放射能に関する発表

小佐古氏が環境放射線と放射能に関する発表を行った。小佐古氏はこのテーマを次期フェーズに含むことを提案した。発表のサマリーは添付資料3を参照。

セッション5&6:統合化報告書に関するグループ討議

参加者は、統合化報告書のNORM/TENORMに関する現状について討論した。各国の最終版のレポートは、2023年12月8日(金)までにFNCA事務局に提出される。

セッション7: 3年評価

本年度が第7フェーズ(2021-2023)の最終年度となるため、小佐古氏の発表後に、参加者はプロジェクト活動の最終報告完成に向けて討議を行った。討議結果は3年評価文書に反映される。

セッション8:サマリー

本議事録が、参加者によって承認された。

セッション9:ポスターセッション

3カ国が、自国のホットトピックについてポスターを使用して紹介した。各ポスターのタイトルは以下のとおり:

  • マレーシア:@使用済み密封放射線源(DSRS)のボアホール処分施設
                      A廃棄物技術開発センター(WasTeC)
  • フィリピン:フィリピン・ボホール島の洞窟内のラドン濃度
  • タイ:セメント固化電気アーク炉ダスト(EAFD)からのCs-137の浸出挙動

各発表のサマリーは添付資料3を参照。

セッション10:フォーラム

文部科学省の小畠亨司氏は、文部科学省のFNCA活動及び国際原子力協力について発表した。小畠氏の発表に続き、和田氏がFNCAの8プロジェクトにおける最新の進展について説明した。また、タイプロジェクトリーダーであるKlitsadee Yubonmhat氏はタイで発見されたCs-137に汚染された電気アーク炉ダストについて発表した。最後に、マレーシア原子力庁のNazran Harun氏が、マレーシアにおけるDSRSカテゴリー3〜5のボアホール処分施設の導入について説明した。

セッション11:閉会

マレーシアプロジェクトリーダーであるMohd Zaidi Bin Ibrahim氏及び小佐古氏の閉会の挨拶をもって、ワークショップは正式に閉会した。

テクニカル・ビジット

11月9日にマレーシア原子力庁にある放射性廃棄物管理施設への視察が実施された。

 


FNCA2023 放射線安全・廃棄物管理(RS&RWM)プロジェクトワークショップ
プログラム

2023年11月7日〜9日
マレーシア、バンギ


1日目:2023年11月7日(火)

09:00-09:15

セッション1:開会
議長: Mr. Rafizi Salihuddin (マレーシア)

  1. 歓迎挨拶− Dr. Rosli Darmawan (マレーシア原子力庁長官)
  2. 開会挨拶−和田智明氏(日本FNCAアドバイザー)
  3. 参加者自己紹介
  4. 集合写真
09:15-10:15

セッション2: 導入
(発表15分+質疑応答5分)
議長: Mr. Rafizi Salihuddin (マレーシア)

  1. FNCA 活動 − 和田智明氏
  2. FNCA活動におけるマレーシアの成果 − Dr. Muhammad Rawi Mohamed Zin
    (マレーシア原子力庁副長官)
  3. プロジェクトの概要と目標 - NORM/TENORM に関する統合化報告書 − 小佐古敏荘
    (日本)
10:15-10:35 休憩
10:35-11:50

セッション 3: 国別発表
(発表 20分 +質疑応答 5 分)
議長: Dr. Klitsadee Yubonmhat (タイ)

  1. オーストラリア
  2. バングラデシュ
  3. インドネシア
11:50-13:00 昼食(70 分)
13:00-14:15

セッション3続き
(発表 20分 +質疑応答 5 分)
議長: Dr. Khandoker Asaduzzaman (バングラデシュ)

  1. 日本
  2. マレーシア
  3. モンゴル
14:15-14:35 休憩(20分)
14:35-15:50

セッション3続き
(発表 20分 +質疑応答 5 分)
議長: 齋藤 龍郎 氏(日本)

  1. フィリピン
  2. タイ
  3. ベトナム
15:50-16:35

セッション 4: 環境放射線に関する発表
議長: Mr. Angelo Absalon Panlaqui (フィリピン)

  1. 環境放射線及び放射能 − 小佐古敏荘(日本)(25分)
  2. 質疑応答 (20分)

2日目:2023年11月8日(水)

09:00-10:00

セッション 5: 統合化報告書に関するグループ討議
議長: Mr. Duncan Kemp (オーストラリア)

  1. リードスピーチ−小佐古敏荘 (日本)
  2. 討議
    *討議は各グループのリード国が進行
    *太字の国がリード国
     日本/モンゴル/フィリピン
     オーストラリア/タイ/マレーシア
     インドネシア/バングラデシュ/ベトナム
10:00-10:20 休憩(20分)
10:20-11:20

セッション 6: 統合化報告書に関するグループ討議
議長: Mr. Nguyen Thanh Thuy  (ベトナム)

