研究用原子炉は多くのアジア諸国で長年稼働していて、多目的使用がなされている(例えば中性子放射化分析、RI生産、半導体製造、原子炉燃料、物質照射、核医学、医学照射、中性子ラジオグラフィー、無機・有機物性研究など)。また、数ヵ国では、これまでの研究用原子炉の経験に基づき、新しい研究用原子炉プロジェクトをスタートさせている。
このような状況を踏まえ、アジア諸国の研究者間での相互協力は、情報の共有、ネットワーク構築とさらに技術的な進展などの点において重要ある。また、我が国の研究炉の経験を基に、アジア各国の研究炉に関わる研究者の人材育成に寄与する。
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