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放射線加工・高分子改質 ワークショップ

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ワークショップ

FNCA 2012 電子加速器利用ワークショップ
概要   議事録   プログラム   参加者リスト

FNCA2012 電子加速器利用プロジェクトワークショップ
-天然高分子の放射線加工-
概要

2012年10月2日 - 10月5日、カザフスタン、アルマトイ


 2012年度のワークショップは、電子加速器利用ワークショップは、2012年10月2日〜10月5日の4日間、カザフスタンのアルマトイ市において開催されました。本ワークショップへは、FNCA10ヵ国からの参加者に加え、国際原子力機関/原子力科学技術に関する研究、開発及び訓練のための地域協力協定(IAEA/RCA) 加盟国の、ミャンマー、パキスタン、スリランカからも1名ずつ参加があり、発表及び討議が行われました。
 初日に、放射線加工の産業および農業利用と題したオープンセミナーが開催され、カザフスタン国内の研究機関や農業および産業機関等から約60名が参加しました。カザフスタン国立原子力センター第一副総裁兼原子力物理研究所所長のエルラン・G・バティルベコフ氏による歓迎挨拶の後、文部科学省の齊藤毅氏より開会挨拶があり、その後、6つの発表が行われました。また、オープンセミナーと同時に展示会が開催され、参加各国における研究概要を紹介するポスターや、実用化されているハイドロゲル創傷被覆材等の製品、植物生長被覆材等のサンプル等が展示された。午後には、FNCA参加各国より放射線加工によるキトサン植物生長促進剤の製造とフィールドおよびポット試験に関するカントリーレポートが発表され、キトサン由来の植物生長促進剤の使用により、各国においてトマトや米、トウモロコシ等の収量が増加し、また、果物の甘味を向上させる等、品質の向上にも効果があったことが確認されました。

 2日目の午前には、IAEA/RCAの参加者より、放射線加工によるキトサン植物生長促進剤の製造とフィールドおよびポット試験に関する発表があり、その後のフィールド試験結果に関する包括的な討議のセッションでは、植物生長促進剤の製造工程の最適化や、フィールド試験に関する技術データの交換等について意見交換が行われた。午後には植物生長促進剤の商業化利用に向けた戦略について討議され、エンドユーザーや農家へ製品を普及させるため、製品のデモンストレーションをより積極的に行う等の提案がなされました。その後の2012年から2013年のオリゴキトサンに関するワークプランに関するセッションでは、今後も植物生長促進剤のデータや情報の交換を継続して行っていくことが合意され、各国は、オリゴキトサンの水産業や畜産業への利用についても興味を示していることが確認されました。

 3日目の放射線橋かけと天然高分子のグラフト重合によるハイドロゲル超吸水材の製造と利用に関するカントリ−レポートのセッションでは、各国特産の天然高分子からのセルロースやデンプン等に放射線加工を施し製造した超吸水材のポット試験やフィールド試験の結果が各国より報告されました。これらのポット試験結果より、超吸水材は高い保水能力を保有し、種子の発芽や植物の生長に良い影響を与えることが確認された。その後、超吸水材のフィールド試験およびポット試験結果に関する包括的な討議が行われ、最適な原材料や製造工程について確認されました。農業部門との協力における超吸水材の商業化へ向けた戦略に関するセッションでは、商業化へ向け、安価で容易に入手できる材料を選択することが推奨されました。2012年から2013年の超吸水材のワ−クプランについては、超吸水材製造の新たなプロトコル作成の必要性が強調されました。

 4日目には、放射線加工に関するFNCAプロジェクトとIAEA/RCAプロジェクトの協力に関する発表および討議が行われ、RCAのプロジェクトである「RAS/8109:農業利用と環境保全のための高分子材料の放射線加工2009〜2011」の進捗状況が説明された後、今後もFNCAとIAEA/RCAの放射線加工分野における連携を深めていくことが確認されました。午後には、カザフスタン国立原子力センター原子力物理研究所へのテクニカルビジットが行われ、参加者はLV4電子加速器や、複合環境研究センター、RI生産放射化学センター等を訪問しました。


FNCA2012 電子加速器利用プロジェクトワークショップ
-天然高分子の放射線加工-
議事録

2012年10月2日 - 10月5日、カザフスタン、アルマトイ



1) ワークショップ概要
 
(i) 日 程: 2012年10月2日〜10月5日
(ii) 会 場: カザフスタン、アルマトイ
(iii) 主 催: 文部科学省
カザフスタン国立原子力センター(NNC)
(iv) 参加者: FNCA参加10ヵ国25名(パングラデシュ、中国、インドネシア、日本、カザフスタン、マレーシア、モンゴル、フィリピン、ベトナム) IAEA/RCA3ヵ国から3名(ミャンマー、パキスタン、スリランカ)
(v) プログラム: 添付1

