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放射性廃棄物管理

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以下、英文
RS&RWMニュースレター
RWM統合化報告書
新版(004)旧版(001)
RS統合化報告書(PDF)
EPR統合化報告書(PDF)
LLRWR統合化報告書(PDF:6.57MB)
NORM&TENORM統合化報告書(PDF)
タスク活動報告書
使用線源管理(PDF)
添付ファイル(PDF)
TENORM
廃止措置とクリアランス

ワークショップ


放射性廃棄物管理に関連した用語の説明


タイの使用済みコバルト
60線源による被曝事故
 2000年2月、タイのサムートプラカーンで、コバルト60線源を装着した遠隔放射線治療器が不適切な管理のため、放射線に関する知識がない人々の手でとり壊され、10名の重度の被曝者が発生し、うち3名が治療中に死亡した。
 
 
コバルト60による放射線治療装置  
フィリピンからの輸入スクラップから発見された使用済み線源  2000 年4月、和歌山県下の製鉄所でフィリピンから輸入されたスクラップのコンテナに放射性物質(セシウム137および中性子線源)が混入していた。また、 2000年5月には、兵庫県下の製鉄所でも、スクラップから放射線を放出している鉛容器(ラジウム針)が発見された。こうした出所が明らかでない使用済み線源は「オーファンソース」(Orphan Source)と呼ばれる。
TENORM  地中には天然放射性元素が存在し、地下資源の採取に伴いこれらの天然放射性元素が地上に出てくるが、こうした「技術的に濃度が高められた自然発生の放射性物質」(Technology Enhanced Naturally Occurring Radioactive Materials)をその頭文字をとってTENORMという。アジア諸国ではクリアランスレベルを超えたTENORM廃棄物が何の規制も受けずに放置されているケースがある。
 なお、TENORMの最大の発生源は、(地中の天然放射性元素を含む)石炭の排煙とともに拡散される石炭灰( コールアッシュ)で、世界での年間発生量は約2億8000万トンといわれている。
 
クリアランスレベル  自然放射線(世界平均で年間2.4ミリ・シーベルト、日本平均で年間0.4ミリシーベルト)など、通常の日常生活で受ける放射線より小さい線量(0.01 ミリシーベルト以下)については、放射線防護の観点から考慮する必要がないことが国際的にも認められている。このように放射性物質(放射性廃棄物)としてとり扱う必要がないものを区分する放射能のレベルをクリアランスレベルという。
ラドン被曝  一般公衆の放射線被曝線量の83%が自然放射線によるものだが、ラドン(Rn222)は自然放射線による被曝線量全体の58%を占め、多くの疫学調査からラドン被爆による肺がんの誘発も明らかにされてきている。国連の調べでは、ラドンの呼吸による年間被曝量は平均1.3ミリ・シーベルトで、国際放射線防護委員会(ICRP)も家屋内のラドン濃度を200ベクレル/m3以下とするよう勧告している。
 

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