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食品産地偽装防止 ワークショップ

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ワークショップ

FNCA 食品産地偽装防止プロジェクトワークショップ

FNCA2024 食品産地偽装防止プロジェクトワークショップ
概要

2024年10月14日〜16日
オーストラリア、シドニー


2024年度のワークショップは、2024年10月14日から16日までの3日間、オーストラリアのANSTOの主催により、オーストラリア・シドニーにおいて開催されました。10カ国(オーストラリア、バングラデシュ、インドネシア、日本(オブザーバー)、マレーシア、モンゴル、フィリピン、タイ、ベトナム、フィジー(オブザーバー))が参加し、対面及びオンラインでの参加人数は事務局を含め計33名でした。

ワークショップの様子

食品産地偽装防止(CFF)プロジェクトは、2年間の準備期間を経て、2024年より正式にスタートしました。本プロジェクトは、サプライチェーンにおける食品産地偽装事例を抑止するために、食品産地調査技術プラットフォームと主要な重点食品品目の連合データベースの構築に向けた研究を行うことを目的としています。本プロジェクトの成果は、食品のトレーサビリティへの核分析技術の適用において、参加国の科学的能力の開発を通じて、アジア太平洋地域の発展に貢献することになるでしょう。

セッションの様子

今回の対面によるワークショップの目的は、これまでの取り組みを踏まえ、各国がプロジェクト期間中に分析する食品のフィンガープリントの連合データベースの方法論的枠組みについて議論することでした。本ワークショップでは、食品品目の選定、試料収集、2024年の分析計画を含むCFFプロジェクトの実施計画に関して参加各国と討議したほか、食品産地偽装の抑止への原子力技術の応用に関するトレーニング及び知識共有セッションもありました。

ワークショップの様子 ワークショップの様子

参加者は、食品及び環境研究におけるそれらの応用について学ぶため、さまざまな研究室を訪問し、CFF プロジェクトの主要点である食品分析用のハンドヘルド XRF スキャナーのトレーニングを受けました。

 


FNCA2024食品産地偽装防止プロジェクトワークショップ
会議報告

2024年10月14日〜16日
オーストラリア、シドニー


2024年10月14日〜16日に、ANSTOはシドニーで3日間の対面及びバーチャルトレーニングワークショップを開催し、FNCAの食品産地偽装防止イニシアチブにおける画期的なプロジェクトを推進した。
2023年に実施された以前のオンライントレーニングワークショップでは、各国が用いる食品品目について合意した(共通の水産品(ウシエビ)と参加国ごとの追加品目1つ)。
本ワークショップの目的は、これまでの取り組みを踏まえ、各国がプロジェクト期間中に用いる食品の元素フィンガープリントの連合データベースにおける方法論的枠組みについて議論することであった。 また、食品産地偽装の抑止への原子力技術の応用に関するトレーニング及び知識共有セッションも行われた。本セッションでは主に研究室を訪れ、食品分析における原子力技術を視察した。参加者は食品及び環境研究におけるそれらの応用について学ぶため、さまざまな研究室を訪問し、食品産地偽装防止(CFF)プロジェクトの主要点である食品分析用のハンドヘルドXRFスキャナーのトレーニングを受けた。
ANSTOで開催された3日間のワークショップには、合計33名(男女比はほぼ50:50)が参加し、CFFプロジェクトリーダーであるデバシシュ・マズムデール氏 が司会を務めた。フィジーからオブザーバーとして2名が参加した。フィジーはCFFプロジェクトに大きな関心を示しており、彼らの参加はネットワーキングと知識共有の貴重な機会となった。この取り組みは、アジア太平洋地域におけるCFFプロジェクトのより広範な実施を支援しており、食品安全及び持続可能な農業の促進、ジェンダー平等及びパートナーシップに関する国連の持続可能な開発目標(SDGs)に沿っている。
3日間のワークショップでは、それぞれ複数のセッションが実施された。

