第3回FNCA本会合プログラム |
主 催 |
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韓国科学技術部、日本原子力委員会 |
後 援 |
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日本文部科学省、韓国原子力研究所、韓国原子力
安全技術院、原子力病院、韓国水力・原子力発電 |
協 力 |
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(社)日本原子力産業会議 |
日 程 |
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10月30(水)〜31日(木) |
場 所 |
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COEX、ASEMホール(韓国・ソウル) |
基 調
テーマ |
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「次世代のための原子力」 |
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●10月30日
上級行政官会合(SOM) |
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●10月31日
大臣級会合(MM) |
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<開催セッション 報 告> |
FNCA活動の進展とSOMからの報告 |
<セッション1> |
カントリーレポート発表 |
細田博之科学技術政策担当大臣主催午餐会 |
<特別講演> |
パートナーシップと技術の統合による人類福祉の改善 |
<セッション2> |
円卓討議(1):原子力における人材養成戦略 |
円卓討議(2):持続可能な発展と原子力エネルギー |
<閉会セッション> |
韓国科学技術部と日本原子力委員会共催レセプション |
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第3回FNCA本会合の会場
となった国際会議場COEX |
第3回アジア原子力協力フォーラム(FNCA)本会合が10月30日(水)、31日(木)の両日、韓国・ソウルの国際会議場COEXのASMEホールで開催されました。海外での開催は、第1回のタイ・バンコク(2000年11月)に続き2回目。
第3回FNCA本会合は、準備会合である上級行政官会合(SOM)と中心となる大臣級会合(MM)から成り、FNCA参加9ヶ国の代表が参加。「次世代のための原子力」を基調テーマとし、各国からの報告と「持続可能な発展と原子力エネルギー」や「人材養成戦略」をトピックスとした討議が行われました。
FNCA本会合は、FNCA参加国の原子力科学技術を担当する大臣級の代表が参加し、FNCA枠組み下での協力プロジェクトの推進や原子力科学技術の平和利用に関するアジア地域協力の拡充など原子力政策全般に関わる討議を行うもので、FNCAの最高意思決定機関です。 |
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韓国で開催された第3回アジア
原子力協力フォーラム本会合 |
アジア諸国では、中長期的に経済成長と人口増加に伴うエネルギー、食糧、資源の需要が急速に増大すると見込まれており、クリーンかつ安定したエネルギーの供給が可能な原子力発電に対する期待が高まっています。
さらにアジア諸国では、医療、農業、産業分野でのラジオアイソトープ・放射線利用が、生活の質的向上(クオリティ・オブ・ライフ)に寄与できる余地はまだ大きいといえます。
こうした観点をふまえ、今回の第3回本会合の円卓討議では、地球環境に対する関心の高まりを背景に、原子力発電による気候変動問題対策への寄与や農業への原子力科学技術利用など、持続可能な開発において原子力が果すべき役割やそれらのアジア諸国における利用に不可欠である人材養成問題など、原子力政策上の重要課題についての議論が行われました。
さらに、2002年3月に東京で開催された第3回FNCAコーディネーター会合で合意した(1)低エネルギー電子加速器、(2)核医学診断で用いられるテクニテウム99mジェネレーター製造、(3)バイオ肥料を含め、現行の8分野11テーマのFNCAプロジェクトの活動が承認されました。 |