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放射線安全・廃棄物管理 workshop

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ワークショップ


FNCA 2015 放射線安全・廃棄物管理 ワークショップ

FNCA2015 放射線安全・廃棄物管理(RS&RWM)プロジェクトワークショップ
概要

2015年11月17日〜19日
インドネシア、スルポン


WS参加者

 2015年度のFNCA放射線安全・廃棄物管理ワークショップが、2015年11月17日から19日までの3日間、インドネシアのスルポンで開催されました。日本の文部科学省(MEXT)とインドネシア原子力庁(BATAN)主催の下、バングラデシュ、中国、インドネシア、日本、カザフスタン、マレーシア、モンゴル、タイ、ベトナムのFNCA参加9ヶ国から17名の研究員及び専門家が出席し、RS&RWMに関する発表および討議が行われました。
 初日に、参加国から原子力・放射線緊急時計画および対応に関するカントリーレポートが発表され、各国から、自国における政策、規制の枠組みと法律、緊急時の分類や参加組織等を含む実施概念、人材育成、広報活動等について詳細な説明がありました。その後、原子力・放射線緊急時計画および対応に関する統合化報告書の進捗状況について参加国から報告があり、初稿を2016年3月までに完成させることで合意しました。

WSの様子 1  WSの様子 2

ワークショップの様子

 2日目に、原子力施設における原子力・放射線緊急時措置に関するオープンセミナーがインドネシア原子力庁で開催されました。東京大学名誉教授の小佐古敏荘氏と、インドネシア原子力庁放射性廃棄物技術センター長のSuryantoro氏から開会挨拶があり、その後、バングラデシュ、インドネシア、カザフスタン、マレーシア、タイの原子力施設における原子力・放射線事故措置について発表がありました。日本からは、FNCAの近年の成果および概要、福島第一原子力発電所事故対応、原子力・放射線緊急時のための日本の人材育成プログラムについて発表がありました。その後、パネルディスカッションが開催され、原子力・放射線事故から得た教訓、自然災害等の外部事象への対応、人材育成等について情報交換が行われました。

オープンセミナーの様子

オープンセミナーの様子

 2日目の午後に、インドネシア原子力庁へのテクニカルビジットが開催され、参加者は30MWの多目的研究炉で1987年に初めて臨界に達したGA. Siwabessy研究炉や、1989年にインドネシアの集約的な放射性廃棄物施設として建設された放射性廃棄物技術センター等を訪問し、蒸発、減容処理、焼却、セメント固形化等の装置について理解を深めました。
 最終日に、低・中レベル放射性廃棄物処分場・長期貯蔵施設建設の現状、計画、課題について討議が行われました。最後に、各国が本分野において関心を抱いているテーマや、今後の活動内容について意見交換が行われました。

テクニカルビジット 1
インドネシア原子力庁
放射性廃棄物技術センター訪問の様子
   テクニカルビジット 2
インドネシア原子力庁
GA. Siwabessy研究炉訪問の様子


FNCA2015 放射線安全・廃棄物管理(RS&RWM)プロジェクトワークショップ
議事録

2015年11月17日〜19日
インドネシア、スルポン


i) 期間: 2015年11月17日〜19日
ii) 開催地: インドネシア、スルポン
iii) 開催機関: 文部科学省(MEXT)、インドネシア原子力庁(BATAN)
iv) 参加者: 9カ国から15名(バングラデシュ、中国、インドネシア、日本、カザフスタン、マレーシア、モンゴル、タイ、ベトナム)

 インドネシア原子力庁と日本の文部科学省の共催により、2015年度のFNCA放射線安全・廃棄物管理ワークショップが2015年11月17日−19日にかけてインドネシアのスルポンで開催された。FNCA 参加9 カ国(バングラデシュ、中国、インドネシア、日本、カザフスタン、マレーシア、モンゴル、タイ、ベトナム)から、放射線安全・廃棄物管理分野の政策、規制、運転そして研究開発に携わる17 名の専門家が本ワークショップに参加した。

[開会セッション]