1日目:セッション1

議長:パトリシア・ガッド氏(ANSTO科学プログラム長)

冒頭の挨拶でANSTO施設の概要と歴史について説明し、本施設の価値と、いかにFNCAの使命と連携しているかについて簡単に述べた。ANSTOの原子力科学及び技術環境長であるカリーナ・メレディス氏は、環境研究におけるANSTOの能力について説明し、成果の具体例を示した。またトレーサビリティプラットフォームの目的及びFNCA内での役割について説明し、続いてワークショップ及びワークショップを通じて実施される協力で期待されている成果及び利点について概説した。FNCA日本コーディネーターである玉田氏が、FNCAの活動及び食品産地偽装及び産地調査の分野についてビデオメッセージを寄せた。

1日目:セッション2、3

議長:パトリシア・ガッド氏(ANSTO科学プログラム長)

ANSTO参加者より、産地調査プロジェクトにおける技術面について発表が行われた。まずデバシシュ・マズムデール氏が、プロジェクトの背景、設立理由、東南アジア(及びFNCA) とフィジーとの関連性などについて説明した。また関連する食品について「全国規模」の連盟による元素フィンガープリントの必要性を改めて強調し、参加者に知識の自由な共有、コメント、貢献及びプロセスをオープンで協力的なものにするよう促した。次に、ジェイソン・バートルディ氏が、ANSTOが使用するハンドヘルドXRFユニット(Olympus Vanta)の技術面に関して発表した。続いて、パトリシア・ガッド氏がX線及び放射線の安全性に関するベストプラクティスについて、キャロル・タドロス氏がデータベースシステムの開発について、ジャゴダ・クローフォード氏が統計的方法論及び技術普及について発表した。エリザベス・ベル氏が、ANSTO の管理の連鎖(Chain of Custody: CoC)に関するガイドラインをケーススタディの観点から提供し、続いてジェスモンド・サミュ教授が、機関内及び機関間に限らない、政府や業界のパートナーとのより広範な連携の重要性と利点についてのビデオプレゼンテーションを行った。本プレゼンにおける重要なポイントは、連携のネットワークが大きいほど、蓄積された専門知識及びスキルセットを活用した資金獲得や範囲の拡大が容易になり、最終的により重要かつ優れた成果につながるという点である。
1日目の最後に質疑応答セッションが行われ、各国が順番に公開フォーラムで最も重要な課題を説明し、フィードバック及び提案を受けた。共通のテーマとして、資金問題、試料収集(産業内の信頼の問題など)に関する課題、サプライチェーンにおける不純物混入に対処するための食品の安全性及び食品産地調査の重要性などが挙げられた。

2日目:セッション1

議長:パトリシア・ガッド氏(ANSTOリサーチプログラムマネージャー)

ANSTOと研究所を視察し、ANSTO での食品産地調査研究に利用可能な機能と技術に関する講演と技術プレゼンテーションが行われた。
ジェイソン・バートルディ氏とパトリック・アダムス氏は、ハンドヘルドXRF分析装置及びItrax-µXRFスキャナーを紹介した。ジェイソン・バートルディ氏は、ハンドヘルドXRFスキャナーを使用して、ベトナムから提供されたコメの試料のライブスキャンを実演した。ワークステーション及びコンピューターソフトウェアの操作方法を説明し、スキャナーから出力される生データの例を示した。
ANSTOの同位体比質量分析(IRMS)ラボでは、ナレル・ヘガティ氏は、標準使用、計量精度、ペレット化手順など、IRMS用の生の食品試料を準備する手順について説明した。また、ANSTOで安定同位体分析(SIA)に使用されている元素分析/同位体比質量分析計(EA/IRMS)を紹介し、トラブルシューティングを含む機器室での生データ出力及びデータ処理の例を示した。
ANSTOの加速器科学センターでは、アルマン・アタナシオ氏が、ANSTOのイオンビーム分析施設を紹介し、加速器科学におけるANSTOの能力、特に食品産地調査に使用されるハンドヘルド XRFの較正におけるイオンビーム分析の使用について説明した。