2) ワークショッププログラム

オープンセミナー “放射線加工の産業および農業利用

 「放射線加工の産業および農業利用」と題したオープンセミナーがカザフスタン、アルマトイ市の原子力物理研究所で開催された。研究機関、農業産業部門から約60名がこのセミナーに出席した。
 カザフスタン国立原子力センター副センター長のErlan G. Batyrbekov氏が開会の挨拶を行い、全ての参加者を歓迎した。文部科学省の齊藤毅氏は、カザフスタン国立原子力センターに対し、カザフスタンでの最初のFNCAワークショップを開催したことへの深謝の意を表し、また、全参加者の協力および貢献についても感謝を表した。FNCA日本コーディネーターである町末男氏は参加者の積極的な参加により、ワークショップとオープンセミナーが有益で実りの多いものになることを望んだ。
 次に町氏は「持続可能な開発のための放射線加工の利用」について紹介した。産業、農業、環境保護のための放射線利用は、先進国および発展途上国における持続可能な開発に貢献するためさらに促進されると考えられ、また商業ニーズに応えるため、新たな価値が付加された高分子製品は加速器を用いることでさらに発展するであろうという見解が強調された。
 原子力物理研究所第一副所長のPetr Chakrov氏が「カザフスタンにおける放射線加工利用の現状と将来計画」について発表を行い、原子力物理研究所(アルマティ支部とアスタナ支部)、アルファラビ国立大学、原子力技術パークにおける放射線加工の研究と利用および基盤分野における歴史と、現状、そして今後の活動について説明した。原子力技術パークプロジェクトマネージャーのKotov Sergey氏は、「カザフスタンにおける食料への電子線滅菌基準」について紹介した。原子力技術パークは2006年にクルチャトフに創設され、以来2つの電子線照射施設が導入された。そのうちの1つは2009年から稼働されている。放射線橋架橋技術は主に発砲ポリエチレンや熱収縮テープなどの製品に利用されている。他方の施設は、ケーブル製品の架橋や食品滅菌のために2013年に稼働が開始される予定である。マレーシア原子力庁のKamaruddin Bin Hashim氏は、「マレーシアにおける放射線加工の成功例」について発表した。マレーシア原子力庁の放射線加工技術部は、指サック用の加硫処理したゴムラテックス、フェースマスク、冷却パッチ、創傷被覆材の製品化に成功した。アクリル樹脂や油ヤシにより作られたオーバープリントワニス、生分解性のデンプン由来の包装用の発泡体やフィルム、収縮チューブ、キトサン由来創傷被覆材、照射分解キトサンによる植物生長促進剤等の製品はパイロット規模での生産段階である。研究、開発、商業化を達成するため、電子線やガンマ線、紫外線の照射施設、先進的な研究開発活動の分析装置、コンセプトとフィージビリティスタディを証明するパイロットプラント、政府からの経済的支援、放射線加工に関する知識と経験が豊富な研究員が必要な要素となる。ベトナム原子力研究所(VINATOM)のNguyen Quoc Hien氏は「産業と農業のためのベトナムにおける放射線加工利用」について発表した。ベトナムにおける放射線加工に関わる組織(政府および民間部門)と施設(電子線、ガンマ線、Co-60照射施設)の概要が紹介された。食品や医療用品の照射について発表があった。高分子材料とナノ粒子およびナノ複合材料の放射線加工の研究、開発、利用についても説明された。日本原子力研究開発機構の玉田正男氏は「日本における産業利用のための放射加工に関する近年の研究開発」について発表を行った。放射線加工は材料開発のためのユニークな技術である。日本では、1970年代から、経済的な材料による耐熱ケーブル、ラジアルタイヤ、ボタン型電池など様々な多目的材料が産業化されている。技術移転における重要な点は、エンドユーザーのニーズに対応し、放射線加工の優れた点を活用することであると述べた。

開会セッション
 バングラデシュ、中国、インドネシア、日本、カザフスタン、マレーシア、モンゴル、フィリピン、タイ、ベトナムのFNCA参加国から電子加速器利利用や天然高分子の放射線加工の専門家が本ワークショップへ参加した。またFNCA参加国ではないIAEA/RCA加盟国を代表し、ミャンマー、パキスタン、スリランカの専門家3名も出席した。参加者リストは、添付2を参照。
 Erlan Batyrbekov氏より歓迎挨拶があり、ワークショップの成功と、快適なアルマトイ滞在を望んだ。町氏は開会挨拶を行い、本ワークショップにおける有意義な議論を望んだ。その後、参加者は自己紹介を行った。

セッション 1: FNCAの概要
 町末男氏は、2011年〜2012年のFNCAプロジェクトの進捗状況と第12回大臣級会合について報告した。第12回大臣級会合の主要な決定事項や、現行のFNCAプロジェクトの概要や活動結果、2012年度の会合やプロジェクト活動の予定についても説明がなされた。また、町氏の発表において、2012年〜2013年におけるFNCAとRCAの協力に関する最新情報についても言及された。

 日本のプロジェクトリーダーである玉田正男氏は、電子加速器利用プロジェクト第4フェーズにおける「天然高分子の放射線加工」の最近の活動や実施計画について発表を行った。第4フェーズでは、農業部門と共同研究開発の下、植物生長促進剤(PGP)や 超吸水材(SWA)の技術移転に重点的に取り組む。

