FNCA 2019 放射線育種プロジェクトワークショップ
概要
2019年9月3日 - 6日
マレーシア、バンダールバルバンギ市・バンギ市
本ワークショップは、2019年9月3日〜9月6日までの4日間、マレーシアのバンギリゾートホテル(バンダールバルバンギ)およびマレーシア原子力庁(バンギ)において開催されました。
開会セッション
マレーシア原子力庁副長官のZulkifli Bin Mohamed Hashim氏および農業技術・生物科学部長のAbdul Rahim Harun氏より歓迎挨拶がありました。続いて、FNCA日本アドバイザーの南波秀樹氏より開会挨拶が述べられました。
基調講演
南波氏より、2018年〜2019年のFNCA活動の概要および主な成果が紹介されました。続いてFNCA放射線育種プロジェクト日本プロジェクトリーダー(PL)の長谷純宏氏より、FNCA放射線育種プロジェクトの主な成果および本ワークショップにおける主な議題が説明されました。
ソルガム・ダイズサブプロジェクトのフォローアップ
インドネシアのArwin氏より、気候変動対応のための突然変異育種について発表がありました。インドネシアにおけるダイズ研究では、Kemuning-1およびKemuning-2の2つの耐旱性変異系統を新品種として2019年に公開しており、これまで前述の2つを含めた12のダイズ突然変異品種を公開していることが報告されました。また、さび病耐性、莢吸汁害虫耐性、早生(75日未満)、極早生(70日未満)に関し、いくつかの系統について増殖試験を行っており、無肥料および天水条件下においてイネとの輪作向けに優れた変異系統を選抜したことが報告されました。
公開セミナー
9月3日の午後には、「持続可能な農業のための放射線技術と突然変異育種の応用」と題した公開セミナーが開催され、大学、研究機関および企業から45名が参加しました。
はじめに、マレーシア原子力庁よりマレーシアにおける突然変異育種の成功例が動画で紹介されました。続いて中国浙江大学のShu Qingyao氏より、低カドミウムイネ育種のための標的突然変異生成によるOsNramp5変異体の育成および評価について発表がありました。農業・食品産業技術総合研究機構の森下敏和氏からは、放射線育種場における突然変異育種の概要と成果が紹介されました。Arwin氏からは、インドネシアにおける気候変動対策のための原子力技術を利用したダイズ育種について発表がありました。バングラデシュ原子力委員会(BAEC)のANK Mamun氏からは、BAECにおける植物バイオテクノロジーに関する研究活動が報告されました。フィリピン原子力研究所(PNRI)のFernando B. Aurigue氏は、フィリピン稲研究所(PhilRice)における突然変異育種活動の成果を紹介しました。
気候変動下における低投入の持続可能型農業に向けた主要作物の突然変異育種プロジェクトに関する各国発表
9ヵ国より、気候変動下における低投入の持続可能型農業に向けた主要作物の突然変異育種プロジェクトに関する進捗状況及び活動計画が発表されました。
気候変動下における低投入の持続可能型農業に向けた主要作物の突然変異育種プロジェクトに関する円卓討議
長谷氏よりリードスピーチがあり、低投入条件への適応性が主なターゲットであることが強調されました。長谷氏より提起された論題に沿って議論が行われた後、参加者は以下の事項を確認しました。
- 全ての参加国は、化学肥料および化学農薬等の低投入により持続可能な農業を目指して努力している。
- 窒素利用効率の向上は、今後多収の突然変異品種を育成するために重点的に取り組むべき主要なターゲットの一つである。
- 根系は、低投入条件下での多収について考察するための一つの重要な特性である。
- 本プロジェクトで得られた突然変異体は、優良品種の育成に向けて有用な遺伝子を特定するための貴重な資源である。
- 突然変異品種および最適化された栽培方法(化学肥料・化学農薬の最小限利用、有機肥料の利用増大等)の併用が、持続可能な農業を実現するための一つの方法である。
IAEA/RCAとの協力
南波氏より、現在行われているFNCAとRCAの運営レベルでの交流について報告がありました。FNCAとRCAは引き続きプロジェクトレベルでの協力を行っていくことが合意されています。
FNCA放射線育種プロジェクトはRCAにおける放射線育種分野のプロジェクトと継続して協力を行っており、森下氏より、RCAが2019年8月に北京において開催した、養分利用効率評価に関するRAS5077会合について報告がありました。いくつかのFNCA参加国は、FNCAとRCAの両プロジェクトに貢献していることが確認されました。
