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「アジアの発展に役立つ原子力を考える」講演会開催報告

2006年7月

 「アジアの発展に役立つ原子力を考える(サブタイトル:アジア原子力協力フォーラムの成果)」講演会は、文部科学省主催で、2006年7月3日(月)午後2時30 分から広島商工会議所101号室(広島市中区基町5-44)で開催しました。
  講演会には90名近くの聴衆が集まり、各界でご活躍の4名の専門家の方から、 FNCAの成果や情報を中心に、原子力や放射線利用の現状、将来展望をご紹介いただき、後半はパネル討論を行いました。

・講演会プログラム(PDFファイル/9KB)

講演会場の様子

 



開会挨拶を行う藤田国際原子力協力官

開会挨拶を行う藤田国際原子力協力官

 講演に先立ち、主催者である文部科学省 研究開発局 原子力計画課 国際原子力協力官の藤田健一氏から開会のご挨拶をいただきました。

講演を行う町原子力委員

講演を行う町原子力委員

 最初の講演は、 FNCA 日本コーディネーターでもあり、原子力委員会委員の町末男 氏から「原子力がアジアの人々の暮らしを豊かにする  - 日本の協力とその成果 - 」と題してお話をいただきました。

・「 原子力がアジアの人々の暮らしを豊かにする −FNCAを中心とした日本の協力と成果−」(PDFファイル/23KB)


講演を行う辻井センター長

講演を行う辻井センター長

 2番目の講演は、 FNCA 放射線治療プロジェクトの日本プロジェクトリーダーでもあり、独立行政法人 放射線医学総合研究所 重粒子医科学センター長の辻井博彦 氏から「切らないで「がん」を治す放射線治療 - アジア途上国で増えている「がん」−」と題してお話をいただきました。

・「切らないで「がん」を治す放射線治療−アジア途上国で増えている「がん」−」(PDFファイル/47KB)


講演を行う中川場長
講演を行う中川場長

 3 番目の講演は、 FNCA 放射線育種プロジェクトの日本プロジェクトリーダーでもあり、独立行政法人 農業生物資源研究所 放射線育種場長の中川仁 氏から「巨大人口アジアの食糧を確保するために−放射線を利用した品種改良−」と題してお話をいただきました。

・「巨大人口アジアの食糧を確保するために
− 放射線を利用した品種改良で収穫を増す −
放射線育種プロジェクトのこれまでの成果と研究の展開」(PDFファイル/24KB)


講演を行う神谷教授

講演を行う神谷教授

 最後の講演は、広島大学 原爆放射線医科学研究所 教授の神谷研二 氏から「放射線の人体影響とセーフティネット」と題してお話をいただきました。

・「放射線の人体影響とセーフティネット」(PDFファイル/19KB)



パネル討論 

 このパネル討論ではこれまでにご講演戴きました方々の他に、あらたに中国新聞社編集局報道部経済担当部長の宮田俊範氏に、パネリストとして加わっていただき、討論に参加していただきました。座長は、町末男原子力委員で、「生活に役立つ原子力」というテーマでパネル討論を行いました。

中国新聞社編集局報道部経済担当部長の宮田俊範氏


 「アジアの発展に役立つ原子力を考える」講演会では、一般の皆様にアジアへの協力活動に関する理解を深めていただくために、「アジア地域原子力平和利用の協力 ―アジア諸国の生活向上と発展をめざして―」と題したパンフレットをお配りしました。

このパンフレットでは、社会・経済的な効果をめざして進めてきた FNCA 活動の成果と現状のハイライトを紹介しております。

・「アジア地域原子力平和利用の協力」パンフレット (PDFファイル/2.1MB)

 

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