FNCA 2017 放射線育種プロジェクトワークショップ
概要
2017年10月31日 – 11月3日
韓国、済州市
本ワークショップは、平成29年10月31日~11月3日までの4日間、韓国・済州のOcean Suites Hotelにおいて開催されました。
開会セッション
開会セッションでは、はじめに韓国原子力国際協力財団(KONICOF)理事長のPark Jin-Seon氏より歓迎挨拶があり、続いて、文部科学省(MEXT)研究開発戦略官付(核融合・原子力国際協力担当)調査員の春日章治氏、およびFNCA日本アドバイザーの南波秀樹氏よりそれぞれ開会挨拶が述べられました。
基調講演
はじめに春日氏より、MEXTで行われている国際原子力協力プログラムとアジア各国への貢献について報告がありました。次に南波氏より、2016年~2017年のFNCA活動の概要と主な成果が紹介され、続いてFNCA放射線育種プロジェクト日本プロジェクトリーダー(PL)の中井弘和氏より、FNCA放射線育種プロジェクトの目的とサブプロジェクトの歴史、および本ワークショップの主な議題と現在の活動における各国の主要な成果が紹介されました。
ソルガム・ダイズ及びバナナサブプロジェクトのフォローアップ
過去に終了したサブプロジェクトとして、インドネシアのSobrizal氏よりソルガム・ダイズの耐旱性育種サブプロジェクト、続いてフィリピンのAna Maria Veluz氏よりバナナの耐病性育種サブプロジェクトについて、それぞれフォローアップ報告が行われました。
持続可能な農業のためのイネの突然変異育種プロジェクト
参加9ヵ国より、持続可能な農業のためのイネの突然変異育種プロジェクトに関する進捗状況が報告されました。また、5年間の活動のまとめと評価が議論され、ほぼ全ての参加国で高収量を示す新しい突然変異品種を作出し持続可能な農業に貢献しており、さらにいくつかの品種は既に実用化され大きな効果をもたらしていることから、本プロジェクトが大きな成功を収めたことが確認されました。
2018年からの新フェーズに向けた円卓討議
本プロジェクトの将来展望について、既存/過去のサブプロジェクトの結果を踏まえて議論が行われ、劇的な気候変動の下で、将来においても低投入の持続可能型農業が最も重要なテーマであると確認されました。また、持続可能な農業の達成のためには、特に低投入で高収量な主要作物の開発を主な目標とし、次期サブプロジェクト名を『気候変動下における低投入の持続可能型農業に向けた主要作物の突然変異育種』とすることが決定されました。育種目標達成に向けて、全ての参加国がイネを含む主要作物から異なるターゲットを選択可能であることが確認されました。
IAEA/RCAとの協力
Liu Luxiang氏より、現在進行中のRCAプロジェクトRAS5077(2017年~2020年)の進捗状況と放射線育種の主な成果が紹介されました。また、FNCAとRCAプロジェクトの将来的な協力に関し、手法や放射線育種を含む活動面での協力について議論が行われました。
国際シンポジウム
11月2日に済州大学Ara Convention Hallにおいて、FNCA、韓国放射線産業学会(KSRI)、および韓国原子力研究所(KAERI)の共催で、『持続可能な農業のための放射線技術・放射線育種の応用』に関するFNCA-KSRI-KAERI合同国際シンポジウムが行われ、関連機関、企業、大学より約50名が参加しました。シンポジウムでは「アジア各国における放射線育種の主要な成果」と「新技術および挑戦」の2つのテーマで講演が行われ、計6ヵ国より、各国のFNCA活動を含めた放射線育種研究の成果概要、および持続可能な農業に向けた最先端研究が紹介されました。
議事録および閉会
議事録が議論され、全ての参加者により採択されました。本議事録は第19回コーディネーター会合において報告される予定です。韓国プロジェクトリーダーのKang Si-Yong氏、およびFNCA日本アドバイザーの南波秀樹氏より閉会の挨拶があり、全ての参加者の尽力と協力に謝辞が述べられました。
テクニカルビジット
11月2日に済州大学の原子力科学技術研究所および亜熱帯園芸学研究センター、11月3日に農村振興庁の柑橘類研究所をそれぞれ訪問し、関係者から施設および研究概要に関する説明を受けた後、関連施設を見学しました。
FNCA 2017 放射線育種プロジェクトワークショップ
議事録
2017年10月31日 – 11月3日
韓国、済州市
1) ワークショップの開催概要
ⅰ) 期 日 |
平成29年10月31日(火)~11月3日(金) |
ⅱ) 場 所 |
韓国・済州(Ocean Suites Hotel) |
ⅲ) 主 催 |
文部科学省(MEXT)
韓国原子力研究所(KAERI)
韓国原子力国際協力財団(KONICOF) |
ⅳ) 参加者
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バングラデシュ、中国、インドネシア、韓国、マレーシア、フィリピン、ベトナム、IAEA/RCAより各1名、タイより3名、日本より6名、合計17名(添付資料2参照)
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ⅴ) 日 程
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添付資料1参照
