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原子力広報に関連した用語の説明 |
地域スピーカーズ・ビュロー
(Regional Speakers Bureau: RSB) |
日本の元FNCA事務局(日本原子力産業会議アジア協力センター)が作成した様々な原子力科学技術の分野の専門家リストに基づき、各国のFNCA原子力広報プロジェクト・リーダーの要請を受けて、各国で開催される原子力関係の広報イベント(セミナー、講演会、シンポジウム等)にこれらの専門家を派遣する制度。 2002年度には3名の専門家をスピーカーとして派遣しており、FNCA参加国における原子力広報活動に大きく役立っている。 RSBで派遣される専門家は、日本人だけではなく、全FNCA参加国を対象としてリストアップされている。 | FNCAのネットワーク事業
| FNCAのネットワーク事業は、FNCA参加国間の情報交換の円滑化と促進を目的としたもので、1)アジア原子力情報ネットワーク(AsiaNNet)、2)FNCAニュースレター、3)FNCAウエッブ・サイトの3つに大別される。 AsiaNNetは、FNCA各国における原子力科学技術に関する情報を相互に交換し、各国における原子力広報に役立てることを目的としたインターネットを利用した原子力情報交換システムで、日本からは(社)日本原子力産業会議が発行する英文原子力月間誌「Atoms In Japan」の提供も行っている。 FNCAウエッブ・サイトは、1999年度から日本語版と英語版で運用を開始しており、FNCA活動(WSおよびFNCA本会合、コーディネータ会合)の成果や予定の紹介、ブレティン・ボード・システム(BBS)による情報交換、ダウンロードによる資料提供――などの機能を持っている。 「アジア地域の高校生を対象とした放射線に関する合同意識調査」 | 次世代を担う高校生の放射線利用に関する認識・認知度を調査するため、2002年秋に中国、インドネシア、日本、韓国、フィリピン、タイ、ベトナムの7ヶ国の高校生約8000名を対象として実施されたアンケート調査。同調査では、放射線に関する高校生の知識、認知度、イメージのほか、高校生の関心事や科学技術全般に対する知識なども調査された。 | 2002年 国際原子力会議
(INC'02) |
2002年10月15〜18日にかけて、マレーシアのクアラルンプールで約400名が参加して開催された国際会議(マレーシア科学技術環境省:MOSTEの主催)。同会議は、新たな原子力のフロンティアを探り、将来の原子力をめぐる課題について議論することが目的で、農業およびバイオサイエンス、医学および健康、環境、廃棄物および安全性、産業、エネルギー、放射線プロセスなどの分野における研究の進展や開発利用に焦点が当てられた。 同会議はFNCAのPIプロジェクト・リーダー会合と併せて開催されたため、FNCAは、地域スピーカーズ・ビュロー(RSB)を通じて3名のスピーカーを派遣した。 派遣されたスピーカーと講演内容は次の通りである。 ●遠藤哲也
原子力委員長代理 「持続可能な発展と原子力」と題し、京都プロトコルと原子力エネルギーの有用性、日本における原子燃料利用の安全性ならびにアジア協力の必要性などを説明
●鈴木達治郎
電力中央研究所 主任研究員 「エネルギー戦略と持続的発展」 ●町 末男
FNCA日本コーディネーター(日本原子力産業会議 常務理事)
「アジアの持続的発展のための原子力技術の展望」と題して、放射線利用の各国の状況と展望について講演。
(所属等は2002年当時) |
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