FNCA

人材養成 workshop

MENU
image
プロジェクト紹介
 
プロジェクトリーダー
- メッセージ
- 紹介
 
ANTEP(アジア原子力教育訓練プログラム)

ワークショップ


FNCA 2007 人材養成 ワークショップ

FNCA 2007 人材養成ワークショップ 概要

 2007年度のFNCA人材養成ワークショップ(WS)は、2007年8月27日から31日にかけて、インドネシアのジョクジャカルタにおいて開催されました。本WSは文部科学省とインドネシア原子力庁(BATAN)との共催により、BATANと(独)日本原子力研究開発機構(JAEA)が実施しました。

 初日(8月27日)午前は、地元インドネシアの一般関係者約30名を含む計55名の参加の下に公開セミナーが開催されました。まずHanafiahインドネシアコーディネーター、村山綾介・文科省国際原子力協力官およびAdiwardojoインドネシア原子力庁次官よりの開会挨拶が行われました。
  引き続き、町末男日本コーディネーターより、日本の基本的エネルギー政策と原子力人材養成の基本的な考え方とNCA参加国での取り組み、Diwardojo BATAN次官より、インドネシアにおける原子力発電導入に向け今後必要となる原子力人材養成の考え方と現状、さらに日本の河原?日本原子力学会会長より、日本の原子力産業界において進められてきた原子力人材養成の経験、がそれぞれ招待講演として紹介されました。会場からは、日本における人材養成計画、原子力プラントを運転する際の人員、原子力理解促進のための方策に関する質問があるなど活発な質疑応答がなされました。

  8月27日午後よりWSが開始され、バングラデシュ、中国、インドネシア、韓国、マレーシア、フィリピン、タイ、ベトナムおよび日本の9カ国から参加した人材養成(HRD)担当のプロジェクト・リーダー(PL)を含め、総勢25名が参加しました。
  先ず、町日本・コーディネーターより2007年2月に日本において開催されたコーディネーター会合の結果報告が行われ、杉本日本PLより本ワークショップの進め方について説明され、それに沿ってワークショップが進められました。

(1) 各国からのカントリーレポート
−人材養成計画における最近のトピックスとANTEP活動−
 各国のPLより各国の原子力活動状況・今後の計画、それに伴う人材養成活動等について報告があり、議論がなされました。日本からは、村山文科省国際原子力協力官より、日本における人材養成計画の基本的考え方、および文科省におけるアジア各国に対する原子力協力についての説明があり、有富正憲 東京工業大学原子炉研究所長より、日本の大学が人材養成に果たしてきた役割と現状、またアジア各国の原子力人材養成における日本の大学の果たしうる役割と考え方が説明されました。なお、インドネシア原子力庁のAziz協力・法律・広報局長から、インドネシアにおける人材養成計画に係わる原子力庁や国際原子力機関を通しての技術的活動が紹介されました。

(2)ANTEP に係わる議論
 人材養成プロジェクトでは、アジア各国の人材養成プログラムをより効果的に進めるために、各国に必要とされる人材養成のニーズと関連プログラムのネットワークである、アジア原子力教育訓練プログラム(ANTEP:Asian Nuclear Training and Education Program)の検討を進めています。2006年には各国における人材養成に係わるニーズと提供可能なプログラムのアンケート調査が実施され(その結果は2006年7月から8月にかけて中国で開催されたWSで検討されています)、またその後2007年8月までに3回のアンケート調査が実施されました。
 2006年のアンケート調査で示された各国よりのニーズ49ケースは放射線安全/放射線防護、原子力工学、放射線利用の各分野に渡っており、その中で実際に受け入れプログラムに反映されなかった25ケースは、全てが現状においても継続的に高いニーズを持っていると各国より要望がありました。2007年実施において示された74のニーズに関しても、同様に多分野に渡っており、その中の50ケースにおいて今後提供可能なプログラムとのマッチングが可能であると判断されました。この2007年実施で示されたニーズでは原子力発電導入に係わる人材養成項目が増加傾向にあることが注目される事項で、今後のプロジェクトにおける検討において重要事項であると認識されました。またFNCA参加全10カ国からプログラムの提供があり、今後のより活発なANTEP活動に発展することが期待されました。