議事録および閉会セッション
議事録が議論され、全ての参加者により採択されました。本議事録は2020年3月に日本で開催される第21回コーディネーター会合において報告される予定です。タイのKanchana Klakhaeng 氏より、来年度のワークショップはタイが開催国となり、8月に開催する予定であることが紹介されました。最後に、Harun氏および南波氏より閉会の挨拶があり、全ての参加者の尽力と貢献に対し謝辞が述べられました。
テクニカルビジット
参加者は、9月5日にセランゴール州タンジュン・カランおよびセキンチャンの種子会社およびイネの圃場を訪問しました。
Haji MD Nor bin Haji Abd. Rahman(M)Sdn. Bhd.(HMN)、総合農業開発地域(IADA)および国際的な生命科学分野の企業であるBayer Co.(M). Sdn. Bhd.がそれぞれ挨拶と活動紹介を行いました。続いて参加者はHMNの認定取得種子工場、およびマレーシア原子力庁で開発された突然変異品種であるNMR152のイネ圃場を視察しました。参加者は、マレーシア原子力庁が他の政府組織、種子会社ならびに農家と密に連携していることを認識しました。最後に、プトラジャヤで開催されている国際フラワーフェスティバルを視察しました。
FNCA 2019 放射線育種プロジェクトワークショップ
議事録
2019年9月3日 - 6日
マレーシア、バンダールバルバンギ市・バンギ市
1) ワークショップの開催概要
ⅰ) 期 日 |
2019年9月3日(火)〜9月6日(金) |
ⅱ) 場 所 |
マレーシア・バンギリゾートホテルおよびマレーシア原子力庁 |
ⅲ) 主 催 |
文部科学省(MEXT)
マレーシア原子力庁(Nuclear Malaysia) |
ⅳ) 参加者
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バングラデシュ、中国、インドネシア、モンゴル、フィリピン、タイ、ベトナムより各1名、マレーシア、日本より各4名、合計15名(添付資料2参照)
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ⅴ) 日 程
|
添付資料1参照
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本ワークショップは、2019年9月3日〜9月6日までの4日間、マレーシアのバンギリゾートホテル(バンダールバルバンギ)およびマレーシア原子力庁(バンギ)において開催された。
開会セッション
マレーシア原子力庁副長官のZulkifli Bin Mohamed Hashim氏および農業技術・生物科学部長のAbdul Rahim Harun氏より歓迎挨拶があった。続いて、FNCA日本アドバイザーの南波秀樹氏より開会挨拶が述べられた。
基調講演
南波氏より、2018年〜2019年のFNCA活動の概要および主な成果が紹介された。続いてFNCA放射線育種プロジェクト日本プロジェクトリーダー(PL)の長谷純宏氏より、FNCA放射線育種プロジェクトの主な成果および本ワークショップにおける主な議題が説明された。
セッション 1 ソルガム・ダイズサブプロジェクトのフォローアップ
インドネシアのArwin氏より、気候変動対応のための突然変異育種について発表があった。ダイズ研究では、Kemuning-1およびKemuning-2の2つの耐旱性変異系統を新品種として2019年に公開した。インドネシアでは、これまで前述の2つを含めた12のダイズ突然変異品種を公開している。さび病耐性、莢吸汁害虫耐性、早生(75日未満)、極早生(70日未満)に関し、いくつかの系統について増殖試験を行っている。また、無肥料および天水条件下においてイネとの輪作向けに優れた変異系統を選抜した。
発表概要は添付資料3の通りである。
公開セミナー
9月3日の午後には、「持続可能な農業のための放射線技術と突然変異育種の応用」と題した公開セミナーが開催され、大学、研究機関および企業から45名が参加した。
