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放射線育種 ワークショップ

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ワークショップ

FNCA 2004 放射線育種ワークショップ

image 8月30日から9月3日まで、インドネシアのジョグジャカルタ市で、文部科学省主宰のFNCA放射線育種ワークショップが開催された。インドネシアBungaran農業大臣の挨拶では、放射線育種(放射線を使った突然変異による品種改良)による農業生産向上への期待が述べられた。



image 放射線育種プロジェクトでは、「ソルガム(コウリャン類)とダイズの耐旱性」、「ランの耐虫性」、「バナナの耐病性」のテーマで研究開発が推進されている。「ソルガムの耐旱性」には、インドネシアと中国が参加し、両国で有望な種子が交換され、ガンマ線照射を行って耐旱性向上を目指している。突然変異と交配により、耐旱性を有する糖含量の高いソルガム「YuantianNo.1」が開発され、応用の段階に入ったと報告された。
 ソルガムは、実は食糧、茎は家畜の飼料と幅広い用途がある上、栄養価に優れているため、潜在性の高い作物として、アジア地域での干ばつ地でも育つような強い品種の開発が求められている。

image 本プロジェクトのこれまでの成果をまとめた「突然変異育種マニュアル」が完成した。
 これは、フィリピンのメディナ氏、日本の天野氏、田野氏が編集したもので、突然変異育種を学び始めた人から、実務に携わる人まで広くを対象としたものである。この種のマニュアルでは、IAEAが1970年代末に出版しているが、本マニュアルは、それ以降の知見を取り入れた価値の高いものである。



image また、アジア各国の突然変異に関する情報を網羅している「突然変育種データベース」は、1994年に初めて作成され、数年ごとの改定が行われている。 このデータベースは、本ウェブサイトからダウンロードが可能であり、世界の突然変育種研究者の貴重な情報源となるものである。この度、2004年度版に改定されたことが報告された。



 このワークショップの期間中、「放射線育種」に関する公開講座が国立開発大学(Universitas Pembangunan Nasional, “VETERAN” Yogyakarta)で開催され、農学部の学生を中心に約60名が参加した。インドネシア、マレーシアおよび日本のプロジェクトリーダーから、放射線育種全般に関する講演が行われた。日本プロジェクトリーダーからは、日本でのイオンビームによる菊やカーネーションの品種改良の例が発表され、関心を集めていた。
 公開講座終了後、農学部の学生は、「原子力技術が農業に利用されていることは知っていたが、花の色や形まで大きく変わることを知って大変興味深かった。」と感想を述べた。

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インドネシア・ジョグジャカルタ市

2004年8月30日〜9月3日


2004年3月に東京で開催された第5回アジア原子力協力フォーラム(FNCA)コーディネーター会合の合意に基づき、2004年FNCA放射線育種ワークショップが次の通り開催された。

日 程 : 2004 年 8 月 30 日〜 9 月 3 日
場 所 : インドネシア ジョグジャカルタ・グランド・マーキュリーホテル
主 催 :
 インドネシア原子力庁 (BATAN)アイソトープ・放射線技術研究開発センター (P3TIR) 
 文部科学省 (MEXT)
協 力 : (社)日本原子力産業会議(JAIF)
参加者 : インドネシア (17名), 日本 (9名), 韓国 (1名), マレーシア (3名), フィリピン (3名), タイ (2名)、ベトナム(3名)、以上、7カ国合計38名が参加


開会セッション:


 インドネシア農業大臣、インドネシア研究・技術省、インドネシア原子力庁長官および文部科学省から挨拶があった。


セッション1: カントリー・レポート発表

 7カ国より 「クローン増殖作物」に関するカントリー・レポートが発表され、情報交換が行われた。


セッション2: サブプロジェクト「ダイズとソルガムの耐旱性」

 「ダイズとソルガムの耐旱性」サブプロジェクトの進行状況が参加国から報告されるとともに、「ダイズとソルガムの耐旱性」プロジェクトの活動計画について議論が行われ、参加者は次の通り合意した :