 インドネシア原子力庁長官のDjarot Sulistio WISNUBROTO氏が開会挨拶を行った。Djarot氏は、参加者を歓迎し、自身が以前、本プロジェクトのPLを務めていた当時の様子を振り返った。
 インドネシア原子力庁にとって重要な事項として、(1)インドネシア原子力庁の施設をどのように維持し、発展させていくか、(2)放射線安全や安全文化をどのように促進するか、(3)利害関係者とともに放射性廃棄物をどのように管理していくか、(4)これらのことを踏まえ、原子力事業をいかに向上していくかの4つを提示した。

 FNCA日本コーディネーターの和田氏も開会挨拶を行った。和田氏は、インドネシア原子力庁に対しワークショップ開催への深謝の意を表し、日本の原子力発電の現状について紹介した。また、本プロジェクトが統合化報告書のような活動を通して、各国が自国の安全マネジメントシステムの長所と短所を認識できるよい機会を与えている点について高く評価した。さらにワークショップ中、すべての参加者が各セッションに貢献することを期待し、最後に前FNCA日本コーディネーターの町氏への哀悼の意を表した。

 東京大学名誉教授で、FNCA日本プロジェクトリーダーの小佐古敏荘氏は、インドネシア原子力庁に対し、本ワークショップ開催への感謝の意を表し、特に緊急時における人材育成の重要性について強調した。小佐古氏は、本プロジェクトが過去20年に亘り行ってきた活動は人材の育成に寄与してきたことに言及し、このワークショップが人材育成のよい機会になることを望んだ。その後、参加者による自己紹介が行われた。

[セッション1] カントリーレポート‐原子力・放射線緊急時計画および対応

 9ヵ国からカントリーレポートが発表され、各国における(1)政策、(2)規制の枠組みと法律、(3)緊急時の分類と状態、(4)参加組織、防災と減災、緊急時計画、緊急時対応、応急復旧等を含む実施概念、(5)人材育成やコミュニケーションおよび 広報活動を含む関連活動について情報交換が行われた。各レポートのサマリーは添付1 を参照。

[セッション2] 原子力・放射線緊急時計画および対応に関する統合化報告書の評価

 原子力安全研究協会の今泉恵美氏より、原子力・放射線緊急時計画および対応に関する統合化報告書の進捗状況と今後の作業スケジュールについて報告があった。参加国は初稿を2016年3月までに完成することで合意した。その後、参加国はこれまで各国で発生した原子力・放射線関連事故の経験について情報交換を行った。

[オープンセミナー] 原子力施設における緊急時措置に関するオープンセミナー

 11月18日にインドネシア原子力庁の会議室で、原子力施設における緊急時措置に関するオープンセミナーが開催された。
 インドネシア原子力庁放射性廃棄物センター長のSuryantoro氏が開会挨拶を行った。Surantoro氏は、全ての参加者へ本セミナー参加への深謝の意を表し、原子力施設における緊急時において適切な対応を取ることは、事態のエスカレートを回避し、深刻な影響を軽減できる点で重要であることを強調した。
 小佐古氏は、インドネシア政府と日本政府への感謝を表明し、全参加者と良いコミュニケーションが図れることを期待した。
 その後、和田氏が近年のFNCAの成果の概要について紹介した。次に、インドネシア原子力庁放射性廃棄物技術センター職業・運転安全課のAdi Wijayanto 氏、バングラデシュ原子力委員会保健物理・放射性廃棄物技術ユニット主任技師のMoinul Islam 氏、カザフスタン国立原子力センター 技術経済評価部シニアエンジニアのYevgeniy Tur氏、マレーシア原子力庁保健・放射線安全課課長のWan Saffiey Bin Wan Abdullah氏、 タイ原子力技術研究所放射性廃棄物管理センター放射性廃棄物管理課課長のNanthavan Ya-anant 氏がそれぞれ自国における原子力・放射線関連施設における対策について講義を行った。日本からは、小佐古氏が、福島第一原子力発電所事故時の対応について報告した。放射線計測協会専務理事の村上博幸氏は、原子力・放射線緊急時に関する日本の人材育成プログラムについて紹介した。
 講義の後、小佐古氏を座長としてパネル討論が行われた。主に原子力・放射線事故の教訓、自然災害等の外部事象への対策、人材育成の3議題について討議を行った。オープンセミナーのサマリーは添付2 を参照。