はじめに、マレーシア原子力庁よりマレーシアにおける突然変異育種の成功例が動画で紹介された。続いて中国浙江大学のShu Qingyao氏より、低カドミウムイネ育種のための標的突然変異生成によるOsNramp5変異体の育成および評価について発表があった。農業・食品産業技術総合研究機構の森下敏和氏からは、放射線育種場における突然変異育種の概要と成果が紹介された。Arwin氏からは、インドネシアにおける気候変動対策のための原子力技術を利用したダイズ育種について発表があった。バングラデシュ原子力委員会(BAEC)のANK Mamun氏からは、BAECにおける植物バイオテクノロジーに関する研究活動が報告された。フィリピン原子力研究所(PNRI)のFernando B. Aurigue氏は、フィリピン稲研究所(PhilRice)における突然変異育種活動の成果を紹介した。
セッション 2 気候変動下における低投入の持続可能型農業に向けた主要作物の突然変異育種プロジェクトに関する各国発表
9ヵ国より、気候変動下における低投入の持続可能型農業に向けた主要作物の突然変異育種プロジェクトに関する進捗状況及び活動計画が発表された。各国の発表概要は添付資料3の通りである。
セッション 3 気候変動下における低投入の持続可能型農業に向けた主要作物の突然変異育種プロジェクトに関する円卓討議
長谷氏よりリードスピーチがあり、低投入条件への適応性が主なターゲットであることが強調された。長谷氏より提起された論題に沿って議論が行われた後、参加者は以下の事項を確認した。
- 全ての参加国は、化学肥料および化学農薬等の低投入により持続可能な農業を目指して努力している。
- 窒素利用効率の向上は、今後多収の突然変異品種を育成するために重点的に取り組むべき主要なターゲットの一つである。
- 根系は、低投入条件下での多収について考察するための一つの重要な特性である。
- 本プロジェクトで得られた突然変異体は、優良品種の育成に向けて有用な遺伝子を特定するための貴重な資源である。
- 突然変異品種および最適化された栽培方法(化学肥料・化学農薬の最小限利用、有機肥料の利用増大等)の併用が、持続可能な農業を実現するための一つの方法である。
セッション 4 IAEA/RCAとの協力
南波氏より、現在行われているFNCAとRCAの運営レベルでの交流について報告があった。FNCAとRCAは引き続きプロジェクトレベルでの協力を行っていくことが合意されている。
FNCA放射線育種プロジェクトはRCAにおける放射線育種分野のプロジェクトと継続して協力を行っている。森下氏より、RCAが2019年8月に北京において開催した、養分利用効率評価に関するRAS5077会合について報告があった。いくつかのFNCA参加国は、FNCAとRCAの両プロジェクトに貢献している。
議事録および閉会セッション
議事録が議論され、全ての参加者により採択された。本議事録は2020年3月に日本で開催される第21回コーディネーター会合において報告される。タイのKanchana Klakhaeng氏より、来年度のワークショップはタイが開催国となり、8月に開催する予定であることが紹介された。最後に、Harun氏および南波氏より閉会の挨拶があり、全ての参加者の尽力と貢献に対し謝辞が述べられた。
2)テクニカルビジット
参加者は、9月5日にセランゴール州タンジュン・カランおよびセキンチャンの種子会社およびイネの圃場を訪問した。
Haji MD Nor bin Haji Abd. Rahman(M)Sdn. Bhd.(HMN)、総合農業開発地域(IADA)および国際的な生命科学分野の企業であるBayer Co.(M). Sdn. Bhd.がそれぞれ挨拶と活動紹介を行った。続いて参加者はHMNの認定取得種子工場、およびマレーシア原子力庁で開発された突然変異品種であるNMR152のイネ圃場を視察した。参加者は、マレーシア原子力庁が他の政府組織、種子会社ならびに農家と密に連携していることを認識した。最後に、プトラジャヤで開催されている国際フラワーフェスティバルを視察した。
3)添付資料
i) プログラム
ii) 参加者リスト
ii) セッションサマリー
FNCA 2019 放射線育種プロジェクトワークショップ プログラム
2019年9月3日 - 6日
マレーシア、バンダールバルバンギ市・バンギ市
2019年9月3日(1日目)
09:00-10:30 |
開会セッション |
議長:Sobri Bin HUSSEIN氏、マレーシア |
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1. 歓迎挨拶
1)Abdul Muin Bin ABDUL RAHMAN氏、FNCAマレーシアコーディネーター
2)南波秀樹氏、FNCA日本アドバイザー |
