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中性子放射化分析 ワークショップ

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ワークショップ


FNCA 2013 中性子放射化分析ワークショップ

FNCA 2013 中性子放射化分析プロジェクトワークショップ
概要

2014年3月2日〜3月5日
タイ バンコク


ワークショップ概要
2013年度の中性子放射化分析(NAA)ワークショップは、2014年3月2日より3月5日までの4日間、タイ原子力研究所(TINT)および日本の文部科学省(MEXT)の主催により、タイ・バンコクにおいて開催されました。

オーストラリア、バングラデシュ、インドネシア、日本、韓国、モンゴル、フィリピン、タイ及びベトナムの9カ国が参加し、参加人数は事務局を含め計13名でした。

   

本プロジェクトは、研究炉を用いる中性子放射化分析(NAA)技術をさまざまな分析対象物に適用し、研究面ばかりでなく、社会経済的に大きく貢献することを目指します。NAAは試料を破壊せずに内部に存在する複数の元素を一度に高感度分析できるという優れた特徴をもちます。本プロジェクトは2011年度から第4フェーズに入り、前フェーズにひきつづき、「地球化学図作成と鉱物探査」、「食品汚染モニタリング」、「海洋環境のモニタリング」の3つのサブプロジェクトに対し、NAA技術の利用促進活動を行います。

今回のワークショップは以下のセッションから構成され、各国から参加サブプロジェクトの進捗状況等について発表がなされました。

 セッション1: 地球化学的試料のNAAによる元素分布図の作成と鉱物探査
 セッション2: 汚染モニタリングに用いる食品試料のNAA
 セッション3: 環境モニタリングに用いる海洋堆積物のNAA
 セッション4: 3サブプロジェクトの評価
 セッション5: 次フェーズの計画
 セッション6: 議事録草稿作成

「テクニカルビジット」
3月4日、ワークショップ終了後、タイ原子力研究所(TINT)のTRIGA研究炉や放射性同位体製造施設を見学しました。

   

「オープンセミナー」
3月5日、オープンセミナーが開催されました。町末男FNCA日本コーディネーターから開会の挨拶のあと、ワークショップ参加者のProf.海老原充(日本)、Dr. John Bennett(オーストラリア)およびタイからのDr. Sirinart Laoharojanaphandによって、中性子放射化分析(NAA)の利用について講演がなされました。続いて、Dr. Somporn CHONGKUMタイ原子力研究所(TINT)所長からタイの新規研究炉について、町末男氏からFNCAにおけるNAAの成功例について講演がなされました。

   



FNCA 2013 中性子放射化分析プロジェクトワークショップ
会議報告

2014年3月2日〜3月5日
タイ バンコク


序文:
 中性子放射化分析(NAA)プロジェクトは、FNCA活動における研究炉関連プロジェクトのひとつである。開会セッションでは、FNCA日本コーディネーターである町末男氏が「2013年におけるFNCA活動の業績および方向、FNCA活動の進捗ならびに大臣級会合」について報告し、海老原充氏がFNCAのNAAプロジェクトの概要および本ワークショップの主要問題について報告した。
本ワークショップは、以下の6つのセッションから構成された。

 セッション1:地球化学図の作成と鉱物探査に用いる地球化学的試料のNAA
 セッション2:汚染モニタリングのための食品試料のNAA
 セッション3:環境モニタリングのための海洋堆積物試料のNAA
 セッション4:3つのサブプロジェクトの評価
 セッション5:次のフェーズの計画

 以下に示すセッション1〜5における発表および討議のサマリー草稿はセッション6において仕上げられる予定だったが、セッション5における討議が予定よりも長引いたため、セッション6はキャンセルされた。議事録はワークショップの閉会後に作成された。
 3月4日の午後、参加者は、TRIGA研究炉や放射性同位体製造施設など、タイ原子力科学技術研究所の施設へのテクニカルビジットを行った。
 本ワークショップの閉会後、オープンセミナーが3月5日に開催された。FNCA日本コーディネーターである町氏の開会挨拶に続き、ワークショップ参加者からは海老原氏(日本)およびジョン・ベネット氏(オーストラリア)により、またタイからはシリナート・ラオハロジャナパン氏によって、NAAの適用に関するテーマ別報告が行われた。タイにおける新たな研究炉(TINT)のための戦略プランに関する発表はソンポーン・チョンクム氏によって行われ、町氏は持続可能な発展のための原子力利用におけるFNCAの成功例について報告した。

サマリー:

セッション1:地球化学図の作成と鉱物探査に用いる地球化学的試料のNAA

オーストラリア
このサブプロジェクトにおける主たる活動は、3つの土壌および堆積物標準物質を用いた第二次熟練度試験(PT)の組織だった。このPTには8ヵ国から12の研究室が参加した。研究室の半数は、世界の最良事例と合致する成績を達成した。オーストラリアは引き続き、採鉱、鉱物処理、鉱物学、地球化学図作成および標準物質認証の分野において、NAAを用いた地球化学的分析についてエンドユーザーとの取り決めを増やしている。

バングラデシュ
バングラデシュはPTに参加し、3つの土壌および堆積物試料における21の元素を測定した。バングラデシュ原子力委員会のNAA研究室は良好な成績を示し、研究室の品質を裏づけた。この結果は、エンドユーザーにNAAの信頼性を確信させることに資するだろう。

インドネシア
地球化学図作成研究の3年目は、バンテン州について実施された。24の元素(As、Ba、Ce、Co、Cr、Cs、Eu、Fe、Gd、Hf、La、Lu、Rb、Sc、Sm、Ta、Tb、Th、Tm、U、W、YbおよびZn)がINAAによって分析された。単一元素の地球化学図作成は、GISソフトウェアを用いて行われた。得られた地球化学データは予備情報である。将来の計画は、バンテン州における地球化学図作成の5カ年プロジェクトを完了し、アブラヤシプランテーションのための土壌図作成に着手し(IAEA TCプログラム)、鉱業向けの分析サービスを提供することである。

セッション2:汚染モニタリングのための食品試料のNAA

バングラデシュ
重金属含有量を量定するために、家禽および魚の飼料、鶏肉、魚の骨ならびに池の堆積物が分析された。この結果により、地元で生産された家禽および魚の飼料の一部はCrに汚染されており、この元素は鶏肉、魚およびそれらの骨に移行していたことがわかった。地元で生産された飼料におけるCr汚染源が確認された。

インドネシア
魚市場および養魚池から11種の魚類試料が採取され、INAAによって分析された。12の元素が定量された。この結果により、ほとんどの元素は淡水魚よりも海水魚において高濃度であることがわかった。淡水魚における元素はすべて、魚の飼料に含まれていた。マナガツオおよびバラマンディにおけるAs濃度は基準を上回った。

韓国
INAAのために7種類の魚介類が選択され準備された。これらの試料において16の元素が定量され、試料間で元素含有量が比較された。アジア6ヵ国由来の魚類の分析に関する論文が2013年開催のアジア太平洋放射化学APSORC-13において発表された。

フィリピン
フィリピンおよび日本の精米試料がINAAによって分析された。フィリピンのコメ試料の1つは、高いBr含有量および異常なδ13C値を示した。これらの結果は、この試料は検疫時に農薬の臭化メチルにさらされていた輸入米だったことを示唆している。ティラピア(カワスズメ)およびバングス(サバヒー)の魚類試料がXRFによって分析された。チョコレート試料も分析されており、汚染あるいは白色にするためのチタン化合物の使用のいずれかによって、ホワイトチョコレートの1つが高レベルのTiを示していることを明らかにした。

タイ
6種類の豆および20種類の魚から、INAA手法を用いて必須および毒性元素が首尾よく調査された。この方法は、タイにおける食品安全の評価および食品栄養学の情報のために極めて有益であることが示されている。

ベトナム
ベトナムのナチャン、ファンランおよびダラット市に由来する14種類の魚における16の元素がNAAを用いて分析された。3つの地域における元素濃度が比較された。さらに、淡水魚と海水魚の間で元素の平均濃度が比較された。

セッション3:環境モニタリングのための海洋堆積物試料のNAA

バングラデシュ
スンダルバン近くのモングラ港においてパシュール川から採取された堆積物における微量金属濃度を定量するために調査が実施された。この試料において定量された元素はAs、Ce、Co、Cr、Cs、Eu、Fe、La、Na、Sc、Sm、ThおよびUだった。これの元素のいくつかは、おそらくは港湾活動のために高められたことがわかった。

インドネシア
河川堆積物における重金属As、Cr、Co、Hg、SbおよびZnを分析するためにINAAが用いられた。分析結果に基づいて、環境評価のためにEF、Igeo、Cf、Cd、RIおよびPLI等の指数が計算された。この結果は、チウジュン分水界における堆積物の品質はなお良好だったが、チコトクにおける河川堆積物はAsおよびHgによって汚染されていたことを示している。