セッション 2: 放射線加工によるキトサン植物生長促進剤(PGP)の製造とフィールドおよびポット試験に関するカントリーレポート
 FNCA参加10ヵ国が、放射線加工により得られたオリゴキトサンPGPの2012年における活動を詳細に示したレポートと今後の計画を発表した。モンゴルは、2012年のワークプランに関する短いスピーチを行い、参加国へPGPの原材料を提供するよう依頼した。レポートのサマリーは、添付3のパートAを参照。

セッション 3: PGPフィールド試験の結果
 Kamaruddin Bin Hashim氏は、1)生産過程の最適化、2)特に経済的に重要な生産物である米と唐辛子のようなさまざまな植物の収量と耐病性へのPGPの性能、3)農業機関との協力、4)商業利用のための戦略的計画、5)今後の課題と活動を含むリードスピーチを行った。
 参加者は、PGPフィールド試験の結果について討議した。
 プロジェクトの次の発展へ向け、以下の事項について討議された。

 · 製造工程の最適化
 · フィールド試験からの技術データの交換
 · 専門家からの支援
 · 商業チームとの共同作業
 · フィールド試験や実務書に関する書類の準備
 · 農家や農業機関との交流

セッション 4: PGP商用化の戦略
 Nguyen Quoc Hien氏は、オリゴキトサン製造の実用化における課題についてリードスピーチを行った。参加者はオリゴキトサンPGPと植物エリシターの商業化へ向け、以下の事項が考慮されるべきであるという意見で一致した。
1. PGPの原材料の持続的な供給は、製造者や供給者へ保証されなければならない。
2. PGP製品の脱アセチル化度と分子量が断定されなければならない。
3. 参加国は、政府機関や組織と民間企業のどちらが放射線加工によるオリゴキトサンの製造を行うかを決定する。
4. 製品を消費者へ提供するため、製品の供給を農家へ促進する供給者の存在が望まれる。
5. PGPが有効な特定の植物のための大規模なフィールド試験が実施されなければならない。
6. 参加各国は、実用化の前に農業省のような適切な機関へPGP製品の登録をすべきである。参加各国の規制により、研究機関あるいは民間企業が登録を行う。製品の登録においては、どの植物あるいは作物をPGPに利用するのかを示し、またPGP利用の方向性を詳細に示さなくてはならない。
7. エンドユーザーや農家へ製品を普及させるため、製品の実演による農家への製品の促進がなされるべきである。

セッション 5: 天然高分子の号車線加工によるPGPの研究開発のための2012-2013年のワークプラン
 日本原子力研究開発機構の長澤尚胤氏は、2012年〜2013年における天然高分子の放射線加工によるPGPの研究開発のための活動計画について発表を行った。このセッションにおいて、参加者はPGPあるいはエリシターとしてのオリゴキトサンの使用について集中的に討議した。有望な結果が得られているが、農業機関との協力の下、さらなるフィールド試験を行うための継続的な努力が必要との合意がなされた。唐辛子とイネは本プロジェクトの主要な作物として認識された。いくつかの参加国はトマト、ジャガイモ、トウモロコシ、その他の農作物の試験に興味を持っている。実用化への一歩を踏み出すため、それぞれの参加国の農業省へ放射線誘導オリゴキトサンを登録することや生産許認可取得の重要性が強調された。全ての参加国は協力関係を維持し、フィールド試験結果の情報を共有する。また、いくつかの参加国は、オリゴキトサンの動物飼料添加剤としての利用に興味を示した。スリランカとインドネシアは若鶏飼育へのオリゴキトサンの試験を希望している。マレーシアはオリゴキトサンを用いた水産養殖における試験を行う予定である。ベトナムは、鶏と水産養殖におけるオリゴキトサンの試験を行う予定であり、動物や植物へのオリゴグルカンの試験も検討している。中国は、他の動物に対するオリゴキトサンを用いた様々な飼育試験を行い、さらなる貢献へ向け継続して試験を行う予定である。
 3日目には、各国から放射線橋かけと天然高分子のグラフト重合によるハイドロゲル超吸水材の製造と利用に関するカントリーレポートが発表された。

セッション 6: 放射線橋かけと天然高分子のグラフト重合によるハイドロゲル超吸水材の製造と利用に関するカントリ−レポート
 FNCA参加9ヵ国とIAEA/RCAの3ヵ国がSWAの研究活動に関する発表を行った。モンゴルは、将来計画に関する短いスピーチを行い、SWAの原材料としてジャガイモデンプンを用いることを提案した。レポートのサマリーは添付3のPart Bを参照。

セッション 7: SWAのフィールドおよびポット試験結果
 インドネシア原子力庁のDarmawan Darwis氏は、放射線改質多糖ハイドロゲルSWAのまとめとその利用に関するリードスピーチを行った。 その後、参加者は主に以下のポイントを考慮しながら討議を行った。
(1) 最適な材料と生産過程の確認
(2) 各国におけるSWAの性能および開発段階
(3) 乾燥地域におけるさまざまな植物の収量
(4) 2013年〜2014年における活動予定
(5) 商業利用へ向けた課題と活動