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本ワークショップは、平成29年10月31日~11月3日までの4日間、韓国・済州のOcean Suites Hotelにおいて開催された。
開会セッション
韓国原子力国際協力財団(KONICOF)理事長のPark Jin-Seon氏より歓迎挨拶があった。続いて、文部科学省(MEXT)研究開発戦略官付(核融合・原子力国際協力担当)調査員の春日章治氏、およびFNCA日本アドバイザーの南波秀樹氏よりそれぞれ開会挨拶が述べられた。
基調講演
春日氏より、MEXTで行われている国際原子力協力プログラムとアジア各国への貢献について報告があった。次に南波氏より、2016年~2017年のFNCA活動の概要および主な成果が紹介された。続いてFNCA放射線育種プロジェクト日本プロジェクトリーダー(PL)の中井弘和氏より、FNCA放射線育種プロジェクトの目的とサブプロジェクトの歴史、および本ワークショップの主な議題について説明があり、また現行のサブプロジェクトにおける各国の主要な成果が紹介された。
セッション 1 ソルガム・ダイズ及びバナナサブプロジェクトのフォローアップ
インドネシアのSobrizal氏より、ソルガム・ダイズの突然変異育種について発表があった。ソルガムについては、有望な突然変異系統が3系統選抜され、G5、G7およびG8という新品種として公開申請された。これら3つの突然変異系統はいずれも乾季および雨季に高収量および高バイオマス生産を示した。一方、ダイズの有望な早生突然変異系統12系統について、新品種登録に向けたさらなる試験として地域適応性試験を実施している。また、インドネシアの食料安全保障を強化する目的で種子生産力の高いダイズ突然変異系統Mutiara-1が選抜され、現在その作付面積は約15haとなっている。 続いてフィリピンのAna Maria Veluz氏より、バナナの突然変異育種の新たな成果について発表があった。デザートバナナ品種Lakatanから選抜されたバナナバンチートップウイルス(BBTV)に中程度の耐性を有する5つの突然変異系統について、BBTVによる損失削減を目指して農家圃場で地域適応性試験を実施し、その後新しい突然変異品種として登録申請された。これはBBTVに対する耐病性バナナを開発する上で大きな成果である。各国の発表概要は添付資料3の通りである。
セッション 2 持続可能な農業のためのイネの突然変異育種プロジェクトに関する各国発表
9ヵ国より、持続可能な農業のためのイネの突然変異育種プロジェクトに関する進捗状況及び活動計画が発表された。各国の発表概要は添付資料3の通りである。
セッション 3 持続可能な農業のためのイネの突然変異育種プロジェクトのまとめおよび評価
中井氏よりリードスピーチがあり、スピーチに沿って議論が行われた後、ほぼ全ての参加国が高収量を示す新しい突然変異品種を作出し、持続可能な農業への貢献を果たしたと合意された。さらに、いくつかの品種は既に実用化されており、大きな経済効果をもたらしていることから、放射線育種に関するこの5年プロジェクトが成功を収めたことに疑問の余地はない。この成功は、例えば1)イオンビーム照射、2)突然変異系統と優良在来品種との交配の利用、3)イオンビーム照射で誘導された突然変異体のM1スクリーニング(科学的解明が必要)、および4)耐旱性等のハイスループットスクリーニング法など、新たに確立された技術によってもたらされたものであると認識されている。
セッション4 2018年からの新フェーズに向けた円卓討議
FNCA放射線育種プロジェクトの将来展望について、既存/過去のサブプロジェクトの結果を踏まえて議論が行われ、劇的な気候変動の下、将来においても低投入の持続可能型農業が最も重要なテーマであると確認された。持続可能な農業の達成のためには、特に主要作物を高収量で低投入なものとすることが主な目標となりうる。よって次期サブプロジェクト名は『気候変動下における低投入の持続可能型農業に向けた主要作物の突然変異育種』とすることが決定された。育種目標達成に向けて、全ての参加国がイネを含む主要作物から異なるターゲットを選択可能であることが確認された。
セッション 5 IAEA/RCAとの協力
Liu Luxiang氏より、RCAの機能および世界規模での植物放射線育種の主な成果が、現在進行中のRCAプロジェクトRAS5077(2017年~2020年)の進捗状況に焦点を当てながら紹介された。同プロジェクトには20ヵ国が参加し、green crop品種を開発する目的で突然変異誘発技術およびそれに関連するバイオテクノロジーの促進に取り組んでいる。同プロジェクトの最終目標は、優良品質、高収量、生物・非生物ストレスに対する耐性を示しつつ農業資材消費の少ない新しいタイプの作物品種を開発することである。さらにLiu氏は、放射線育種プロジェクトの国際シンポジウムが2018年8月27日~31日までオーストリアのウィーンで開催されることをアナウンスし、FNCA参加国の放射線育種関係者にこの素晴らしいイベントに参加するよう促した。FNCAとRCAプロジェクトの将来的な協力に関し、手法や放射線育種を含む活動面での協力について議論が行われた。
国際シンポジウム
