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オリゴキトサンのイネと唐辛子への利用に関するガイドライン(PDF)

ワークショップ

FNCA 2017 電子加速器利用ワークショップ

FNCA2017 バイオ肥料および電子加速器利用プロジェクト合同ワークショップ
概要

2017年11月13日〜17日
日本、群馬県高崎市


集合写真

 2017年度のバイオ肥料および電子加速器利用合同ワークショップは、2017年11月13日〜17日の5日間、文部科学省(MEXT)の主催のもと国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構(QST)高崎量子応用研究所にて開催されました。本ワークショップには、FNCA 10カ国(バングラデシュ、中国、インドネシア、日本、カザフスタン、マレーシア、モンゴル、フィリピン、タイ、ベトナム)から計40名の参加がありました。

 ワークショップの冒頭には、文部科学省の道川祐市氏およびQST高崎量子応用研究所副所長の田中淳氏(伊藤久義所長の代理)より歓迎の挨拶が述べられました。

田中淳所長の写真
田中淳副所長(QST)
開会セッションの写真
開会セッション

 開会セッションに続き、高崎量子応用研究所との合同公開セミナー「アジアにおける放射線利用技術と持続的研究開発」が同研究所にて開催され、127名の参加がありました。インドネシア、日本、フィリピン、ベトナムから計8名の研究者が発表を行いました。公開セミナーのサマリーは添付3 を参照。

公開セミナーの写真
FNCAとQST高崎量子応用研究所共催の公開セミナーの様子

 ワークショップ2日目には、参加各国より植物生長促進剤(PGP)とバイオ肥料に関するカントリーレポートが発表されました。ますは、電子加速器利用プロジェクトの参加者からは、PGP実用化の進捗状況や課題、およびPGP実用化後の新たな試験について報告がありました。その後、バイオ肥料プロジェクトの参加者からPGPとバイオ肥料の併用による相乗効果に関する発表が行われました。カントリーレポートの後、各国における成果や2プロジェクトの今後の協働について討議が行われました。PGPカントリーレポートのサマリーは添付4 を参照。

 ワークショップ3日目から5日目の午前中まで、個別セッションが開催されました。本プロジェクトでは、各国の超吸水材(SWA)の研究・試験および実用化の現状について報告がありました。4日目には高崎量子応用研究所にてテクニカルビジットが行われ、イオン照射研究施設のTIARA、電子加速器施設、60Co照射施設、サイエンスプラザ(資料館)を見学しました。SWAカントリーレポートサマリーは添付6-1 を参照。

テクニカルビジットの写真1 テクニカルビジットの写真2
高崎量子応用研究所でのテクニカルビジットの様子

 5日目の個別セッション後には両プロジェクトが再度集まり、各個別セッションの結論を報告し合いました。ワークショップは、バイオ肥料プロジェクトリーダーの安藤象太郎氏および電子加速器利用プロジェクトリーダーの玉田正男氏による閉会の挨拶をもって、正式に閉会しました。詳細は、合同セッション議事録 を参照。

高崎量子応用研究所の銀杏並木の前で
FNCAとQST高崎量子応用研究所共催の公開セミナーの様子

 バイオ肥料プロジェクトの個別セッションサマリーは添付5 を参照。


FNCA2017 バイオ肥料および電子加速器利用プロジェクト合同ワークショップ
議事録

2017年11月13日〜17日
日本、群馬県高崎市


<合同セッション>

ⅰ) 日程 2017年11月13日〜17日
ⅱ) 会場 国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構
高崎量子応用研究所
ⅲ)主催 日本文部科学省(MEXT)
ⅳ) 協力

量子科学技術研究開発機構(QST)高崎量子応用研究所(TARRI)

ⅴ) 出席者 バングラデシュ、中国、インドネシア、日本、カザフスタン、マレーシア、モンゴル、フィリピン、タイ、ベトナムの10ヵ国より合計36名(出席者リスト
ⅵ) プログラム プログラム

[開会セッション]

