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「スタディ・パネル」
(2015年〜) |
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FNCA第16回大臣級会合(2015年12月開催)において採択された「共同コミュニケ」において、原子力科学技術に対する信頼構築のための活動強化等が決定されたことを受け、2015年度は東京にて「原子力への信頼性とステークホルダーの参加、一般社会とのコミュニケーション」をテーマとしたスタディ・パネルを開催しました。
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第3フェーズ:「原子力発電のための基盤整備に向けた検討パネル」
(2009年度〜2014年度) |
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原子力発電の基盤整備にかかわる取組の実際の経験を、FNCA参加国の担当上級行政官及び有識者で共有し、各国及び国際協力 の取組に生かすことを目的として、初回の2009年度は各国における基盤整備の現状を確認し議論しました。2回目の2010年度は韓国で開催し、プロジェクトマネジメント、国内産業育成、燃料サイクルと廃棄物、研究機関の果たすべき役割について議論しました。3回目の2011年度はインドネシアで開催し、2011年3月11日の東北地方太平洋沖地震・津波で起こった福島第一原子力発電所の事故を受け、事故の情報共有とそこから学んだ知見や教訓について共有しました。またアジア地域における原子力安全の強化対策や、地震・津波に対する日中韓の安全対策について情報交換や議論を行いました。4回目の2012年はタイで開催し、福島第一原子力発電所に関する最新情報と教訓、日本の原子力政策、緊急時対応、立地評価、リスクコミュニケーション、原子力損害賠償、人材育成、プロジェクトマネジメント及び資金調達について情報交換や議論を行いました。5回目の2013年は日本で開催し、福島第一原子力発電所の現況と今後、東京電力福島第一原子力発電所事故後の日本の安全の取組、中小型炉開発、緊急時対応・準備における地域協力、核セキュリティ、市民との意見交換について幅広く議論を行いました。6回目の2014年はベトナムで開催され、ベトナムにおける原子力発電計画、福島第一原子力発電所の現況と今後、日本のエネルギー基本計画、技術支援機関、中小型炉開発、緊急時対応・準備、ステークホルダーインボルブメントに関して議論が行われました。また次フェーズの計画についても議論され、11月に開催される大臣級会合においても引き続き話し合いが行われる予定です。
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第2フェーズ:「アジアの原子力発電分野における協力に関する検討パネル」 (2007年度〜2008年度) |
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原子力発電導入のための人材育成、および原子力発電にかかわる安全確保のための基盤整備を主要議題に据え、2回の会合において議論を行いました。 |
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これまでのパネルの結果として、以下の大きな成果が得られました。 |
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1. |
「持続的発展に向けた原子力エネルギーの平和利用に関するFNCA共同コミュニケ」の発出 (2007年12月に開催された第8回FNCA大臣級会合にて) |
2. |
FNCA人材育成プログラム情報データベース開発の実施 |
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第1フェーズ:「アジアの持続的発展における原子力エネルギーの役割」 (2004年度〜2006年度) |
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アジア地域のエネルギーおよび環境問題を討論するため、2004年度にパネルがFNCAの活動に新たに加わりました。第1フェーズはFNCA参加各国の総合的な長期エネルギー需給を見通すとともに、エネルギーの安定供給、環境への影響、経済性の観点から原子力発電を中心とした原子力エネルギーの役割を検討・評価し、3回の会合を経て2006年11月27日にマレーシアで開催した第7回大臣級会合に報告しました。 |
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第7回大臣級会合で合意されたことは、以下の通りです。 |
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1. |
パネル会合の提案を受け、国連気候変動枠組条約 (UNFCCC) 締約国会議 (COP) に対し、原子力発電を京都議定書のクリーン開発メカニズム (CDM) に含めるよう訴えていく。 |
2. |
下記の分野を中心的な検討テーマとして、新たに「アジアの原子力発電分野における協力に関する検討パネル」を設置する。
・ 経済性分析と資金調達計画
・ 平和利用のための原子力発電技術へのアクセス
・ 人材養成
・ 原子力安全、セキュリティ、および保障措置システム
・ 公衆およびその他のステークホルダーによる原子力発電所の受容
・ 原子力発電所のメンテナンスおよび低レベル放射性廃棄物管理などの支援システム
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