FNCA 2013 放射線育種プロジェクトワークショップ 概要
2014年3月4日 - 3月7日 インドネシア、ジャカルタ市
ワークショップ参加者
2013年度FNCA放射線育種プロジェクトワークショップが、平成26年3月4日(火)〜7日(金)までの4日間、文部科学省(MEXT)、インドネシア原子力庁(BATAN)の主催により、インドネシアのジャカルタ市において開催されました。バングラデシュ、中国、日本、マレーシア、フィリピン、タイ、ベトナム、IAEA/RCAより計18名が参加しました。
開会セッション及び公開セミナー「気候変動対応のための突然変異育種研究取組みの強化」
ワークショップの冒頭では、インドネシア原子力庁(BATAN)長官のDjarot Sulistio Wisnubroto氏より歓迎挨拶があり、全ての参加者に対し厚い歓迎の意が表されました。続いて、FNCA日本コーディネーターの代理として、FNCA放射線育種プロジェクトリーダーの中井弘和氏より開会挨拶があり、ワークショップ開催に対するインドネシアの歓待と尽力に謝辞が述べられました。
引き続き公開セミナー「気候変動対応のための突然変異育種研究取組みの強化」が開催され、BATAN、農業機関、大学、産業界及びFNCA参加国から約150名が参加しました。
セッション1では、中井氏よりFNCA放射線育種プロジェクトの概要、及びワークショップの目的と課題が紹介され、続いて、インドネシア農業エンジニアリング研究開発センターのIr. Astu Unadi M. Eng氏より、インドネシアにおける持続可能な農業に及ぼす気候変動の影響について紹介されました。次に、シアクアラ大学のAgussabti氏から、大学との共同研究を通じたBATANの農業研究成果の普及について報告がありました。
セッション2では、日本原子力研究開発機構(JAEA)の田中淳氏より、放射線育種におけるイオンビーム照射の利用法及びFNCA参加国における利用の可能性が紹介されました。また、インドネシア農業省稲研究センターのUntung Susanto氏から、インドネシアにおける放射線育種を利用したイネの新品種開発について報告がありました。続いて、中国浙江大学のQingyao Shu氏より、ハイブリッドイネで有効な雄性不稔系の遺伝学及び生化学について紹介されました。
セッション3では、ベトナム農業遺伝学研究所(AGI)のLe Huy Ham氏より、ベトナムのイネ生産及び輸出におけるイネ突然変異品種の重要性について紹介されました。BATANアイソトープ・放射線技術応用研究所のSoeranto Human氏からは、インドネシアの干ばつ多発地域の土地生産性増大におけるソルガム突然変異品種の重要性について報告がありました。
セミナーと同時にポスターセッションも行われ、多くの参加者がFNCAおよびFNCA参加国の成果が確認しました。最後に、BATAN副長官のAnhar R. Antariksawan氏よりセミナー閉会の挨拶があり、全ての参加者に感謝の意が表されました。
持続可能な農業のためのイネの突然変異育種プロジェクトに関する2013年度の報告及び計画、終了したサブプロジェクトに関するフォローアップ
FNCA日本コーディネーターの町末男氏より、2012年〜2013年におけるFNCAの11の活動の進捗状況と、2013年12月に東京で開催された第14回大臣級会合の成果が紹介されました。
続いて、ワークショップに参加した8ヵ国より、新プロジェクト「持続可能な農業のためのイネの突然変異育種プロジェクト」に関する本年度の報告と、活動計画が発表されました。全ての参加国の活動計画が確認され、今後の計画について、特にストレス条件下、及び低投入条件下での高収量形質を主な育種目標とすることに焦点が当てられました。中井氏は、モンゴルのイネ栽培に関する課題を取り上げ、達成のために放射線育種を利用することを提案しました。
また、既に終了した、ソルガム・ダイズ、ラン、バナナに関するサブプロジェクトのフォローアップ報告が行われました。
RCA/IAEAとの協力
IAEA/RCAプロジェクトRAS5056のリードカントリーコーディネーターであるLiu Luxiang氏より、気候変動への対策として、非生物的ストレス耐性などの形質が改良された突然変異品種の開発研究に関するRCAプロジェクトの進捗状況が紹介されました。また、FNCA放射線育種プロジェクトとの間で情報交換やイオンビームの共同利用を実施することにより、協力関係が強化されていることが確認されました。
閉会セッション
Anhar氏及び町氏より閉会の挨拶があり、全ての参加者の努力と協力に対し謝辞が述べられました。また、全ての参加者より、BATANとインドネシアの努力と温かい歓待に対し感謝の意が表されました。
テクニカルビジット