文部科学省研究開発局研究開発戦略官付(核融合・原子力国際協力担当)核不拡散科学技術推進室室長補佐の道川祐市氏、および量子科学技術研究開発機構高崎量子応用研究所副所長の田中淳氏より挨拶があり、全ての参加者に対し温かい歓迎の意が表された。続いて、FNCA日本コーディネーターの和田智明氏、およびFNCA日本アドバイザーの南波秀樹氏よりスピーチがあり、実り多きワークショップとするために参加者からの積極的な貢献が求められた。引き続きワークショップ参加者が自己紹介を行った。

基調講演として、和田氏より2016年〜2017年におけるFNCAの活動概要と進捗状況、および主要な成果が報告された。続いて、バイオ肥料プロジェクト日本プロジェクトリーダーである安藤象太郎氏、および電子加速器利用プロジェクト日本プロジェクトリーダーである玉田正男氏より、各プロジェクトの活動概要とワークショップにおける主要課題が紹介された。

[公開セミナー] アジアにおける放射線利用技術と持続的研究開発

11月13日に、「アジアにおける放射線利用技術と持続的研究開発」と題された公開セミナーが、FNCAと量子科学技術研究開発機構高崎量子応用研究所との共催の形式で開催され、約130人が参加した。公開セミナーの発表要旨は添付資料3 の通りである。

[合同セッション1および2] 植物生長促進剤に関するカントリーレポート(電子加速器利用プロジェクト)

電子加速器利用プロジェクトの参加10ヵ国が、それぞれ植物生長促進剤(PGP)に関するカントリーレポートについて報告を行った。各国の報告概要は添付資料4 の通りである。

[合同セッション3] バイオ肥料と植物生長促進剤との相乗効果に関する報告(バイオ肥料プロジェクト)

バイオ肥料プロジェクトの参加8ヵ国が、それぞれ植物生長促進剤(PGP)との相乗効果に関する報告を行った。各国の報告概要は添付資料4 の通りである。

[合同セッション4] バイオ肥料と植物生長促進剤との相乗効果に関するまとめ

バイオ肥料とオリゴキトサンPGPの相乗効果は、バングラデシュ、中国、インドネシア、日本、マレーシア、モンゴル、フィリピンおよびタイから報告された。イネに関する相乗効果は、バングラデシュおよびタイにおいて確認され、その他の国ではバイオ肥料とPGPの併用について植物の生長に有効性が見られた。バングラデシュでは、イネの小規模圃場試験において穀粒収量が12%増加したことが確認された。PGPとバイオ肥料(アゾスピリラム)の併用効果は、個々による効果(PGP:4.5%、バイオ肥料:3.7%)の合計よりも大きい。タイにおいては、イネのポット試験で化学肥料を75%まで減少させた際に相乗効果が認められた。イネは経済効果の高い植物であり、得られる相乗効果が各国における社会経済的利益に繋がることが期待される。

バイオ肥料と植物生長促進剤における相乗効果試験結果のまとめ
バイオ肥料と植物生長促進剤における相乗効果試験結果のまとめの図

[セッション5] 個別セッションのまとめおよび意見交換

安藤氏よりバイオ肥料プロジェクト個別セッションの取りまとめ結果が報告され、続いて玉田氏より電子加速器利用プロジェクト個別セッションの取りまとめ結果がそれぞれ報告され、2018年〜2020年に向けた活動計画について議論が行われた。電子加速器利用プロジェクトの個別セッションサマリーは以下(<個別セッション> )を、バイオ肥料プロジェクトの個別セッションサマリーは添付資料5 を参照。

[閉会セッション]

ワークショップの議事録が全ての参加者によって確認され、合意された。本議事録は第19回コーディネーター会合で報告される。最後に、安藤氏より挨拶があり成功裡にワークショップが閉会された。また、玉田氏よりすべての参加者からの貢献に対し感謝の意が表された。来年度のワークショップはカザフスタンで2018年9月または10月に開催予定である。

<個別セッション>

ⅰ) 日程 2017年11月15日〜17日
ⅱ) 会場 国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構
高崎量子応用研究所
ⅲ)主催 日本文部科学省(MEXT)
ⅳ) 協力

