FNCA2022年度 放射線育種プロジェクトワークショップ
報告
2023年2月21日 - 23日
タイ、バンコク
本ワークショップは、2023年2月21日〜23日までの3日間、タイの米作局(バンコク)において開催されました。
開会セッション
タイ米作局農業調査官のApichart Noenplab氏とタイ原子力技術研究所長のThawatchai Onjun氏より歓迎挨拶がありました。続いて、文部科学省研究開発局環境エネルギー課核融合開発室(併)研究開発戦略官付(核融合・原子力国際協力担当)付(併)研究開発局企画課室長補佐の小畠亨司氏より開会挨拶がありました。
基調講演
玉田正男氏より、2020〜2022年のFNCA活動の概要および主な成果が紹介されました。続いてFNCA放射線育種プロジェクト日本プロジェクトリーダーの長谷純宏氏より、FNCA放射線育種プロジェクトの主な成果および本ワークショップにおける主な課題が説明されました。
公開セミナー
2月21日午後には、「持続可能な農業のための放射線技術と突然変異育種の応用」と題した公開セミナーが開催されました。はじめに、Noenplab氏より「持続可能な農業のための電子線誘発突然変異によるタイ米の冠水耐性の向上」というタイトルで発表がありました。タイ原子力技術研究所のVichai Puripunyavanich氏からは、タイにおける突然変異育種の成功例と今後の課題が紹介されました。東京農工大学農学研究院准教授の桂圭佑氏からは、開発途上国における効率的な突然変異育種のためのハイスループットなフェノタイピング技術の開発に関する話がありました。マレーシア原子力庁調査官のSobri Bin Hussein氏からは、マレーシアにおける米の突然変異育種の成功例と今後の課題が報告されました。モンゴル植物農業科学研究所所長のBayarsukh Noov氏からは、モンゴルにおける小麦と大麦の突然変異育種の成功例と今後の課題が紹介されました。
気候変動下における低投入の持続可能型農業に向けた主要作物の突然変異育種プロジェクトに関する各国発表
10ヵ国より、気候変動下における低投入の持続可能型農業に向けた主要作物の突然変異育種プロジェクトに関する進捗状況および活動計画が発表されました。
気候変動下における低投入の持続可能型農業に向けた主要作物の突然変異育種プロジェクトに関する円卓討議
長谷氏によるリードスピーチの後、研究の方向性および参加国間のさらなる協力の可能性についての円卓討議が始まりました。このプラットフォームをベースに情報交換を行い、コラボレーションを開始するきっかけを見つけることの重要性が強調されました。バングラデシュで得られた有望な変異株の全ゲノム配列に関する結果が、コラボレーションを深める方法の一つとして紹介されました。電気料金の高騰などを理由に、2023年度には量子科学技術研究開発機構高崎量子応用研究所では本プロジェクトにビームタイム(照射時間)が提供されないことが発表されました。討議後、参加者は以下の事項を確認しました。
- 全ての参加国は、低投入の持続可能型農業が今も非常に重要な課題であることに合意した。
- 鉄砲水、干ばつ耐性、病害抵抗性など、生物ストレスや非生物ストレスに対する耐性に優れた変異株の開発は、低投入の持続可能型農業を達成する効果的な方法の一つである。
- ハイスループットなフェノタイピング技術、ジェノタイピング技術、またはその他の最新技術などの新しい技術を採用することは、伝統的な突然変異育種プロトコルを改良するために有益である。また、状況が許すのであれば、育種期間を短縮するために、参加国間で突然変異株/突然変異品種を交換することも期待される。参加国は、さらなるコラボレーションの機会を模索している。
- 複数の参加国が、イオンビームの有効性を認識しており、他の突然変異源と一緒にイオンビームを使用することに関心を持っている。これらの参加国は、高崎量子応用研究所の照射施設でビームタイムを得るために必要な取り組みを協力して行う。
議事録および閉会セッション
議事録が議論され、全ての参加者により採択されました。本議事録は2023年6月に日本で開催される第23回コーディネーター会合において報告される予定です。玉田氏より閉会の挨拶があり、全ての参加者の尽力と貢献に対し謝辞が述べられました。
テクニカルビジット
参加者は、2月22日にナコーンナーヨック県のタイ原子力技術研究所を訪問し、同研究所の専門家による詳細な説明を受けながら、電子線加速器、ガンマ線照射施設、試験管内植物培養研究室、分子生物研究所を視察しました。
FNCA2022年度 放射線育種プロジェクトワークショップ
議事録
2023年2月21日 - 23日
タイ、バンコク
ⅰ) 期 日 |
2023年2月21日(火)〜2月23日(木) |
ⅱ) 場 所 |
タイ米作局ラオカオ会議室(バンコク)およびオンライン |
ⅲ) 主 催 |
文部科学省
タイ米作局
タイ原子力技術研究所 |
ⅳ) 参加者
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バングラデシュ、中国、インドネシア、日本、韓国、マレーシア、モンゴル、フィリピン、タイ、ベトナムの10ヵ国より合計60名(添付資料2参照)
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ⅴ) 日 程
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添付資料1参照
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開会セッション