ワークショップの2日目に、テクニカルビジットとして、インドネシア農業省稲研究センターのプサカネガライネ試験場を訪問しました。同研究所の職員より研究所の概要と研究活動について説明があり、その後、BATANのイネ突然変異系統が試験圃場において育成されている様子を見学しました。
FNCA 2013 放射線育種プロジェクトワークショップ 議事録
2014年3月4日 - 3月7日 インドネシア、ジャカルタ市
1) ワークショップの開催概要
i) 期日 |
平成26年3月4日(火)〜3月7日(金) |
ii) 場所 |
インドネシア、ジャカルタ市 |
iii) 主催 |
日本文部科学省(MEXT)
インドネシア原子力庁(BATAN) |
iv) 出席者 |
バングラデシュ、中国、マレーシア、フィリピン、IAEA/RCAより各1名、
インドネシア2名、タイ3名、日本、ベトナムより各4名、合計18名 |
本ワークショップは、平成26年3月4日〜3月7日までの4日間、インドネシアのジャカルタ市において開催された。
開会セッション及び公開セミナー「気候変動対応のための突然変異育種研究取組みの強化」
ワークショップの冒頭では、インドネシア原子力庁(BATAN)長官のDjarot Sulistio Wisnubroto氏より歓迎挨拶があり、全ての参加者に対し厚い歓迎の意が表された。続いて、FNCA日本コーディネーターの代理として、FNCA放射線育種プロジェクトリーダーの中井弘和氏より開会挨拶があり、ワークショップ開催に対するインドネシアの歓待と尽力に謝辞が述べられた。
引き続き公開セミナー「気候変動対応のための突然変異育種研究取組みの強化」が開催され、BATAN、農業機関、大学、産業界及びFNCA参加国から約150名が参加した。
セッション1では、中井氏よりFNCA放射線育種プロジェクトの概要、及びワークショップの目的と課題が紹介された。続いて、インドネシア農業省農業研究開発庁長官のHaryono氏の代理として、インドネシア農業エンジニアリング研究開発センター長のIr. Astu Unadi M. Eng氏より、インドネシアにおける持続可能な農業に及ぼす気候変動の影響について紹介された。次に、インドネシアのバンダ・アチェにあるシアクアラ大学の農学部長Agussabti氏から、大学との共同研究を通じたBATANの農業研究成果の普及について報告があった。
セッション2では、日本原子力研究開発機構(JAEA)研究主席の田中淳氏より、放射線育種におけるイオンビーム照射の利用法及びFNCA参加国における利用の可能性が紹介された。また、インドネシア農業省稲研究センター長のMade Jane Mejaya氏の代理として、同センターのUntung Susanto氏から、インドネシアにおける放射線育種を利用したイネの新品種開発について報告があった。続いて、中国浙江大学のQingyao Shu氏より、ハイブリッドイネで有効な雄性不稔系の遺伝学及び生化学について紹介された。
セッション3では、ベトナム農業遺伝学研究所(AGI)所長のLe Huy Ham氏より、ベトナムのイネ生産及び輸出におけるイネ突然変異品種の重要性について紹介された。BATANアイソトープ・放射線技術応用研究所の上級研究員であるSoeranto Human氏から、インドネシアの干ばつ多発地域の土地生産性増大におけるソルガム突然変異品種の重要性について報告があった。
最後に、BATAN副長官のAnhar R. Antariksawan氏よりセミナー閉会の挨拶があり、全ての参加者に感謝の意が表された。各発表概要は添付資料3の通りである。
セッション1 持続可能な農業のためのイネの突然変異育種プロジェクトに関する2013年度の報告及び計画
FNCA日本コーディネーターの町末男氏より、2012年〜2013年におけるFNCAの11の活動の進捗状況、ならびに2013年12月に東京で開催された第14回大臣級会合の成果について紹介された。
続いて、8ヵ国より、新プロジェクト「持続可能な農業のためのイネの突然変異育種プロジェクト」に関する報告及び計画が発表された。各国の発表概要は添付資料4の通りである。
セッション2 バナナ、ラン、ソルガム・ダイズに関するサブプロジェクトのフォローアップ
Human氏(インドネシア)、Sobri Bin Hussein氏(マレーシア)及びAdelaida Barrida氏(フィリピン)より、それぞれソルガム・ダイズ、ラン、バナナに関するサブプロジェクトのフォローアップ報告がなされた。いずれの作物でも成果が見られ、特にソルガム・ダイズに関しては多数の突然変異品種が正式に頒布され、農家により幅広く栽培されており、大きな成果が出ていることが確認された。ランでは、ハダニへの抵抗性を示す突然変異体がすでに産業界で採用されている。バナナでは、BBTV抵抗性系統の新品種としての頒布を目指し、現在試験を実施中である。