国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構
高崎量子応用研究所

ⅴ) 出席者 バングラデシュ、中国、インドネシア、日本、カザフスタン、マレーシア、モンゴル、フィリピン、タイ、ベトナムから計15名(出席者リスト
ⅵ) プログラム プログラム

電子加速器利用個別セッションには、FNCA参加10ヶ国(バングラデシュ、中国、インドネシア、日本、カザフスタン、マレーシア、モンゴル、フィリピン、タイおよびベトナム)から、電子加速器利用と天然高分子の放射線処理に関する専門家計15名が参加した。

[個別セッション1] <PGP>まとめ1 植物生長促進剤(PGP)実用化に向けた課題と進捗状況

サルマ・スルタナ氏が、合同セッション1についてPGP実用化に向けた課題と進捗状況に焦点を当てたまとめを発表した。その後、参加者らはテーマに沿って討議を行った。本セッションの討議サマリーは、個別セッション2の章を参照。

[個別セッション2] <PGP>まとめ2 PGP実用化後の新たな研究開発

マリナ・ビンティ・タリブ氏が、合同セッション2についてPGP実用化後の新たな試験に焦点を当てたまとめを発表し、その後討議が行われた。インドネシアはPGPの登録に問題を抱えている。マレーシア、フィリピン、タイではすでにPGPの実用化を達成しているが、その他の国では以下の通りフィールド試験が必要である。

国名 作物
バングラデシュ ナス、トウモロコシ
インドネシア 黒コショウ、イネ
フィリピン リョクトウ、ピーナッツ、トウモロコシ、葉菜
ベトナム ダイズ

インドネシアとベトナムは、家畜飼料としてのオリゴキトサンの効果について研究を行っている。PGPと超吸水材(SWA)を組み合わせた場合の相乗効果について、更なる研究を行うことが提案された。次フェーズでは、医療(健康)・農業・環境分野における放射線加工技術の利用に取り組むことで合意された。

[個別セッション3] <SWA>カントリーレポート1 超吸水材(SWA)実用化に向けた現状と費用対効果

5ヶ国が、SWA製品の費用対効果に焦点を当てたカントリーレポートを発表した。サマリーは添付6-1 を参照。

[個別セッション4] <SWA>カントリーレポート2 SWA実用化後の新たな研究と課題

5ヶ国が、SWA実用化後の新たな研究と課題に焦点を当てたカントリーレポートを発表した。サマリーは添付6-1 を参照。

[個別セッション5] <SWA>まとめ3 超吸水材(SWA)実用化に向けた現状と費用対効果

ダルマワン・ダルウィス氏が、バングラデシュ、インドネシア、マレーシア、モンゴル、フィリピンのカントリーレポートのまとめを発表した。SWA実用化に向けた課題に焦点が当てられ、以下の通り討議が行われた。

  • 気候変動により一貫したデータの取得が不可能(例:長雨)
  • SWA作製コストや費用を抑えるためには、地元産原料とシンプルな作製方法を検討する必要がある。
  • SWA製品は、既に存在する商品よりも費用対効果の点で優位でなければならない。
  • 植物生長に対するSWAとPGPの相乗効果を研究する必要がある。
  • 太陽光によるSWA分解を防ぎ効率的に保水させるためには、SWAを地下深くに設置する必要がある。例えば、野菜の場合には地下20〜30cm、樹木の場合には地下1mが望ましい。

[個別セッション6] <SWA>まとめ4 SWA実用化後の新たな研究と課題

アレクサンダー・ボリセンコ氏が、中国、日本、カザフスタン、タイ、ベトナムのカントリーレポートのまとめを発表した。討議の中で、SWAの長期的な効果(2〜3年)について調査することが提案された。また、SWAの利用における以下3つの異なる観点で費用対効果を高めることができることが示唆された。第一に、優れた機械的性質を有する頑丈なSWAを作製する手法。第二に、競合技術である点滴灌漑技術よりもSWAの長所が発揮される分野での利用。第三にSWAの総合的なコストがよく考慮された場合での経済的な利益。さらに、SWAは医療、工業、環境等の他の分野への広範な展開が可能であり、経済的に実行可能となり得る(採算に合う)ことが強調された。