[テクニカルビジット] インドネシア原子力庁への施設訪問

 11月18日の午後にインドネシア原子力庁スルポン研究所への施設訪問が行われた。初めに参加者は1987年に初めて臨界に達した30MWの多目的研究炉であるGA. Siwabessy研究炉を訪れた。GA. Siwabessy研究炉は材料実験施設やRI製造施設等、様々な施設を備えている。参加者は原子炉や使用済み燃料プール等を視察した。その後、1989年にインドネシアの集約的な放射性廃棄物施設として建設された放射性廃棄物技術センターを訪問し、蒸発、減容処理、焼却、セメント固形化等の装置について理解を深めた。

[セッション3] 低・中レベル放射性廃棄物処分場・長期貯蔵施設建設の現状、計画、課題に関する討議

 ベトナム原子力研究所(VINATOM)計画研究開発マネジメント部部長のPham Quang Minh氏と中国国家原子力公社(CNNC)安全環境保護部保健・安全・環境保護課次長のCheng Qifu氏、村上氏がそれぞれリードスピーチを行った。各発表のサマリーは添付2 を参照。

[セッション4] ワークショップのまとめと今後のプロジェクト活動への提案

 次回のワークショップ開催国としてオーストラリア、中国、マレーシア、ベトナムが提案された。その後、各国が本分野において関心を抱いているテーマや、今後の活動内容について議論を行った。

[閉会セッション]

 和田氏、小佐古氏、Suryantoro氏の挨拶を以てワークショップは正式に閉会された。

添付

添付1 セッションサマリー

添付2 オープンセミナーサマリー


FNCA2015 放射線安全・廃棄物管理(RS&RWM)プロジェクトワークショップ
プログラム

2015年11月17日〜19日
インドネシア、スルポン


2015年11月17日(火)

09:00 – 09:30 参加登録
開会セッション
09:30 – 09:35 歓迎挨拶(インドネシア) - Djarot S.Wisnubroto
09:35 – 09:40 FNCA日本コーディネーター 開会挨拶  - 和田智明
09:40 – 09:45 FNCA日本プロジェクトリーダー挨拶 - 小佐古敏荘
09:45 – 09:55 自己紹介、アジェンダ確認
09:55 – 10:20 集合写真/ 休憩
セッション 1: カントリーレポート -原子力・放射線緊急時計画および対応–
(発表 15分 + 質疑応答 10分)
議長: Suryantoro(インドネシア)
10:20 – 10:45 (1)バングラデシュ/ Moinul Islam
10:45 – 11:10 (2)中国/ Cheng Qifu
11:10 – 11:35 (3)インドネシア/ Moch Romli
11:35 – 12:00 (4)日本/ 小佐古敏荘
12:00 – 13:00 昼食
セッション 1: カントリーレポート -原子力・放射線緊急時計画および対応–
(発表 15分 + 質疑応答 10分)
議長: Navaangalsan Oyuntulkhhr(モンゴル)
13:00 – 13:25 (5)カザフスタン/ Yevgeniy Tur
13:25 – 13:50 (6)マレーシア/ Wan Saffiey Bin Wan Abdullah
13:50 – 14:15 (7)モンゴル/ Navaangalsan Oyuntulkhuur
14:15 – 14:30 休憩
14:30 – 14:55 (8)タイ/ Nanthavan Ya-anant
14:55 – 15:20 (9)ベトナム/ PHAM Quang Minh
セッション2: 原子力・放射線緊急時計画および対応に関する統合化報告書の評価
議長: 小佐古敏荘(日本)
15:20 – 16:30 ・ グループ討議
・ 評価と討議

2015年11月18日(水)

