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原子力安全文化 ワークショップ

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FNCA 2003 原子力安全文化 ワークショップ


概 要



■ ワークショップ概要
1) 開 催 日: 2004年2月9日〜13日
2) 場   所:  韓国、大田(テジョン)市
3) 主   催:

オーストラリア原子力科学技術機構(ANSTO)
韓国原子力研究所(KAERI)

4) 協   力: 日本原子力産業会議(JAIF)
5) 参加人数:
34名(内訳: オーストラリア3名、中国1名、インドネシア1名、日本10名、韓国15名、マレーシア1名、フィリピン1名、タイ1名、ベトナム1名)

■ 報告・討議内容

1)主要議題
   a) 安全文化活動に係る6つの指標および11のベンチマークにもとづく国別報告
  b) 原子力安全条約第7条〜第10条、第14条、第16条への対応に関する国別報告
  c) 研究炉自己評価報告書の更新
  d) 各国代表からの報告
?)韓国原子力施設の物的防護および緊急時対応法の制定
?)日本の原子力安全規制の制度改革
?)日本原子力発電の安全規制の変更への対応と安全文化の向上策
?)ホフステード/シャイン文化モデルおよび社会ドラマの活用
?)IAEA/EBP原子力安全文化訓練ワークショップ
?)IAEA上級規制官会議
  e) ダラト研究炉ピアレビューで提案された改善策の進捗状況
  f) 韓国原子力研究所ハナロ研究炉視察
  g) 自己評価報告書にもとづくハナロ研究炉のピアレビュー
  h) 放射線安全文化を報告に含めるフィリピンからの提案
  i)  今後の活動についての討議

2)ダラト研究炉ピアレビューで提案された改善策の進捗状況
 前回、ベトナム、ダラト研究炉のピアレビューで提案された改善策の進捗状況についてベトナムより報告があった。提案された16の改善策のうち7つは完了し、あるいは実施計画が確定している。このうち運転制御室のマン・マシーン・インターフェースの改善策については、IAEAの特別拠出金プログラム(EBP)から支援を受ける予定である。ベトナムは、次回ワークショップでさらに進捗状況を報告することとなった。

3)ハナロ研究炉のピアレビュー
 本ワークショップでは、2回目のピアレビューとしてハナロ研究炉の現場ピアレビューを2日間にわたり実施した。このピアレビューは、FNCAの主旨に沿って協力的な精神で進められ、安全文化を醸成し、強化していくための有効な手段になるものと評価された。ハナロ研究炉の安全管理と安全文化を改善するための重要かつ現実的な改善策が提案された。

◆ 改善策の提案(一部)

   a) 特定の提案について審査する場合、つねに独立した審査ができるよう、安全評価委員会に他の部門からの職員や外部からの専門家を参加させることの規則化を検討すること。
  b) 緊急時計画書の実施状況を確認し、継続的に計画書を改善することが可能となるように、適切な訓練の実施により定期的に緊急時計画書を見直すことを検討すること。
  c) 安全文化を醸成するために、他の研究炉を所有する機関、原子力発電所を所有する電力会社または原子力以外の組織と事故例や良好事例を共有し、安全文化の水準比較が可能となる方法を検討すること。

 ワークショップにおける報告と討論  
韓国原子力研究所ハナロ研究炉  2003年FNCA原子力安全文化ワークショップの参加者

4)その他の成果
   a) フィリピン、タイおよびマレーシアにおいて規制者の独立性が向上されている。
  b) 研究炉ピアレビュー用の自己評価報告書の一部を変更することにより、これまで国別報告書で使用してきた項目(指標、ベンチマーク等)をすべて包含することができるとの韓国の提案に合意した。
  c) 2003年9月のIAEA上級規制官会議と11月のIAEA/EBP原子力安全文化訓練ワークショップの報告による情報は有益であった。
  d) ホフステードおよびシャイン文化モデルは、特定のサブ・カルチャーがどのように発生するか、について説明するうえで有益であった。
  e)  自主点検記録の不正等の問題に起因した日本の原子力安全規制の制度改革と運転者側の対応に係る報告は有意義であった。