[個別セッション7] 放射線加工に関するFNCAプロジェクトとIAEA/RCAプロジェクトの連携

ルシル・V・アバッド氏は、IAEA RASプロジェクト「水処理のための放射線グラフト重合法による材料の開発とスケールアップについて発表した。同プロジェクトは2018年〜2021年の4年間にわたって運営される。政府関連組織が産業界や政府・非政府機関と協力し、廃水内の汚染物質の軽減に向けた放射線グラフト重合による材料の開発を目指す。同様に、製品はエンドユーザーのニーズに合わせてオーダーメイドされる。このことによりエンドユーザーの興味を引き、産業界への技術移転が促進されるだろう。同プロジェクトへの参加条件は以下の通りである:

  1. 放射線グラフト重合のための照射施設(ガンマ線もしくは電子線)と研究室を所有していること。
  2. 放射線グラフト重合に関する研究経験があること。
  3. 現在放射線グラフト重合の研究に携わる専任研究員がいること。もしくは、今後研究室内でグラフト重合技術を確立させる予定があること。

IAEAとFCNAの協力を強化するために、合同会合やその他の連携を検討するべきである。

[個別セッション8] 3年評価と次フェーズへの提案

玉田正男氏がプロジェクトの成果と将来計画について発表し、参加者が討議を行った。3年間の主な成果は以下の通りである:

  • 環境に優しい製品であるPGPとSWAによって、穀物と野菜(例:イネ、唐辛子、リョクトウ)の収量が上がり、参加国に経済的な利益をもたらした。
  • PGPの生産拡大を達成した。タイのガンマ線照射センターでは、10万L/月から10万L/日への増産に成功した。フィリピンでは、電子線を利用して1時間に1,700LのカラギーナンPGPを作製している。これは、計3万7,000ヘクタールになる複数地域のフィールドにおいてイネに対する試験を行うのに必要となる量を賄うものである。
  • イネに対するPGPとバイオ肥料の相乗効果が見出された。
  • 2009年に発行された「放射線加工によるハイドロゲルおよびオリゴ糖類の開発に関するガイドライン」を更新し、FNCAウェブサイトに掲載した。
  • タイのガンマ線照射センターでは、1日に200kgのSWAが作製されている。カザフスタンでは、電子線を利用したSWAの生産機(500kg/日)が導入された。

その他の成果や植物の詳細は以下の表を参照。

表:2017年の主な成果と次フェーズ(2018年〜2020年)の目標
バイオ肥料と植物生長促進剤における相乗効果試験結果のまとめの図

上記成果は、プロジェクトの最終評価表に記載されている。参加国は次フェーズに向けた提案事項について討議した。

[個別セッション9] テクニカルビジットについて

田口光正氏が、高崎量子応用研究所におけるテクニカルビジットについて説明を行った。参加者らはイオン照射研究施設(TIARA)、電子線照射施設、60Co照射施設、サイエンスプラザ(資料館)を見学した。

[個別セッション10] まとめと合同セッション閉会に向けた準備

合同セッション閉会の準備に向けて、玉田氏が個別セッション全体のまとめを行った。詳細は上記合同ワークショップ議事録を参照。



FNCA2017バイオ肥料&電子加速器利用プロジェクト合同ワークショップ
プログラム

2017年11月13日〜11月17日
群馬県高崎市

<合同セッション>
1日目(11月13日)高崎量子応用研究所(QST)

