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中性子放射化分析 ワークショップ

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ワークショップ


FNCA 2014 中性子放射化分析ワークショップ

FNCA 2014 中性子放射化分析プロジェクトワークショップ
概要

2014年11月4日〜11月6日
フィリピン ケソン

ワークショップ概要
2014年度の中性子放射化分析(NAA)ワークショップは、2014年11月4日より11月6日までの4日間、フィリピン原子力研究所(PNRI)および日本の文部科学省(MEXT)の主催により、フィリピン・ケソンにおいて開催されました。

オーストラリア、バングラデシュ、インドネシア、日本、カザフスタン、韓国、マレーシア、モンゴル、フィリピン、タイ及びベトナムの11カ国が参加し、参加人数は事務局を含め計15名でした。

      

中性子放射化分析(NAA)は試料を破壊せずに内部に存在する複数の元素を一度に高感度分析できるという優れた特徴をもちます。 今回のワークショップは以下のセッションから構成され、各国から参加サブプロジェクトの進捗状況等について発表がなされました。

 セッション1: 3サブプロジェクトの活動
 セッション2: ブプロジェクトの活動
 セッション3: 次フェーズの計画
 

   

「オープンセミナー」
11月6日、オープンセミナーが開催されました。開会式のあと、Dr. Alumanda M. DELA ROSAフィリピン原子力研究所(PNRI)所長から、フィリピンにおける原子力利用の展望について講演がなされました。それからワークショップ参加者の海老原充教授(日本)、Dr. John Bennett(オーストラリア)、Dr. Syed Mohammod HOSSAIN (バングラデシュ)およびMr. Raymond J. Sucgang (フィリピン)から、中性子放射化分析(NAA)の利用について講演がなされました。

   



2014年度FNCA中性子放射化分析プロジェクトワークショップ
会議報告

2014年11月4日〜11月6日
フィリピン ケソン



(仮訳)
序文:

 中性子放射化分析(NAA)プロジェクトは、FNCA活動における研究炉関連プロジェクトのひとつである。開会セッションでは、海老原充氏がFNCAのNAAプロジェクトの概要および本ワークショップの主要問題について報告した。
 本ワークショップは、以下の3つのセッションから構成された。

 セッション1:3サブプロジェクトの活動
 セッション2:NAAの適切なエンドユーザーとの連携の確立
 セッション3:次フェーズの計画

 本ワークショップの閉会後、オープンセミナーが11月6日に開催された。開会式のあと、アルマンダ・デラ・ローサ氏(フィリピン)から、フィリピンにおける原子力利用の展望について講演がなされ、続いてワークショップ参加者からは海老原充氏(日本)、ジョン・ベネット氏(オーストラリア)、シエド・モハメド・ホサイン氏(バングラデシュ)およびレイモンド・スクガン氏 (フィリピン)によって、中性子放射化分析(NAA)の利用について報告が行われた。

サマリー:

セッション1:3サブプロジェクトの活動

オーストラリア
2013年5月ウィーンでのIAEAワークショップにおいて、FNCA熟練度試験活動についてJohn Bennettが報告し、IAEA調整熟練度試験の次のラウンド(おそらく次の2ラウンド)からFNCA参加国にIAEAから出資されることとなった。その結果は、MTAA(放射化分析における最近の動向国際会議)およびNAMLS(生命科学における核科学的分析法国際会議)の2つの会議の直後、2015年8月31日の週にデルフトで開催されるIAEAワークショップで議論される予定である(www.mtaa14.nl)。

バングラデシュ
2014年3月バンコクで開催されたワークショップ以降の活動について報告した。ダムライの工業地帯(バタ工場近く)から6ヵ所、3つの異なる深さで収集した18の地球化学試料の分析により、いくつかの地点(6ヵ所中3ヵ所)が重金属、特にCrで汚染されていることが明らかとなった。淡水および海水の魚、鶏肉とその飼料の分析から、以下が観察された:i)すべての海水魚でAs含有量が許容レベル(1.0 ppm)よりも有意に高かったが、淡水魚の場合は検出限界(<0.12 ppm)を下回っていた。)いくつかの淡水魚におけるCr含有量は、許容限界(>1 ppm:コーデックス規格)よりも高かったが、考えられる汚染源は地元で生産された飼料である。)すべての海水魚のCr含有量は検出限界(<0.70 ppm)を下回っていた。) 魚の骨中のAsの蓄積は魚の肉中よりも低かったが、Crの場合は蓄積の逆の傾向が観察された。