ソルガム

 FNCAサブプロジェクトに関する合意に基づき、2002年にインドネシアと中国の間でソルガム種子の交換が行われている。圃場試験による評価の後、両国で複数の系統が栽培され、順調に生育したが、中国、インドネシア両国は今後の突然変異育種計画について、 “ Zhengzhu ” をスターティング・マテリアル(原品種)とすることで合意した。「Zhengzhu」のガンマ線照射処理の研究が行われ、350グレイから500グレイが最適線量であることが明らかになった。今後の計画では、「Zhengzhu」を原品種とした新品種の開発、有望な栽培形質の特定および耐旱性の選抜が行われる。耐旱性の選抜手法は、国際半乾燥熱帯地域作物研究センター(ICRISAT: International Crops Research Institute for the Semi-Arid Tropics ) の間接選抜または直接選抜により実施される。

ダイズ

 「ダイズの耐旱性」に関する報告が同サブプロジェクトの参加 5カ国(フィリピン、ベトナム、マレーシア、インドネシアおよび日本)から行われた。また、上記5カ国の間で遺伝子試料(genetic materials)の交換が行われた。耐旱性および収量の有望な突然変異系統がフィリピン(PSB-SY4 およびBPI-SY4)とベトナム(DT-96)のダイズ品種から誘発された。インドネシアでは、8つの突然変異系統の限界耕作地(生産性の低いやせた土地)での圃場試験の結果、 早生・多収性の突然変異系統が報告された。また、マレーシアからも、フィリピンで得られた遺伝子試料および他の品種の種子倍増に関する簡単な報告があった。今年は異なる灌漑条件で 12 系統の試験栽培が行われることになっている。

 日本からは、ガンマ線を変異原とする突然変異体 (Yumeminori、2001)がアルファ・サブユニット遺伝子とBd28K(アレルゲンタンパク質)が欠損しているとの報告があった。最近、高収量・高根粒着生性(super-nodulation)の系統が得られ、「Sakukei 4」として登録された。日本では耐旱性の誘発突然変異に関する研究は行われていないが、乾燥ストレスは開花期間の長期化もしくは開花時期制御により回避している。


セッション2: サブプロジェクト「ランの耐虫性」

 「ランの耐虫性」サブプロジェクトの進行状況が参加国から報告されるとともに、「ランの耐虫性」サブプロジェクトの活動計画に関する議論が行われた。主な合意事項は次の通りである :

 2002年に北京で策定された「ランの耐虫性」サブプロジェクトの活動計画は次の通り:

  1. マレーシアとインドネシアは、両国でスリップスよりも深刻度の高い害虫であるファルス・スパイダー・マイツを対象とした選抜手法の開発を行う。タイはスリップスの選抜手法の開発を行う。
  2. 参加国は対象品種 (クローン)をデンドロビウム・ソニア( Dendrobium Sonia )「 Red 17 」とし、変異原として分割照射で急照射を行うものとする。その他、各参加国が重要と考えるクローンも対象とすることができる。
  3. マレーシアは、 2004年12月6日〜9日にかけてタイ・バンコクで開催される「ランのスリップス耐虫性に関する選抜手法」( “ Selection techniques of Thrips resistance in Orchid ” )に関する訓練に2名の研究者を派遣する。

セッション2: サブプロジェクト「バナナの耐病性」

 「バナナの耐病性」サブプロジェクトの進行状況が参加国から報告されるとともに、「バナナの耐病性」サブプロジェクトの活動計画に関する議論が行われた。主な合意事項は次の通りである :

  1. フィリピンは、耐病性のさらなる確認を行うため 64BBTV耐性を有する突然変異体の組織培養を継続するとともに、フィリピンで深刻な病害である寄生線虫(nematode)への耐性を有する突然変異体の選抜を行う。
  2. インドネシアは引き続き、園芸品種 (cv.)であるピサン・バランガン(Pisang cv Barangan)のフザリウム(Fusarium)耐性を有する突然変異体の選抜を行うとともに、新たにピサン・ケポク(Pisang cv Kepok)とピサン・タンドゥク(Pisang cv Tanduk)の2つも対象に加える。
  3. マレーシアは、フザリウム耐性を有するピサン・バラガンの選抜手法の開発を行うとともに、ピサン・バランガンを対象とした体細胞胚形成 (カルス培養)を行う。
  4. ベトナムは菌種特定のため、各地域のフザリウムの収集・分離を行う。フザリウム耐性を有する突然変異体を誘発するためバナナ・タイの照射を行う。

セッション3: 招待講演

 インドネシアおよび日本から合計 8 件の招待講演が行われた。


セッション4: 「突然変異育種データベース」および「突然変異育種マニュアル」

(1) 突然変異育種データベース (MBDB)
 日本から 2004年に突然変異育種データベースの更新を行うとともに、FNCAウェブサイトに同データベースの概要と利用マニュアルをアップロードしたとの報告があった。