BATANとインドネシア農業省の共同研究は、農家への突然変異品種を普及する活動として良い見本である。世界第5位の作物であるソルガムは、とりわけアフリカやアジア諸国にとって重要な作物であり、健康食品としての活用は興味深いテーマとなりうる。インドネシアでは、ソルガムの突然変異品種が最近頒布され、その経済的価値について研究がなされている。詳細な評価については後日Human氏から発表される。ソルガム突然変異品種を普及する上での課題は、種子生産力の少なさ、及びソルガムの栽培知識やエンドユーザーによる認知度の低さである。各発表概要は添付資料4の通りである。
セッション3 RCA/IAEAとの協力
IAEA/RCAプロジェクトRAS5056のリードカントリーコーディネーターであるLiu Luxiang氏より、気候変動への対策として、非生物的ストレス(乾燥、塩性土壌など)耐性などの形質が改良された突然変異品種を開発する放射線育種研究に関するRCAプロジェクトの進捗状況が紹介された。FNCA放射線育種プロジェクトとの間で情報交換やイオンビームの共同利用を実施することにより、協力関係が強化されている。
セッション4 持続可能な農業のためのイネの突然変異育種プロジェクトに関する今後の計画
各国の今後の計画について、選抜方法やイオンビーム照射などのいくつかの事項について議論されたが、特にストレス条件下、及び低投入条件下における高収量形質を主な育種目標とすることに焦点が当てられた。さらに、中井氏は、モンゴルのイネ栽培に関する課題を取り上げ、達成のために放射線育種を利用することを提案した。FNCAでは、参加国間での育種材料や品種の交換を推奨する。また、全ての参加国の活動計画が、全ての参加者により確認された。各国の活動計画は添付資料5の通りである。
閉会セッション
Anhar氏および町氏より閉会の挨拶があり、全ての参加者の努力と協力に対し謝辞が述べられた。また、全ての参加者より、BATANとインドネシアの努力と温かい歓待に対し感謝の意が表された。
2) テクニカルビジット
ワークショップの2日目に、テクニカルビジットとして、インドネシア農業省稲研究センターのプサカネガライネ試験場を訪問した。同研究所の職員より研究所の概要と研究活動について説明があった。また、BATANのイネ突然変異系統や他の研究プロジェクトによる品種系統が試験圃場において育成されている様子を見学した。
3) 添付資料
) プログラム
) 参加者リスト
) オープンセミナーサマリー
) セッションサマリー
) 持続可能な農業のためのイネの突然変異育種プロジェクト 参加各国における5年計画
FNCA 2013 放射線育種プロジェクトワークショップ プログラム
2014年3月4日 - 3月7日 インドネシア、ジャカルタ市
1日目:3月4日(火)
9:00 - 9:30 |
開会セッション |
|
1. 歓迎挨拶:Djarot Sulistio Wisnubroto氏、インドネシア原子力庁長官
2. 開会挨拶:中井弘和、FNCA日本放射線育種プロジェクトリーダー |
9:30 - 10:00: |
記念撮影および休憩 |
オープンセミナー「気候変動対応のための突然変異育種研究取組みの強化」
◆ セッション1 ◆
議長:Ferhat Aziz氏 (インドネシア原子力庁副長官)
10:00 - 10:30 |
FNCA放射線育種プロジェクトの概要及びワークショップの目的
中井弘和氏、FNCA日本放射線育種プロジェクトリーダー |
10:30 - 11:00 |
インドネシアにおける持続可能な農業の発展に対する気候変動の影響
Haryono氏、インドネシア農業研究開発庁長官
(代理:Ir. Astu Unadi M. Eng氏、インドネシア農業エンジニアリング研究センター長) |
11:00 - 11:30 |
大学との共同研究を通じたBATANの農業研究成果の普及
Agussabti氏、インドネシアシャクアラ大学農業学部長 |
11:30 - 12:00 |
議論 |
12:00 - 13:00 |
昼食およびポスターセッション |
◆ セッション 2 ◆
議長:Anhar R. Antariksawan氏
(FNCAインドネシアコーディネーター、インドネシア原子力庁副長官)
13:00 - 13:30 |
放射線育種におけるイオンビーム照射の利用法及びFNCA参加国における利用の可能性
田中淳氏、日本原子力研究開発機構研究主席 |
13:30 - 14:00 |
インドネシアにおける放射線育種を利用したイネの新品種開発
Made Jane Mejaya氏、インドネシア農業省稲研究センター長
(代理:Untung Susanto氏、インドネシア農業省稲研究センター) |
14:00 - 14:30 |
ハイブリッドイネに有効な雄性不稔系
Qingyao Shu氏、中国浙江大学教授 |
14:30 - 14:45 |
議論 |
14:45 - 15:15 |
ポスターセッションおよび休憩 |
15:15 - 15:45 |