 SWAの原材料の選定に関するパラメーターについては、(a)各国で使用されている特産の材料であり、(b)豊富で容易に入手でき、(c)安価(市場において既存のSWAと競争できる。インドネシアにおいてすでに実用化されているSWAの値段は1キロあたり2.5-5US$である)であることが強調された。材料の最適に利用するため、PGP、肥料、栄養物の併用がリードスピーカーより提案された。電子線とガンマ線の両方が使用される。参加各国は、SWAの製造と利用へむけた最適なプロトコルを作成することで合意した。マレーシアは、ベトナムの支援を受けながら一般的なプロトコルを作成することに合意した。SWAの性能と作成および利用に関する開発段階についてまとめられ、各国で使用されている原材料の実用化の可能性について討議された。SWAの使用は屋上や室内での新鮮な果実や野菜、花の生産のように市街地における利用を含み多様である。
 ベトナムとタイにおけるSWAのポット試験およびフィールド試験について討議された。土壌および農業部門との協力強化が強調された。セミナー、展示会、ワークショップを開催し、SWAの製造を拡大することが重要であると考えられる。
 商業化へ向けた活動計画、課題、作業については、セッション8と9でそれぞれ討議されるため、このセッションでは討議されなかった。

セッション 8: 農業部門との協力におけるSWAの商業化へ向けた戦略
 Phiriyatorn Suwanmala 氏は、自身のSWAに関する研究の経験について発表を行った。
 日本とベトナムはフィールド試験を行っているが、参加国はSWAの研究や試験の段階である。マレーシア、インドネシア、フィリピン、タイはSWAのセミフィールド試験の段階であった。中国とミャンマーは現時点ではSWAに関心を示していない。今後の研究において考慮すべき事項は以下の通りである。

1. 土壌改良材としてのSWAに必要なフィールド試験と研究
- いくつかの参加国で使用されている原材料は商業化するには高すぎるため、各国は原材料の選定について再考するべきである。農業廃棄物のような安価で容易に入手できる材料が考えられる。
- 例えば、SWAの乾燥工程において、アクリル酸の残留物は少量でも大きな影響を与えかねない等、SWAの環境影響が評価されなくてはならない。
- 混合した原材料(原材料とアクリル酸)の最適濃度と最適条件が調査されるべきである。

2. SWAの性能評価と市場調査ための農業機関との連携拡大
- フィールド試験については、SWAの試験へ向けた農家との協力と資金について計画されるべきである。
- 農業部門におけるSWA促進のため、ワークショップや展示会が組織されるべきである。

3. 研究と商業利用へ向けた障害
- ほぼ全ての参加国がSWAの研究開発段階にあるため、SWAの商業化へ向けた障害については、このセッションで討議されなかった。原材料の使用や照射後の乾燥工程といったSWAの研究における障害について討議された。

セッション 9: 2012-2013年の天然高分子の放射線加工によるSWA研究開発のワ−クプラン
 このセッションのリードスピーチは、ベトナム原子力研究所のLe Quang Luan氏が行った。以下の事項が強調された。

- SWA製造に使用される入手可能な材料の選定(特産の材料が望ましく、食品と競合せず、低コストなもの)。
- SWA製造のプロトコル作成の必要性。
- 参加者は、水分の供給や管理、肥料のスローリリース、環境に優しい農業等、SWAの役割の多用途性について強調すべきである。
- 市街地の農業やガーデニング、塩類土壌や塩質土壌のような耕作限界地へのSWAの利用。
- 参加者は、農業における干ばつ影響の緩和へむけたSWAの使用のような、気候変動緩和へのSWAの貢献について考慮すべきである。

 討議の間、これら全ての課題について討議され、SWA製造のためのプロトコルを作成することで合意した。SWA製造のガイドラインはマレーシアのKamaruddin氏とベトナムのHien氏の協力の下で作成される予定である。SWAで固定化したPGP製造の研究が、ベトナムのLuan氏とインドネシアのDarmawan氏により提案された。

セッション 10: 放射線加工に関するFNCAプロジェクトとIAEA/RCAプロジェクトの協力
 カマルディン氏は、RAS/8109:農業利用と環境保全のための高分子材料の放射線加工2009-2011について報告を行った。
 このプログラムの下、放射線加工の基礎や応用、実証試験や技術移転のような7つのトレーニングコースと3つのプロジェクト会合、また2つの地域重役会議が予定され、実施されている。活動の目的は自国において行われているプロジェクト活動のガイダンスとして、参加国間における情報と技術の普及を支援することである。本プログラムの下、RAS8109の参加国は10の超吸水材と9の有害金属吸着材、そして16の植物生長促進剤等の製品の開発に成功した。これらの製品の多くは、農業関係機関との協力を通してフィールド試験に利用されている。パイロット規模生産の下、いくつかの製品と技術はエンドユーザーや商業化プロセスにおける生産に関わる企業に移転された。町氏もまた、研究プログラムとトレーニング等、FNCAとIAEA/RCAの本質的な違いについて強調した。今後もRCAとFNCAの協力を適切に継続していくことが合意された。