インドネシア
INAA技術は、バンテン州の地球化学図作成5ヵ年プログラムで利用されている。タンゲランでの地球化学図作成は昨年の活動であった。本活動からバンテン域内の単一の元素図が作成された。一般的に消費される食物の様々な種類のモニタリングが、食品の品質決定のために行われた。今年は食品試料をタンゲランの伝統的な市場から収集し、試料中の元素含有量、特に有毒な元素の定量分析をした。川の品質についてバンテンのチウジュン川およびチマドゥル川における河川堆積物中の重金属モニタリングを実施した。この活動で得られたデータが、利害関係者による政策決定のための科学ベースのリファレンスとして提供されることが期待される。

日本
東京湾で収集した堆積物コアをINAAで分析した。低酸素状態の歴史的変化を明らかにするために、堆積物中のFe、Mn、U、Th、Ceの濃度が使用された。東京湾堆積物の汚濁負荷指数の深さ分布は、過去40年間に渡り汚染がないことを示した。地球化学図作成の結果、矢作ダム堆積物は希土類元素(REE)資源として利用できる可能性が考えられた。汚染モニタリングのため、緑茶葉および白米サンプルを食品試料として分析した。

カザフスタン
鉱物資源探査のための地球化学試料および環境モニタリングのための生態学的試料のNAAを含む、核物理研究所の3年にわたる2つのFNCAサブプロジェクトの主な成果が発表された。分析的研究の大部分は1つめのサブプロジェクトにおけるREEとAuの含有量の分析と、2つめの毒性重金属含量分析であった。

韓国
Seは、ヒトの健康に不可欠な要素として知られており、慢性変性疾患の予防において役割を果たしている。韓国は、INAAによってSeを分析するため40の植物性食品を選んだ。試料中のSeの含有量は数十ppbであることがわかった。肉や魚と比較して、植物性食品におけるSeの含有量は、動物性食品に比べて10倍低いことがわかった。

マレーシア
リンギ域内の海洋堆積物および「マレーシアのライスボウル」ケダで収集した食品試料(米)について、NAAを用いた分析結果が示された。堆積物の結果から、リンギ域内は、As、Cr、Sb、Znで汚染されていることが示された。REEを含む重元素の濃縮もあり、産業活動が汚染の原因として示唆されている。米の分析では、この地域からの米の消費はまだ安全であることが示された。

モンゴル
モンゴルのエルデネット・コンビナートやその他の工業企業からの汚染の影響を評価するため、セレンガ川流域の河川堆積物についてINAAを用いた分析結果が示された。ドゥブナ合同原子核研究所のIBR-2炉で、熱中性子および熱外中性子放射化分析の組み合わせにより合計42元素が定量された。その結果、エルデネト鉱業社(EMC)と金採掘地区ザーマルの工業地帯が強い環境汚染源であることが示された。これらの結果は、今後の研究のために多くの情報を提供している。

フィリピン
フィリピンと日本の精米試料を、元素についてはINAAで、安定炭素同位体比δ13CについてはIRMSで分析した結果、元素成分の減少が示され、フィリピンの米試料の1つが検疫中に殺虫剤臭化メチルにさらされた輸入米と疑われている。マニラ湾とソルソゴン湾から採取されたコアIおよびIIのCu、FeおよびZnのレベル増加については増加した沈泥と関連づけられるが、コアI中のCu、ZnおよびPbの高い相関関係は域内で増加した産業活動に関連付けることがそれぞれ示唆される。ボラカイ島試料中の元素組成や同位体存在比は、藻が砂に変わるという地元の誤解に対して反証を提示するとともに、サイト6と7が最も汚染されていることを示した。

タイ
タイは食品の安全性に係るFNCA NAAサブプロジェクトへの参加を続けた。今年は豚肉製品の元素組成がINAAによって調査された。6種類の豚肉製品や生の豚肉腰部分の18試料が、バンコクの3つのスーパーマーケットで購入された。得られたデータから、すぐに食べられる豚肉製品には汚染がなく、安全に消費できることが示された。その他のNAA活動では、TINTは大学の研究者を支援し、企業からの15のリクエストに応じた。

ベトナム
ニャチャンで収集した9つのマグロ試料において約20の元素を測定した。水銀濃度はWHOの許容値よりすべて少なかった。カマウで収集した50の海洋堆積物試料から30以上の元素を測定した結果、Thを除くほぼすべての元素で濃縮係数(EFs)が3未満であった(ThのEF:約3.5)。さらに、重金属汚染の生態リスクの可能性評価のため、例えば生態リスク指数(Ri)などが計算される予定である。