  1. 討議
    *討議は各グループのリード国が進行
    *太字の国がリード国
     日本/モンゴル/フィリピン
     オーストラリア/タイ/マレーシア
     インドネシア/バングラデシュ/ベトナム
11:20-12:10

セッション 7: 3年評価
議長: 小佐古敏荘 (日本)

  1. 3年評価フォーム
  2. 討議
12:10-12:30

セッション 8: サマリー
議長: Dr. Syaiful Bakhri (インドネシア)

  1. 確認と承認
12:30-13:40 昼食(70分)
13:40-14:00

セッション 9: ポスターセッション
議長: 小佐古敏荘 (日本)

  1. マレーシア
  2. フィリピン
  3. タイ
14:00-15:40

セッション 10: フォーラム
(発表 20分 +質疑応答 5 分)
議長: Mr. Rafizi Salihuddin (マレーシア)

  1. アジアにおける国際原子力協力と貢献について − 小畠亨司氏 (日本)
  2. FNCAプロジェクトの最新の進展について− 和田智明氏
  3. タイで発見されたCs-137に汚染された電気アーク炉ダスト − Dr. Klitsadee Yubonmhat (タイ)
  4. マレーシアにおけるDSRSカテゴリー3〜5のボアホール処分施設の導入 −
    Mr. Nazran Harun(マレーシア)
15:40-16:00

セッション 11: 閉会
議長: Ms. Ganbaatar Dolgormaa (モンゴル)

  1. 閉会挨拶 − Dr. Mohd Zaidi Ibrahim (マレーシア)
  2. 閉会挨拶 − 小佐古敏荘

3日目:2023年11月9日(木) テクニカルビジット

09:00-10:30

マレーシア原子力庁にある放射性廃棄物管理施設への視察

  1. 移動式ツールキット施設 (MTKF)-Mr. Kang Wee Siang
  2. 低レベル排水処理施設 − Mr. Rafizi Salihuddin
10:30-11:00 休憩(30分)
11:00-12:30
  1. 貯蔵施設 − Mr. Azmi Ibrahim
  2. ボアホール処分施設 − Mr. Nazran Harun

 


FNCA2023 放射線安全・廃棄物管理(RS&RWM)プロジェクトワークショップ
参加者リスト

2023年11月7日〜9日
マレーシア、バンギ


オーストラリア

Mr. Duncan Kemp
オーストラリア原子力科学技術機構(ANSTO)
廃棄物管理サービス
技術ディレクター

バングラデシュ

Dr. Khandoker Asaduzzaman
バングラデシュ原子力委員会(BAEC)
原子力科学技術研究所
保健物理・放射性廃棄物管理ユニット
主席研究員・ユニット長
*プロジェクトリーダー

インドネシア

Dr. Syaiful Bakhri
インドネシア国立研究革新庁(BRIN)
核燃料サイクル・放射性廃棄物技術研究センター
センター長

日本

和田 智明 氏
FNCA日本アドバイザー

小畠 亨司 氏
文部科学省 研究開発局
環境エネルギー課核融合開発室 室長補佐

小佐古 敏荘 氏
東京大学 名誉教授
*プロジェクトリーダー

齋藤 龍郎 氏
日本原子力研究開発機構
バックエンド統括本部 埋設事業センター
事業計画室 技術主幹

崔 貞娥 (事務局)
原子力安全研究協会

マレーシア

Dr. Rosli Darmawan
マレーシア原子力庁
長官

Dr. Muhammad Rawi Mohamed Zin
マレーシア原子力庁
副長官

Dr. Mohd Zaidi bin Ibrahim (PL)
マレーシア原子力庁
廃棄物技術・環境部廃棄物技術開発センター 
マネージャー
*プロジェクトリーダー

Mr. Rafizi Salihuddin
マレーシア原子力庁
研究員

Ms. Nurul Wahida Ahmad Khairuddin
マレーシア原子力庁
研究員

Ms. Rohyiza Ba'an
マレーシア原子力庁
研究員

Ms. Nurul Syazwani Yahaya
マレーシア原子力庁
研究員

Ms. Nurayu Ibrahim
マレーシア原子力庁
アシスタント研究員

Mr. Mohd Zahiruddin Jaafar
マレーシア原子力庁
アシスタント研究員

モンゴル

Ms. Ganbaatar Dolgormaa
モンゴル教育科学省
原子力放射線検査局
原子力・放射線セキュリティ国家検査官

フィリピン

Mr. Angelo Absalon Panlaqui
フィリピン原子力研究所(PNRI)
科学研究専門官I

タイ

Dr. Klitsadee Yubonmhat (PL)
タイ原子力技術研究所(TINT)
放射性廃棄物管理センター
放射性廃棄物管理部
原子力専門官
*プロジェクトリーダー

ベトナム

Mr. Nguyen Thanh Thuy (PL)
副長
放射性・希土類元素研究所(ITRRE)(VINATOM)
*プロジェクトリーダー



Forum for Nuclear Cooperation in Asia