タイ米作局農業調査官のApichart Noenplab氏とタイ原子力技術研究所長のThawatchai Onjun氏より歓迎挨拶があった。続いて、文部科学省研究開発局環境エネルギー課核融合開発室(併)研究開発戦略官付(核融合・原子力国際協力担当)付(併)研究開発局企画課室長補佐の小畠亨司氏より開会挨拶があった。
基調講演
玉田正男氏より、2020〜2022年のFNCA活動の概要および主な成果が紹介された。続いてFNCA放射線育種プロジェクト日本プロジェクトリーダーの長谷純宏氏より、FNCA放射線育種プロジェクトの主な成果および本ワークショップにおける主な課題が説明された。
公開セミナー
2月21日午後、「持続可能な農業のための放射線技術と突然変異育種の応用」と題した公開セミナーが開催された。はじめに、Noenplab氏より「持続可能な農業のための電子線誘発突然変異によるタイ米の冠水耐性の向上」というタイトルで発表があった。タイ原子力技術研究所のVichai Puripunyavanich氏からは、タイにおける突然変異育種の成功例と今後の課題が紹介された。東京農工大学農学研究院准教授の桂圭佑氏からは、開発途上国における効率的な突然変異育種のためのハイスループットなフェノタイピング技術の開発に関する話があった。マレーシア原子力庁調査官のSobri Bin Hussein氏からは、マレーシアにおける米の突然変異育種の成功例と今後の課題が報告された。モンゴル植物農業科学研究所所長のBayarsukh Noov氏からは、モンゴルにおける小麦と大麦の突然変異育種の成功例と今後の課題が紹介された。
セッション1 気候変動下における低投入の持続可能型農業に向けた主要作物の突然変異育種プロジェクトに関する各国発表
10ヵ国より、気候変動下における低投入の持続可能型農業に向けた主要作物の突然変異育種プロジェクトに関する進捗状況および活動計画が発表された。各国の発表概要は添付資料3の通りである。
セッション2 気候変動下における低投入の持続可能型農業に向けた主要作物の突然変異育種プロジェクトに関する円卓討議
長谷氏によるリードスピーチの後、研究の方向性および参加国間のさらなる協力の可能性についての円卓討議が始まった。このプラットフォームをベースに情報交換を行い、コラボレーションを開始するきっかけを見つけることの重要性が強調された。バングラデシュで得られた有望な変異株の全ゲノム配列に関する結果が、コラボレーションを深める方法の一つとして紹介された。電気料金の高騰などを理由に、2023年度には量子科学技術研究開発機構高崎量子応用研究所では本プロジェクトにビームタイム(照射時間)が提供されないことが発表された。討議後、参加者は以下の事項を確認した。
- 全ての参加国は、低投入の持続可能型農業が今も非常に重要な課題であることに合意した。
- 鉄砲水、干ばつ耐性、病害抵抗性など、生物ストレスや非生物ストレスに対する耐性に優れた変異株の開発は、低投入の持続可能型農業を達成する効果的な方法の一つである。
- ハイスループットなフェノタイピング技術、ジェノタイピング技術、またはその他の最新技術などの新しい技術を採用することは、伝統的な突然変異育種プロトコルを改良するために有益である。また、状況が許すのであれば、育種期間を短縮するために、参加国間で突然変異株/突然変異品種を交換することも期待される。参加国は、さらなるコラボレーションの機会を模索している。
- 複数の参加国が、イオンビームの有効性を認識しており、他の突然変異源と一緒にイオンビームを使用することに関心を持っている。これらの参加国は、高崎量子応用研究所の照射施設でビームタイムを得るために必要な取り組みを協力して行う。
セッション3 議事録および閉会セッション
議事録が議論され、全ての参加者により採択された。本議事録は2023年6月に日本で開催される第23回コーディネーター会合において報告される。玉田氏より閉会の挨拶があり、全ての参加者の尽力と貢献に対し謝辞が述べられた。
2) テクニカルビジット
参加者は、2月22日にナコーンナーヨック県のタイ原子力技術研究所を訪問し、同研究所の専門家による詳細な説明を受けながら、電子線加速器、ガンマ線照射施設、試験管内植物培養研究室、分子生物研究所を視察した。
3) 添付資料
1) プログラム
2) 参加者リスト
3) セッションサマリー
FNCA2022 放射線育種プロジェクトワークショップ プログラム
2023年2月21日 - 23日
タイ、バンコク
2023年2月21日(1日目)
09:00 - 10:00 |
開会セッション
モデレーター: Phanchita VEJCHASARN氏、タイ
- 歓迎挨拶
1) Apichart NOENPLUB氏、タイ
2) Thawachai ONJUN氏、タイ
- 開会挨拶
1) 小畠亨司氏、文部科学省研究開発局環境エネルギー課
- 基調講演
1) FNCA活動の概要および2020年〜2022年の進捗状況
玉田正男氏、FNCA日本アドバイザー
2) FNCA放射線育種プロジェクト活動の概要およびワークショップの目的
長谷純宏氏、FNCA放射線育種プロジェクト日本プロジェクトリーダー
- 参加者紹介
- アジェンダ採択
|
10:00 - 10:15 |
記念撮影および休憩 |
10:15 - 11:55 |
セッション 1 気候変動下における低投入の持続可能型農業に向けた主要作物の突然変異育種プロジェクトに関する各国発表
議長: Uugantsetseg BATTOGTOKH氏、モンゴル
- バングラデシュ
- インドネシア
- 日本
|
11:55 - 13:30 |
昼食 |
公開セミナー
持続可能な農業のための放射線技術と突然変異育種の応用
議長: Prakobkit DANGTHISONG氏、タイ |