セッション2:NAAの適切なエンドユーザーとの連携の確立

オーストラリア
政府出資による科学機関と産業界の連携を促進するオーストラリアの国家政策がある。ANSTOのグループは、鉱業(リン酸塩、鉄鉱石、希土類)、環境(海洋環境におけるプラスチック)および標準物質の認証における、特殊なNAAの適用について実証に最近成功した。多くの潜在的に長期にわたる顧客が特定されている。

バングラデシュ
既存のNAA研究施設の制限により大学からのすべての要求に対応することができないにもかかわらず、NAAは大学やBAECの様々な研究グループからの需要が高い。教育訓練プログラムを実施するために、注目に値する連携がすでに大学と確立されている。大学以外のエンドユーザーを増やすために、いくつかの取り組みがすでに取られている。原子力発電所の人材育成のために研究炉を用いた教育および訓練は、優先ニーズのひとつとされている。

インドネシア
潜在的なエンドユーザーにNAA技術の利用を普及するために、以下を含むいくつかの活動が実施された:NAAセミナー、NAAワークショップ、NAA-BATANワーキンググループの調整会合へ潜在的なエンドユーザーの招待、NAA研究室に共同研究の学生の受入、NAAパンフレットや分析サービス。NAAプロジェクトの今後の計画として、食品試料の微量栄養素の測定や汚染物質のモニタリングのためにINAAを利用すること、また工業地域における大気汚染物質の特性評価のためにINAAを利用することが含まれる。

日本
日本ではほとんどのエンドユーザーが学界またはその界隈の組織に所属し、これらのユーザーのために確立されたシステムについて説明がなされた。それらのエンドユーザーと研究炉が稼働している施設との連携は、東京大学、京都大学、東北大学のようないくつかの主要大学を通じて、文部科学省の支援により強化されている。企業で働く人々など異なるカテゴリーのエンドユーザーは、直接的または間接的にNAAを使用することができる。次フェーズの活動として、大気汚染がプロジェクト・テーマとして提案されている。この活動では、参加国が収集したSPM試料は、個々の国でNAAによって分析される。いくつかの国では、XRFを使用する。

カザフスタン
カザフスタンにおけるINAAの主な潜在的な長期的エンドユーザーは鉱物資源探査部門と環境保護部門であり、それらとの連携を確立するための戦略が発表された。カザフスタン核物理研究所は、環境モニタリングのために国家機関である水文気象庁(Kazgidromet)およびドゥブナ合同原子核研究所(ロシア)の中性子物理学研究室と契約を締結し、地質探査のため民間機関「ナザルバエフ大学研究イノベーション・システム」と「相互協力に関する覚書」に署名した。

韓国
韓国HANAROのNAA研究室は、大学教授や研究者との共同研究を通じてNAA技術の利用強化に努力するだけでなく、内部および外部のユーザーに分析サービスを提供している。最近では、韓国標準科学研究院(KRISS)と締結し、またNAAの利用強化に貢献する韓国造幣公社(KOSCOM)と合意覚書(MOA)を締結した。

マレーシア
長年にわたりNAAは、特に環境の分野でマレーシア原子力庁や大学での研究に利用されてきた。それとは別に、NAAは、産業界、特に鉱物の取引と抽出において放射性物質(UやThなど)を扱う企業への商用サービスに使用されている。この活動は、規制当局マレーシア原子力許認可委員会による規制要件の一部である。NAA分析のために提出される一般的な試料は、汚染された廃棄物と疑わしい地域からの環境試料である。

モンゴル
原子力研究センター、鉱山会社、環境モニタリング組織、検査庁、および中央地質研究所との連携が確立されている。今後の計画は、大気汚染研究にコケや地衣類のバイオモニタリング技術の利用、鉱業や工業地域からの環境試料中の重金属やいくつかの有害元素の測定、モンゴルの地質学的および鉱石試料中の希土類元素分析である。

フィリピン
フィリピンイネ研究所(PhilRice)、地方政府アクランとボラカイ島、首都大学東京、FNCAを通してベトナムのダラト原子力研究所、貿易産業省、PNRI化学研究部の連携が確立された。今後は、食品トレーサビリティと安全、自然減衰研究、大気粒子状物質について取り組む予定である。