(3)まとめ
  2005年から2007年の3カ年の各国における人材養成活動の評価が行われました。各国とも必要とした人材養成項目を高い率で実施されたと評価され、今後さらに重要になる人材養成への高まりから本WSはアジア各国の情報交換の場として非常に有益であると認識されました。
  また、FNCA参加国では原子力発電導入を検討している国が増加してきています。2007年実施のアンケート調査でも原子力発電導入に係わる人材養成項目が増加傾向にあり、今後、原子力発電に係わる人材養成について、本WSでどのように対応できるかについて議論していくこととなりました。
  なお、WSの一環として、BATANの加速器・材料プロセス技術センター(CAMPT)を訪問し、議論しました。



FNCA2007人材養成ワークショップ議事録

2007年8月27日〜31日
インドネシア ジョグジャカルタ

 「FNCA2007人材養成ワークショップ」が、インドネシア原子力庁及び文部科学省主催、インドネシア原子力庁及び日本原子力研究開発機構のホストにより、2007年8月27日〜31日の5日間にわたりインドネシア・ジョグジャカルタのグランドメルキュールホテルにて開催された。ワークショップ議題を付録1として添付する。
 本ワークショップ初日に開催された人材養成セミナーでは、FNCAインドネシアコーディネーターであるAang Hnafiah Wangssatmaja氏の歓迎挨拶に引き続き、文部科学省研究開発局の村山綾介国際原子力協力官、インドネシア原子力庁原子力技術及びエネルギー開発担当次官Adi
 Wardojo氏の開会挨拶があった。その後、FNCA日本コーディネーターの町末男氏による「日本及びFNCA参加国における原子力人材養成」、Adi Wardojo氏による「インドネシアにおける戦略的原子力人材養成について」、そして最後に河原?日本原子力学会会長による「日本の原子力産業界における人材養成−日本の経験」の3講演が行われた。
  セミナーに続いて人材養成ワークショップの開会セッションが行われた。本ワークショップには、各国の人材育成プロジェクトリーダー全9名(バングラデシュ、中国、インドネシア、韓国、マレーシア、タイ、フィリピン、ベトナム、日本)をはじめ、日本からの2名のオブザーバーを含む計20名が参加した(付録2参照)。参加者紹介に引き続き、町氏による「第8回コーディネーター会合の結果報告」、さらに日本プロジェクトリーダーの杉本純氏による「2007年度人材養成ワークショップの進め方」が発表された。
  ワークショップ初日と2日目には、2007年2月7日〜9日に開催された第8回コーディネーター会合の指針に沿って、以下のテーマと内容に関するプロジェクトリーダーからカントリーレポートが発表された。テーマは以下の通りである。

  1. 各国の原子力分野における人材養成に関する近況報告
  2. 第3回ANTEPアンケート結果及びANTEPへ提供可能な研修プログラムの紹介と人材養成におけるニーズ
  3. 人材養成に対する国策の現状
  4. ANTEPへの協力
  5. ANTEPへの財政的出資の再考

 カントリーレポート発表後に、東京工業大学有冨正憲教授による「原子力人材養成における日本の大学の役割」の発表が行われ、続いて村山氏による「日本文部科学省による原子力人材養成への取り組み」が発表された。
  2日目午後には、加速器・材料生成技術センター (CAMPT)へのテクニカルツアーが実施された。
  3日目には、インドネシアのFerhat Aziz氏による「インドネシアでの人材養成における技術協力」に続き、今回新たに参加したバングラデシュによるカントリーレポートが発表された。更に、第3回ANTEPアンケートの調査結果まとめ−「パート1:マッチング可能性のあるケースのフォローアップ」と「パート2:新たなニーズとプログラム」についての発表が行われ、2006年から2007年の間に実施されたプログラムに関し、マッチング可能性のあった49ケースのうち、21ケースがマッチングしており、また、新たに出された74のニーズと新しい12プログラムがANTEPに提出されたことが報告された。新しくマッチング可能性のある50ケースについては、2006年からの25の保留ケースと併せ、実施に向けて取り組むことになった。新しいニーズに対するマッチングの可能性については、付録3(PDF82KB)にまとめたとおりである。
  4日目には、日本プロジェクトリーダー杉本氏による「今後のANTEP活動への提案」が発表され、ANTEP活動をいかに推進するかについて討議が行われた。各国プロジェクトリーダーによる同意事項を付録4(PDF8KB)として添付する。
  4日目午後には、2004年1月〜2007年12月までのプロジェクト活動に対する3ヵ年評価を行った。各国プロジェクトリーダーが自国における本プロジェクトの意義・成果について報告し、過去3ヵ年の人材養成プロジェクトの評価ついて付録5(PDF17KB)参照のとおり取りまとめた。
  最終日となった5日目の閉会セッションでは、議事録に関する最終討議及び採択が行われた。この中で、バングラデシュが次年の「FNCA2008人材養成ワークショップ」を開催する意向を示した。本ワークショップは、BATANのKarsono氏による閉会挨拶に続き、杉本氏の結びの言葉をもって成功裏に閉会した。参加者は、主催者とホストの素晴らしい手配と温かいもてなしに深い謝意を表した。