2日目:セッション2、3 及び3日目:セッション1

議長:デバシシュ・マズムデール氏(ANSTO食品産地プロジェクトリーダー)

各国の代表者が現状及び進捗状況を発表した。

  1. Roksana Huque氏(バングラデシュ)
    ウシエビ及びウコンの試料が部分的に収集され、分析のためにANSTOに送付された。資金不足により養殖及び天然の真正な試料収集が困難になってきていることが大きな課題の1つである。
  2. Henni Widyastuti氏(インドネシア)
    バナメイエビ及びコメの試料については進展が見られる。技術成熟の段階として、インドネシアはハンドヘルドXRFを保有していないが、研究室で食品試料の分析を開始している。分析用の試料送付には、インドネシアがANSTOと法的合意を結ぶ必要があることが指摘された。
  3. Mohd Noor Hidayat Adenan氏(マレーシア)
    マンゴー及びウシエビの試料が収集され、分析のためにANSTOに送付された。また一部の試料はANSTOのIRMS及びICP-MS施設で分析される。ANSTOが、分析完了後にハンドヘルドXRFデータを提供する予定である。
  4. Norman D.S. Mendoza, and Dr Emmanuel Garcia氏(フィリピン)
    フィリピンは食品産地調査に大きな関心を示しており、目覚ましい進歩を遂げている。マンゴー、ハチミツ、ウシエビ、コーヒーなど、いくつかの食品を産地調査の対象にすることを目標としている。すでに研究所で試料の分析を開始しており、後日データを共有する予定である。また分析用の試料送付には法的合意が必要であることが指摘された。
  5. Chakrit Saengkorakot氏(タイ)
    タイでは、CFFプロジェクト用にウシエビ及びプラムの試料収集を開始した。またIRMSによるハチミツのトレーサビリティ及び試料分析に取り組んでいる。またアジア工科大学院(AIT)及びタイ農業協同組合省水産局との協議を通じて、正規の供給元からのウシエビの試料収集に関する課題に取り組んでいる。
  6. Nandin-Erdene Oyunbileg氏(モンゴル)
    モンゴルは当初、CFFプロジェクトの対象として肉、ハチミツ、牛乳に興味を示していた。試料分析の技術が未成熟で、研究所もまだ整備されていない。CFFプロジェクトを立ち上げる上での大きな課題として、食品産地偽装防止に向けた、食品の認証及び政策に関する教育と啓蒙の必要性が挙げられる。また食品安全意識啓発キャンペーン、能力強化、協力ネットワークの開発、資金調達の必要性も強調した。
  7. Nguyen Thi Hong Thinh氏(ベトナム)
    ウシエビ及びコメの試料が収集され、元素分析のためにANSTOに送られた。これらの試料の一部はANSTOチームによりすでに分析されており、デバシシュ・マズムデール氏が食品産地検証の例として提示した。中間結果では、エビとコメの試料はどちらも地理的起源に基づき明確に異なることが示された。IRMSを使用した試料分析を正常に行うための技術的課題について言及があり、本ワークショップはANSTOのIRMS専門家とこれらの技術的課題ついて話し合う機会となった。さらに知識のギャップや資金不足などの課題を強調し、食品の品質管理に関する教育及び意識の重要性、プロジェクトを推進するために政府機関との協力を拡大する必要性を強調した。

3日目:セッション1

議長:デバシシュ・マズムデール氏(ANSTO食品産地プロジェクトリーダー)

パトリック・アダムス氏による総括講演、フィジー代表団(オブザーバー)によるプレゼンテーション、デバシシュ・マズムデール氏による翌年のプロジェクト目標に関する討議、日本の吉田光明氏及びANSTOのパトリシア・ガッド氏による閉会の挨拶が行われた。