(2) ?突然変異育種マニュアル
 突然変異マニュアルのドラフトが参加者に配布され、編集者の 1人から簡単な紹介がなされた。同マニュアルは突然変異育種に重点が置かれており、形質に関する記述はわずかである。
 同マニュアルは 2004年10月にFNCAウェッブサイトでウェッブ出版される予定である。


セッション5: 公開講座

 「突然変異育種」をテーマとした公開講座が 9月2日にジョグジャカルタのUPNベテラン大学(UPN Veteran University)農学部で行われた。同公開講座には、FNCAワークショップの参加者に加え、60名を超える学生および農学部関係者が参加した。同公開講座では、インドネシア、日本およびマレーシアから、誘発突然変異の基本と育種への利用、クローン増殖作物へのイオンビーム照射による誘発突然変異の利用を中心として、突然変異育種技術に関する3つの招待講演が行われた。公開講座の後、参加者との質疑応答が行われた。


セッション6: 円卓討議

 次の通り将来計画が提案され、参加者の合意を得た :

(1)以下のテーマについて、参加国間で今後の協力のあり方について議論が行われた。
- 参加国はワークショップのサブプロジェクトの研究成果の共有をはかるものとする。
- 参加国は、育種および各国での適性試験を行うため、遺伝子資源と有望な突然変異系統の交換を継続する

(2)農業生物資源研究所・放射線育種場のガンマフィールドの供用
 (独立行政法人)農業生物資源研究所・放射線育種場(IRB/NIAS)は、緩照射利用およびガンマフィールドの運営の研修を目的としたFNCA参加国からの訓練生の受入を行う。
 研修期間は概ね 1週間とし、放射線育種場が施設利用に関する経費を負担するが、訓練生の派遣国は日本への旅費と滞在費を負担する。

(3)タイのガンマルームおよびマレーシアのガンマ・グリーンハウスの供用
 タイとマレーシアより自国の施設の供用がオファーされた。

(4)FNCA 活動の評価
 コーディネーター会合の合意に基づき、各プロジェクトの評価が行われる。 2004年にはサブプロジェクト「ソルガムの耐旱性」に対する評価が行われる。評価フォームが中国とインドネシアから提出され、本ワークショップで議論された。

(5)新規プロジェクトの立上げ
 2005年度の新規サブプロジェクトは、予算等の問題から選定されなかった。しかしながら、各国からの(新規サブプロジェクト)に対する提案は重要であり、今後の活動に対する検討は歓迎される。
 韓国より次の対象として「突然変異育種による品質改良」 ( “ Quality improvement of crops by mutation breeding ” )をテーマとしたサブプロジェクトが提案され、議論された。参加国は、新しい高品質の作物が突然変異育種により開発され得るという点で意見の一致をみた。作物の品質はわずかな遺伝子により決定される。韓国は、この新規サブプロジェクトのリーディング・カントリーとなる。
 参加各国は、この新規サブプロジェクトへの参画の可能性について検討を行う。

(6)フェーズW
 フェーズVは 2004年に完了した。フェーズWでは、各サブプロジェクト(ソルガム、ダイズ、ランおよびバナナ)の成果をあげるため、特定のテーマに関するカントリー・レポートの発表は行わないものとする。

(7)ワークショップ
 サブプロジェクトの成果をあげるため、現行の発表方式のワークショップの形式の変更が提案された。現行のワークショップに代わり、年 1回のプロジェクト・リーダー会合(各国から1名のプロジェクト・リーダーが参加)とサブプロジェクト会合(各国から1名のサブプロジェクトの専門家が参加)が開催される。
 プロジェクト・リーダー会合は、サブプロジェクト会合と併催される。次回のプロジェクト・リーダー会合は、 2005年にマレーシアで開催される。

(8)テクニカル・ビジット
 森林バイオテクノロジー改良研究開発センターおよびサラカ(スネークフルーツ)果樹園へのテクニカルツアーが行われた。参加者は、ホスト機関への謝意を表した。
 本議事録は、全ての参加者によって合意された。また、 3月に東京で開催される第6回FNCAコーディネーター会合にて報告される予定である。




2004年度 FNCA放射線育種ワークショッププログラム


日   時: 2004年8月30日〜9月3日
場   所: インドネシア・ジョグジャカルタ市 グランドメルキュアホテル
主   催: 文部科学省 (MEXT)
インドネシア原子力庁 (BATAN)
アイソトープ照射技術研究開発センター
協   力: (社)日本原子力産業会議(JAIF)
使用言語: 英語