ベトナムのイネ生産及び輸出におけるイネ突然変異品種の重要性
Le Huy Ham氏、ベトナム遺伝学研究所所長 |
15:45 - 16:15 |
インドネシアの干ばつ多発地域の土地生産性増大におけるソルガム突然変異品種の重要性
Soeranto Human氏、インドネシア原子力庁上級研究員 |
16:15 - 16:30 |
議論 |
16:30 - 16:45 |
閉会挨拶 (Anhar R. Antariksawan氏、インドネシア原子力庁副長官) |
2日目:3月5日(水)
プサカネガライネ試験場へのテクニカルビジット
3日目:3月6日(木)
議長:Suniyom Taprab氏、タイ
9:00 - 9:30 |
2012年〜2013年におけるFNCA活動の進捗状況および2013年度大臣級会合の成果
町末男氏、FNCA日本コーディネーター |
9:30 - 10:30 |
セッション 1:持続可能な農業のためのイネの突然変異育種プロジェクトに関する2013年度の報告及び計画
1. バングラデシュ (ANK Mamun氏、バングラデシュ原子力委員会)
2. 中国 (Shu Qingyao氏、中国浙江大学) |
10:30 - 10:45 |
休憩 |
10:45 - 12:15 |
セッション 1 (続き)
議長:ANK. Mamun氏、バングラデシュ
3. インドネシア (Sobrizal氏、インドネシア原子力庁)
4. 日本 (田中淳氏、日本原子力研究開発機構)
5. マレーシア (Sobri Bin Hussein氏、マレーシア原子力庁) |
12:15 - 13:15 |
昼食 |
13:15 - 15:15 |
セッション 1 (続き)
議長:Sobri Bin Hussein氏、マレーシア
6. フィリピン (Adelaida Barrida氏、フィリピン原子力研究所)
8. タイ (Suniyom Taprab氏、タイ米作局)
9. ベトナム (Dao Thi Thanh Bang氏、ベトナム遺伝学研究所) |
15:15 - 15:30 |
休憩 |
15:30 - 16:45 |
セッション2:バナナ、ラン、ソルガム・ダイズに関するサブプロジェクトのフォローアップ
議長:Shu Qingyao氏、中国
1. ソルガム・ダイズ耐旱性育種サブプロジェクト
Soeranto Human氏、インドネシア
2. ラン耐虫性育種サブプロジェクト
Sobri Bin Hussen氏、マレーシア
3. バナナ耐病性育種サブプロジェクト
Adelaida Barrida氏、フィリピン
4. 議論
|
4日目:3月7日(金)
8:30 - 9:00 |
IAEA/RCAとの協力について
発表:Liu Luxiang氏、IAEA/RCAプロジェクトRAS5056、LCC |
9:00 - 10:00 |
持続可能な農業のためのイネの突然変異育種プロジェクトに関する今後の計画
議長:田中 淳氏、日本
リードスピーチ:中井 弘和氏 (静岡大学)
議論 |
10:00 - 10:15 |
休憩 |
10:15 - 11:45 |
議事録
議長:Le Huy Ham氏、ベトナム
1. 議事録起案 |
11:45 - 13:00 |
昼食/金曜礼拝 |
13:00 - 14:30 |
議事録(続き)
議長:Le Huy Ham氏、ベトナム
1. 議事録起案(続き)
2. 議事録採択 |
14:30 - 14:45 |
休憩 |
14:45 |
閉会
議長:Sobrizal氏、インドネシア
閉会挨拶
1. Ferhat Aziz氏、インドネシア原子力庁副長官
2. Sueo Machi氏、FNCA日本コーディネーター
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FNCA 2013 放射線育種プロジェクトワークショップ 参加者リスト
2014年3月4日 - 3月7日 インドネシア、ジャカルタ市
バングラデシュ
Dr. ANK Mamun (PL)
Principal Scientific Officer & Head
Plant Biotechnology & Genetic Engineering Division
Institute of Food and Radiation Biology (IFRB)
Atomic Energy Research Establishment (Savar) (AERE)
Bangladesh Atomic Energy Commission (BAEC)
中国
Prof. Dr. Shu Qingyao (PL)
Professor and Deputy Director
Institute of Nuclear Agricultural Sciences
Zhejiang University
インドネシア
Dr. Sobrizal (PL)
