第7回 大臣級会合
第7回FNCA大臣級会合決議(原産仮訳)
2006年11月27日
2006年11月27日、マレーシア国パハン州クアンタンで開催された第7回アジア原子力協力フォーラム ( FNCA ) 大臣級会合は、
- 「アジアの持続的発展における原子力エネルギーの役割」に関する第2回パネルの報告を受け、第2フェーズの活動として、日本政府を事務局に、下記の分野を中心的な検討テーマとして、新たに「アジアの原子力エネルギー分野における協力のための検討パネル」を設置することに合意した。
- 経済性分析と資金調達計画
- 平和利用のための原子力発電技術へのアクセス
- 人材養成
- 原子力安全、セキュリティ、および保障措置システム
- 公衆およびその他のステークホルダーによる原子力発電所の受容
- 原子力発電所のメンテナンスおよび低レベル放射性廃棄物管理などの支援システム
- また、「アジアの持続的発展における原子力エネルギーの役割」に関する第2回パネルの提案を受け、グループとして、国連気候変動枠組条約 ( UNFCCC ) 締約国会議 ( COP ) に対し、原子力発電を京都議定書のクリーン開発メカニズム ( CDM ) に含めるよう訴えていくことを合意した。
- また、アジア原子力教育訓練プログラム ( ANTEP ) のニーズとプログラムに関する第2回調査で49のマッチング・ケースが見出された結果を受けて、特に、訓練プログラムを提供する国と訓練員を派遣する国との間で二国間協議を通じ、プログラムを実施していくことを合意した。
- また、原子力発電の受容のための広報活動に関するFNCAメンバー国間の経験の蓄積の有効性を考慮して、透明性、メディア・コミュニケーション、教育、地域開発、および価値の提案を含む広報活動の重要要素に重点を置き、それぞれの経験に基づく情報を共有することを合意した。さらに
- 最後に、第 8 回大臣級会合は 2007 年、東京開催、第 9 回大臣級会合は 2008 年、フィリピンで開催することを合意した。
以上
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