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2004年 FNCA 原子力広報プロジェクト・リーダー会合

 「2004年 FNCA原子力広報プロジェクト・リーダー(PL)会合」は、日本の文部科学省(MEXT)とタイ科学技術省(MOST)の共催で、2004年10月24日(月)〜29日(金)(5日間)にかけて、タイ・バンコク市で開催され、中国、インドネシア、日本、韓国、マレーシア、フィリピン、タイおよびベトナムの8カ国のPL、専門家、担当者が参加しました(オーストラリアのPLは欠席)。

 PL会合の初日(10月24日)は、開会セッションに続き、セッション1として、各国PLから自国での「原子力分野の最近の話題」、「広報活動の現状と今後の予定」、「コミュニケーターの養成」、「マス・メディアとの効果的なコミュニケートの促進」および「アジア原子力協力ネットワーク」などの内容についての報告がありました。

  また、 2日目(10月25日)のセッション2では、日本の 学習院大学名誉教授・田中靖政主査 から、 2002年度から2004年度の活動として実施してきた「高校生を対象とした放射線についての知識・関心等に関する合同アンケート調査」の最終レポートのまとめ方、新規合同アンケート調査の計画などについての報告がありました。続くセッション3では、2002年度から2004年度までのFNCA原子力広報プロジェクトの活動について、各国からの報告をもとに討議を行ない、FNCAで作成した手順・方法を用いて最終的なプロジェクトの自己評価を作成しました。韓国のPLからは、「本プロジェクトは、国境を超えた問題をフォーラムとして現在この地域で有効に機能している唯一のメカニズムである。このプロジェクトの活動の価値は高い。よってFNCA原子力広報プロジェクトを継続すべき」との提案があり、参加者の支持が得られました。セッション4では「マス・メディアとの効果的なコミュニケート」について、セッション5では「原子力コミュニケーターの養成」について討議しました。

 3日目(10月26日)のセッション6では、「原子力の情報を伝えるコミュニケーターの養成講座」を開催し、核燃料サイクル開発機構(JNC)の久保稔広報部長が、講演および実習(実習対象は各国PL)を行ないました。この講座では、一般市民に原子力についての話を具体的にわかりやすく説明できる専門家の養成を目的として、とくにマス・メディアからのインタビュー、記者会見、公開討論会などにおける準備と戦術、プレゼンテーションでの振る舞い方などの実習を実施しました。

  4日目(10月27日)のセッション7およびセッション8では、会合の一環として「原子力利用:エネルギーと環境」をテーマとしたオープンセミナーをOAPの講堂で開催し、マス・メディアおよび専門の研究者・技術者を含め、総勢約80名が参加しました。このセミナーでは、タイのエネルギー・環境の専門家2名およびFNCA参加専門家が講演し、学習院大学名誉教授・田中靖政主査からは「エネルギーと環境およびコミュニケーション」の題目で講演がありました。また、中国のPL から 「秦山原子力発電の概況と広報活動」、マレーシアのPLから「放射線技術の平和利用」およびフィリピンのPLから「フィリピンの放射線利用」について、それぞれ講演がありました。午後のセッション9では、2005年度から2007年度の3ヵ年計画について審議し、セッション10では今回のPL会合についてのまとめを行ないました。

 最終日( 10月28日)の閉会セッションでは、議事録の起草・採択、閉会挨拶が行われ、オンガラック新原子力研究センター(ONRC)へのテクニカル・ツアーを実施しました。
参加者
一堂に会した 2004 年 FNCA 原子力広報( PI )
プロジェクト・リーダー会合の参加者
 
パトム・タイ原子力庁( OAP )長官
開会セッション後に、
タイ国内のテレビ局からインタビューを受ける
パトム・タイ原子力庁( OAP )長官
 コミュニケーターの養成講座の実習風景
テレビカメラを用いた 「原子力の情報を伝える
コミュニケーターの養成講座」の実習風景
 