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2. 開会挨拶 - マレーシア原子力庁長官
3. 基調講演
1)FNCA活動の概要および2018年〜2019年の進捗状況
南波秀樹氏、FNCA日本アドバイザー
2)FNCA放射線育種プロジェクト活動の概要およびワークショップの目的
長谷純宏氏、FNCA放射線育種プロジェクト日本プロジェクトリーダー
4. 参加者紹介
5. アジェンダ採択 |
10:30-10:45 |
記念撮影および休憩 |
10:45-11:30 |
セッション1 ソルガム・ダイズサブプロジェクトのフォローアップ |
議長:A N K MAMUN氏、バングラデシュ |
|
1. 報告
Arwin氏、インドネシア
2. まとめ |
11:30-13:00 |
昼食 |
公開セミナー
持続可能な農業のための放射線技術・放射線育種の応用 |
議長:Sobri Bin HUSSEIN氏、マレーシア |
13:45-14:10 |
1. 登録および開会挨拶
Abdul Rahim HARUN氏、マレーシア原子力庁農業技術・生物科学部長 |
14:10-14:15 |
2. 動画発表:マレーシアにおける突然変異育種の成功例 |
14:15-14:45 |
3. 低カドミウムイネ育種のための標的突然変異生成によるOsNramp5変異体の育成および評価
Shu Qingyao氏、中国浙江大学 |
14:45-15:15 |
4. 放射線育種場における突然変異育種の概要と成果
森下敏和氏、農業・食品産業技術総合研究機構 |
15:15-15:45 |
5. インドネシアにおける気候変動対策のための原子力技術を利用したダイズ育種
Arwin氏、インドネシア原子力庁 |
15:45-16:00 |
休憩 |
16:00-16:30 |
6. バングラデシュ原子力委員会における植物バイオテクノロジーに関する研究活動
ANK Mamun氏、バングラデシュ原子力委員会 |
16:30-17:00 |
7. フィリピン稲研究所における突然変異育種活動の成果
Fernando B. Aurigue氏、フィリピン原子力研究所 |
2019年9月4日(2日目)
09:00-10:45 |
セッション2 気候変動下における低投入の持続可能型農業に向けた主要作物の突然変異育種プロジェクトに関する各国発表
|
議長:LE Duc Thao氏、ベトナム |
|
1. バングラデシュ
2. 中国
3. インドネシア |
10:45-11:00 |
休憩 |
11:00-12:10 |
セッション2 続き
|
議長:Kanchana KLAKHAENG氏、タイ |
|
4. 日本(長谷純宏氏)
5. マレーシア |
12:10-13:30 |
昼食 |
13:30-15:15 |
セッション2 続き
|
議長:Arwin氏、インドネシア |
|
6. モンゴル
7. フィリピン
8. タイ |
15:15-15:30 |
休憩 |
15:30-16:05 |
セッション2 続き
|
議長:Ariungerel MANDAKH氏、モンゴル |
|
9. ベトナム |
2019年9月5日(3日目)
テクニカルビジット:
イネ圃場およびHMI Sdn. Bhd.種子会社、セランゴール州タンジュン・カラン、セキンチャン
2019年9月6日(4日目)
9:00-10:30 |
セッション3 気候変動下における低投入の持続可能型農業に向けた主要作物の突然変異育種プロジェクトに関する円卓討議 |
議長:森下敏和氏、日本 |
|
1. リードスピーチ
長谷純宏氏、FNCA放射線育種プロジェクト日本プロジェクトリーダー
2. 議論
3. まとめ |
10:30-10:45 |
休憩 |
10:45-12:00 |
セッション4 IAEA/RCAとの協力 |
議長:SHU Qingyao氏、中国 |
|
1. 報告
南波秀樹氏、FNCA日本アドバイザー
2. 報告
森下敏和氏、農業・食品産業技術総合研究機構
3. 議論 |
12:00-14:00 |
昼食 |
14:00-16:00 |
セッション5 議事録 |
議長:Fernando B. AURIGUE氏、フィリピン |
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1. 議事録草案
2. 議事録採択 |
16:00-16:30 |
閉会セッション |
議長:Sobri Bin HUSSEIN氏、マレーシア |
