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放射線安全・廃棄物管理 workshop

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ワークショップ


FNCA 2022 放射線安全・廃棄物管理 ワークショップ

FNCA2022 放射線安全・廃棄物管理(RS&RWM)プロジェクトワークショップ
概要

2023年1月17日-18日


2022年度の放射線安全・廃棄物管理(RS&RWM)プロジェクトのワークショップ(ハイブリッド)が、2023年1月17日〜18日の2日間、文部科学省の主催の下、日本・東京において開催されました。

参加者の写真

参加者の写真

本ワークショップには10参加国より、放射線安全・廃棄物管理に携わる専門家28名が対面及びオンラインで参加しました。参加国は、オーストラリア、バングラデシュ、インドネシア、日本、カザフスタン、マレーシア、モンゴル、フィリピン、タイ、ベトナムです。

ワークショップ開会に際し、文部科学省の小畠亨司氏による歓迎の挨拶に続き、FNCA日本コーディネーターである和田智明氏が開会の挨拶を行いました。参加者は自国のNORM*1/TENORM*2に関する統合化報告書の素案として、NORM/TENORMに関する現況と問題、安全規制等について発表を行いました。2日目には、国際機関におけるNORM 及びTENORMに関する動きとしてIAEA、ICRP、欧州委員会(EC)等における取り組みが紹介されました。また、本プロジェクトの次期フェーズのテーマである環境放射線について、東京電力福島第一原子力発電所の多核種除去設備(ALPS) 処理水の処分に関する発表がありました。その後、初日に発表された各国の統合化報告書の素案について質疑応答及び議論が行われました。
2023年度のワークショップは、マレーシアにて11月頃に開催される予定で、統合化報告書の完成に向けて活動を続けていくこととしました。

ワークショップの様子 ワークショップの様子

*1 Naturally Occurring Radioactive Materials (NORM):自然起源放射性物質
*2 Technologically Enhanced Naturally Occurring Radioactive Materials (TENORM):人為的な過程を経て濃度が高められた自然起源の放射性物質



FNCA 2022年度 放射線安全・廃棄物管理プロジェクトワークショップ
議事録

2023年1月17日-18日


1) ワークショップの開催概要

i) 期日 2023年1月17日~18日
ii) 会場 日本・東京及びオンライン(Zoom Web Meeting)
iii) 主催 文部科学省(MEXT)
iv) 参加者 オーストラリア、バングラデシュ、インドネシア、日本、カザフスタン、マレーシア、モンゴル、フィリピン、タイ、ベトナムの10ヶ国より合計28名
参加者リスト

FNCA放射線安全・廃棄物管理プロジェクトワークショップが、2023年1月17日〜18日までの2日間にわたり日本(東京)でオンライン参加を伴うハイブリッド形式で開催された。本ワークショップは文部科学省(MEXT)により主催されたものである。ワークショップのプログラムは添付資料1を、参加者リストは添付資料2を参照。

セッション1:開会

文部科学省の小畠亨司氏及びFNCA日本コーディネーターの和田智明氏より開会挨拶があった。

セッション2:NORM及びTENORM に関する統合化報告書の概要

FNCA日本プロジェクトリーダーである小佐古敏荘氏が、NORM及びTENORMに関する問題、そしてNORM及びTENORMに関する統合化報告書の作成に向けたディスカッションのポイントや本報告書の目次等について説明を行った。

セッション3:NORM及びTENORMに関する統合化報告書の国別発表

10ヶ国により、自国のNORM及びTENORMに関する統合化報告書の素案について発表があった。各発表後に質疑応答が行われたが、追加の質問は発表者にEメールで送信し、翌日のセッション6にて継続して質疑応答を行うこととした。各発表のサマリーは添付資料3を参照。