11月2日に済州大学Ara Convetion Hallにおいて、FNCA、韓国放射線産業学会(KSRI)、および韓国原子力研究所(KAERI)の共催で、『持続可能な農業のための放射線技術・放射線育種の応用』に関するFNCA-KSRI-KAERI合同国際シンポジウムが行われ、関連機関、企業、大学より約50名が参加した。セクション1アジア各国における放射線育種の主要な成果においては、中井氏よりFNCA放射線育種プロジェクトの主要な成果と将来展望が紹介され、続いて4ヵ国(バングラデシュ、ベトナム、マレーシア、韓国)より、各国におけるFNCA活動を含めた放射線育種研究の成果概要が紹介された。セクション2新技術および挑戦においては、韓国、中国および日本より4つの特別講演が行われ、持続可能な農業に向けた放射線育種研究における最先端技術と挑戦について紹介された。
議事録および閉会セッション
議事録が議論され、全ての参加者により採択された。本議事録は第19回コーディネーター会合において報告される。韓国プロジェクトリーダーのKang Si-Yong氏、およびFNCA日本アドバイザーの南波秀樹氏より閉会の挨拶があり、全ての参加者の尽力と協力に謝辞が述べられた。
2)テクニカルビジット
参加者は、11月2日に済州大学の原子力科学技術研究所および亜熱帯園芸学研究センター、11月3日に農村振興庁の柑橘類研究所をそれぞれ訪問した。
3)添付資料
i) プログラム
ii) 参加者リスト
ii) セッションサマリー
FNCA 2017 放射線育種プロジェクトワークショップ プログラム
2017年10月31日 – 11月3日
韓国、済州市
2017年10月31日(1日目)
09:00 – 10:15 |
開会セッション |
議長:Kang Si-Yong氏、韓国 |
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1. 歓迎挨拶
1)Park Jin-Seon氏、韓国原子力国際協力財団理事長
2)春日章治氏、文部科学省調査員
3)南波秀樹氏、FNCA日本アドバイザー |
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2. 基調講演(質疑応答含め20分)
1)国際原子力協力プログラムとアジア各国への貢献 春日章治氏、文部科学省調査員
2)FNCA活動の概要および2016年~2017年の進捗状況 南波秀樹氏、FNCA日本アドバイザー
3)FNCA放射線育種プロジェクト活動の概要およびワークショップの目的 中井弘和氏、FNCA放射線育種プロジェクト日本プロジェクトリーダー
3. 参加者紹介
4. アジェンダ採択 |
10:30 – 10:45 |
記念撮影および休憩 |
10:45 – 12:00 |
セッション1 ソルガム・ダイズ及びバナナサブプロジェクトのフォローアップ (発表:20分、質疑応答:5分)
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議長: A N K Mamun氏、バングラデシュ
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1. ソルガム・ダイズ耐旱性育種サブプロジェクト Sobrizal氏、インドネシア
2. バナナ耐病性育種サブプロジェクト Ana Maria Veluz氏、フィリピン
3.まとめ
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12:00 – 13:15 |
昼食 |
13:15 – 15:00 |
セッション2 各国報告(発表:25分、質疑応答:10分)
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議長: Le Huy Ham氏、ベトナム
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1. バングラデシュ
2. 中国
3. インドネシア
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15:00 – 15:15 |
休憩 |
15:15 – 16:25 |
セッション2 続き
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議長:Kanchana Klakhaeng氏、タイ
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4. 日本
5. 韓国 |
2017年11月1日(2日目)
09:00 – 10:15 |
セッション2 続き
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議長:Huang Jianzhong氏、中国
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6. マレーシア
7. フィリピン
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10:15 – 10:30 |
休憩 |
10:30 – 11:40 |
セッション2 続き
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議長:Sobrizal氏、インドネシア
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8. タイ
9. ベトナム
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11:40 – 13:30 |
