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「アジアの発展に役立つ原子力を考える」講演会開催報告

2007年10月

 「アジアの発展に役立つ原子力を考える−アジア原子力協力フォーラムの成果−」講演会を、文部科学省主催、茨城県立図書館共催で、2007年10月12日(木)午後2時から茨城県立図書館(茨城県・水戸市)視聴覚ホールにて開催しました。

会場となった茨城県立図書館(水戸市)

 講演会には120名以上もの聴衆が集まり、前半では、各界でご活躍されている3名の専門家の方から、FNCAの成果や情報を中心に原子力協力や放射線利用の現状や将来展望を紹介いただき、後半ではパネル討論が行われました。

・講演会プログラム(PDFファイル/10KB)

 講演に先立ち、主催者である文部科学省研究開発局の村山綾介国際原子力協力官から開会挨拶をいただきました。

 その後、独立行政法人 放射線医学総合研究所 重粒子医科学センター長の辻井博彦氏から「切らないで『がん』を直す放射線治療―アジア途上国で増えている『がん』―」と題してお話しをいただきました。

切らないで「がん」を治す放射線治療
−アジア途上国で増えている「がん」−(PDFファイル/22KB)

 次に、独立行政法人 農業生物資源研究所 放射線育種場長の中川仁氏から「巨大人口を抱えるアジアの食料を確保するために- 放射線を利用した品種改良で収穫を増す -」と題してお話しをいただきました。

巨大な人口を抱えるアジアの食糧を確保するために
−放射線を利用した品種改良で収穫を増す−(PDFファイル/21KB)

 そして、独立行政法人 日本原子力研究開発機構 J-PARCセンター 運営支援セクションリーダーの鈴木國弘氏から「J-PARCは生活にいかに役立つか」と題してお話しをいただきました。

J-PARKは生活にいかに役立つか(PDFファイル/140KB)


パネル討論

 このパネル討論では、司会に町末男日本コーディネーターを迎え、これまでに講演戴きました方々の他に、新たに茨城新聞社 編集局報道部長・論説委員の小沼平氏、日本原子力研究開発機構 原子力研修センター長の杉本純氏、同じく独立行政法人 日本原子力研究開発機構 原子力基礎工学研究部門 核工学・炉工学ユニット 機構論的熱設計手法開発グループ 研究副主幹の劉 維氏とJ-PARCセンター 加速器ディビジョンのサハ プラナブ クマル氏、そして筑波大学大学院 数理物質科学研究科 電子・物理工学専攻のテディ ハリアント氏をパネリストとして討論に参加して頂き、「日本に期待される国際協力」というテーマでパネル討論を行いました。

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