09:30 – 09:45 参加登録
09:45 - 11:20 開会セッション
議長:田口光正氏(日本)
  1. 歓迎の挨拶
 1) 道川祐市氏(文部科学省)
 2) 伊藤久義氏(QST高崎量子応用研究所所長)
  (代理:田中淳氏同副所長)
2. 開会の挨拶
 1) 和田智明氏(FNCA日本コーディネーター)
 2) 南波秀樹氏(FNCA日本アドバイザー)
3. 参加者自己紹介
4. アジェンダ確認
5. 記念写真
6. FNCA概要(20分/質疑応答含)
 1) FNCAの活動の概要と進捗(2016年〜2017年)
  - 和田智明氏(FNCA日本コーディネーター)
 2) バイオ肥料プロジェクトの概要・成果・ワークショップの目的
 - 安藤象太郎氏(FNCAバイオ肥料日本プロジェクトリーダー)
 3) 電子加速器利用プロジェクトの概要・成果・ワークショップの目的
 - 玉田正男氏(FNCA電子加速器利用日 本プロジェクトリーダー)
11:20 – 13:00 昼食
オープンセミナー:アジアにおける放射線利用技術と持続的研究開発
司会:玉田正男氏(量子科学技術研究開発機構)
(発表 20分+質疑応答5 分)
12:40 – 13:10 参加登録
13:10 – 13:15  開会
13:15 – 13:40 1. アジア諸国に対する原子力国際協力と日本の貢献
 - 道川祐市氏(文部科学省)
13:30 – 13:55 2. 放射線改質されたカラギーナン由来の植物生長促進剤による作物収量向上効率
 - Dr Lucille V. Abad(フィリピン原子力研究所科学技術部)
14:05 – 14:30 3. キチン、キトサンの植物生長促進
 - 草桶秀夫氏(福井工業大学環境・食品科学科教授)
14:30  – 14:55 4. 放射線処理による植物成長促進剤の効果的な生産および多用途への適用
 - Dr Nguyen Ngoc Duy(ベトナム原子力研究所 VINAGAMMAセンター)
14:55 – 15:10 休憩
15:10 – 15:35 5. 放射線加工技術による超吸水材の砂質土壌への適用
 - 井上光弘氏(鳥取大学名誉教授)
15:35 – 16:00 6. 水稲用バチルスバイオ肥料「キクイチ」の特性について
 - 横山正(東京農工大学大学院農学研究院教授)
16:00 – 16:25 7. フィリピンにおけるバイオ肥料の動向
 - Ms Julieta Anarna(フィリピン大学ロスバニョス校分子生物学・バイオテクノロジー研究所)
16:25 – 16:50 8. インドネシアにおけるバイオ(有機)肥料の開発
 - Prof Iswandi Anas(ボゴール農科大学農学部教授)
16:50 – 16:55 閉会

 

2日目(11月14日)高崎量子応用研究所(QST)

08:30 – 09:45 合同セッション1:植物生長促進剤の商業化についての課題と進捗に関するカントリーレポート(電子加速器利用)
(発表15分+質疑応答10分)
議長:バングラデシュ(バイオ肥料)
  1. バングラデシュ
2. カザフスタン
3. モンゴル
09:45 – 10:00 コーヒーブレイク
10:00 – 11:40 合同セッション2:植物生長促進剤の商業化後の新たな試験に関するカントリーレポート(電子加速器利用)
(発表15分+質疑応答10分)
議長:中国(バイオ肥料)
  4. 中国
5. インドネシア
6. 日本
7. マレーシア
11:40 – 12:45 昼食
12:45 – 14:00 合同セッション2続:植物生長促進剤の商業化後の新たな試験に関するカントリーレポート(電子加速器利用)
(発表15分+質疑応答10分)
8. フィリピン
9. タイ
10.ベトナム
14:00 – 15:00 合同セッション3:バイオ肥料と植物生長促進剤との相乗効果に関する報告(バイオ肥料)
(発表10分+質疑応答5分)
議長:バングラデシュ(電子加速器利用)
  1. バングラデシュ
2. 中国
3. インドネシア
4. 日本
15:00 – 15:15 コーヒーブレイク
15:15 – 16:30 合同セッション3続:バイオ肥料と植物生長促進剤との相乗効果に関する報告(バイオ肥料)
(発表10分+質疑応答5分)
議長:インドネシア(電子加速器利用)
  5. マレーシア
6. モンゴル
7. フィリピン
8. タイ
9. ベトナム
16:30 – 17:55 合同セッション4:バイオ肥料と植物生長促進剤との相乗効果に関するまとめ
議長:玉田正男氏(電子加速器利用)
  1. 討議
 *議論ポイント
 - 相乗効果の評価
 - 期待される相乗効果
 - 協力の進捗状況と課題
 - 行動計画
  - オリゴキトサンのメカニズム解明に向けたフィールド試験設計
  - 参加各国における研究用のオリゴキトサン供給業者(サプライヤー)
2. 結論