フィジー(オブザーバー)によるプレゼンテーション

  1. Asaeli Naika: Naika氏
    魚類のシガテラ毒とそれに伴う健康被害の問題について説明した。フィジーはこの問題に対処するために、食品産地調査技術の導入、パートナーシップの形成及び能力強化に関心を持っている。また、特に海外市場向けに、成長中の農業分野でのより幅広い応用を期待している。
  2. Kemueli Seuseu: Seuseu氏
    FNCAに関連するフィジーの国家プログラムについて講演した。主な課題として、土地用途の競合(食料生産対産業)、森林伐採と採掘による流出、土壌浸食及び水路の詰まり、食料や水路/飲料水に含まれる農薬などを取り上げた。また、IAEAが実施するプログラムや研修、データや研究における提携大学の役割など、フィジーとIAEAのパートナーシップについても語り、それが政策及び現地での行動の指針となる。

また、フィジーは将来的なFNCAプログラムへの参加の可能性を含め、今後の能力強化や意思決定のための新たな協力及びプログラムへの参加を歓迎していると述べた。

フィジーのオブザーバー講演に続き、デバシシュ・マズムデール氏がマイルストーンについて発表し、FNCA食品安全プログラムの今後のステップについて説明した:

  • ANSTOが分析した試料のデータは、原産国に返送されると同時に中央リポジトリにも含まれる。
  • エビの粉末試料の一部は、データの整合性を確保するために、ANSTO、TINT及びPNRIで、ハンドヘルドXRFを使用した熟練度試験により分析される。
  • インドネシア及びフィリピンは、分析用の試料送付のためのANSTOとの材料送付契約の要件を提案した。インドネシアは、ANSTOがレビューするための契約を準備中である。
  • ANSTO主導の原稿は共通データから作成され、オーサーシップは共有されている。
  • 食品産地調査のための連合データベース及びフィンガープリント。
  • 2025年のワークショップはオンラインで開催される(2025年のオンライン会議の日付は未決定)。

 


FNCA2024 食品産地偽装防止プロジェクトワークショップ
プログラム

2024年10月14日〜16日
オーストラリア、シドニー


1日目:10月14日(月)

10:00-11:00

セッション1: 開会
ファシリテーター:Ms. Patricia Gadd (ANSTO)

  • 安全管理情報:Ms. Mel Gavan
  • 謝辞:Ms. Patricia Gadd
  • 開会挨拶:Dr. Karina Meredith
  • FNCAの展望:玉田正男氏
  • 参加者自己紹介
11:00-11:15

休憩

11:15-12:30

セッション2::ワークショップ
ファシリテーター:Ms. Patricia Gadd (ANSTO)

  • 食品産地偽装防止プロジェクトについて:Dr. Debashish Mazumder
  • ハンドヘルドXRFスキャナーの試料分析への適用:Mr. Jason Bertoldi
  • ハンドヘルドXRFスキャナーの試料分析への適用時の安全上の考慮事項:Ms. Patricia Gadd
12:30-13:30

昼食

13:30-15:30

セッション3:ワークショップ
ファシリテーター:Ms. Patricia Gadd (ANSTO)

  • フィンガープリント・データベースの開発:Dr. Carol Tadros
  • 統計モデルの応用:Dr. Jagoda Crawford
  • 流通管理:Ms. Elizabeth Bell
  • 組織間のより大規模な連携の重要性:Prof. Jesmond Sammut (UNSW) 及びANSTO研究員
  • 質疑応答

2日目:10月15日(火)

09:00-10:30

セッション1:技術デモンストレーション視察

  • 対応:ディスカバリーセンター
  • ディスカバリーセンター
    ITRAX及びHHXRF:Ms. Patricia Gadd
10:30-11:00

休憩

11:00-12:30

セッション2:ワークショップ(続き)