原子力施設における緊急時措置に関するオープンセミナー
会場:インドネシア原子力庁
司会: Husen Zamroni(インドネシア)
08:30 – 09:00 参加登録
09:00 – 09:05 歓迎挨拶(インドネシア)   - Suryantoro
09:05 – 09:10 開会挨拶(日本)   - 小佐古敏荘
09:10 – 09:25 特別講演1: FNCAの概要と近年の成果 - 和田智明
09:25 – 09:40 講演1: インドネシアにおける緊急時計画・措置・経験 - Adi Wijayanto
09:40 – 09:45 質疑応答
09:45 – 10:45 講演2-5: 参加国における緊急時計画・措置・経験
15分 x 4カ国(バングラデシュ 、カザフスタン、マレーシア、タイ)
10:45 – 10:50 質疑応答
10:50 – 11:05 休憩・ポスターセッション
11:05 – 11:25 講演6: 福島第一原子力発電所事故時の対応   - 小佐古敏荘
11:25 – 11:35 質疑応答
11:35 – 11:45 特別講演2: 日本の人材育成プログラム   - 村上博幸
11:45 – 11:50 質疑応答
11:50 – 12:15 パネル討論
12:15 – 13:30 昼食
テクニカルビジット
13:30 – 16:00 インドネシア原子力庁スルポン研究所
1. GA. Siwabessy研究炉
2. 放射性廃棄物技術センター

2015年11月19日(木)

セッション3: 低・中レベル放射性廃棄物処分場・長期貯蔵施設建設の現状、計画、課題に関する討議
Chair: Moinul Islam(バングラデシュ)
09:30 – 09:50 リードスピーチ1: ベトナム   - PHAM Quang Minh
09:50 – 10:10 討議
10:10 – 10:30 リードスピーチ2: 中国   - Cheng Qifu
10:30 – 11:00 討議
11:00 – 11:15 休憩
11:15 – 11:35 リードスピーチ3: 日本   - 村上博幸
11:35 – 12:05 討議
12:05 – 13:30 休憩
セッション4: 統括 – ワークショップのまとめと今後のプロジェクト活動への提案(2015-2016)–
Chair: Nanthavan Ya-anant(タイ)
13:30 – 14:00 統合化報告書およびRS&RWMニュースレタースケジュール確認
14:00 – 15:00 今後のプロジェクト活動への提案
15:00 – 15:20 休憩
15:20 – 16:20 議事録案の確認と承認
16:20 – 16:35 閉会挨拶
- 和田智明
- 小佐古敏荘
- Suryantoro

FNCA2015 放射線安全・廃棄物管理(RS&RWM)プロジェクトワークショップ
参加者リスト

2015年11月17日〜19日
インドネシア、スルポン


バングラデシュ

モイヌル・イスラム
バングラデシュ原子力委員会(BAEC)
保健物理・放射性廃棄物管理ユニット
主任技師

中国

チェン・キフ
中国核工業集団公司(CNNC)
安全環境保護部
保健・安全・環境保護課次長

インドネシア

スリャントロ
インドネシア原子力庁(BATAN)
放射性廃棄物処理処分技術センター
センター長

アディ・ウィジャヤント
インドネシア原子力庁(BATAN)
放射性廃棄物処理処分技術センター
安全部門職員

モチ・ロムリ
インドネシア原子力庁(BATAN)
放射性廃棄物処理処分技術センター
放射線安全官

スシプタ インドネシア原子力庁(BATAN)
放射性廃棄物処理処分技術センター
研究員

アグス・ユディ・プリスティアント
インドネシア原子力規制庁(BAPETEN)
産業・研究施設評価課
課長

スリ・ワニンシ
インドネシア原子力庁(BATAN)
核燃料技術センター
安全課職員

日本

和田智明
FNCA日本コーディネーター
公益財団法人科学技術広報財団理事

小佐古敏荘
東京大学
名誉教授

村上博幸
公益財団法人放射線計測協会
専務理事

今泉恵美
公益財団法人原子力安全研究協会
国際研究部

カザフスタン

トゥール・エフゲーニ
カザフスタン国立原子力センター(NNC)
技術経済評価部
シニアエンジニア

マレーシア

ワン・サフィレイ・ビン・ワン・アブドラ
マレーシア原子力庁
保健・放射線安全課
課長

モンゴル

ナバンガルサン・オユントゥルクール
モンゴル原子力委員会
放射線安全局
局長

タイ

ナンタバン・ヤアナント
タイ原子力技術研究所(TINT)
放射性廃棄物管理センター
放射性廃棄物管理課
課長

ベトナム

ファム・カン・ミン
ベトナム原子力研究所(VINATOM)
計画研究開発マネジメント部
部長



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