日本
東京湾の浚渫されたトレンチで採集された堆積物コアがINAAを用いて分析された。浚渫された堆積物におけるFeおよびMnの濃度は、還元的なEh条件のために表面においては低かった。Th/U - Ce/Uプロットは沿岸海底環境全体の良い指標となるかもしれないことがわかった。環境評価のために4つの単一指数および1つの総合指数が計算され、浚渫されたトレンチも非浚渫区域も汚染されていなかったことが明らかにされた。

フィリピン
マニラ湾およびソルソゴン湾のコア試料が日本と共同でINAAによって分析された。ある場所におけるCu、FeおよびZnのレベル増大は堆泥と関連するかもしれないが、別の場所における Cu、ZnおよびPbの高い相関関係は産業活動によって引き起こされるかもしれない。ボラカイ島の試料における元素組成および同位体存在量は、白砂の原因に関する地元の解釈が誤りであることを証明した。

ベトナム
クアンニン省およびニントゥアン省からのそれぞれ7つおよび9つの海洋堆積物試料がINAAによって分析され、29の元素が定量された。クアンニンの堆積物試料について210Pbの年代測定が行われた。結果として、地球蓄積指標および濃縮係数が計算された。これらの結果は、調査区域に汚染はないことを示した。

セッション43つのサブプロジェクトの評価
サブプロジェクト-1:地球化学図の作成と鉱物探査に用いる地球化学的試料のNAA
3つの異なる土壌および堆積物試料を測定することによる第二次熟練度試験(PT)には、8ヵ国(オーストラリア、バングラデシュ、インドネシア、日本、カザフスタン、マレーシア、タイおよびベトナム)における12の研究室が参加した。これらの研究室の半数は世界レベルの成績を実証し、研究室のほとんどは信頼できる地球化学的および環境試料分析データをエンドユーザーに提供する能力を実証した。
このサブプロジェクトへの関与の結果として、インドネシアは現在、社会的利益のための地域的な地球化学図作成プロジェクトおよび経済的利益のための土壌図作成プロジェクトに着手している。インドネシアの例は、NAAの利用から生じうる国益の好ましいケーススタディを示している。オーストラリアは引き続き、経済的利益のために鉱業および鉱物産業におけるエンドユーザーとの取り決めを増やしている。ベトナムは、高品質で信頼できるデータのエンドユーザーへの提供を保証する上で、NAA研究室についてISO 17025認証を取得することの利益を実証している。
このサブプロジェクトを通じて有形無形のかなりの利益がもたらされてきたとはいえ、参加者はすべて、エンドユーザーといっそう効果的に取り決めを行う必要性を認識している。

サブプロジェクト-2:汚染モニタリングのための食品試料のNAA
淡水魚、海水魚、魚介類、家禽飼料やコメなど、選ばれた食品試料について、6ヵ国(バングラデシュ、インドネシア、韓国、フィリピン、タイおよびベトナム)が分析結果を発表した。選ばれた食品試料における元素濃度が分析され評価され、毒性金属が最大許容ガイドラインと比較された。
このサブプロジェクトへの参加国のほとんどは、エンドユーザー(国の当局、大学研究者および産業)との連絡によってNAA手法の利用を強化するための取り組みを行ってきた。特に、インドネシアおよびフィリピンは、食品分析に関する新たな研究プロジェクトを近い将来に計画することを見込んでいる。これらの活動および取り組みに基づき、6ヵ国はすべて、食品試料の分析に関する将来計画を有している。したがって、FNCAのNAAプロジェクトを次のフェーズへと継続することが推奨される。

サブプロジェクト-3:環境モニタリングのための海洋堆積物試料のNAA
選ばれた海洋または河川堆積物試料について、5ヵ国(バングラデシュ、インドネシア、日本、フィリピンおよびベトナム)が分析結果を発表した。インドネシアを除く参加国はすべて、選ばれた調査サイトにおける環境汚染の履歴を評価するためにコアサンプリング法を採用した。いくつかの国の発表では、選ばれた堆積物試料において分析された元素含有量のレベルが濃縮係数などの単一指数および汚濁負荷量指数などの総合指数を用いて評価された。このサブプロジェクトへの参加国のほとんどは、エンドユーザーとの連絡によってNAA手法の利用を強化するための取り組みを行ってきた。FNCAの枠組みにおける高レベルの共同作業を実証するために、共著者としての参加科学者を含めて科学論文を発表することが推奨された。