以上


2007年度人材養成ワークショッププログラム


主   催: インドネシア原子力庁(BATAN)
文部科学省(MEXT)
実施機関: インドネシア原子力庁(BATAN)
(独)日本原子力研究開発機構(JAEA)
日   程: 2007年8月27日(月)〜31日(金)
開催場所: インドネシア、ジョグジャカルタ



8月27日(月)
8:30-9:00 参加者登録
<2007年度FNCA人材養成ワークショップ開会セッション>
9:00-9:10 歓迎挨拶
インドネシアFNCAコーディネーター Aang Hanafiah Wangssatmaja
9:10-9:20 開催挨拶
文部科学省 研究開発局 国際原子力協力官 村山綾介
9:20-9:30 開会挨拶
インドネシア原子力庁 次官 Adi Wardojo
招待講演
9:30-10:10 【講演1】日本及びFNCA参加国における原子力人材養成について
日本FNCAコーディネーター 町末男
10:10-10:40 <コーヒーブレイク>
10:40-11:20 【講演2】インドネシアにおける戦略的原子力人材養成について
インドネシア原子力庁 次官 Adi Wardojo
11:20-12:00

【講演3】日本の原子力産業界における人材養成−日本の経験
日本原子力学会 会長 河原?

12:00-12:10 閉会挨拶
インドネシア原子力庁 次官 Adi Wardojo
12:10-12:20 集合写真撮影
12:20-13:30 <昼 食>
<2007年度FNCA人材養成ワークショップ:開会セッション>
<議長:Karsono>
13:30-13:40 参加者紹介
13:40-14:20 第8回コーディネーター会合の結果報告
町末男 日本CO
14:20-14:40 2007年度人材養成ワークショップの進め方
杉本純 日本PL
14:40-14:50 集合写真撮影
14:50-15:10 <コーヒーブレイク>
<発表セッション1:カントリーレポート
--人材養成に関する最近の話題の紹介とANTEP活動報告-->
<議長:Rabiah Abu Hassan>
15:10-15:50 Dongqing Cao 中国PL
15:50-16:30 Karsono インドネシアPL
16:30-17:10 Eui-Jin Lee 韓国PL
17:10-17:50 Rabiah Abu Hassan マレーシアPL
18:30- レセプション


8月28日(火)
<発表セッション1:カントリーレポート
--人材養成に関する最近の話題の紹介とANTEP活動報告(続き)-->
<議長:Dongqing Cao>
8:30-9:10 Corazon C. Bernido フィリピンPL
9:10-9:50 Monta Punnachaiya タイPL
9:50-10:10 <コーヒーブレイク>
<議長:Corazon C. Bernido>
10:10-10:50 Vu Danh Ninh ベトナムPL
10:50-11:30 原子力人材養成における日本の大学における役割について
東京工業大学原子炉工学研究所 有冨正憲
11:30-12:10 日本文部科学省による原子力人材養成への取り組みについて
文部科学省研究開発局 村山綾介
12:10-13:00 <昼 食>
13:00- テクニカルツアー:加速器・材料生成技術センター(CAMPT) 他


8月29日(水)
<発表セッション1:カントリーレポート
--人材養成に関する最近の話題の紹介とANTEP活動報告(続き)-->
<議長:Vu Dang Ninh>
9:00-9:40 インドンシアにおける人材養成に関する技術協力
Ferhat Aziz インドネシア
9:40-10:20 Feroza Akhtar バングラデシュ
10:20-10:40 <コーヒーブレイク>
<発表セッション2:マッチング可能性のあるケースのフォローアップ>
<議長:Feroza Akhtar>
10:40-11:00

第3回ANTEPアンケートの調査結果のまとめ パート1:マッチング可能性のあるケースの再検討
(独)日本原子力研究開発機構 新井信義

11:00-12:00 討論
12:00-13:30 <昼 食>
<発表セッション3:ANTEPへの新たなニーズとプログラム>
<議長:Monta Punnachaiya>
13:30-14:00