テレビインタビュー訓練
 「原子力の情報を伝えるコミュニケーターの
養成講座」テレビインタビュー訓練の様子
 
オープンセミナー
 PL会合の一環としてOAPの講堂で開催した
「原子力利用:エネルギーと環境」の
オープンセミナー
 
FNCA原子力広報プロジェクト・リーダー会合
FNCA原子力広報プロジェクト・リーダー会合


プログラム
10月24日(日) 参加者到着(各国→タイ)
10月25日(月) (第1日目)
時 間 内 容 講 演・発表者
開会セッション
議 長:タ イ
8:20-8:50 受 付 (PL会合参加者の登録)
8:50-9:00 歓迎挨拶(タイ) タイ原子力庁(OAP)代表者
9:00-9:10 開催挨拶(日本) 文部科学省(MEXT)代表者
9:10-9:25 開会挨拶(タイ) 科学技術省(MOST)代表者
9:25-9:45 記念写真撮影
9:45-10:00 <コーヒーブレイク>
セッション1 カントリー・レポート
議 長:韓 国、フィリピン
10:00-10:35 中 国
10:35-11:10 インドネシア
11:10-11:45 日 本
11:45-13:30 <昼 食>
議 長:中 国、インドネシア
13:30-14:05 韓 国
14:05-14:40 マレーシア
14:40-15:15 フィリピン
15:15-15:35 <コーヒーブレーク>
議 長:日 本、マレーシア
15:35-16:10 タ イ
16:10-16:45 ベトナム
18:30
MOST / MEXT 共催レセプション

10月26日(火)  (第2日目)
時 間 内 容 講 演・発表者
セッション2 合同アンケート調査のまとめ
議 長: 田中主査(日 本)
8:50-9:00 受 付
9:00-10:30 最終報告書(案)について 田中主査(日本)
10:30-10:45 <コーヒーブレイク>
10:45-11:30 討 議
11:30-13:00 <昼 食>
セッション3 プロジェクトの評価について
議 長:インドネシア、フィリピン
13:00-15:00 討 議
15:00-15:15 <コーヒーブレイク>
セッション4 マスメディアとの効果的なコミュニケート(方策と手法)の促進 
議 長:日 本、ベトナム
15:15-17:15 討 議
セッション5 原子力に関する情報を伝える人たち(コミュニケーター)の養成
議 長:韓 国、マレーシア
17:15-19:15 討 議

10月27日(水)  (第3日目)
時 間 内 容 講 演・発表者
セッション6-1 「原子力の情報を伝えるコミュニケーター養成講座」
議 長:日 本、タ イ
8:50-9:00
9:00-10:30 講 演 久保委員(日本)
10:30-10:45 <コーヒーブレイク>
10:45-12:00 実 習:「記者会見」、「自己紹介」 各国PL、OAP関係者
12:00-13:30 <昼 食>
セッション6-2 「原子力の情報を伝えるコミュニケーター養成講座」
議 長:日 本、タ イ
13:30-15:00 実 習:「インタビュー」 各国PL、OAP関係者
15:00-15:15 <コーヒーブレイク>
15:15-16:30 模擬会議(役割分担を設定し実技) 各国PL、OAP関係者
16:30-17:30 実習総括 久保委員(日本)

10月28日(木)  (第4日目)
時 間 内 容 講 演・発表者
セッション7 オープンセミナー 「原子力利用」 「エネルギーと環境」
議 長:タ イ、フィリピン
8:30-8:45 一般参加者受付
8:45-9:00 開会挨拶 科学技術省(MOST)代表者
9:00-9:40 講 演:「タイでのエネルギーと環境」 タイ専門家
9:40-10:20 講 演: A タイ専門家
10:20-11:10 講 演:「エネルギーと環境とコミュニケーション」 田中主査(日本)
11:10-11:25 <コーヒーブレイク>
セッション8 マス・メディアとの懇談会(含昼食時間)
議 長:タ イ、インドネシア
11:25-11:30 開会挨拶 タイ原子力庁(OAP)代表者
11:30-12:05 1.「中国・秦山原子力発電所の概要とPI活動」 中 国 PL
12:05-12:40 2. 「マレーシアでの放射線利用」 マレーシア PL
12:40-13:15 3. 「フィリピンでの放射線利用」 フィリピン PL
13:15-14:20 質 疑・応 答 (含昼食)
セッション9 2005年度の活動計画および3ヵ年計画
議 長:中 国、韓 国
14:20-15:30 討 議
15:30-15:45 <コーヒーブレイク>
セッション10 PL会合のまとめと最終討議
議 長:日 本、ベトナム
15:45-18:00 討 議