5)今後の活動に係る合意事項
   a) オーストラリアと韓国は、新しい国別報告書の書式を作成し、2004年4月13日までに各国に配付する。
  b) フィリピンより、今後、放射線源に係る五つの安全文化のベンチマークにもとづき国別報告を行なっていくことが提案されたため、次回ワークショップで検討する。
  c) ワークショップにおいてピアレビューを行なうと、他の報告や討議に割く時間が不足するため、ピアレビューの実施方法について次回ワークショップで検討する。
  d) 各国は、次回ワークショップの1ヶ月前までに新しい書式による国別報告書を作成する。
  e)  各国は、過去7回の原子力安全文化ワークショップで得られた目に見える著しい成果を一つ以上、報告する。
  f) 今後も研究炉の自己評価とピアレビューを継続していく。
  g) 他の国際機関と重複しないように協力して地域の安全文化の向上を図っていくようFNCAコーディネーターに勧告する。
  h) 次回のピアレビューは、ワークショップ開催国の研究炉で実施する。
  i) 次回のワークショップは、インドネシア政府の同意が得られれば、インドネシアで開催する。

2003年度ワークショップ参加者
ワークショップ会場内 

 




プログラム


● 2004年2月9日(月)

08:45 - 09:00  出席者登録
09:00 - 09:30  開会式
            歓迎挨拶
            開会挨拶
09:35 - 09:40  記念撮影
09:45 - 10:00  原子力安全文化プロジェクトの概活(石川迪夫:元北海道大学)
10:00 - 10:15  休憩
          (議長:日本)
10:15 - 11:00  IAEA/EBP原子力安全文化訓練ワークショップ(インドネシア)
<セッション1> 国別報告(議長:オーストラリア)
11:10 - 11:35    オーストラリア
11:35 - 11:55    中国
11:55 - 12:20    インドネシア
12:20 - 12:45    日本(中込良廣:京都大学)
12:45 - 13:45  昼食
13:45 - 13:50    日本(質疑応答)
13:50 - 14:06    韓国
14:06 - 14:15    マレーシア
14:15 - 14:25    フィリピン
14:25 - 14:35    タイ
14:35 - 14:50    ベトナム
14:50 - 15:30  休憩
<セッション2> 放射線安全文化に関する提案等(議長:オーストラリア)
15:30 - 16:00    放射線安全文化に関する提案(フィリピン)
16:00 - 16:25    ダラト研究炉のピアレビュー勧告に対するフォローアップ報告(ベトナム)
16:25 - 17:00    ハナロ研究炉のピアレビューの進め方およびグループ編成(韓国)



● 2004年2月10日(火)

09:00 - 09:15   韓国原子力研究所国際原子力訓練教育センターの経験(ビデオ)(韓国)
<セッション3> 国別報告の書式の統合(議長:フィリピン)
09:15 - 10:05   国別報告の書式の統合(韓国)
10:05 - 10:25  休憩
<セッション4> 安全文化向上の経験(議長:タイ)
10:25 - 10:45   韓国原子力施設の物的防護および緊急時対応法の制定(韓国)
10:45 - 11:25   日本の原子力安全規制の制度改革(横山 勉:原子力安全基盤機構)
11:25 - 12:00   事象と原子力安全文化の実施における経験(青柳雅夫:日本原子力発電)
12:00 - 12:20   中国の原子力発電所(中国)
12:20 - 13:30  昼食
<セッション5> 各国の研究炉自己評価報告書の更新(議長:ベトナム)
13:30 - 13:35   オーストラリア
13:35 - 13:40   中国
13:40 - 13:45   インドネシア
13:45 - 13:50   マレーシア
13:50 - 13:52   フイリピン
13:52 - 14:00   タイ
14:00 - 14:25   日本(久保 稔:核燃料サイクル開発機構)
14:25 - 14:40   ベトナム
14:40 - 15:10  休憩
<セッション6> 安全文化に関する考察(議長:オーストラリア)
15:10 - 15:40   IAEA上級規制官会議概要紹介(韓国)
15:40 - 16:35   ホフステード/シャイン文化モデルの解説(韓国)
16:35 - 17:05   社会ドラマ(ソシオ・ドラマ)による原子力安全文化の交換のための学習(韓国)
19:00         オーストラリア原子力科学技術機構主催歓迎レセプション