第3回ANTEPアンケートの調査結果のまとめ パート2:新たなニーズとプログラム
(独)日本原子力研究開発機構 新井信義

15:00-15:20 <コーヒーブレイク>
15:20-17:00 討論


8月30日(木)
<討論セッション1:今後のANTEP活動>
<議長:Eui-Jin Lee>
9:00-9:30 今後のANTEP活動への提案
杉本純 日本PL
9:30-10:30 討論
10:30-11:00 <コーヒーブレイク>
11:00-12:00 今後のANTEP活動及び人材養成プロジェクトのまとめ
12:00-13:30 <昼 食>
<討論セッション2:ワークショップ3ヵ年評価>
<議長:杉本純>
13:30-15:30 各国の3ヵ年活動評価についての討議及び評価報告書の作成
15:30-15:50 <コーヒーブレイク>
15:50-17:00 議事録(案)の作成


8月31日(金)
<閉会セッション>
<議長:Karsono>
9:00-10:30 最終討論、議事録採択
10:30-11:00 <コーヒーブレイク>
11:00-11:15 閉会挨拶
インドネシアプロジェクトリーダー Karsono
11:15-11:30 閉会挨拶
日本プロジェクトリーダー 杉本純
11:30-13:30 <昼 食>

2007年度FNCA人材養成参加者リスト

[BANGLADESH]

Dr. Feroza AKHTAR
Director
International Affairs Division
Bangladesh Atomic Energy Commission (BAEC)

[CHINA]

Mr. Dongqing CAO
Human Resource Planning Senior Manager
Human Resource Department
China Guangdong Nuclear Power Holding Co., Ltd (CGNPC)

[INDONESIA]

Mr. Karsono
Director
Education and Training Center
National Nuclear Energy Agency of Indonesia (BATAN)

[KOREA]

Mr. Eui-Jin LEE
Project Leader
Head, International Training Programs, Nuclear Training Center
Korea Atomic Energy Research Institute (KAERI)

[MALAYSIA]

Ms. Rabiah Binti ABU HASSAN
Director, Human Resources Development Division
Nuclear Malaysia

[THE PHILIPPINES]

Dr. Corazon Casenas BERNIDO
Deputy Director
Philippine Nuclear Research Institute (PNRI)

[THAILAND]

Ms. Monta PUNNACHAIYA
(Acting) Head, Nuclear Technology Transfer Center
Business Development Division
Thailand Institute of Nuclear Technology (TINT)

[VIETNAM]

Ms. VU Thi Thuy Ha
Deputy Director General
Department of Organization and Personnel
Ministry of Science and Technology (MOST)

Mr. VU Dang Ninh
Project Leader
Director, Development of Administration and Personnel
Vietnam Atomic Energy Commission (VAEC)

[JAPAN]

Dr. Sueo MACHI
FNCA Coordinator of Japan, Senior Advisor to MEXT, Japan

Mr. Ryosuke MURAYAMA
Director for International Nuclear Cooperation
Research and Development Bureau
Ministry of Education, Culture, Sports, Science and Technology (MEXT)

Dr. Jun SUGIMOTO
Project Leader
Director, Nuclear Technology and Education Center (NuTEC)
Japan Atomic Energy Agency (JAEA)

Mr. Akira KAWAHARA
President, Atomic Energy Society of Japan
Senior Chief Engineer, Power Systems
Hitachi, Ltd.

Prof. Masanori ARITOMI
Director, Professor
Research Laboratory for Nuclear Reactors
Tokyo Institute of Technology

<Observer>

Dr. Takatoshi TAKEMOTO
Visiting Associate Professor
Department of Environmental Engineering, Faculty of Engineering,
Chulalongkorn University

Mr. Jun TAKAHASHI
Assistant Manager
International Affairs Department, International Fellowship Section
Japan Atomic Energy Agency (JAEA)


<Secretariat>

Mr. Hidetaka ISHIKAWA
General Supervisor
(International Research)
Nuclear Safety Research Association (NSRA)

Mr. Nobuyoshi ARAI
Assistant Principal Engineer
Nuclear Engineering Training Subgroup, Nuclear Technology and Education Center
Japan Atomic Energy Agency (JAEA)

Dr. Yuko IKUTA
Assistant Principal Engineer
International Training and Cooperation Group
Nuclear Technology and Education Center (NuTEC)
Japan Atomic Energy Agency (JAEA)

Mr. Akitoshi OHTOMO
Senior Staff
International Nuclear Technology Cooperation Center
Radiation Application Development Association


Forum for Nuclear Cooperation in Asia