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1. 閉会挨拶
1)Abdul Rahim HARUN氏、マレーシア原子力庁農業技術・生物科学部長
2)南波秀樹氏、FNCA日本アドバイザー |
FNCA 2019 放射線育種プロジェクトワークショップ 参加者リスト
2019年9月3日 - 6日
マレーシア、バンダールバルバンギ市・バンギ市
バングラデシュ
Dr. ANK MAMUN (PL)
Chief Scientific Officer and Head
Bangladesh Atomic Energy Commission (BAEC)
中国
Prof. SHU Qingyao (PL)
Professor
Zhejiang University
インドネシア
Mr. Arwin
Soybean Researcher
Center for Application of Isotopes and Radiation
National Nuclear Energy Agency, Indonesia (BATAN)
日本
Dr. NAMBA Hideki
FNCA Advisor of Japan,
QST Associate
National Institutes for Quantum and Radiological Science and Technology (QST)
Dr. HASE Yoshihiro (PL)
Senior Principal Researcher
Department of Radiation-Applied Biology Research
Takasaki Advanced Radiation Research Institute
Quantum Beam Science Research Directorate
National Institutes for Quantum and Radiological Science and Technology (QST)
Dr. MORISHITA Toshikazu
Director
Radiation Breeding Division
Institute of Crop Science
National Agriculture and Food Research Organization (NARO)
Ms. KOIKE Aki
International Affairs and Research Department
Nuclear Safety Research Association (NSRA)
マレーシア
Dr. Abdul Rahim HARUN
Agrotechnology and Biosciences Division
Malaysian Nuclear Agency (Nuclear Malaysia)
Dr. Sobri Bin HUSSEIN (PL)
Senior Research Officer
Malaysian Nuclear Agency (Nuclear Malaysia)
Mr. Mustapha AKIL
Staff
Agrotechnology and Biosciences Division
Malaysian Nuclear Agency (Nuclear Malaysia)
Mr. Faiz AHMAD
Staff
Agrotechnology and Biosciences Division
Malaysian Nuclear Agency (Nuclear Malaysia)
モンゴル
Ms. Ariungerel MANDAKH
Researcher
Plant Breeding Division
Institute of Plant and Agricultural Science (IPAS)
フィリピン
Mr. Fernando B. AURIGUE (PL)
Senior Science Research Specialist (Scientist 1)
Philippine Nuclear Research Institute (PNRI)
タイ
Dr. Kanchana KLAKHAENG (PL)
Expert on Rice Breeding
Rice Department
ベトナム
Dr. LE Duc Thao (PL)
Deputy Director
Agricultural Genetics Institute (AGI)
|