セッション 11: まとめとサマリーレポート
 ワークショップの議事録について検討され、討議の後に承認された。

セッション 12: 閉会セッション
 ワークショップはPetr Chakrov氏と町氏の挨拶により正式に閉会された。

テクニカルビジット
 参加者はカザフスタン国立原子力センター原子力物理研究所の施設を見学した。この研究所は1957年に建設され、カザフスタンにおいて原子力物理、個体物理、放射線生態学、原子力・放射線技術分野における先駆的な科学機関である。参加者は始めにLV4電子加速器を視察し、その後、複合環境研究センターとRI生産放射化学センターを訪問した。高分子ハイドロゲル創傷被覆材を作成する過程におけるベンチスケールの装置を視察した。この装置では、電子線照射を用いた架橋のため、生体適合性の高分子水溶液が熱成形されたパッケージの中で流し込まれる。このハイドロゲルの特徴として、殺菌と効果的な抗菌バリアを有し、乾燥から傷表面を保護し、傷の湿潤に最適な条件を与え、酸素透過性、治療過程を促進し、瘢痕化を減らすことが説明された。

3) 結論と提案

1. 天然高分子の植物生長促進剤/エリシター
1) 放射線加工によるキトサンからのオリゴキトサン製品やカラギーナンからのオリゴカラギーナンには植物の成長促進効果やエリシター効果がある。
2) 低分子量のオリゴキトサンは、動物の疫病を減らすのに効果的であり、畜産への抗生物質の使用を減らすことができる。
3) オリゴキトサンの製造に関するガイドラインを更新する。
4) フィールド試験結果に基づき、様々な作物や病害のための植物生長促進剤およびエリシターとしてのオリゴキトサンの利用に関するガイドラインを作成する。
5) ビール製品やキノコの酵母細胞の廃棄物から算出されるグルカンはオリゴ糖の優れた材料であり、グルカンの利用について検討するため、ベトナムが次回のワークショップで使用結果について参加国へ報告することを期待する。
6) エリシターあるいは植物生長促進剤としての放射線誘導オリゴキトサンの登録は、商業化へ向けて必要不可欠であり、各国は適切な時期に必要な行動を取るべきである。
7) オリゴキトサンの漁業や畜産業への利用は重要であり、この分野における利用に関する研究開発を始める前に、この分野での中国とベトナムからワークショップでさらなる情報が提供されることを期待する。
8) 放射線を用いて製造された植物生長促進剤とエリシターの利用拡大へ向け、多くの参加国において農業部門との協力が構築されている。
9) 2013年(平成25年)〜2014年(平成26年)の間、各国は農業機関やエンドユーザーとの可能な協力の下、自国のニーズに合わせた植物のさらなるポット試験やフィールド試験を行う。
10) オリゴキトサンとオリゴカラギーナンの植物生長促進剤やエリシターに関する情報をエンドユーザーや関係政府組織へ普及するための活動を、環境適合性や農業製品の安全性の利点を強調しながら拡大することが合意された。
11) オリゴキトサンの製造や利用のため、ミャンマーが、IAEA/RCAのプロジェクトや、IAEAの技術協力プロジェクト等を通して、FNCA参加国の専門家の支援を受けることを期待する。
12) 放射線加工の研究開発活動へ向け、ガンマセル導入のため、IAEAがモンゴル政府を支援することを推奨する。
13) 天然高分子利用に関するIAEA/RCAプロジェクトは2012年(平成24年)で終了するが、FNCAの参加国でないミャンマー、パキスタン、スリランカはプロジェクトの目標を達成するため、オリゴ糖の研究開発と利用を継続することから、この3ヵ国がFNCAの加速器利用ワークショップへ参加するためIAEA/RCAからのさらなる支援を受けることを推奨する。

2. 天然高分子の放射線加工によるハイドロゲル超吸水材の生産と利用
1) ベトナムとマレーシアがCMCのアクリル酸の放射線グラフト重合による超吸水材の製造に関する基礎的なプロトコルを提供することを期待する。
2) 参加国は、最もコストが安い現地の原材料や生産過程を用いて各国独自の最良のプロトコルを準備することに合意した。
3) CMC、ココナッツファイバー、ヤシ油の空果房、サゴ廃棄物は共通の原材料であり、参加国は以下の通り原材料に関する作業を分担することで合意した。
マレーシア:サゴ廃棄物
ベトナム:ココナッツファイバー
4) 多機能の超吸水材製品を生産するため、植物生長促進剤・エリシター、栄養分、バイオ肥料の微生物は超吸水材に添加できることが認識され、ベトナムとインドネシアがこの新しい超吸水材について研究し、2013年(平成25年)から2014年(平成26年)にかけて参加国と結果を共有することを期待する。
5) タイとベトナムにおける超吸水材のフィールド試験結果は優れており、近い将来、市場で成功が期待される。
6) フィリピンにおけるポット試験において、放射線架橋したカルボキシメチルκカラギーナンは、超吸水材の優れた特性を示した。
7) 屋上農業や家庭菜園のような都市部への超吸水材の使用は、参加国が調査すべき大きな市場である。
8) 農業機関との協力、情報の普及、フィールドでの実証試験は、超吸水材の効果的な開発に必要不可欠である。
9) 放射線照射による超吸水材の商業化利用は、すでに実用化されている超吸水材と市場において競争が行われており、製造におけるコスト削減と製品の品質向上は重要である。

