FNCA | パネルミーティング | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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第1回「アジアの持続的発展における原子力エネルギーの役割」検討パネルが平成16年10月20日及び21日に開催しました。(プログラム、参加者リスト 添付資料1) 今回の会議では、まず、パネルの目的及び意義・進め方について確認した後、各国代表からの中長期的なエネルギー計画等に関するカントリーレポートの発表 (添付資料2)、共通課題についての討論セッション(添付資料3)等を通して、FNCA諸国のエネルギーを巡る状況についての共通認識を深めるとともに、エネルギー供給における原子力の役割と可能性について、予備的な検討を行いました。 参加国 : 中国、インドネシア、韓国、マレーシア、フィリピン、タイ、ベトナム、日本 2. FNCA参加国のエネルギー需給の現状
3.エネルギー政策 4.今後の予定 5. テクニカルツアー 10月22日、茨城県の以下の2施設を見学した。
アジア原子力協カフオーラム(FNCA)
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o 主催:内閣府原子カ委員会 o 日程:平成16年10月20日(水)〜21日(木)、22日(金)はテクニカルツアー o 開催場所:キャピトル東急ホテル・竹の間(地下2階)
09:30〜10:00 開会セッション 議長:町 末男 原子力委員・FNCA日本コーディネーター (1)歓迎挨拶:近藤駿介 原子力委員会委員長 (2)参加者紹介他 (3)記念撮影 <コーヒーブレイク> 10:00〜11:30 セッション1:検討パネルの進め方 識長:(タイ) (1)パネルの目的および全体計面 町 原子力委員・FNCAコーディネーター (2)アジアにおける経済成長とエネルギー需要予測 ジョン・ヨンハン(財)日本エネルギー経済研究所 アジア太平洋エネルギー研究センター(APERC)副所長 <昼食11:30〜13:00 於 1階ガーデンビュー> 13:00〜17:05 セッション2: 「持続的発展における長期エネルギー政策と原子力エネルギーの役割に関する カントリーレポート(1)」 (各発表30分と質疑応答10分) 議長:(韓国) 13:00〜13:45 (1)中国 13:45〜14:30 (2)インドネシア 14:30〜15:15 (3)日本(経済産業省 資源エネルギー庁 原子力政策課) <コーヒーブレイク 於 地下2階京都の間> 15:35〜16:20 (4)韓国 16:20〜17:05 (5)マレーシア 18:00〜19:30 レセプション 於 1階ガーデンビュー
09:00〜11:30 セッション2: 「持続的発展における長期エネルギー政策と原子力エネルギー」の役割」に関するカントリーレポート(2) (各発表30分と質疑応答10分) 議長:(インドネシア) 09:00〜9:45 (6)フィリピン 09:45〜10:30 (7)タイ <コーヒーブレイク> 10:45〜11:30 (8)ベトナム <昼食11:30〜13:00 於 1階ガーデンビュー> 13:00〜15:30 セッション3:共通課題についてのイントロダクトスピーチと討論 15:50〜16:20 セッション4:パネル会合の将来計画 <ブレーク16:20〜17:20>
テクニカルツアー (1)茨城県東海村:日本原子力発電株式会社 東海発電所 (2)茨城県大洗町:日本原子力研究所 大洗研究所 高温工学試験研究炉(HTTR) |
<国内からの参加者>
近藤駿介 | ![]() |
原子力委員会委員長 |
町末男 | 原子力委員会委員(FNCA日本コーディネーター) | |
戸谷一夫 | 内閣府政策統括官(科学技術政策担当)参事官(原子力担当) | |
大塚隆志 | 内閣府政策統括官(科学技術政策担当)参事官補佐(原子力担当) | |
中津健之 | 文部科学省研究開発局原子力課国際原子力協力企画官 | |
佐田谷智 | 経済産業省資源エネルギー庁原子力政策課国際係長 | |
島田久仁彦 | (財)地球環境戦略研究機関気候政策プロジェクト研究員 | |
藤冨正晴 | (財)日本エネルギー経済研究所常務理事・アジア太平洋エネルギー研究センター長 | |
ヨンハン・ジョン | (財)日本エネルギー経済研究所・アジア太平洋エネルギー研究センター副所長 | |
リュウ・シャオリ | (財)日本エネルギー経済研究所・アジア太平洋エネルギー研究センター主席研究員 | |
小山堅 | (財)日本エネルギー経済研究所総合エネルギー動向分析室長 | |