セッション5:次のフェーズの計画
1. NAAの適用の現状および将来展望に関するカントリーレポート
参加国はそれぞれ7分間の発表を行い、NAAの適用の現状およびその将来展望について要約した。これらの発表の内容は、参加国におけるNAAプロジェクトリーダーに配布されたアンケート表に含まれていた。このアンケート結果は、本サマリーに付属する付表1に要約されている。

2. 参加国間の共通関心事の特定および次のフェーズの適切な目標の設定
NAAプロジェクトの次のフェーズに関する討論を開始するために、参加国間の共通関心事を特定するための予備調査が実施された。この調査結果を以下の表に要約する。この表の内容に加えていくつかの追加情報を本サマリー付属の付表2に示す。非参加国(中国、カザフスタンおよびマレーシア)に関するデータは、前項に言及したアンケート表から引用されている。

表 NAAプロジェクト参加国の関心事

参加国は地球化学的試料、食品試料および環境試料に対する関心を表明した。環境試料には、海洋堆積物試料およびSPM試料が含まれる。
この表を出発点として、プロジェクトの次のフェーズの適切な目標の設定について議論した。SPMは第1および第2フェーズにおいてNAAプロジェクトの対象とされたものであり、現在はIAEA/RCAグループがこれについて作業中であるが、複数の国がSPM試料に対する関心を表明した。FNCA/NAAグループにおいてSPMプロジェクトが終了してからかなりの時間が経過しており、PM2.5の問題は北アジア諸国(中国、日本、韓国、そしておそらくはモンゴルも)において大きな懸念の1つとなっているため、SPMはNAAの対象物質として適切な選択肢であると思われる。RCAグループによって取得されたデータとNAAプロジェクトによるINAAデータは相補的でありうることも認識された。他の試料(地球化学的、食品および海洋堆積物試料)は基本的に、現在対象とされているものと同じである。
広範な議論の後、結論は次回ワークショップに持ち越された。その理由は、「2013年度ワークショップの討論とまとめ」と題した以下のサマリーセクションに述べる。

2013年度ワークショップの討論とまとめ
NAAプロジェクトに関するFNCAワークショップ会合では以下の点が合意された。
1. NAAプロジェクト参加国のプロジェクトリーダーは、適切なNAAエンドユーザーとの連携を確立すべきである。連携を強化するため に、特定の目的、作業計画ならびに共通目標を達成するための作業分担に関して、選ばれたエンドユーザーと了解覚書(MOU)を交 わすのが望ましい。
2. NAAの重要な潜在的エンドユーザーは、(1) 環境保護部門、(2) 食品安全部門、(3) 鉱物資源探査部門、(4) 考古学研究部門、そし て(5) 保健部門に属している。
3. NAAの特定の適用は、国の優先ニーズを満たすように選択されるべきであり、関連機関の管理者の責任において認可されるべきで ある。
4. プロジェクトリーダーおよびそのスタッフは、上述の合意された目標を達成するために最善の努力をすべきであり、成果ならびに将 来計画案を次回のプロジェクトワークショップにおいて報告すべきである。
5. プロジェクトをあと3年間(2015〜17年)延長する決定は、上述の問題に関する好ましい成果および適切な将来計画が参加国のプロ ジェクトリーダーによって提示されれば、次回のプロジェクトワークショップにおいて行われるべきである。さもなければ、プロジェクト は打ち切られることになる。
6. この点で、また検討されるべき問題の重要性を考慮して、参加国のプロジェクトリーダーはすべて、2014年度における次回ワークシ ョップへの出席を要請される。

閉会挨拶:

町氏は、本ワークショップの主催についてソンポーン・チョンクム氏(TINT所長)に心から謝意を述べた。また、会合とそれに続く議論に対する全員の寄与を高く評価した。町氏は、社会および持続可能性の向上のためにNAAの影響力を高める余地はなおあることを示唆した。また、今後数年間に、より具体的な成果とともに、共同作業によって寄与が増大することを願うと述べた。さらに、参加者とエンドユーザーの間でより多くの密接な連絡を行うよう提言した。ソンポーン・チョンクム氏の挨拶の後、ワークショップは閉会した。

付表1
付表2


FNCA 2013 中性子放射化分析プロジェクトワークショップ
プログラム

2014年3月2日〜3月5日
タイ バンコク


共催: タイ原子力研究所(TINT)
文部科学省(MEXT)
実施機関: 公益財団法人 原子力安全研究協会
開催日程: 2014年3月2日〜5日
開催地: タイ・バンコク、スイソテル・ル・コンコルド