8月30日(月)
08:00-09:00 登録
09:00-09:15 歓迎挨拶(インドネシア原子力庁長官)
09:15-09:30 挨拶(文部科学省 清水美和子氏)
09:30-09:50 歓迎挨拶 (研究技術省代表)
09:50-10:10 歓迎挨拶(農業省大臣)
10:10-10:30 休憩・記念写真

セッション 1: カントリーレポート発表
“クローン増殖作物の栄養繁殖技術 ”
議長 :中国

10:30-11:00 ベトナム : 胡蝶蘭(Phalaenopsis)における根端からのカルス誘導と培養法による増殖についての研究(農業遺伝子研究所 Prof. Dr. Nguyen Huu Dong)
11:00-11:30 タイ : タイ国における栄養繁殖性作物の突然変異育種法と組織培養法による育成(カセサート大学 Prof. Dr. Siranut Lamseejan)
11:30-12:00 フィリピン : フィリピン原子力研究所を中心とした栄養繁殖性作物の突然変異育種(フィリピン原子力研究所 A.G. Lapade)
12:00-13:00 昼食

引き続きセッション 1
議長 :韓国

13:00-13:30 マレーシア : マレーシアにおけるパパイヤとパイナップルでの突然変異体の誘発(マレーシア原子力庁 Mr. Abdul Rahim Harun)
13:30-14:00 韓国 : 韓国における作物突然変異育種のための組織培養技術と分子生物学技術の応用(韓国原子力研究所 Dr. Kang Si-Yong)
14:00-14:30 日本 : 栄養繁殖性作物について(Clone propagated crops) (福井県立大学 天野 悦夫氏)
14:30-15:00 休憩
引き続きセッション1
議長:マレーシア
15:00-15:30 インドネシア : インドネシアにおける原子力技術による栄養繁殖性作物園芸作物の育成(インドネシア原子力庁 Ms. Ismiyati Sutarto)
15:30-16:00 中国 : 不参加
16:00-17:00 討議
19:00 レセプション(主催 :インドネシア原子力庁・文部科学省)


8月31日(火)
セッション 2: サブプロジェクトT「ソルガム・ダイズの耐旱性(ダイズ)」
議長:日本
08:00-08:10 挨拶 : 東京大学・日本プロジェクトリーダー
田野 茂光氏
08:10-08:30 フィリピン : フィリピンにおける耐旱性ダイズ(Glycine max l.)の現状(フィリピン原子力研究所 Ms. Barrida, A.C.)
08:30-08:50 ベトナム : 耐旱性ダイズ Dt96の中間報告(農業遺伝子研究所 Prof. Dr. Mai Quang Vinh )
08:50-09:10 マレーシア : ダイズに関する報告(マレーシア原子力庁 Dr. Mohd-Nazir Basiran)
09:10-09:30 インドネシア : 乾燥地でのダイズ品種の現状(インドネシア原子力庁 Dr. Masrizal)
09:30-09:45 日本 : 日本におけるダイズの突然変異育種((独)農業技術研究機構 作物研究所 羽鹿 牧太氏)
09:45-10:25 ダイズについて討議
10:25-10:40 休憩
引き続きセッション 2
サブプロジェクトT「ソルガム・ダイズの耐旱性(ソルガム)」
10:40-11:00 中国 : 中国におけるソルガム耐旱性育種の現状(不参加)
11:00-11:20 インドネシア : ソルガム対比で理性育種の現状(インドネシア原子力庁 Dr. Soeranto)
11:20-11:40 日本 : 日本における細胞質雄性不稔系統を利用したソルガムの育種(放射線育種場 中川 仁氏)
11:40-12:00 ソルガムについて討議
12:00-13:00 昼食
サブプロジェクトU
「ランの耐虫性」議長: ベトナム
13:00-13:20 タイ : 切り花用ランの耐虫性誘発のための照射線量に関する研究(カセサート大学 Ms. Chitrapan Piluek)
13:20-13:40 マレーシア : ランの害虫抵抗性の誘発(マレーシア原子力庁 Dr. Mohd-Nazir Basiran)
13:40-14:00 インドネシア : デンドロビウムの3雑種および1種のプロトコーム様培養体に対するガンマ線照射の効果(インドネシア原子力庁 Ms. Dameria Hutabarat)
14:00-14:30 ランについての討議
14:30-15:00 休憩
サブプロジェクトV
「バナナの耐病性」議長: タイ
15:00-15:20 マレーシア : 突然変異によるバナナのフザリウム病抵抗性と果実品質の改(マレーシア原子力庁 Dr. Rusli Ibrahim ,Norazlina Noordin)
15:20-15:40 インドネシア : バナナ突然変異系統のフザリウム病の罹病程度の評価(インドネシア原子力庁 Dr. Ishak, Dr. Ita Dwimahyani)
15:40-16:00