瀬口忠男 | (社)日本原子力産業会議アジア協力センター長 |
目的とスコープ
1.東南アジアおよび東アジアの国々の、社会的・経済的発展を踏まえての、中・長期のエネルギーの需要と供給についての意見交換
2下記に示すような、エネルギー利用とこれに関連するFNCA参加国における課題についての情報の収集分析
・参加国の化石燃料需要の増大と地域内の限られた資源
・化石エネルギー利用による環墳への影響
・非化石エネルギーの利点と欠点
3.持統的発展にお|ナる原子力エネルギーの役割について討議し、下記に示すような原子力発電導入における課題の整理
・安全の確保、安全規制体系
・国民合意形成に向けた取組
・経済性評価
・人材養成と技術基盤整備
・核不拡散
さらに、上記事項について、FNCA参加国間での国際協力の可能性についての討議
作業計画
1.第1回会合(2004年)
(1)パネルの目的とスコープについての合意
(2)FNCA参加国の社会的・経済的発展を踏まえての、中・長期(2030年、2050年)のエネルギー需給見通しについての発表と討議
(3)安定的なエネルギー供給に伴う各国固有の問題と共通課題の確認
(4)電力供給における原子力の実現可能性と役割についての予備的検討
(5)2005年および2006年の作業計画と分担
2.第2回会合(2005年)
(1)第1回会合での討議を踏まえて、改訂したFNCA参加国の長期のエネルギー需給見通しの発表
(2)各国のエネルギー計画のとりまとめ、東南アジアおよび東アジアのエネルギー需給の全体像作成
(3)共通認識を得るための、パネルの目的とスコープで示した第2、3項に関してのより包括的な討議
(4)エネルギー供給の安定性を高めるための、FNCAでの協力可能性の検討
(5)パネルの報告書内容の確認
(6)2006年に向けての作業計画と分担
3.第3回会合(2006年)
(1)提言と結論を含むパネルの最終報告書についての討議と確認
日本原子力発電株式会社
(1) 原子炉解体費はどこから出るのか?
⇒ 電力料金の一部として引当金でとっている。
(2) コルダーホール炉の元の建設費と解体費用はいくらか?
⇒ 建設費350M$、解体費は約1000M$。
(3) 建設費の3倍になっている。こんなに高いのはなぜか?
⇒40年前に建てた物で、エスカレーションがあること。
またコルダーホール型は容量が大きく、廃棄物が多く、解体にお金がかかる。
(4) 最初の原子力発電所であったが、地元のPAは?
⇒当時は何も問題がなかった。今も地元とはいい関係で、問題はない。
(5) 発電コストはいくらか?
⇒7〜8円/kwhである。
(6) 5.2円/kwhと聞いているが?
⇒原子力委員会の試算値である。40年の建設費償却で出している。
7円は多分15年法定償却であろう。
(7) 美浜事故後の波及は?
美浜はPWRであり、ここはBWRであり、美浜のような2次系配管はない。
(8) 住民へのアンケートはとっているか。モニターしているか?
(8) 周辺の住民へのメリットはあるか?
⇒電気料金が5%安い。
大洗研究所 高温工学試験研究炉
水素製造ISプロセスに質問が多く、クリーン水素エネルギー研究を将来の有望なエネルギー研究開発と賞賛していた。
第1回パネル会合プログラム(案)
■日程:平成 16 年 10 月 20 日 ( 水 ) 〜 22 日 ( 金 )
■開催地:東京
■主催:原子力委員会/内閣府
10 月 20 日 ( 水 ) | |
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開会セッション セッション1 :検討パネルの進め方 (1) パネルの目的及び全体計画 (2) アジアにおける経済成長とエネルギー需要予測 セッション 2 :各国発表 持続的発展における長期エネルギー政策と原子力エネルギーの役割 (各国発表は以下を含む) ・中長期のエネルギー政策と計画 ・中長期エネルギー計画での原子力エネルギーの役割 ・エネルギー供給と環境影響 |
10 月 21 日 ( 木 ) | |
セッション 2 :各国発表続き 持続的発展における長期エネルギー政策と原子力エネルギーの役割 セッション 3 :共通課題についてのイントロダクトリースピーチと討論 (1) 持続的発展と国際的エネルギー動向 (2) 原子力エネルギーの特徴 (3) 地球温暖化と京都議定書 セッション 4 :全体の総括と議事録まとめ |
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10 月 22 日 ( 金 ) | |
テクニカルツアー (予定先) ・日本原子力発電東海発電所 ・日本原子力研究所大洗研究所 HTTR |
Forum for Nuclear Cooperation in Asia |