● 2004年2月11日(水)
(ハナロ研究炉ピアレビュー1日目)

09:00 - 09:15  ハナロ研究炉および安全管理の現状説明(韓国)
09:15 - 10:25  グループ別スケジュール確認および質疑応答
10:25 - 10:50  休憩
10:50 - 12:50  現場視察およびハナロ研究炉職員との現場での面談(グループ毎に実施)
12:50 - 13:55  昼食
13:55 - 15:00  現場視察およびハナロ研究炉職員との現場での面談
                                       (グループを入れ替えて実施)
15:00 - 15:20  休憩
15:20 - 16:20  ハナロ研究炉の緊急時対策に関する質疑応答
16:20 - 17:45  ハナロ研究炉の自己評価報告書の検討


● 2004年2月12日(木)
(ハナロ研究炉ピアレビュー2日目)

09:00 - 09:40  概要報告(議長:オーストラリア)
09:00 - 09:20    第2グループ(鴻坂厚夫:原子力安全技術センター)
09:20 - 09:40    第1グループ
09:40 - 10:00  休憩
10:00 - 12:20  グループ別のハナロ研究炉職員との面談および討議
12:20 - 13:30  昼食
13:30 - 15:15  討議(続き)
15:15 - 15:30  休憩
15:30 - 16:20  ピアレビュー結果報告(議長:オーストラリア)
15:30 - 16:05   第1グループ
16:05 - 16:20   第2グループ(鴻坂厚夫:原子力安全技術センター)
16:20 - 16:30  休憩
16:30 - 17:00  追加の質疑応答および討議
17:00 - 18:00  ピアレビュー報告書ドラフト作成
19:00        韓国原子力研究所主催送別会


● 2004年2月13日(金)

<最終セッション>(共同議長:オーストラリア、日本)
09:00 - 10:30  国別報告の書式、今後の活動
10:30 - 10:50  休憩
10:50 - 12:20  3ヶ年計画、次回ワークショップ開催国、決定事項の確認
12:20 - 13:30  昼食
13:30 - 14:00  閉会挨拶
14:30 - 15:00  韓国原子力安全技術院施設訪問





Participant List for FNCA 2003 Workshop
on Nuclear Safety Culture


Australia

Mr. Simon J. Bastin
FNCA Nuclear Safety Culture Project Leader of Australia
Manager
Systems Safety and Reliability
Safety and Radiation Science Division
Australian Nuclear Science & Technology Organisation(ANSTO)

Mr. Peter Marshall
Senior Safety & Reliability Adviser
Safety and Radiation Science Division
Australian Nuclear Science & Technology Organisation(ANSTO)

Mrs. Cait Maloney
Director
Safety and Radiation Science
Australian Nuclear Science & Technology Organisation(ANSTO)

China

Mr. Ding Yunfeng
FNCA Nuclear Safety Culture Project Leader of China
Deputy Director
Nuclear Power Division
System Engineering Department
China Atomic Energy Authority(CAEA)

Indonesia

Mr. Johnny Situmorang
Engineer
Nuclear Safety Technology Development Center
National Atomic Energy Agency(BATAN)

Japan

Dr. Michio Ishikawa
FNCA Nuclear Safety Culture Project Leader of Japan
Ex-Professor
Hokkaido University

Dr. Yoshihiro Nakagome
Professor
Division of Reactor Safety Research
Research Reactor Institute
Kyoto University

Mr. Masao Aoyagi
Senior General Manager
Plant Management Department
The Japan Atomic Power Company(JAPC)

Mr. Hiroyasu Ito
Manager
Plant Management Department
The Japan Atomic Power Company(JAPC)

Mr. Atsuo Kohsaka
Executive Director
Nuclear Safety Technology Center(NUSTEC)

