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ワークショップ

多国間共同研究(MRP-1)プログラム立上げ会合 <メモランダム>(和文仮訳)
 
2002年2月28日
ジョグジャカルタ、インドネシア
 
 2002年2月25日から3月1日にかけて、FNCA農業利用プロジェクト(放射線育種)の枠組み下の多国間共同研究計画(MPR-1)として、「ソルガム、ダイズおよびサトウキビの耐乾燥性」に関するプロジェクトの立上げ会合がインドネシアで開催された。本会合には、中国、インドネシア、フィリピン、ベトナムおよび日本(オブザーバー)からプロジェクト・リーダーまたは(プロジェクト・リーダーにより指名された)専門家が出席し、多国間共同研究計画の効果的な進め方について意見交換を行った。
 本会合では、最終的にソルガムとダイズの2つの作物種が、耐乾燥性を有する品種の開発目標として選定された。各国から自国における耐乾燥性を有する品種の育種状況に関する報告が行われた後、中国とインドネシアが主としてソルガム、また、フィリピンとベトナムが主としてダイズを担当することで合意した。
 参加各国は、育種目的にのみに利用が限定されることを前提とし、育種のための原品種の交換を行うことで合意した。このため全参加国は、育種のためのソルガムとダイズの原品種を初年度(2002年度)に交換することで合意した。2002年4月からの4ヶ年計画を添付の表に示す。また、2004年度のFNCA放射線育種ワークショップにおいて、中間報告が行われることになっている。
 
多国間共同研究 (MRP-1)テーマ 耐乾燥性
参加国 中国, インドネシア, フィリピン,ベトナムおよび日本
(オブザーバー)
対象作物種 ソルガム, ダイズ
計画期間 2002年度〜2005年度
 
- MRP-1(耐乾燥性)の活動計画 -
 2002年度
スターティング・マテリアル(原品種)としての純系の準備
 2003年度
突然変異処理(照射)を行った後、M1およびM2種子の生産
 2004年度
早期スクリーニングおよびM2作物から耐乾燥性を有する個体の選抜
*中間報告
 2005年度
耐乾燥性を有する系統のさらなる選抜および純系としての確立
 
  【脚注】
  作物としての形質が安定した系統を純系(pure line)という。スターティング・マテリアルとは、純系の原品種の種子(M0種子とよぶ)であり、このM0種子に突然変異を誘発させる処理(照射)を行い、それを撒いて得られた作物をM1作物とよぶ。M1作物の中から優れた形質を持つ個体を選び出すことをスクリーニングとよぶ。M1作物の種子(M2種子)を撒くとM2作物が得られ、このプロセスを繰り返すことで、新品種を確立する。


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