FNCA


FNCA Coordinators

image

コーディネーター紹介

コーディネーター会合
第2回
概要
行動計画
管理と運営
スケジュール
第24回
第23回
第22回
第21回
第20回
第19回
第18回
第17回
第16回
第15回
第14回
第13回
第12回
第11回
第10回
第9回
第8回
第7回
第6回
第5回
第4回
第3回
第2回
第1回


第2回 コーディネーター会合

2001年3月14〜16日 東京



行動計画
7分野のプロジェクト

1. 研究炉の利用
a. 天然ゴムと1ないし2のポリマーから誘導される熱可塑性弾性体の特性を研究する小角中性子散乱プロジェクトを2001年に開始することが支持された。プロジェクト・リーダーの次回会合は2004年に開催される。
b. 中性子放射化分析プロジェクトの提案は、RCAの成果をできる限り取り入れる形で、RCA環境プロジェクトの補足となるよう修正すべきである。中性子放射化分析プロジェクトは、(a) 多くの環境試料を分析するのに有用な解析ツールとしてのKo法の確立、および (b) 環境政策に関わる当局との連繋の強化、および (c) 将来のKo法適用に備え適切な数のモニタリング・ステーションを持つことの奨励、に焦点を絞るべきである。
c. テクネチウム (Tc-99m) ジェネレーター・プロジェクトは、中国、インドネシア、韓国、マレーシア、フィリピン、タイおよびベトナムを含め、大多数のFNCA 諸国により支持された。
d. ある国々は、中国によるボロン中性子捕獲療法 (BNCT) の提案に対し、この技術が、脳腫瘍および皮膚がんの治療の効果的な方法として実証されたものではないという理由から保留を表明した。FNCA としては、BNCTに関する最新の情報を収集するため、当該の専門家による小さなワークショップを開催する可能性がある。その参加者は、現在ないしは近い将来、BNCTのため使用することのできる原子炉を保有する国に限定すべきである。
2. アイソトープ・放射線の農業利用
a. イネおよびコーリャンの突然変異育種は、今後の活動で優先順位の高い項目として強く支持された。この中で、イネに関するプログラムは、RCAを補完するものであることが指摘された。プロジェクトの策定を含め、技術的詳細は、次回のワークショップで討議すべきである。
b. 大多数の国々は、1995年に終了したバイオ肥料に関するRCAプロジェクトの補完であるということを条件にバイオ肥料プロジェクトを支持する。これに関して、適切な根粒バクテリア種の選択に重点を置く。ここでは、豆類穀物、飼料用豆類、イネ、プランテーション用の被覆作物等、農業におけるバイオ肥料の拡大使用に焦点を絞る。環境上および経済上の利点という観点から、原子力技術は主要な技術コンポーネントである。IAEAの報告書によれば、タイはFNCA 諸国のうち、バイオ肥料を広範に使用している唯一の国である。最初のプロジェクト会合時、さらに討議し、プロジェクトのスコープを作成するため、参加国から、バイオ肥料利用の現状が報告されるべきである。
3. アイソトープ・放射線の医学利用
a. 子宮頚がんの放射線治療に関するプロジェクトは継続し、プロトコルを普及させていく。
b. 中国およびフィリピンからラジオイムノ検出および治療が提案された。次回のワークショップ時に肝がんおよび乳がんの治療および診断に関するすべての核医学実践について討議する。
4. 原子力広報
a. FNCA 諸国は、各国の広報戦略を共有し、効果の評価尺度を提案することが奨励される。プロジェクト・リーダー会合では、各国のニーズに対しての具体的な支援活動が検討されるべきである。
b. プロジェクト・リーダー会合は、討議すべき1、2の特定の主題を持つべきであることも提案された。例えば、必要のある国における広報担当官のための世論調査の手法の訓練である。
c. 各国の様々な文化における、原子力関連広報の有効性に影響を与える要素を明らかにすることも必要である。
5. 放射性廃棄物管理
a. 使用済放射線源のより安全な管理の強化に関するプロジェクトの提案は、支持された。ただしRCAおよび他のIAEAの活動と緊密な連絡を図っていくべきことに留意する。フィリピンおよびタイがボランタリー国となる。
b. 放射性廃棄物管理についての統合報告書 (ハンドブック) の作成も支持された。
6. 原子力安全文化
a. このプロジェクトは、FNCA 諸国が積極的に参加することで、強く支持され継続される。
b. 本会合は、コーディネーターが自国の当局に対し、(a) 原子力安全条約をできるだけ早く締結ないし批准し、また、(b) 安全文化の慣行に関する国の計画を強力に支持するよう、促すことを奨励する。
7. 人材養成
a. 活動の焦点を、原子力安全、特に放射線安全および廃棄物管理の安全の拡充のための人材養成戦略活動に絞るよう、コメントがなされた。
b. インドネシアから提案されたアジア原子力科学技術研究所 (AINST) について、多くの意見があった。しかしながら、この概念に関するフィージビリティ・スタディは、既存の、センター・オブ・エクサレンス(COE)の利用を含め、幾つかの可能な選択肢を見出すため実施することが支持された。
新規プロジェクト
1. 原子力エネルギーおよび持続的な開発

 このプロジェクトは、インドネシアから提案されたものであり、フィリピン、タイおよびベトナムを含め数カ国により支持された。このプロジェクトの重要性は、本会合で充分認識された。しかしながら、この提案の特定の活動は、原子力発電に関する比較調査を行っているIAEAの広範な活動を補完する作業計画とすることを含め、更に明確に規定されるべきである。インドネシアは、更に活動および作業計画を具体化した説明をできる限り早急に作成し、FNCA 諸国に回付する。この提案は、第2回FNCA本会合で更に討議する。
2. 電子線加速器 (EB) の利用

 日本およびベトナムから提案されたこの計画は、大多数のFNCA 諸国から支持された。ベトナムは、資金的な問題があり、加速器を設置する立場にない。実証技術に関わるワーク・ショップを日本で既存の施設を用いて開催することが可能である。日本のEBシステムを、実証プラントとして賃貸ベースでFNCA 諸国が使用できるようにし得るのではないかという示唆があった。FNCA 諸国の機器を利用し低コストのEBシステムの設計および組立てを行い、FNCA 諸国間の専門知識を利用してコストを低減することも提案された。
3. 原子力技術および環境の持続可能な開発

 中国から提案されたこのプロジェクトは、広範な活動をカバーしている。しかしながら、中国は、このプロジェクトを日本およびベトナムから提案されたような新しいバイオ肥料の開発利用プロジェクトを通して実施してもよいことを提案した。これは、土壌の劣化を防止することに寄与するものである。



page top↑