14:00 - 14:10 |
開会挨拶 |
14:10 - 14:40 |
持続可能な農業のための電子線誘発突然変異によるタイ米の冠水耐性の向上
Apichart NOENPLUB氏、タイ |
14:40 - 15:10 |
タイにおける突然変異育種の成功例と今後の課題
Vichai PURIPUNYAVANICH氏、タイ |
15:10 - 15:25 |
休憩 |
|
議長: Vichai Puripunyavanich氏、タイ |
15:25 - 15:55 |
開発途上国における効率的な突然変異育種のためのハイスループットなフェノタイピング技術の開発
桂圭佑氏、東京農工大学 |
15:55 - 16:25 |
マレーシアにおける米の突然変異育種の成功例と今後の課題
Sobri Bin HUSSEIN氏、マレーシア |
16:25 - 16:55 |
モンゴルにおける小麦と大麦の突然変異育種の成功例と今後の課題
Bayarsukh NOOV氏、モンゴル |
16:55 - 17:00 |
閉会挨拶 |
2023年2月22日(2日目)
09:00 - 10:15 |
セッション1 続き
議長: Fernando B. AURIGUE氏、フィリピン
- 韓国
- マレーシア
- モンゴル
|
10:15 - 10:30 |
休憩 |
10:30 |
タイ原子力研究所へ移動および昼食 |
13:00 - 17:00 |
タイ原子力研究所におけるテクニカルビジット |
2023年2月23日(3日目)
09:00 - 10:15 |
セッション1 続き
議長: Bayarsukh NOOV氏、モンゴル
- フィリピン
- タイ
- 中国
- ベトナム
|
10:15 - 10:30 |
休憩 |
10:30 - 11:45 |
Session 2 気候変動下における低投入の持続可能型農業に向けた主要作物の突然変異育種プロジェクトに関する円卓討議
議長: Abdul Rahim Bin HARUN氏、マレーシア
- 概要説明
長谷純宏氏
- 議論
- まとめ
|
11:45 - 13:30 |
昼食 |
13:30 - 15:30 |
セッション 3 議事録
議長: 長谷純宏氏
- 議事録草案
- 議事録採択
|
15:30 - 15:45 |
閉会セッション
議長: Winda PUSPITASARI氏、インドネシア
- 閉会挨拶
玉田正男氏
|
FNCA 2022 放射線育種プロジェクトワークショップ 参加者リスト
2023年2月21日 - 23日
タイ、バンコク
バングラデシュ
Dr. ANK MAMUN (PL)
Chief Scientific Officer and Head
Bangladesh Atomic Energy Commission (BAEC)
中国
Prof. SHU Qingyao (PL)
Professor
Zhejiang University
インドネシア
Dr. Sobrizal (PL)
National Research and Innovation Agency (BRIN)
Dr. Winda PUSPITASARI
Researcher
National Research and Innovation Agency (BRIN)
Mr. Arwin
National Research and Innovation Agency (BRIN)
Ms. Yuliasti
National Research and Innovation Agency (BRIN)
Mr. Muhmmad Ikbal
National Research and Innovation Agency (BRIN)
日本
Mr. OBATA Ryoji
Deputy Director
International Nuclear and Fusion Energy Affairs Division
Research and Development Bureau
Ministry of Education, Culture, Sports, Science and Technology (MEXT), Japan
Ms. NAKAHARA Risa
Administrative Researcher
International Nuclear and Fusion Energy Affairs Division
Research and Development Bureau
Ministry of Education
Culture, Sports, Science and Technology (MEXT)
Dr. TAMADA Masao
FNCA Advisor of Japan,
QST Associate
National Institutes for Quantum Science and Technology (QST)
Dr. HASE Yoshihiro (PL)
Senior Principal Researcher
Department of Radiation-Applied Biology Research
Takasaki Advanced Radiation Research Institute
Quantum Beam Science Research Directorate
National Institutes for Quantum Science and Technology (QST)
Dr. KATSURA Keisuke
Associate Professor
Department of International Environmental and Agricultural Science