3. 一般的な問題
a) 植物生長促進剤・エリシターと超吸水材の両方におけるプロジェクの目標を達成するため、天然高分子の放射線加工に係わるプロジェクトの継続を期待する。
b) 多くの参加国は、農業部門との連携を確立しており、エンドユーザーあるいは市場の拡大のため、さらなる強化が期待される。
c) FNCAとIAEA/RCA間の協力の継続を期待する。

4) 添付
添付 1::   プログラム
添付 2:   参加者リスト
添付 3:  
Part A : 放射線加工によるキトサン植物生長促進剤の製造とフィールドおよびポット試験に関するカントリーレポートサマリー
Part B : 放射線橋かけと天然高分子のグラフト重合によるハイドロゲル超吸水材の製造と利用に関するカントリ−レポートサマリー
添付 4:  
Part A : PGPの生産工程、近年の活動、開発に関するサマリー
Part B : SWAの生産工程、近年の活動、開発に関するサマリー


FNCA2012 電子加速器利用プロジェクトワークショップ
-天然高分子の放射線加工-
プログラム

2012年10月2日 - 10月5日、カザフスタン、アルマトイ



1日目: 2012年10月2日(火)
“産業および農業における放射線加工利用二関するオープンセミナー”
08:50 - 09:00 レジストレーション
09:00 - 09:15 開会挨拶
Dr.Batyrbekov Erlan (カザフスタン国立原子力研究所(NNC)副所長)
齊 藤毅 (文部科学省研究開発局原子力課原子力国際協力室調査員)
町 末男 (FNCA日本コーディネーター)
09:15 - 09:35 1. 世界における放射線加工の産業および農業利用の傾向
町 末男
09:35 - 09:55 2. カザフスタンにおける放射線加工利用の現状と将来計画
Mr. Petr Chakrov (核物理研究所第一副所長)
09:55 - 10:15 3. カザフスタンにおける電子線による食品照射の滅菌基準について
Mr. Kotov Sergey (原子力技術パークプロジェクトマネージャー)
10:15 - 10:35 4. マレーシアにおける放射線加工利用の成功例
Dr. Kamaruddin BIN HASHIM (マレーシア原子力庁)
10:35 - 10:55 5. ベトナムにおける産業と農業のための放射線加工利用
Dr. NGUYEN Quoc Hien (ベトナム原子力研究所)
10:55 - 11:15 6. 日本における産業利用のための放射加工に関する近年の研究開発
玉田 正男 (日本原子力研究開発機構)
11:15 - 11:30 休憩 / ポスターセッション
11:30 - 12:15 ラウンドテーブルディスカッション:
持続可能な開発のための放射線加工利用の将来的な展望と課題

議長: Mr. Petr Chakrov
パネリスト: 上記発表者
[討議のポイント]
(1) 放射線加工の利点
(2) 放射線加工利用の有望な分野
(3) 放射線加工の産業および産業利用へ向けた戦略
(4) 放射線加工の需要主導型研究
12:15 - 13:30 昼食
 
天然高分子の放射線加工に関するFNCAワークショップ
開会セッション
13:30 - 13:40 開会挨拶
Dr. Sueo MACHI (FNCA日本コーディネーター)
Dr. Batyrbekov Erlan (カザフスタン国立原子力研究所(NNC)第一副総裁)
13:40 - 14:00 参加者自己紹介 / 記念撮影
セッション 1 : FNCAの概要
議長: Dr. Phiriyatorn SUWANMALA
14:00 - 14:20 2011 - 2012年のFNCAの成果
町 末男
14:20 - 14:40 天然高分子の放射線加工プロジェクトの成果と課題
玉田 正男 (JAEA)
14:40 - 15:00 休憩
セッション 2: 放射線加工によるキトサン植物生長促進剤の製造とフィールドおよびポット
試験に関するカントリーレポート (発表10分 + 質疑応答 5分)
議長: Ms. Charito ARANILLA TRANQUILAN (PNRI)
15:00 - 15:15 カントリーレポート: バングラデシュ
15:15 - 15:30 カントリーレポート: 中国
15:30 - 15:45 カントリーレポート: インドネシア
15:45 - 16:00 カントリーレポート: 日本
16:00 - 16:15 カントリーレポート: カザフスタン
16:15 - 16:30 カントリーレポート: マレーシア
16:30 - 16:45 カントリーレポート: モンゴル
16:45 - 17:00 カントリーレポート: フィリピン
 