 

<個別セッション>
3日目(11月15日)高崎量子応用研究所(QST)

個別セッション1:<PGP>まとめ1植物生長促進剤(PGP)実用化に向けた課題と進捗状況(発表20分 + 討議40分)
議長:Dr Marina Binti Talib(マレーシア)
09:00 – 09:10 リードスピーチ(10分)
Dr Salma Sultana(バングラデシュ)
09:10 – 09:50  討議(40分)
個別セッション2:<PGP>まとめ2PGP実用化後の新たな試験(発表20分 + 討議40分)
議長:Dr Phiriyatorn Suwanamala(タイ)
09:50 – 10:00 リードスピーチ(10分)
Dr Marina Binti Talib(マレーシア)
10:00 – 10:40 討議(40分)
個別セッション3:<SWA>カントリーレポート1超吸水材(SWA)実用化に向けた現状と費用対効果(発表20分 + 質疑応答10分)
議長:Dr Nguyen Ngoc Duy(ベトナム)
11:00 – 11:30 バングラデシュ
11:30 – 12:00 インドネシア
12:10 – 13:10 昼食(60分)
個別セッション3:続<SWA>カントリーレポート1超吸水材(SWA)実用化に向けた現状と費用対効果(発表20分 + 質疑応答10分)
議長:Dr Nguyen Ngoc Duy(ベトナム)
13:10 – 13:40 マレーシア
13:40 – 14:10 モンゴル
14:10 – 14:40 フィリピン
14:40 - 15:00 コーヒーブレイク(20分)
個別セッション4:<SWA>カントリーレポート2SWA実用化後の新たな研究と課題(発表20分 + 質疑応答10分)
議長:Mr Sukh Odkhuu(モンゴル)
15:00 - 15:30 中国
15:30 - 16:00 日本
16:00 - 16:30 カザフスタン
16:30 - 17:00 タイ
17:00 - 17:30 ベトナム

 

4日目(11月16日)高崎量子応用研究所(QST)

個別セッション5:<SWA>まとめ3超吸水材(SWA)実用化に向けた現状と費用対効果(発表20分 + 討議40分)
議長:田口光正氏(量子科学技術研究開発機構)
09:00 - 09:10 リードスピーチ(10分)
Dr Darmawan Darwis(インドネシア)
09:10 - 09:50 討議(40分)
個別セッション6:<SWA>まとめ4SWA実用化後の新たな研究と課題
議長:Dr Li Jingye(中国)
09:50 - 10:00 リードスピーチ(10分)
Mr Alexandr Borissenko(カザフスタン)
10:00 - 10:40 討議(40分)
10:40 - 11:00 コーヒーブレイク(20分)
個別セッション7:放射線加工に関するFNCAプロジェクトとIAEA/RCAプロジェクトの連携
議長:Dr Phiriyatorn Suwanamala(タイ)
11:00 - 11:20 リードスピーチ(20分)
Dr Lucille V. Abad(フィリピン)
11:20 - 11:25 質疑応答(5分)
11:25 - 12:00 RCAとの連携に関する討議(35分)
12:00 - 13:00 昼食(70分)
個別セッション8:3年評価と次フェーズへの提案
議長:玉田正男氏(量子科学技術研究開発機構)
13:05 - 13:25 リードスピーチ(20分)
玉田正男氏(量子科学技術研究開発機構)
13:25 - 14:25 3年評価最終レポートと提案書の作成に向けた討議(60分)
個別セッション9:テクニカルビジットについて
14:25 - 14:30 テクニカルビジットに関する情報(5分)
田口光正氏(量子科学技術研究開発機構)
14:30 - 14:55 コーヒーブレイク/テクニカルビジット準備(20分)
15:00 - 17:00 量子科学技術研究開発機構テクニカルビジット