Graduate School of Agriculture
Tokyo University of Agriculture and Technology (TUAT)
Prof. NAKAI Hirokazu
Professor Emeritus
Former Vice President
Shizuoka University
Dr. HATASHITA Masanori
Principal researcher
Research & Development Department
The Wakasa wan Energy Research Center
Mr. NOMURA Tomoyuki
International Affairs and Research Department
Nuclear Safety Research Association (NSRA)
Ms. KOIKE Aki
International Affairs and Research Department
Nuclear Safety Research Association (NSRA)
韓国
Prof. KANG Si-Yong (PL)
Associate Professor
Department of Horticulture
Kongju National University
マレーシア
Dr. Abdul Rahim Bin HARUN
Director General
Malaysian Nuclear Agency
Dr. Sobri Bin HUSSEIN (PL)
Research Officer
Malaysian Nuclear Agency
Dr. Faiz Bin AHMAD
Research Officer
Malaysian Nuclear Agency
モンゴル
Dr. Bayarsukh NOOV (PL)
Director
Institute of Plant and Agricultural Science (IPAS)
Ms. Uugantsetseg Battogtokh
Researcher
Plant Breeding Division
Institute of Plant and Agricultural Science (IPAS)
フィリピン
Mr. Fernando B. AURIGUE (PL)
Senior Science Research Specialist
Department of Science and Technology (PNRI)
Philippine Nuclear Research Institute (DOST)
Mr. Christopher C. CABUSORA
Senior Science Research Specialist
Philippine Rice Research Institute (PhilRice)
タイ
Miss. Kulsiri Klunnuruksa
Director of Division of Rice Research and Development
Rice Department
Mr. Apichart Noenplab
Agricultural Research Officer, Senior Professional Level Acting for Rice breeding expert
Rice Department
Dr. Jirapong Jairin
Agricultural Research Officer, Senior Professional Level Acting for Biotechnology Expert
Rice Department
Dr. Payorm Cobelli
Agricultural Research Officer, Senior Professional Level Acting for Rice Protection Expert
Rice Department
Dr. Ronnachai Changsri
Agricultural Research Officer, Senior Professional Level Acting for Rice Genetic Germplasm Expert
Rice Department
Mrs. Grissana Sudtasarn
Agricultural Research Officer, Senior Professional Level
Rice Department
Ms. Orathai Jaituy
Director of Foreign Relations and Special Project Group
Rice Department
Ms. Kanthita Suangtho
Agricultural Research Officer, Senior Professional Level
Rice Department
Ms. Sirima Pansiri
Agricultural Research Officer, Senior Professional Level
Rice Department
Dr. Wanporn Khemmuk
Agricultural Research Officer, Senior Professional Level
Rice Department
Dr. Pakobkit Dungthisong
Agricultural Research Officer, Senior Professional Level
Rice Department
Dr. Fuanglada Tanachote