【ワークショップ】
1日目:32()
09:00-09:10 開会セッション
        開会挨拶
        Dr. Somporn CHONGKUM (タイ原子力研究所 (TINT))
        和田智明氏 (FNCA日本アドバイザー)
        町末男氏 (FNCA日本コーディネーター)
09:10-09:30 1. 平成25年度FNCAプロジェクト及び大臣級会合について報告
         町コーディネーター
09:30-09:50 2. 中性子放射化分析プロジェクトの概要および課題 (海老原充氏)
09:50-10:00 集合写真撮影、休憩
10:00-13:00 セッション 1: 分布図の作成と鉱物探査に用いる地球化学的試料のNAA
        議長:オーストラリア
        1. カントリーレポート
        オーストラリア、バングラデシュ、インドネシア
        2. 議論
13:00-14:00 昼食
14:00-17:00 セッション 2: 汚染モニタリングに用いる食品試料のNAA
        議長:韓国
        1. カントリーレポート
        バングラデシュ、インドネシア、韓国、フィリピン、タイ、ベトナム
        2. 議論

2日目:33()
09:00-12:00 セッション3: 環境モニタリングに用いる海洋堆積物のNAA
         議長:日本
         1. カントリーレポート
         バングラデシュ、インドネシア、フィリピン、ベトナム
         2. 議論
12:00-13:00 昼食
13:00-14:30 セッション4: 3サブプロジェクトの評価
        1) 地球化学的試料 (オーストラリア)
        2) 食品試料 (韓国)
        3) 海洋堆積物 (日本)
14:30-15:00 休憩
15:00-17:00 セッション5: 次フェーズの計画
         議長:日本
         1. NAA利用の現状および将来についてのカントリーレポート

3日目:34()
09:00-10:20 セッション5: 次フェーズ計画 (続き)
        議長:日本
        2. 事前調査の結果およびメンバー国で共通する興味関心の確認
        3. 次フェーズの適切な目標設定
10:20-11:50 セッション6: 議事録草稿
        議長:日本
11:50-12:00 閉会セッション
        閉会挨拶
        町末男氏 (FNCA日本コーディネーター)
        Dr. Somporn CHONGKUM (タイ原子力研究所)
12:00-13:00 昼食
13:00-17:00 テクニカルビジット

【オープンセミナー】
4日目:35()
09:00-09:10 開会式
        Dr. Somporn CHONGKUM (タイ原子力研究所)
        町末男氏 (FNCA日本コーディネーター)
09:10-09:40 中性子放射化分析利用の概要 (海老原充氏)
09:40-10:10 タイにおける中性子放射化分析利用の概要及び展望 (Dr.Sirinart Laoharojanaphand)
10:10-10:20 休憩
10:20-10:50 オーストラリアにおける中性子放射化分析利用の成功例 (Dr. John W. Bennett)
10:50-11:20 タイ (TINT) における新規研究炉の戦略計画 (Dr. Somporn CHONGKUM)
11:20-11:50 持続可能な発展のための中性子放射化分析のFNCAにおける成功例 (町末男氏)


2013年度FNCA中性子放射化分析プロジェクトワークショップ
参加者リスト

2014年3月2日〜3月5日
タイ バンコク


オーストラリア
Dr. John Bennett
オーストラリア原子力科学技術機構 (ANSTO)
原子力利用センター 室長

バングラデシュ
Dr. Kamrun Naher
バングラデシュ原子力委員会 (BAEC)
原子力研究所 (シャバール)(AERE)
原子力科学技術研究所 (INST)
上席研究員

インドネシア
Ms. Theresia Rina Mulyaningsih
インドネシア原子力庁 (BATAN)
原子力産業材料技術センター
研究員

日本
Dr. 町 末男
FNCA日本コーディネーター

Prof. 和田 智明
FNCA日本アドバイザー
東京理科大学特命教授

Prof. 海老原 充
首都大学東京 (TMU) 大学院理工学研究科
教授

Prof. 松尾 基之
東京大学大学院総合文化研究科
教授

Ms. 猪越 千明
(公財) 原子力安全研究協会
国際研究部

韓国
Mr. Jong-Hwa Moon
韓国原子力研究所 (KAERI)
主任研究員

モンゴル
モンゴル国立大学原子力研究センター
研究員

フィリピン
フィリピン原子力研究所 (PNRI)
監督科学研究専門家

タイ
Dr. Sarinrat WONGLEE
タイ原子力研究所 (TINT)
研究開発部 核科学者

ベトナム
Mr. Tran Quang Thien
ベトナム原子力研究所 (VINATOM)
ダラト原子力研究所 (NRI) 分析技術センター研究員

 

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