 

5日目(11月16日)高崎量子応用研究所(QST)

個別セッション10:まとめと合同セッション閉会に向けた準備
議長:Dr Lucille V. Abad(フィリピン)
09:00 - 09:45 合同セッションサマリーに関する討議(EBプロジェクトのみ)(45分)
09:45 - 10:30 個別セッションサマリーの修正と承認(45分)
10:30 - 10:50 コーヒーブレイク(20分)
10:50 - 12:00 個別会合成果発表の準備(70分)
玉田正男氏(量子科学技術研究開発機構)
12:00 - 13:15 昼食(75分)
<合同セッション>高崎量子応用研究所(QST)
13:15 - 14:15 合同セッション5個別セッションサマリーと意見交換(発表10分)
議長:フィリピン(バイオ肥料)
  1. バイオ肥料プロジェクト
 - 安藤象太郎氏(日本)
2. 電子加速器利用プロジェクト
 - 玉田正男氏(日本)
3. 円卓討議
14:15 - 15:00 閉会セッション
議長:佐藤勝也氏(量子科学技術研究開発機構)
  1. 会合議事録の確認
 - 田口光正氏(日本、QST)
2. 閉会の挨拶
 1) 安藤象太郎氏(国際農林水産業研究センター)
 2) 玉田正男氏(量子科学技術研究開発機構)
 




FNCA2017バイオ肥料&電子加速器利用プロジェクト合同ワークショップ
参加者リスト

2017年11月13日〜11月17日
日本、高崎


バングラデシュ

Dr MdKamruzzaman Pramanik(Md・カムルザマン・プラマニク)
バングラデシュ原子力委員会(BAEC)
主任科学研究員
*BFプロジェクトリーダー

Dr Salma Sultana(サルマ・スルタナ)
バングラデシュ原子力委員会(BAEC)
主任科学研究員
*EBプロジェクトリーダー

中国

Prof Zhang Ruifu(チャン・ルイフー)
中国農業科学院
農業資源農業区画研究所
教授
*BFプロジェクトリーダー

Prof Dr Jingye Li(リー・ジンイェ)
中国科学院
上海応用物理研究所
研究管理室長
*EBプロジェクトリーダー

インドネシア

Prof Dr Iswandi Anas(イスワンディ・アナス)
ボゴール農科大学(IPB)
農学部土壌バイオテクノロジー学科長
*BFプロジェクトリーダー

Dr Darmawan Darwis(ダルマワン・ダルウィス)
インドネシア原子力庁(BATAN)
アイソトープ利用・放射線技術センター
放射線加工部部長
*EBプロジェクトリーダー

日本

和田智明氏
FNCA日本コーディネーター

南波秀樹氏
FNCA日本アドバイザー

伊藤久義氏
量子科学技術研究開発機構
量子ビーム科学研究部門
高崎量子応用研究所
所長

田中淳氏
量子科学技術研究開発機構
量子ビーム科学研究部門
高崎量子応用研究所
副所長

道川祐市氏
文部科学省研究開発局
研究開発戦略官付(核融合・原子力国際協力担当)
核不拡散科学技術推進室
室長補佐

春日章治氏
文部科学省研究開発局
研究開発戦略官付(核融合・原子力国際協力担当)
調査員

安藤象太郎氏
国際農林水産業研究センター
熱帯・島嶼研究拠点
高バイオマス資源作物プロジェクト
プロジェクトリーダー
*BFプロジェクトリーダー

佐藤勝也氏
量子科学技術研究開発機構
量子ビーム科学研究部門
高崎量子応用研究所
放射線生物応用研究部
上席研究員
*BF参加者

横山正氏
東京農工大学
大学院農学研究院
生物生産科学部門
教授
*BF参加者

Prof Gary Stacey(ギャリー・ステイシー)
東京農工大学
グローバルイノベーション研究院
スーパー教授
*BF参加者

岡崎伸氏
東京農工大学
大学院農学研究院
国際環境農学部門
准教授
*BF参加者

大野豊氏
量子科学技術研究開発機構
量子ビーム科学研究部門
高崎量子応用研究所
放射線生物応用研究部
プロジェクト「イオンビーム変異誘発研究」
リーダー
*BF参加者

