FNCA


FNCA  FNCAとは
アジア原子力協力フォーラム(FNCA)とは
−日本が主導する原子力平和利用協力の枠組み−



 原子力委員会は、近隣アジア諸国との原子力分野の協力を一層効率的に、かつ効果的に推進するために、1990年3月に「第1回アジア地域原子力協力国際会議(ICNCA)」を開催して以来、地域間協力の進め方について原子力開発利用を担当する大臣クラスが率直に意見を交換する会合として、この「アジア地域原子力協力国際会議」開催を重ね、同時に特定テーマについての実務的協力を実施してきました。 その後、1999年3月に開催された「第10回アジア地域原子力協力国際会議」で、効果的かつ組織的な協力活動への移行を目的とした新たな枠組みである「アジア原子力協力フォーラム」(含む、コーディネーター、プロジェクト・リーダー体制)への移行が合意されました。
 現在、本体制では、(1)放射線利用開発(産業利用・環境利用、健康利用)、(2)研究炉利用開発、(3)原子力安全強化、(4)原子力基盤強化の各分野において、ワークショップ等で意見交換や情報交換を行っています。


【名 称】
アジア原子力協力フォーラム(FNCA)
Forum for Nuclear Cooperation in Asia


【参加国】
日本、オーストラリア、バングラデシュ、中国、インドネシア、カザフスタン、韓国、マレーシア、モンゴル、フィリピン、タイ、ベトナム

【枠 組 】

FNCA大臣級会合
原子力を所管する大臣級代表による会合と上級行政官による会合で構成。
協力方策や、原子力政策について討議。

コーディネーター会合

各国1名の選任されたコーディネーターによる、協力プロジェクトの導入、改廃、調整、評価等を討議。

パネル
原子力エネルギーの役割を検討・評価。原子力発電の導入に伴う課題も検討。

個別プロジェクトについての協力活動
個別プロジェクトについての協力活動。

 FNCAの枠組み


【経 緯】
1990年 3月
 原子力委員会主催で「第1回アジア原子力協力国際会議(ICNCA)」を東京で開催
 以後1回/年東京で開催
1999年 3月
 第10回ICNCAにてアジア原子力協力フォーラム(FNCA)への発展的移行を合意
2000年11月
 第1回FNCA本会合開催(バンコク、タイ科学技術環境省と原子力委員会の共催)
なお、1991年度より、研究炉利用、農業及び医学利用、パブリックアクセプタンス(2000年より原子力広報に改称)の協力活動開始。以後放射性廃棄物管理(1995年)、原子力安全文化(1997年、オーストラリア主導)、人材養成(1999年)を順次開始。



FNCA TOP