2日目: 2012年10月3日(水)
セッション 2: 放射線加工によるキトサン植物生長促進剤の製造とフィールドおよびポット
試験に関するカントリーレポート (発表10分 + 質疑応答 5分)
議長: Dr. Bekmuratov Timur (カザフスタン核物理研究所)
09:00 - 09:15 カントリーレポート: タイ
09:15 - 09:30 カントリーレポート: ベトナム
09:30 - 09:45 カントリーレポート: ミャンマー (IAEA/RCA)
09:45 - 10:00 カントリーレポート: パキスタン (IAEA/RCA)
10:00 - 10:15 カントリーレポート: スリランカ (IAEA/RCA)
10:15 - 10:35 休憩
セッション 3 : 植物生長促進剤フィールド試験の結果
議長: Dr. TSENDDAVAA Amartaivan (モンゴル国立大学)
10:35 - 11:05 リードスピーチ:
1. Dr. Kamaruddin BIN HASHIM (Nuclear Malaysia)
2. Dr. NGUYEN Quoc Hien (VINATOM)
11:05 - 12:00 討議と結論
確認事項:
(1) 製造過程のさらなる最適化
(2) 各国におけるPGPの性能と開発段階
(3) 収量と様々な植物への耐病性
(4) 2013年〜2014年のワークプラン
(5) 商業利用への課題とタスク
12:00 - 13:00 昼食
セッション 4: 植物生長促進剤の商業化利用へ向けた戦略
議長: Dr. Darmawan DARWIS (BATAN)
13:00 - 13:30 リードスピーチ:
Dr. NGUYEN Quoc Hien (VINATOM)
13:30 - 14:30 討議と結論
討議事項:
(1) イネと唐辛子の成長促進剤ガイドライン
(2) FNCAバイオ肥グループとの協力のような商業利用のための課題とタスク
(3) 農業部門との協力拡大
(4) オリゴキトサンの新たな利用
(5) 研究および商業利用のへ向けた課題
14:30 - 14:50 休憩
セッション 5 : 天然高分子の放射線加工による植物生長促進剤の研究開発のための
2012-2013年のワークプラン
議長: Dr. WU Guozhong (SINAP)
14:50 - 15:10 リードスピーチ:
長澤 尚胤 (JAEA)
15:10 - 16:30 討議
リードスピーカーの提案に基づく研究グループワークプランの確認と合意
 
3日目: 2012年10月4日(木)
セッション 6: 放射線橋かけと天然高分子のグラフト重合によるハイドロゲル超吸水材の製造と
利用に関するカントリ−レポート (発表 10mins + 質疑応答 5mins)
議長: 玉田 正男 (JAEA)
09:00 - 09:15 カントリーレポート: バングラデシュ
09:15 - 09:30 カントリーレポート: 中国
09:30 - 09:45 カントリーレポート: インドネシア
09:45 - 10:00 カントリーレポート: 日本
10:00 - 10:15 カントリーレポート: カザフスタン
10:15 - 10:30 休憩
10:30 - 10:45 カントリーレポート: マレーシア
10:45 - 11:00 カントリーレポート: モンゴル
11:00 - 11:15 カントリーレポート: フィリピン
11:15 - 11:30 カントリーレポート: タイ
11:30 - 11:45 カントリーレポート: ベトナム
11:45 - 13:00 昼食
セッション 6: 放射線橋かけと天然高分子のグラフト重合によるハイドロゲル超吸水材の製造と
利用に関するカントリ−レポート (発表 10mins + 質疑応答 5mins)
議長: LE Quang Luan (VINATOM)
13:00 - 13:15 カントリーレポート: ミャンマー (IAEA/RCA)
13:15 - 13:30 カントリーレポート: パキスタン (IAEA/RCA)
13:30 - 13:45 カントリーレポート: スリランカ (IAEA/RCA)
セッション 7: 超吸水材の結果とフィールドおよびポット試験
議長: Dr. Md. Emdadul HAQUE (BAEC)
13:45 - 14:15 リードスピーチ:
Dr. Darmawan DARWIS (BATAN)
14:15 - 15:00 討議
確認事項
(1) 材料の最適化と製造工程
(2) 各国におけるSWAの性能と開発段階
(3) さまざまな植物の干ばつ地域における収量
(4) 2013年と2014におけるワークプラン
(5) 商業利用へ向けた課題とタスク
15:00 - 15:15 休憩
セッション 8: 農業部門との協力による超吸水材の商業化へ向けた戦略
議長: Dr. TSENDDAVAA Amartaivan (モンゴル国立大学)
15:15 - 15:35 リードスピーチ:
Dr. Phiriyatorn SUWANMALA (タイ原子力技術研究所)
15:35 - 16:10 討議
(1) 土壌改良材としてのSWAへ向けた、必要な研究とフィールド試験
(2) SWAの性能試験と市場調査へ向けた農業機関との協力拡大
(3) 研究と商業化利用における障害
セッション 9: 2012-2013年の天然高分子の放射線加工による超吸水材研究開発のワ−クプラン
議長: Dr. Andry RAVOLONANTENAINA Henintsoa (鳥取大学)
16:10 - 16:30 リードスピーチ:
LE Quang Luan(VINATOM)
16:30 - 17:15 討議
リードスピーカーの提案に基づく2012-2013年の放射線加工によるSWAの研究グループワークプランの確認と合意
 