セッション5:NORM及びTENORMの統合化報告書に関する発表

日本より2つの発表が行われ、まず日本原子力研究開発機構(JAEA)の橋本周氏が、国際機関におけるNORM及びTENORMに関する動きとしてIAEA、ICRP、欧州委員会(EC)等における取り組みを紹介した。また、本プロジェクトの次期フェーズにおけるテーマである環境放射線について、近畿大学の山西弘城氏が福島第一原子力発電所の多核種除去設備(ALPS)処理水の処分に関して日本政府の政策及び報告書、IAEAのレビュー、世界のトリチウム年間放出量について発表した。各発表のサマリーは添付資料3を参照。

セッション6 及び 7:質疑応答・ディスカッション及びそのまとめ

アルファベット順にオーストラリアより質疑応答及びディスカッションを行った。まず、各国の参加者は、統合化報告書の進捗状況について説明した後に、Eメールで受け取った質問について回答した。2023年度ワークショップは、マレーシアで2023年11月に開催することとし、統合化報告書の完成に向けて活動を続けていくこととした。

セッション8: 閉会

FNCA日本アドバイザーである玉田正男氏の閉会の挨拶をもって、ワークショップは閉会した。

 


FNCA2022年度 放射線安全・廃棄物管理プロジェクトワークショップ
プログラム

2023年1月17日-18日


1日目:2023年1月17日(火)

14:00-14:15 セッション1:開会
議長:小佐古敏荘氏(日本)
  1)歓迎挨拶−小畠亨司氏(文部科学省)
  2)開会挨拶−和田智明氏(日本FNCAコーディネーター)
  3)参加者自己紹介
14:15-14:25 セッション2:NORM/TENORMに関する統合化報告書の概要
  1) NORM/TENORMに関する統合化報告書−小佐古敏荘氏(日本)
14:25-15:40 セッション3:NORM/TENORMに関する国別報告
(発表12分+質疑応答3分)
議長: Dr. Mohd Zaidi bin Ibrahim(マレーシア)
  1)オーストラリア
  2)バングラデシュ
  3)インドネシア
  4)日本
15:40-15:50 休憩
15:50-17:20 セッション3続き
議長: Dr. Hendra Adhi Pratama(インドネシア)
  5)カザフスタン
  6)マレーシア
  7)モンゴル
  8)フィリピン
  9)タイ
  10)べトナム
17:20-17:25 セッション4:1日目のラップアップ

2日目:2023年1月18日(水)

14:00-14:40 セッション5:トピックス
議長:Dr. Klitsadee Yubonmhat(タイ)
  1)NORM/TENORMに関する国際的動向−橋本周氏(日本)
  2)放射性廃棄物管理に関連した環境放射線−山西弘城氏(日本)
14:40-15:45 セッション6:NORM/TENORM統合化報告書に関する質疑応答及びディスカッション
議長:Mr. Duncan Kemp (オーストラリア)
  ※各国の質疑応答に基づき、アルファベット順にオーストラリアよりディスカッションを行う。
15:45-16:00 休憩
16:00-17:00 セッション6続き
17:00-17:15 セッション7:まとめ
ディスカッションのまとめ−小佐古敏荘氏(日本)
17:15-17:20 セッション8:閉会
  1)ラップアップ
  2)閉会挨拶−玉田正男氏(日本FNCAアドバイザー)

 


FNCA2022 放射線安全・廃棄物管理(RS&RWM)プロジェクトワークショップ
参加者リスト

2023年1月17日-18日


オーストラリア

Mr. Duncan Kemp(ダンカン・ケンプ)
オーストラリア原子力科学技術機構(ANSTO)
廃棄物管理サービス
技術ディレクター

バングラデシュ

Dr. Khandoker Asaduzzaman(カンドカー・アサズザマン)
バングラデシュ原子力委員会(BAEC)
保健物理・放射性廃棄物管理ユニット
主席研究員・ユニット長
*プロジェクトリーダー