Mr. Minoru Kubo
Director
Public Relations Division
Japan Nuclear Cycle Development Institute(JNC)

Mr. Satoshi Kurata
General Manager and Group Manager
Safety and Fuel Engineering Section
Nuclear Power Department
Power General Division
Chubu Electric Power Company(CEPCO)

Dr. Tsutomu Yokoyama
Executive Advisor
Safety Intelligence Division
Japan Nuclear Energy Safety Organization(JNES)

Mr. Masatsugu Yamada
Office for International Relations
Nuclear Safety Division
Science and Technology Policy Bureau
Ministry of Education, Culture, Sports, Science and Technology(MEXT)

Mr. Mitsutoshi Odera
Project Manager
Asia Cooperation Center
Japan Atomic Industrial Forum, Inc.(JAIF)

Korea

Dr. Jong-Bae Choi
Director
Atomic Energy International Cooperation Division
Ministry of Science and Technology(MOST)

Dr. Kwang-Sik Choi
FNCA Nuclear Safety Culture Project Leader of Korea
Principal Researcher
Regulatory Policy Department
Korea Institute of Nuclear Safety(KINS)

Dr. Young-Sung Choi
Senior Researcher
Regulatory Policy Department
Korea Institute of Nuclear Safety(KINS)

Dr. Kyung-Bae Park
Vice President
HANARO Applications Research Center
Korea Atomic Energy Research Institute(KAERI)

Dr. Byung-Jin Jun
General Manager
HANARO Management Division
Korea Atomic Energy Research Institute(KAERI)

Dr. In-Cheol Lim
Manager
HANARO Operation Management Department
HANARO Management Division
Korea Atomic Energy Research Institute(KAERI)

Mr. Jong-Sup Wu
Manager
Reactor System Management Department
HANARO Management Division
Korea Atomic Energy Research Institute(KAERI)

Dr. Heonil Kim
Manager
Research Reactor Analysis Department
HANARO Management Division
Korea Atomic Energy Research Institute(KAERI)

Mr. Byung-Oui Khang
Manager
Radiological Emergency Preparedness Department
HANARO Management Division
Korea Atomic Energy Research Institute(KAERI)

Mr. Sung-Yul Hwang
Manager
Neutron Irradiation Technology Department
HANARO Management Division
Korea Atomic Energy Research Institute(KAERI)

Mr. Chun-Ig Jang
Manager
Technical Administration Department
HANARO Management Division
Korea Atomic Energy Research Institute(KAERI)

Dr. Si-Young Chang
Manager
Health Physics Department
Korea Atomic Energy Research Institute(KAERI)

Dr. Tae-Young Lee
Principal Researcher
Health Physics Department
Korea Atomic Energy Research Institute(KAERI)

Dr. Bong-Hwan Kim
Principal Researcher
Health Physics Department
Korea Atomic Energy Research Institute(KAERI)

Mr. Geun-Sik Choi
Manager
Environment Radiation Management Project
Korea Atomic Energy Research Institute(KAERI)

Malaysia

Mr. Mohd Yusoff Ibrahim
FNCA Nuclear Safety Culture Project Leader of Malaysia
Manager
Radiation and Industrial Safety Unit
Malaysian Institute for Nuclear Technology Research(MINT)

The Philippines

Ms. Vangeline K. Parami
FNCA Nuclear Safety Culture Project Leader of The Philippines
Head
Licensing Review and Evaluation Unit
Nuclear Regulations, Licensing and Safeguards Division
Philippine Nuclear Research Institute(PNRI)

Thailand

Mr. Sirichai Keinmeesuke
FNCA Nuclear Safety Culture Project Leader of Thailand
Director
Bureau of Nuclear Safety Regulation
Office of Atoms for Peace(OAP)

Viet Nam

Prof. Nguyen Mong Sinh
FNCA Nuclear Safety Culture Project Leader of Viet Nam
Chairman
Scientific Council of NRI
Dalat Nuclear Research Institute(NRI)
Vietnam Atomic Energy Commission(VAEC)


 

Forum for Nuclear Cooperation in Asia