4日目: 2012年10月5日(金)
セッション 10: 放射線加工に関するFNCAプロジェクトとIAEA/RCAプロジェクトの協力
議長: 町 末男 (FNCA日本コディネーター)
09:30 - 09:50 放射線加工に関するRCAプロジェクト関するリードスピーチ
Dr. Kamaruddin BIN HASHIM (Nuclear Malaysia)
09:50 - 10:20 放射線加工に関するRCAの新プロジェクト、可能な協力、協力手段と方法に関する討議
10:20 - 10:45 休憩
セッション 11: 結論とサマリ−レポート
議長: Ms. Charito ARANILLA TRANQUILAN
10:45 - 11:30 議事録の討議と承認
閉会セッション
11:30 - 11:40 閉会挨拶
Dr. Batyrbekov Erlan
町 末男
12:00 - 13:00 昼食
テクニカルビジット
13:00 - 17:00 カザフスタン原子力物理研究所におけるテクニカルビジット

FNCA2012 電子加速器利用プロジェクトワークショップ
-天然高分子の放射線加工-
参加者リスト

2012年10月2日 - 10月5日、カザフスタン、アルマトイ


バングラデシュ

モハメド・エンダドゥル・ハック
バングラデシュ原子力委員会(BAEC)
原子力保障措置・セキュリティ部
部長

中国

ウー・グオジョン
中国科学院(CAS)
上海応用物理研究所
放射線加工技術実験室
実験室長

インドネシア

ダルマワン・ダルウィス
インドネシア原子力長(BATAN)
アイソトープ、放射線利用技術利用センター
研究員

日本

町 末男
FNCA日本コーディネーター

齊藤 毅
文部科学省(MEXT)研究開発局原子力課原子力国際協力室
調査員

玉田 正男
日本原子力研究開発機構
高崎量子応用研究所 所長

長澤 尚胤
日本原子力研究開発機構
量子ビーム応用研究部門 環境・産業応用量子ビーム技術研究ユニット
環境材料プロセシング研究グループ 研究副主幹

ラヴォロナンテナイナ・アンドリ・ヘニントソア
鳥取大学乾燥地研究センター
客員准教授

今泉 恵美
原子力安全研究協会国際研究部

カザフスタン

エルラン・G・バトルベコフ
カザフスタン国立原子力研究所(NNC)
第一副総裁/原子力物理研究所所長

ナスルラ・ブルテバイェフ
カザフスタン国立原子力研究所(NNC)
原子力物理研究所副所長

ベトル・チャクロフ
カザフスタン国立原子力研究所(NNC)
原子力物理研究所
副所長

ティムール・ベクムラトフ
カザフスタン国立原子力研究所(NNC)
原子力物理研究所
加速器部
副主任

イゴル・ゴラチェフ・ドミトリエビッチ
カザフスタン国立原子力研究所(NNC)
原子力物理研究所
マーケティング商業化部
部長

ヴォルコヴァ・タチアナ
カザフスタン国立原子力研究所(NNC)
情報分析部部長代理

アクトロジン・ツアンカダモヴァ・マギシャトフナ
カザフスタン国立原子力研究所(NNC)
原子力物理研究所所長補佐

マレーシア

カマルディン・ビン・ハシム
マレーシア原子力庁(Nuclear Malaysia)
放射線加工技術部
部長

モンゴル

アマルタイヴァン・トセンダヴァ
モンゴル国立大学
原子力研究センター 核分析技術部
部長

フィリピン

チャリトー・アラニラ・タランキラン
フィリピン原子力研究所(PNRI)
原子力研究部・化学研究グループ
上級科学研究スペシャリスト

タイ

フィリアトロン・スワンマラ
タイ原子力技術研究所(TINT)
原子力研究開発グループ
原子力科学研究員

ベトナム

グェン・コック・ヒエン
ベトナム原子力研究所(VINATOM)
放射線技術研究開発センター
研究開発部
科学研究員

レ・カン・ルアン
ベトナム原子力研究所(VINATOM)
原子力技術センター生物学部部長

ミャンマー (IAEA/RCA)

ミョウ・ミン・タン
科学技術省 原子力部 放射線防護課
課長補佐

パキスタン (IAEA/RCA)

ムハマド・シャフィック
パキスタン工学・応用化学研究所
冶金・材料工学部先進高分子グループ
ジュニアサイエンティスト

スリランカ (IAEA/RCA)

サマンサ・サマラサ・クルトゥンガ
スリランカ原子力機関
産業利用部放射線加工課
課長


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Forum for Nuclear Cooperation in Asia