玉田正男氏
量子科学技術研究開発機構
量子ビーム科学研究部門
研究企画室
室長代理
*EBプロジェクトリーダー

田口光正氏
量子科学技術研究開発機構
量子ビーム科学研究部門
高崎量子応用研究所
先端機能材料創製研究部
プロジェクト「生体適合性材料研究」
リーダー
*EB参加者

井上光弘氏
鳥取大学
乾燥地研究センター
名誉教授
*EB参加者

草桶秀夫氏
福井工業大学
環境情報学部
環境食品科学科
教授
*EB参加者

長澤尚胤氏
量子科学技術研究開発機構
量子ビーム科学研究部門
高崎量子応用研究所
先端機能材料創製研究部
プロジェクト「生体適合性材料研究」
主幹研究員
*EB参加者

カザフスタン

Ms Olga Timofeyeva(オルガ・ティモフィエヴァ)
PromyshlennoeSnabzheniye, LLP
営業部長
*BFプロジェクトリーダー

Mr Alexandr Borissenko(アレクサンダー・ボリセンコ)
JSC原子力技術パーク
最高経営責任者(CEO)
*EBプロジェクトリーダー

マレーシア

Ms Rosnani Binti Abdul Rashid(ロズナニ・ビンティ・アブドゥル・ラシッド)
マレーシア原子力庁
研究員
*BF参加者

Dr Marina Binti Talib(マリナ・ビンティ・タリブ)
マレーシア原子力庁
マネージャー
*EBプロジェクトリーダー

モンゴル

Dr Delgermaa Bongosuren(ディルヒルマー・ボンゴスレン)
植物農業科学研究所
土壌微生物研究室長
*BFプロジェクトリーダー

Mr Sukh Odkhuu(スフ・オドフー)
モンゴル国立大学
原子力研究センター
研究者
*EB参加者

フィリピン

Ms Julieta A. Anarna(ジュリエッタ・A・アナルナ)
フィリピン国立大学ロス・バニョス校
分子生物学・バイオテクノロジー研究所
2級大学研究員
*BFプロジェクトリーダー

Dr Lucille V. Abad(ルシル・V・アバッド)
フィリピン原子力研究所
管理科学研究者
*EBプロジェクトリーダー

タイ

Dr Phatchayaphon Meunchang(パッチャヤフォン・メウンチャン)
タイ農業局
農業規制室
室長
*BFプロジェクトリーダー

Dr Phiriyatorn Suwanmala(フィリヤトーン・スワンマラ)
タイ原子力研究所
原子力研究開発部
部長
*EBプロジェクトリーダー

ベトナム

Dr Nguyen Ngoc Duy(グエン・ゴック・ドゥイ)
ベトナム原子力研究所
放射線技術研究開発センター
研究開発部
部長
*EB参加者

オブザーバー

Dr Mohammad Anwar-Ul Azim(モハンマド・アンワルウル・アズィム)
バングラデシュ原子力委員会(BAEC)
国立核医学周辺科学研究所(NINMAS)
上級技師
*2017年度文部科学省研究者育成事業招聘者

Mr Nguyen Thanh Duoc(グエン・タン・ドゥク)
ベトナム原子力研究所(VINTATOM)
放射線技術研究開発センター(CRT)
研究員
*2017年度文部科学省研究者育成事業招聘者

事務局

小池亜紀
公益財団法人原子力安全研究協会国際研究部

谷田彩子
公益財団法人原子力安全研究協会国際研究部



Forum for Nuclear Cooperation in Asia