  • IRMSラボ:Ms. Narelle Hegarty
  • IBA及びNAA
12:30-13:30

昼食

13:30-15:00

セッション3:CFF プロジェクト進捗状況
ファシリテーター:Dr. Debashish Mazumder (オーストラリアPL)

  • 国別報告:バングラデシュ、インドネシア、マレーシア
15:00-15:20 休憩
15:20-16:20

セッション4:CFFプロジェクト進捗状況(続き)
ファシリテーター:Dr. Debashish Mazumder (オーストラリアPL)

  • 国別報告:モンゴル、フィリピン

3日目:10月16日(水)

09:30-10:30

セッション1:CFFプロジェクト進捗状況(続き)
ファシリテーター:Dr. Debashish Mazumder (オーストラリアPL)

  • 国別報告:タイ、ベトナム
10:30-11:00

休憩

11:00-12:30

セッション2:サマリー、マイルストーン、閉会
ファシリテーター:Ms. Patricia Gadd (ANSTO)

  • 本会合の成果及び活動:Dr. Patrick Adams
  • フィジーにおける食品原産地の重要性及びワークショップへのフィードバック:フィジー代表
  • プロジェクト2024-2025年マイルストーン:Dr. Debashish Mazumder及び各国代表
  • 閉会挨拶

 




FNCA2024 食品産地偽装防止プロジェクトワークショップ
参加者リスト

2024年10月14日〜16日
オーストラリア、シドニー


オーストラリア


Dr. Debasish Mazumder
ANSTO

Ms. Patricia Gadd
ANSTO

Dr. Karina Meredith
ANSTO

Ms. Susan Bogle
ANSTO

Ms. Mel Gavan
ANSTO

Mr. Dan Nicholls
ANSTO

Ms. Leah Mitchell
ANSTO

Ms. Narelle Hegarty
ANSTO

Ms. Elizabeth Bell
ANSTO

Mr. Mitchell Lo
ANSTO

Dr. Jagoda Crawford
ANSTO

Dr. Carol Tadros
ANSTO

Mr. Jason Bertoldi
ANSTO

Mr. Richard Bufill
ANSTO

Dr. Patrick Mark Adams
ANSTO

Prof. Jasmond Sammut
University of New South Wales (UNSW)

バングラデシュ

Dr. Roksana Huque
Bangladesh Atomic Energy Commission (BAEC)

Dr. Md. Shakhawat Hussain
Bangladesh Atomic Energy Commission (BAEC)

インドネシア

Ms. Henni Widyastuti
National Reseacrh and Innovation Agency (BRIN)

Mr. Indra Mustika Pratama
National Reseacrh and Innovation Agency (BRIN)

マレーシア

Mr. Mohd Noor Hidayat Adenan
Malaysian Nuclear Agency

Prof. Dr. Fatimah Md Yusoff
University Putra Malaysia

モンゴル

Ms. Nandin-Erdene Oyunbileg
National Reference Laboratory for Food Safety

フィリピン

Dr. Emmanual V. Garcia
De La Salle University

Mr. Norman D. S. Mendoza
Philippine Nuclear Research Institute (PNRI)

タイ

Mr. Chakrit Saengkorakot
Thailand Institute of Nuclear Technology (TINT)

Ms Sasiphan Khaweerat
Thailand Institute of Nuclear Technology (TINT)

ベトナム

Dr. Thinh Nguyen Thi Hong
Institute for Nuclear Science and Technology
Vietnam Atomic Energy Institute (VINATOM)

Mr. Nguyen Duc Tam
Institute for Nuclear Science and Technology
Vietnam Atomic Energy Institute (VINATOM)

オブザーバー

フィジー

Mr. Kemueli Seuseu
Ministry of Agriculture, Fiji

Mr. Asaeli Naika
Fiji National University

日本

Dr. 玉田正男(ビデオメッセージ)
FNCA日本コーディネーター

Dr. 吉田 光明
原子力安全研究協会

 

Forum for Nuclear Cooperation in Asia