10月29日(金)  (第5日目)
時 間 内 容 講 演・発表者
閉会セッション
議 長:日 本、タ イ
9:00-10:45 議事録(案)の作成 各国 PL
10:45-11:00 <コーヒーブレイク>
11:00-11:45 議事録(案)の採択 各国 PL
11:45-12:00 閉会挨拶 タイ原子力庁(OAP)代表者
12:00-13:30 <昼 食>
テクニカル・ツアー
案 内:タ イ
13:30-19:00 オンガラック新原子力研究センター(ONRC)訪問

10月30日(土) 参加者帰国(タイ→各国)


参加者リスト

○ 海外参加者

中国(CHINA)
Mr. チェン・ガン Mr. SHEN Gang 
秦山第三核電有限公司(TONPC) 
国際協力部 チーフ
International Cooperation Department Section Chief
Third Qinshan Nuclear Power Co. Ltd. (TONPC)

インドネシア(INDONESIA)

Mr.アディワドヨ Mr. Adiwardoyo
インドネシア原子力庁(BATAN) 
原子力科学技術広報・協力センター、ディレクター
Director, Center for Public Information of Nuclear Science and Technology and Cooperation (PPINK), National Nuclear Energy Agency (BATAN)

韓国(KOREA)

Dr. キョン‐ピョ・キム Dr. Kyoung-Pyo KIM
韓国原子力研究所(KAERI) 
プロジェクト・マネージャー、主任研究員
Project Manager, Principal Researcher
Korea Atomic Energy Research Institute (KAERI)

マレーシア(MALAYSIA)

Mr. ムハッド・ロスリ・ムダ Mr. Mohd. Rosli Muda
マレーシア原子力庁(MINT)
コミュニケーション部長
Head, Corporate Communications
Malaysian Institute for Nuclear Technology Research (MINT)
フィリピン(THE PHILIPPINES)
Ms. ロドラ・レオーニン Ms. Rhodra R.Leonin
フィリピン原子力研究所(PNRI)
情報サービス課長
Head, Nuclear Information Unit
Philippine Nuclear Research Institute (PNRI)

ベトナム(VIETNAM)

Ms. ダン・チー・ホン Ms. Dang Thi Hong
ベトナム原子力委員会(VAEC)
国際関係・企画部 主任
Senior Expert, Department of International Relations and Planning
Vietnam Atomic Energy Commission (VAEC)

○ ホスト国

タイ(THAILAND)
Mr. パトム・ヤムケ Mr. Pathom Yamkate
タイ原子力庁(OAP)長官
FNCAタイコーディネーター
Secretary General
Office of Atoms for Peace (OAP)
FNCA Coordinator of Thailand

Mr. ビダヤ・ラジャタティボディ Mr. Vidhaya Rajatatibodee
タイ原子力庁(OAP)
原子力関係部 部長
Head, Public Relations Section
Office of Atoms for Peace (OAP)

Ms. ケバロン・ヌクルキジ Ms. Ketvarong Nukulkij
タイ原子力庁(OAP)
広報担当官
Dissemination Administrative Officer 
Office of Atoms for Peace (OAP)


○ 日本人参加者

日 本(JAPAN)
Dr. 田中 靖政 Dr. Yasumasa TANAKA
学習院大学名誉教授
Professor Emeritus, Gakushuin University

Mr. 久保 稔 Mr. Minoru KUBO
核燃料サイクル開発機構 広報部長
Director, Public Relations Division
Japan Nuclear Cycle Development Institute

Ms. 清水 美和子 Ms. Miwako SHIMIZU
文部科学省 研究開発局 原子力課 (国際協力担当)調査員
Special Staff (in charge of International Cooperation)
Atomic Energy Division, Research and Development Bureau
Ministry of Education, Culture, Sports, Science and Technology (MEXT)

Mr. 南條 浩久 Mr. Hirohisa NANJO
核燃料サイクル開発機構 
広報部
Public Relations Division
Japan Nuclear Cycle Development Institute

Mr. 中杉 秀夫 Mr. Hideo NAKASUGI
社団法人日本原子力産業会議 アジア協力センター
マネージャー
General Manager
Asia Cooperation Center (ACC), Japan Atomic Industrial Forum, Inc. (JAIF)

Mr. 江尻 寿延 Mr. Toshinobu EJIRI
社団法人日本原子力産業会議 アジア協力センター
Asia Cooperation Center (ACC), Japan Atomic Industrial Forum, Inc. (JAIF)


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