昼食 |
13:30 – 15:00 |
セッション3 持続可能な農業のためのイネの突然変異育種プロジェクトのまとめおよび評価
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議長:田中淳氏、日本
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1. リードスピーチ
中井弘和氏、日本
2. 議論
3. まとめ |
15:00 – 15:15 |
休憩 |
15:15 – 16:45 |
セッション4 2018年からの新フェーズに関する円卓討議
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議長:中井弘和氏、日本
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1. リードスピーチ
田中淳氏、日本
2. 議論
3. まとめ
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2017年11月2日(3日目)
FNCA-KSRI-KAERI 合同国際シンポジウム
『持続可能な農業のための放射線技術・放射線育種の応用』
済州大学Ara Convetion Hall |
議長:Ahn Joon-Woo氏、KAERI |
08:45 – 09:00 |
登録 |
09:00 – 09:10 |
開会挨拶 1)Cho Gyuseong氏、韓国放射線産業学会会長
2)春日章治氏、日本文部科学省調査員 |
セクション1. アジア各国における突然変異育種の主な成果 (発表:25分、質疑応答:5分)(FNCA活動を中心に) 議長:Kang Si-Yong氏、KAERI |
09:10 – 09:40 |
FNCAプロジェクトの概要および将来展望 中井弘和氏、日本・静岡大 |
09:40 – 10:10 |
バングラデシュにおける突然変異育種研究 A N K Mamun氏、バングラデシュ・BAEC |
10:10 – 10:30 |
休憩 |
10:30 – 11:00 |
ベトナムにおける突然変異育種の位置付け
Le Huy Ham氏、ベトナム・AGI |
11:00 – 11:30 |
マレーシアにおける突然変異育種
Sobri Bin Hussein氏、マレーシア・Nuclear Malaysia |
11:30 – 12:00 |
韓国における突然変異育種の現状 Kwon Soonjae氏、韓国・KAERI |
12:00 – 13:30 |
昼食 |
セクション2. 新技術と挑戦
(発表:25分、質疑応答:5分)
議長:Lee Geung-Joo氏、忠南大学 |
13:30 – 14:00 |
突然変異育種技術との併用による遺伝子組み換え作物の産業化戦略
Suh Seok-Cheol氏、韓国・済州大学 |
14:00 – 14:30 |
非対称プロトプラスト融合により開発された新たな変異系統 Harn Chee Hark氏、韓国・Eatoheal FE&D |
14:30 – 14:50 |
休憩 |
14:50 – 15:20 |
中国における宇宙育種 Liu Luxiang氏、中国・CAAS |
15:20 – 15:50 |
イオンビーム育種の最先端
長谷純宏氏、日本・QST |
15:50 – 16:00 |
閉会挨拶
中井弘和氏、日本・静岡大 |
テクニカルビジット(済州大学原子力科学技術研究所・亜熱帯園芸学研究センター) |
2017年11月3日(4日目)
09:00 – 10:00 |
セッション5 IAEA/RCAとの協力 |
議長:長谷純宏氏、日本 |
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1. IAEA/RCAからの報告(発表:25分、質疑応答:5分) Liu Luxiang氏、IAEA/RCAプロジェクトコーディネーター
2. 議論
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10:00 – 10:20 |
休憩 |
10:20 – 11:30 |
セッション6 議事録
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議長:Sobri Bin Hussein氏、マレーシア |
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1. 議事録草案 2. 議事録採択 |
11:30 – 11:45 |
閉会セッション |
議長:Sobrizal氏、インドネシア |
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1. 閉会挨拶 1)Kang Si-Yong氏、FNCA韓国プロジェクトリーダー 2)南波秀樹氏、FNCA日本アドバイザー |
11:45 – 13:00 |
昼食 |
テクニカルビジット(農村振興庁柑橘類研究所等) |
FNCA 2017 放射線育種プロジェクトワークショップ 参加者リスト
2017年10月31日 – 11月3日
韓国、済州市
バングラデシュ
Dr. ANK MAMUN (PL)
Chief Scientific Officer
Bangladesh Atomic Energy Commission (BAEC)
中国
Dr. Jianzhong HUANG