ベトナム : ベトナムにおけるバナナ病害虫研究の評価
(ベトナム国立農業遺伝学研究所  Dr. Dang Trong Luong)

16:00-16:20 フィリピン : バナナの誘発突然変異と培養技術によるバンチートップウイルス病抵抗性の開発(フィリピン大学ロスバニョス校 Prof. Olivia Paunlagui Damasco)
16:20-16:50 バナナについての討議


9月1日(水)
08:00-17:00

テクニカルビジット
1.森林バイオテクノロジーセンター
2.サラカ(スネークフルーツ)果樹農園



9月2日(木)
セッション 3 : 招待講演
議長 : インドネシア
08:00-08:15 日本の放射線突然変異品種の経済効果とこれからのアジア諸国との関係((独)農業・生物系特定産業技術研究機関 永冨 成紀氏)
08:15-08:30 招待講演(柑橘類研究センター Dr. Dita Agisimanto)
08:30-08:45 招待講演( D r. M. Jusuf )
08:45-09:00 招待講演(森林バイオテクノロジーセンター Dr. Anto Rimbawanto)
09:00-09:15 招待講演(インドネシア原子力庁 Dr. Ishak)
09:15-09:30 招待講演(ガジャマダ大学 Dr. Taryono)
09:30-09:45 招待講演( Dr. Sugianto Hardjo )
09:45-10:00 放射線育種場の施設および最近の成果(放射線育種場 中川 仁氏)
10:00-10:15 休憩
セッション4 : サブプロジェクト
議長: フィリピン
10:15-12:00 突然変育種データベース・マニュアル ( (独)農業・生物系特定産業技術研究機構 永冨 成紀氏・福井県立大学 天野 悦夫氏)
12:00-13:30 昼食
セッション5 : 公開講演
議長: インドネシア
14:00-16:00

公開講座「放射線育種」(ベテラン大学農学部)

1.インドネシア: 作物の品種改良のための放射線育種の役割(インドネシア原子力庁 Dr. Masrizal)
2.日本: 日本でのイオンビーム育種(東京大学・日本プロジェクトリーダー 田野 茂光氏)
3.マレーシア: クローン増殖作物の放射線育種(マレーシア原子力庁 Dr. Nazir Basiran)



9月3日(金)
セッション6 : 円卓討議
議長: 日本
08:00-10:00 全体討議
10:00-10:15 休憩
10:15-12:00 取りまとめ原案討議
12:00-13:30 昼食
13:30-14:00 議事録起草・合意
14:00-14:30 閉会


PARTICIPANT LIST
FNCA 2004 MUTATION BREEDING WORKSHOP
GRAND MERCURE HOTEL, YOGYAKARTA
30 AUGUST – 3 SEPTEMBER 2004



Country

Name

Address

China

1. Prof. Wang Zhidong

Deputy Director General, Institute for Application of Atomic Energy (IAAE), Chinese Academy of Agricultural Sciences (CAAS)

2. Prof. Guoqing Sun

Senior Project Officer , Department of International Cooperation, Chinese Academy of Agricultural Sciences (CAAS)

Japan

3. Dr. Shigemitsu Tano

Ex-Professor, The University of Tokyo

4. Dr. Etsuo Amano

Director , Research Center for Bioresources Development , Fukui Prefectural University

5. Dr. Shigeki Nagatomi

Research Leader, Division of Technology Development, Bio-Oriented Technology Research Advancement Institution (Brain), National Agriculture and Bio-oriented Research Organization (NARO)

6. Dr. Hitoshi Nakagawa

Director, Institute of Radiation Breeding (IRB), National Institute of Agrobiological Sciences (NIAS)

7. Dr. Makita Hajika

Head, Legume Breeding Lab., Dep. of Field Crop Research, Institute of Crop Science, National Agriculture and Bio-oriented Research Organization (NARO)