タイ
食品モニタリングについて栄養研究所と協力してきた。得られた結果は、タイの食品栄養素表の更新に有益であった。その他NAAエンドユーザーは、大学、鉱業、リサイクル会社である。より多くのエンドユーザーを獲得するために、引き続きNAA技術の利点や我々の業績を一般の人達に知らしめていく。また、水産局および汚染管理局との連携を確立すべく努力した。

ベトナム
環境保護セクターにおいて、ダラト原子力研究所は、(NAAを含む)原子力・非原子力分析技術を使用する環境モニタリングサービスの公式部門となることを申請した。実際、NAA研究室は、鉱物資源探査および考古学研究の分野でエンドユーザーとの連携を維持している。今後の計画として、「NAAの新技術開発および自動化機能強化」に関する新国家プロジェクトを提出した。さらに、希土類元素の測定について潜在的エンドユーザーとの連携を確立したい。

セッション3:次フェーズの計画

結論
 「大気汚染−SPM」と「鉱物資源−希土類元素」が次フェーズの2つのサブプロジェクトとして採用することが推奨された。海老原氏およびベネット氏は、それぞれのサブプロジェクトを主導することに合意し、サブプロジェクトリーダーは適切な他のメンバーの助力を求めることとした。

次フェーズの作業計画および目標
大気汚染−SPM
(1年目)
  1.サンプリングおよび測定プロトコルの定義
  2.データ収集
  3.ワークショップにおける初期データの共有
(2年目)
  1.データ収集
  2.ワークショップにおけるデータの共有
  3.NAAと他の手法で行われた測定結果の比較
(3年目)
  1.大気汚染評価にNAAの価値を決定するためのSPMデータ解釈
  2.NAAプロジェクト第1、第2フェーズおよび現フェーズのデータを含むNAAのデータを比較した完
   全なNAAデータセットの表を作成し、他の手法によるデータと比較する。またウェブサイト上に掲載
   する。
  3.FNCAウェブサイト上にレポート掲載
  4.出版物
(目標)
  1.SPM試料測定におけるFNCA NAA研究室の能力実証
  2.NAAが汚染源識別のためにさらなる有用な情報を貢献できるという証拠の提供
  3.域内の大気環境評価に対するNAAの寄与について実証

鉱物資源−希土類元素(REE)
(1年目)
  1.試料選択および分析プログラムの定義
  2.NAAおよび他の適切な手法を用いて最初の研究室間比較を実施
  3.ワークショップにおけるデータレビューおよびNAA測定プロトコルの改善
(2年目)
  1.2回目の研究室間比較を実施
  2.ワークショップにおけるデータレビュー
(3年目)
  1.REE分析のためのNAAのパフォーマンスや強みについて鉱山会社、コンサルタント、政府機関への
   配布に適した文書を書く。
  2.FNCAウェブサイト上にレポート掲載
  3.出版物
(目標)
  1.REE試料測定のためのFNCA NAA研究室の能力改善
  2.鉱山業界がNAA研究室からの結果に信用をおく
  3.国内経済発展に対するNAAの寄与について実証

次の表は、2つのサブプロジェクトに参加する国の意向を示している

大気汚染−SPM

鉱物資源−希土類元素(REE)

オーストラリア

x

x

バングラデシュ

 

x

中国

x

 

インドネシア

x

 

日本

x

x

カザフスタン

 

x

韓国

x

 

マレーシア

x

 

モンゴル

x

 

フィリピン

x

(x)

タイ

(x)

 

ベトナム

x

x

 x-参加
(x)-国内認可を経てから参加


2014年度FNCA中性子放射化分析プロジェクトワークショップ
プログラム

2014年11月4日〜11月6日
フィリピン ケソン



共催: フィリピン原子力研究所(PNRI)
文部科学省(MEXT)
実施機関: 公益財団法人 原子力安全研究協会
開催日程: 2014年11月4日〜6日
開催地: フィリピン・ケソン、インペリアル・パレス・スイーツ

【ワークショップ】

1日目:11月4日(火)
09:30-10:00 開会セッション
      開会挨拶
       Dr. Christina A. Petrache (フィリピン原子力研究所(PNRI)副所長)
       和田智明氏 (FNCA日本アドバイザー)
       中性子放射化分析プロジェクトの概要および本ワークショップの主要課題 (海老原充氏)
      集合写真撮影
10:00-12:00 セッション1:3サブプロジェクトの活動
      1. カントリーレポートおよび議論
       議長:日本
       オーストラリア、バングラデシュ、インドネシア、カザフスタン、韓国
12:00-13:00 昼食
13:00-15:00 2. カントリーレポートおよび議論
       議長:オーストラリア
       日本、マレーシア、モンゴル、フィリピン、タイ、ベトナム
15:00-15:30 休憩
15:30-17:00 セッション2: NAAの適切なエンドユーザーとの連携の確立
      1. カントリーレポート−結果および今後の計画
       議長:韓国
       オーストラリア、バングラデシュ

