「アジア原子力協力フォーラム(FNCA)シンポジウム2017−FNCA15 年:アジア諸国の社会経済発展に貢献するプロジェクト活動とは−」が2017年2月13日(月)に東京大学にて開催され、関係省庁、大使館、アジア地域の国際協力に係わる原子力関係機関や大学等の方々、FNCA参加国9ヵ国(オーストラリア、中国、カザフスタン、フィリピン、インドネシア、タイ、マレーシア、モンゴル、ベトナム)から、約110名が参加しました。
シンポジウムでは、2000年のFNCA設立から約15年にわたる活動のこれまでの歩みや成果が紹介されました。講演やパネル討論を通じて、アジア近隣諸国の原子力平和利用の状況やニーズが広く関係者間で共有され、アジア地域の原子力平和利用における我が国の役割について議論されました。
9:30-9:50 |
【開会挨拶】 岡 芳明 内閣府原子力委員会委員長 板倉 周一郎 文部科学省大臣官房審議官(研究開発局担当)
【来賓挨拶】 田口 康 日本原子力研究開発機構副理事長
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9:50-11:10 |
【基調講演I】(座長:南波 秀樹(FNCA日本アドバイザー) 1) FNCAのこれまでの歩み、取り組み 和田 智明(FNCA日本コーディネーター) 2) FNCAプロジェクト活動の成果 中井 弘和(静岡大学名誉教授、同大学元副学長、FNCA放射線育種プロジェクトリーダー) 3) 自国の原子力開発動向、FNCA活動状況、良好事例の報告 Mr. Trevor Holloway(FNCAオーストラリアコーディネーター代理、在日豪州大使館参事官) Mr. Yevgeniy Tur(FNCAカザフスタンコーディネーター代理、カザフスタン国立原子力センター上級技術者) |
11:10-11:30 |
<<休憩>> |
11:30-12:30 |
【基調講演U】(座長:和田 智明(FNCA日本コーディネーター)) 1) 放射線・廃棄物管理分野での国際協力について(ビデオ映像) Mr. Ian Alexander(国際原子力機関(IAEA)燃料サイクル・廃棄物技術部廃棄物技術課長) 2) 日本のアジア諸国に対する放射性廃棄物管理支援の取り組み 小佐古 敏荘(東京大学名誉教授、FNCA放射線安全・廃棄物管理プロジェクトリーダー) 3) 日本の核セキュリティ・保障措置分野での国際協力について 千崎 雅生(日本原子力研究開発機構核シニアフェロー、FNCA核セキュリティ・保障措置プロジェクトリーダー) |
12:30-14:00 |
<<昼食休憩>>
ブース展示 I. FNCA参加各国の活動の取り組み、成果 II. FNCA参加各国の原子力開発・導入状況 III. FNCA各プロジェクトの成果 IV. 原子力関連メーカー・研究開発機構の紹介 日本原子力研究開発機構、量子科学技術研究開発機構、 日立GEニュークリア・エナジー、三菱重工業、東芝 |
14:00-15:20 |
【パネルディスカッションI】 アジア諸国における成果活用と原子力技術開発のニーズ (モデレーター) Dr. Abdul Muin Bin Abdul Rahman (マレーシア原子力庁上席部長) (パネラー) Mr. Li Xuefeng (中国核能行業協会国際協力担当) Mr. Totti Tjiptosumirat (インドネシア原子力庁アイソトープ・放射線利用センター長) Mr. Yevgeniy Tur (カザフスタン国立原子力センター上級技術者) Mr. Chadraabal Mavag (モンゴル原子力委員会原子力技術部長) Dr Lucille V. Abad (フィリピン原子力研究所統括科学研究専門員) Dr. Pornthep Nisamaneephong (タイ原子力技術研究所所長) Dr. Cao Dinh Thanh (ベトナム原子力研究所副所長) |
15:20-15:40 |
<<休憩>> |
15:40-16:50 |
【パネルディスカッションII】 原子力平和利用分野でのアジア諸国における日本の役割 (ファシリテーター) 和田 智明 (FNCA日本コーディネーター) 南波 秀樹 (FNCA日本アドバイザー) (パネラー) 田中 淳 (量子科学技術研究開発機構量子ビーム応用研究部門研究企画室長、FNCA放射線育種プロジェクト国内委員) 大野 達也 (群馬大学重粒子線医学推進機構重粒子線医学センター教授、FNCA放射線治療プロジェクト国内委員) 高橋 祐治 (国際原子力開発業務執行取締役) 吉村 真人 (日立GEニュークリア・エナジー原子力国際技術本部長) |
16:50-17:00 |
【閉会挨拶】 釜井 宏行 文部科学省研究開発局研究開発戦略官(核融合・原子力国際協力担当)付核不拡散科学技術推進室 核不拡散科学技術推進室長
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