8. Ms. Miwako Shimizu

Special Staff, Atomic Energy Division, Research and Development Bureau, Ministry of Education, Culture, Sports, Science and Technology (MEXT)

9. Dr. Takehiko Mukaiyama

Director, Jakarta Liaison Office, Japan Atomic Industrial Forum (JAIF)

10. Dr. Tadao Seguchi

Director, Asia Cooperation Center (ACC), Japan Atomic Industrial Forum (JAIF)

11. Ms. Mari Miura

Asia Cooperation Center (ACC) , Japan Atomic Industrial Forum (JAIF)

Thailand

12. Prof. Dr. Siranut Lamseejan

Professor and Consultant, Gamma Irradiation Service and Nuclear Technology Research Center , Kasetsart University (KU)

13. Ms. Chitrapan Piluek

Assistant Professor, Horticulture Department, Faculty of Agriculture,
Kasetsart University

Korea

14. Dr. Kang Si-Yong

Senior Researcher, Radiation Application Research Division, Plant Breeding & Genetics Laboratory, Atomic Energy Research Institute (KAERI)

Malaysia

15. Dr. Moch Nazir Basiran

Manager , Ornamental Group, Agrotechnology and Biosciences Division , Malaysian Institute for Nuclear Technology (MINT)

16. Mr. Abdul Rahim Harun

Research Officer , Agrotechnology and Biosciences Division , Malaysian Institute for Nuclear Technology (MINT)

17. Ms. Norazlina Noordin

Research Officer , Agrotechnology and Biosciences Divison , Malaysian Institute for Nuclear Technology (MINT)

Philippines

18. Ms. Avelina G. Lapade

Supervising Science Research , Specialist & Head , Agricultural Res.Sect./Ard , Agricultural Research Section, Atomic Research Division, Philippine Nuclear Research Institute (PNRI)

19. Ms. Adelaida C. Barrida

Science Research Specialist II , Agricultural Research Section, Atomic Research Division, Philippine Nuclear Research Institute (PNRI)

20.   Ms. Olivia Damasco

University Researcher IV , Plant Cell Tissue Culture Laboratory , Institute of Plant Breeding, University of the Philippines at Los Baňos

Vietnam

21. Prof.Dr. Nguyen Huu Dong

Science and Technology Adviser , Agricultural Genetics Institute , Ministry of Agriculture and Rural Development

22. Prof. Mai Quang Vinh

Head ., Legume Research Division , Agricultural Genetics Institute , Ministry of Agriculture and Rural Development

23. Dr. Dang Trong Luong

Head , Genetics and upland crop breeding Department , Institute of Agricultural Genetics (AGI), Ministry of Agriculture and Rural Development

Indonesia

24. Dr. Masrizal

P3TIR-BATAN Jakarta

25. Dr. Soeranto H.

P3TIR-BATAN Jakarta

26. Dr. Ishak

P3TIR-BATAN Jakarta

27. Drs. Ismiyati Sutarto M.Sc.

P3TIR-BATAN Jakarta

28. Drs. Dameria Hutabarat

P3TIR-BATAN Jakarta

29. Dr. Muhammad Jusuf

Balitkabi, Malang, East Java

30. Dr. Sugianto Hardjo

Pesticide Company, Surabaya, East Java

31. Dr. Anto Rimbawanto

Centre for Forest Biotechnology and Tree Improvement Research and Developement

32. Dr. Taryono

Laboratory of Plant Breeding, Faculty of Agriculture, Gajah Mada Uiversity, Yogyakarta

33. Ir. Dita Agisimanto, M.Sc.

Citrus Research Center, Malang, East Java

Observers

34. Dr. Achmad Musofie

Assessment Institute of Agricultural Technology (BPTP)

35. Prof. Sri Kuntjiyati Haryono

Laboratory of Plant Breeding, Faculty of Agriculture, Gajah Mada University, Yogyakarta

36. Dr. Edy Suandi Hamid, M.Ec.

Gajah Mada University
PUSTEP UGM

37. Dr. Kazuo Yamaguchi

Centre for Forest Biotechnology and Tree Improvement Research and Developement

38. Ir. Daisy Prapto Sriyanti, M.Si.

Faculty of Agriculture, UPN Veteran University

39. Ir. Rahayu, S.Mp.

Faculty of Agriculture, UPN Veteran University

40. Dr. Didik Purwito

Centre for Forest Biotechnology and Tree Improvement Research and Developement



 

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