2日目:11月5日(水)
09:00-10:30 セッション2: 続き
      2. カントリーレポート−結果および今後の計画
       議長:フィリピン
       インドネシア、日本、カザフスタン
10:30-11:00 休憩
11:00-12:30 3. カントリーレポート−結果および今後の計画
       議長:インドネシア
       韓国、マレーシア、モンゴル
12:30-13:30 昼食
13:30-15:00 4. カントリーレポート−結果および今後の計画
       議長:マレーシア
       フィリピン、タイ、ベトナム
15:00-15:30 休憩
15:30-17:00 5.議論
       議長:日本  

3日目:11月6日(木)
09:00-10:30 セッション3: 次フェーズの計画
       議長:日本
       1. 事前調査の結果およびメンバー国で共通する興味関心の確認
       2. 次フェーズの適切な目標設定
10:30-11:00 休憩
11:00-11:50 セッション4:議事録草稿
       議長:日本
11:50-12:00 閉会セッション
       閉会挨拶
       和田智明氏 (FNCA日本アドバイザー)
12:00-12:45 昼食

【オープンセミナー】
13:30-13:40 開会式
13:40-14:15 1.フィリピンにおける原子力利用の展望
       Dr. Alumanda M. DELA ROSA (フィリピン原子力研究所(PNRI)所長)
14:15-14:40 2. 中性子放射化分析の技術および利用の概要
       海老原充氏(首都大学東京)
14:40-15:05 3.オーストラリアにおけるNAA利用の成功事例
       Dr. John Bennett (オーストラリア原子力科学技術機構(ANSTO))
15:05-15:30 4.バングラデシュにおけるNAAを用いた食の安全性について魚のAs分析
       Dr. Syed Mohammod HOSSAIN (バングラデシュ原子力委員会(BAEC))
15:30-15:55 5.環境汚染研究のための海洋堆積物および生物におけるNAA技術:ボラカイ島のケース
       Mr. Raymond J. Sucgang (フィリピン原子力研究所(PNRI))
15:55-16:00 閉会挨拶:和田智明氏 (FNCA日本アドバイザー)


2014年度FNCA中性子放射化分析プロジェクトワークショップ
参加者リスト

2014年11月4日〜11月6日
フィリピン ケソン


オーストラリア
Dr. John Bennett
オーストラリア原子力科学技術機構 (ANSTO)
原子力利用センター 室長

バングラデシュ
Dr. Syed Mohammod HOSSAIN
バングラデシュ原子力委員会 (BAEC)
原子力研究所 (シャバール)(AERE)
原子力科学技術研究所 (INST)
主任研究員

インドネシア
Ms. Theresia Rina Mulyaningsih
インドネシア原子力庁 (BATAN)
先端物質科学技術センター
研究員

日本
Prof. 和田 智明
FNCA日本アドバイザー
東京理科大学特命教授

Prof. 海老原 充
首都大学東京大学院理工学研究科
教授

Prof. 松尾 基之
東京大学大学院総合文化研究科
教授

Ms. 猪越 千明
(公財) 原子力安全研究協会
国際研究部

カザフスタン
Dr. Igor Silachyov
カザフスタン国立原子力センター(NNC)
核物理研究所
主任研究員

韓国
Mr. Jong-Hwa Moon
韓国原子力研究所 (KAERI)
主任研究員

マレーシア
Dr. Mohd Suhaimi bin Hamzah
マレーシア原子力庁(Nuclear Malaysia)
主任研究員

モンゴル
Ms. BALJINNYAM Nyamsuren
モンゴル中央地質研究所
放射性物質研究室長

フィリピン
Dr. Preciosa Corazon B. Pabroa
フィリピン原子力研究所 (PNRI)
監督科学研究専門家

Mr. Raymond J. Sucgang
フィリピン原子力研究所 (PNRI)
主任研究員

タイ
Dr. Sarinrat WONGLEE
タイ原子力研究所 (TINT)
研究開発部 核科学者

ベトナム
Dr. Ho Manh Dung
ベトナム原子力研究所 (VINATOM)
ダラト原子力研究所 (NRI)
主任研究員
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