Head of Agricultural Division
Center for the Application of Isotopes and Radiation Technology (PATIR)
National Nuclear Energy Agency (BATAN)
Dr. Soeranto Human
Senior Scientist
Center for the Application of Isotopes and Radiation Technology (PATIR)
National Nuclear Energy Agency (BATAN)
日本
Dr. Sueo Machi (Coordinator)
FNCA Coordinator of Japan
Senior Advisor to Japan Atomic Energy Agency (JAEA)
Dr. Hirokazu Nakai (PL)
Professor Emeritus, Former Vice President
Shizuoka University
Dr. Atsushi Tanaka
Senior Principal Researcher, Unit Manager
Medical and Biotechnological Application Division
Quantum Beam Science Directorate
Japan Atomic Energy Agency (JAEA)
Ms. Aki Koike (Secretariat)
International Affairs and Research Department
Nuclear Safety Research Association (NSRA)
マレーシア
Dr. Sobri Bin Hussein
Research Officer
Division of Agrotechnology and Biosciences
Malaysian Nuclear Agency (Nuclear Malaysia)
フィリピン
Ms. Adelaida C. Barrida (PL)
Senior Science Research Specialist
Philippine Nuclear Research Institute (PNRI)
タイ
Mr. Suniyom Taprab (PL)
Senior Agricultural Scientist
Bureau of Rice Research and Development
Rice Department (RD)
Ministry of Agriculture and Cooperatives (MOAC)
Mr. Peera Doungsoongnern
Rice Scientist
Bureau of Rice Research and Development
Rice Department (RD)
Ministry of Agriculture and Cooperatives (MOAC)
Mr. Somreang Saeton
Rice Scientist
Bureau of Rice Research and Development
Rice Department (RD)
Ministry of Agriculture and Cooperatives (MOAC)
ベトナム
Prof. Le Huy Ham (PL)
Director General
Institute of Agricultural Genetics (AGI)
Ms. Dao Thi Thanh Bang
Plant Breeder
Genetic engineering Department
Institute of Agricultural Genetics (AGI)
Dr. Le Duc Thao (Observer)
Head
Mutation and Heterosis Breeding Department
Institute of Agricultural Genetics (AGI)
Mr. Nguyen Van Manh (Observer)
Researcher
Mutation and Heterosis Breeding Department
Institute of Agricultural Genetics (AGI)
IAEA/RCA
Prof. Liu Luxiang
LCC of IAEA/RCA Project RAS5056
Director
National Center of Space Mutagenesis for Crop Improvement
Institute of Crop Science
Chinese Academy of Agricultural Sciences |