Agricultural Research Officer, Senior Professional Level
Rice Department
Ms. Malinee Janwan
Agricultural Research Officer, Professional Level
Rice Department
Ms. Manika Noyaiem
Agricultural Research Officer, Professional Level
Rice Department
Ms. Supannikar Pakkethati
Agricultural Research Officer, Professional Level
Rice Department
Dr. Panchita Weschasan
Agricultural Research Officer, Professional Level
Rice Department
Mr. Bhorntep Seewanna
Agricultural Research Officer, Professional Level
Rice Department
Ms.Thidamas Kumyan
Agricultural Research Officer, Practitioner Level
Rice Department
Ms. Suphalaksana Sonkhongnok
Agricultural Research Officer, Practitioner Level
Rice Department
Ms. Phattharamon Khongsomyut
Agricultural Research Officer, Practitioner Level
Rice Department
Mr. Kanoknop Klinla-or
Agricultural Research Officer, Practitioner Level
Rice Department
Miss Ploypilin Thanikkul
Agricultural Research Officer, Practitioner Level
Rice Department
Mr. Ithipong Assaranurak
Agricultural Research Officer, Practitioner Level
Rice Department
Ms. Nila Rasidee
Agricultural Research Officer, Practitioner Level
Rice Department
Mr. Pakkaphon Naksit
Agricultural Research Officer, Practitioner Level
Rice Department
Ms. Ilada Choomsang
Agricultural Research Officer, Practitioner Level
Rice Department
Ms. Wanlaya Rakkaew
Agricultural Research Officer, Practitioner Level
Rice Department
Dr. Thawatchai Onjun
Executive Director
Thailand Institute of Nuclear Technology (TINT)
Dr. Vichai Puripunyavanich
Nuclear Scientist (Expert Level)
Nuclear Technology Research and Development Center
Thailand Insttitute of Nuclear Technology
Ms. Piyanuch Orpong
Nuclear Scientist
Nuclear Technology Research and Development Center
Thailand Insttitute of Nuclear Technology
Ms. Mayuree Limtiyayotin
Nuclear Scientist
Nuclear Technology Research and Development Center
Thailand Insttitute of Nuclear Technology
Ms. Lamai Maikaew
Nuclear Scientist
Nuclear Technology Research and Development Center
Thailand Insttitute of Nuclear Technology
Ms. Chatchawan Mansaithong
International Cooperation Officer
Thailand Insttitute of Nuclear Technology
Ms. Natchaya Thipsorn
International Cooperation Officer
Thailand Insttitute of Nuclear Technology
Dr. Roppon Picha
Head of Agriculture and Food Technology Section
Thailand Insttitute of Nuclear Technology
ベトナム
Dr. LE Duc Thao (PL)
Deputy Director General
Agricultural Genetics Institute (AGI)
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