Associate Professor
Institute of Nuclear Agricultural Sciences
Zhejiang University
インドネシア
Dr. Sobrizal (PL)
Senior Researcher / Rice Breeder
Center for Isotopes and Radiation Application
National Nuclear Energy Agency, Indonesia (BATAN)
日本
Mr. Shoji KASUGA
Researcher
International Nuclear Cooperation Division
Research and Development Bureau
Ministry of Education, Culture, Sports, Science and Technology (MEXT)
Dr. Hideki NAMBA
FNCA Advisor of Japan,
QST Associate
National Institutes for Quantum and Radiological Science and Technology (QST)
Prof. Hirokazu NAKAI (PL)
Professor Emeritus, Former Vice President
Shizuoka University
Dr. Atsushi TANAKA
Deputy Director General
Takasaki Advanced Radiation Research Institute
Quantum Beam Science Research Directorate
National Institutes for Quantum and Radiological Science and Technology
Dr. Yoshihiro HASE
Senior Principal Researcher
Department of Radiation-Applied Biology Research
Takasaki Advanced Radiation Research Institute
Quantum Beam Science Research Directorate
National Institutes for Quantum and Radiological Science and Technology (QST)
Ms. Aki KOIKE
International Affairs and Research Department
Nuclear Safety Research Association (NSRA)
韓国
Dr. Si-Yong KANG (PL)
Principal Researcher and Team Head
Radiation Breeding Research Team
Advanced Radiation Research Institute
Korea Atomic Energy Research Institute (KAERI)
マレーシア
Dr. Sobri Bin HUSSEIN (PL)
Senior Research Officer
Malaysian Nuclear Agency (Nuclear Malaysia)
フィリピン
Ms. Ana Maria S. VELUZ
Senior Science Research Specialist
Philippine Nuclear Research Institute (PNRI)
タイ
Dr. Kanchana KLAKHAENG (PL)
Agricultural Research Officer
Senior Professional Level
Division of Rice Research and Development
Rice Department
Mr. Somjai SALEETO
Agricultural Research Officer
Senior Professional Level
Nong Khai Rice Research Center
Rice Department
Mr. Anuchart KOTCHASATIT
Agricultural Research Officer
Senior Professional Level
Ubon Ratchathani Rice Research Center
Rice Department
ベトナム
Prof. Dr. LE Huy Ham (PL)
Director General
Institute of Agricultural Genetics (AGI)
IAEA/RCA
Prof. Luxiang LIU
LCC of IAEA/RCA Project RAS5077
Director of National Center of Space Mutagenesis for Crop Improvement,
Deputy Director General of Institute of Crop Science
Chinese Academy of Agricultural Sciences (CAAS)
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