インドネシア

Dr. Hendra Adhi Pratama(ヘンドラ・アドヒ・プラタマ)
インドネシア国立研究革新庁(BRIN) 
核燃料サイクル・放射性廃棄物技術研究センター
放射性廃棄物管理技術研究グループ 
リーダー

Dr. Dadong Iskandar(ダドン・イスカンダル)
インドネシア国立研究革新庁(BRIN) 
核燃料サイクル・放射性廃棄物技術研究センター
研究員

Mr. Sucipta(スシプタ)
インドネシア国立研究革新庁(BRIN) 
核燃料サイクル・放射性廃棄物技術研究センター
研究員

Mr. Totti Tjiptosumirat(トッティ・ジプロスミラット)(オブザーバー)
インドネシア国立研究革新庁(BRIN)
IAEA、RCA、FNCA 連絡調整官
FNCA インドネシアコーディネーター

日本

和田 智明 氏
FNCA日本コーディネーター

玉田 正男 氏
FNCA日本アドバイザー

小佐古 敏荘 氏
東京大学 名誉教授
*プロジェクトリーダー

齋藤 龍郎 氏
日本原子力研究開発機構
バックエンド統括本部 埋設事業センター
事業計画室 技術副主幹

橋本 周 氏
日本原子力研究開発機構
高速炉・新型炉研究開発部門 大洗研究所
放射線管理部 次長

坂本 幸夫 氏
株式会社アトックス
事業開発部エンジニアリングサービスセンター
顧問

山西 弘城 氏
近畿大学
原子力研究所 所長、教授

保田 浩志 氏
広島大学
原爆放射線医科学研究所 教授

小畠 亨司 氏
文部科学省

熊谷 耕一 氏
文部科学省

中原 里紗 氏
文部科学省

カザフスタン

Mr. Vycheslav Gnyrya (ヴィチェスラブ・グニャリャ)
カザフスタン国立原子力センター(NNC)
原子力研究所
テスト担当副局長
*プロジェクトリーダー

マレーシア

Dr. Mohd Zaidi bin Ibrahim (モハマド・ザイディ・ビン・イブラヒム)
マレーシア原子力庁
廃棄物技術・環境部
廃棄物技術開発センター 
マネージャー
*プロジェクトリーダー

モンゴル

Ms. Batdelger Uranchimeg(バットデルゲル・ウランチメグ)
モンゴル原子力委員会
シニアオフィサー
*プロジェクトリーダー

フィリピン

Ms. Kristine Marie Dacallo Romallosa(クリスティーン・マリー・ダカロ・ロマロサ)
フィリピン原子力研究所(PNRI)
管理科学研究専門官
*プロジェクトリーダー

タイ

Dr. Klitsadee Yubonmhat(クリッサディ・ユボンハット)
タイ原子力技術研究所(TINT)
放射性廃棄物管理センター
放射性廃棄物管理部
原子力専門官
*プロジェクトリーダー

ベトナム

Mr. Nguyen Thanh Thuy (グェン・タン・トゥイ)
放射性・希土類元素研究所(ITRRE)(VINATOM)
放射性廃棄物処理・管理技術センター
研究者
*プロジェクトリーダー

Ms. Doan Thi Thu Hien(ドアン・チー・スー・ヒエン)
放射性・希土類元素研究所(ITRRE)(VINATOM)
放射性廃棄物処理・管理技術センター
研究者

事務局

竹村 京子
公益財団法人 原子力安全研究協会

猪越 千明
公益財団法人 原子力安全研究協会

小池 亜紀
公益財団法人 原子力安全研究協会

崔 貞娥
公益財団法人 原子力安全研究協会




オンラインオープンセミナー



オンラインオープンセミナーとして、FNCA放射線安全・廃棄物管理プロジェクトのインドネシアメンバーであるDr. Dadong Iskandar(インドネシア国立研究革新庁(BRIN))がプレゼンテーションを行いました。

※本内容に関するお問い合わせ(2023年3月31日まで):


Forum for Nuclear Cooperation in Asia